ネットアニメの感想をここに記すのも、ちょっとどうかな、と思ったのですが、あまりに良かったので、一応。
公開には期間制限があるみたいですが、とりあえず、いまのところここが公開もと。まんまニコニコですが。(笑)
もう第1話から長所と短所がギュッと詰まった濃密な10分アニメなんですが、原作からして短いページ数にいろんなものをつめこんだごった煮的コミックですので、むしろうまく整理されて良かったかな、という感じ。
ということで、いろいろ思ったことを記録しておきます。
・作画がきれい
まずこれ、かな。
10分という尺の短さとか、中間搾取をあまりこうむらない制作メリットが出たのか、とにかく最後まできれいなキャラ絵の連続で、ほとんどヌケやポカのない展開。
しかも、モブにどこかで見たことがあるようなキャラをそれとなくはさんだり(この辺つっこみ的なコメント指摘されているので、あまり深く言及しませんが)、いい意味でカオスしてます。
・整理されたストーリィ
これでもいいかげん濃い展開でしたけど、原作のドロドロ濃密度を思うと、かなりすっきりと整理されたように思います。
たとえてみれば、チャンピオンREDから週刊マガジンになった、って感じかなぁ。
ただ、しっとさんについては、正直チャムピオン連載より、同人で出してたプリキュア・パロの方が好きではあったんですが。(笑)
もちろん、本作も、数ある萌系少年マンガの中では格段に好きな方ではあるんですけどね。
・舞太はまだだ(^_^;
予定されてるCVの中では、門脇さんが一番期待だったんですが、第1話ではまだのもよう。
・字幕が見辛い
CVのあたりはまだしも、原画スタッフとかになると、やっぱりちょっと見づらいです。
この辺、ニコニコ公開の足かせなのかなぁ。。。
・主役が棒読み
これもかなりの予想はしてましたが、コメントでみんなつっこんでくれてるので、そんなにストレスはたまらないかなぁ。
声優ファンとかではないので、こういうのにはそれほど耐性ついてないです。(^_^;
・主役の妹も棒読み
誰かわからなかったので、調べてみると、まだ14くらいなんですね、中の人。
それじゃあ仕方ないか・・・。
南極かえでって、最初から出てなかったように思うのですが・・・。
後から小出しにいくより、一気に詰めていこう、ということですね。
でも20話以上の予定なんだよなぁ、たしか。(^_^;
・択捉鯨はそこそこ良かった
主役が棒読みすぎるので、相対的、ってわけでもないでしょうけど、鯨ちゃんの伊瀬茉莉也さんがそこそこ良かった。
林檎、うらら、桃香と、少しずつ上達してくれている感じかな。
あと、月島小恋がクリオネやってたのがなかなかよろしゅうございました。
・大物がライバル
この後、野川さくらさんが「シャー・チー」役で、門脇舞衣さんが「マリー・チュパカブラ・W・ホワイトベア」役で出られる予定。それにしてもこのお2人、なにげに濃いアニメの出演が多いですね。
・原作者、選挙に乱入
しっとさん・・・(^_^;
・OPED戦略
公式サイトの告知ページみたいなのがアップされてて、皆でOP作ってくれー、という、なんかもうひっくりかえるような文面があがってたのですが・・・、ある意味、これが最強だったかも。(笑)
投稿規定がニコニコになってる、っていうことは、ニコニコにアップしろ、ってことですかね。
もう少し若かったらチャレンジしてみるんだけど、さすがにそこまで時間とれません。
とにかく面白かったし、ネットでニヤニヤしながら見るにはすばらしい素材です。
これでもし、ソフトの値段が下げられるようなら、購入してもいいかなぁ、とは思ってます。
毎回必ず見るそ。(笑)
途中の話が省略されてるので、なんで不参加に至ったのか、さっぱりわからないのですが、そういった筋の一貫性というよりも、状況ドラマという側面が際立っていたので、わからないなりに見入ってしまいました。
何より、今までのドタバタ調から、えらくしんみりとした情景だったのが印象的でした。
で、初登場・・・だと思われる保険医? ・・・しゃべらなかったからよくわからんかったのですが、会長とのやりとりから察するに、既にシリーズ中では登場していたと思しきムードでした。

ただ、肌の浅黒さとかも含めて、ちょっと人間ばなれしてましたが。(^_^;
普通に宇宙人とかが出てくるので、ジンガイの可能性も高いのでしょう。
千尋の両親の墓参り・・・の前に、千尋の姉、眼鏡の着脱で人格の変わる姉・忍とのやりとりがあるのですが、結婚目前で、この墓参りの後で、プロポーズされてると思しきシーンもありました。相手・・・鏑木先生なんですね、これもちょこっとしか出てこなかったからわかんなかったですが。
そして墓参り。なぜかそこに律子・キューベル・ケッテンクラート会長兼幼なじみで結婚の約束ががが。

回想の幼・律子。一籤目でも出てきましたけど、萌え。
もっとも、後に、きみきみの幼女、という最少兵器幼女みたいなのが出てきますので、ここで萌えつきてしまってはいかんのですが。
説得にまわるけど、うまくいかない千尋。
時乃の元には、これも一籤目以来の(シリーズ中では何度も出てることになってるんでしょうけど)れんこんこと、蓮子ちゃんの、ツンデレ風味涙の説得。

大谷さんがうますぎるので、このルックスですが、けっこうホロリとしてしまいました。(^_^;
いづみのところへ行くも、剣もホロロ。
でも、断ってはいるんだけど、けっこう、心の中になにかしこりが残っているような表情。
ここいらへんの横手脚本、さすがです。
そして、最終兵器幼女・小雪。

「お姉ちゃん、我慢してる・・・。」
「我慢なんかしてないよ」
「でも、お姉ちゃんの顔、恐い・・・。」
中の人がこやまきみこで、田村ゆかりんの小牧の妹で、この後、抱きしめシーンがあるわで、もう、たまりまへん。
省略されてるから、前後関係というか、コンテクストというか脈絡というかが、さっぱりわからないのですが、わけのわからない萌えで、またもやホロリ。
・・・今回も濃いです。
雪の中で、合流する4人。
時乃「そこから何が見えますか」
千尋「今まで見たことのなかったものが見えます」
・・・いいねぇ。こういう切り替えし、とっさにはなかなか出てこないものなんですが。
天然少女に見えた時乃が、絆を自覚した、なんかそんな感じのヒトコマでした。
そして「会長」の顔に戻った律子が、宣言して終了。

・・・実は最終回だと思ってたので、少し驚きました。
まぁ、2クールなら26話、はデフォなんですが、最近2クールで25話とか24話なんてのもたまにあったりするので、勘違いしてました。
・・・もっとも、その最終回・第二十六籤目、というのは存在しないんですけどね。
前回の感想でも書きましたけど、現実にこれをシリーズ化するのは難しいでしょうけど、シリーズ化されたものを見たくなってしまう内容でした。
声優もなにげに豪華でしたしね。

[第2話なんだけど、第21話な総集編仕様。千尋達はおそば屋さんで、今までの戦いを振り返るのだった。]
濃すぎ。(笑)
総集編仕様なんだけど、もちろん、本編というか、本シリーズは制作されていないので、戦いのガイダンス、という形になっているのですけど、バンクじゃないので、見所のエッセンス状態になってて、濃すぎです。
第1話でも、いいかげん情報量つまりすぎでしたのに、こういうことやると、とんでもない密度に仕上がっています。
まずそば屋での回顧、という体裁。

たぶん、本当に作られてたとすると、ここいらはオリジナルだったんでしょうね。
で、第1戦がHP対決。
いつの世も、エロースが人気のパロメーターっていうことですなぁ。(^_^;
第2戦も、熱さがまんくらべ、だったので、実質同じ。

ここの一部は、げんしけんでも使われてましたね。
それにしても小牧、水着になってもマフラーはしっかりしてるし、って、なんかすごいです。
たぶん、ちゃんと作られてたら、小牧のエピソードに一番萌え要素がつまってそうですね。
続いてサバゲー。

これも、画面的な色気には乏しかったけど、結局色気で勝っちゃう、っていうわけなんで、くじアンの方向性が垣間見えるようでした。
ダンジョン対決。
これは本編でやるとすれば、1話ではなく、2~3話かけてほしいところですね。
これだけで十分話しとして成立してる、っていうか、見られる、っていうのもすごかったですが。
あと、ラーメンにしぼりつけるニンニクの描写が・・・。(^_^;
カラオケ対決。
おっさん声の時乃に爆笑。

音波攻撃は、1回限りなら見ていて面白いんですが、たたみかけられると、破壊力が強すぎて、画面のこっち側も逃げ出したくなります。
なぞの宇宙人との水泳対決。

一瞬、プールが黄色に染まるのかと思ってしまいましたが、さすがにそれはなかったようです。(爆)
・・・しかし、お下劣な戦いでした。面白かったけど。
とまぁ、いろいろあって、会長、副会長の密談(?)をもって幕。

生徒会室に忍び込んだ謎の人物とか、しかけどころも多いし、ここだけ見てると、その情報量に圧倒されます。
現実化したら、この密度の維持は困難なんでしょうなぁ。
第1話でもそこそこ目立ってたんですが、この豪華すぎる声優陣も、強烈です。
今回出てこなかったなー、と思った、蓮子さん、次回予告で声だけだったんですが、大谷さん、こういうのもうまいですね。ツボどころをしっかり抑えてる、っていうか。
たぶん、実際に全シリーズ制作してしまったら、手抜きしやすいキャラと美術なんで、外注とかが来て悲惨なことになるかもしけれませんけど、「このスタッフでちゃんとやってほしいなー」と思わせるものは十分ありますね。
いや、そこまでしなくても、独立したOVA作品としても、かなり面白かったんではないでしょうか。
ゲキガンガーみたいな例もあることですし。

[あらゆることがくじびきで決められる立橋院高校に進学した榎本千尋は、図書館でキノコ狂の不思議系少女・時乃と出会う。そして入学早々に行われたくじびきにより、偶然時乃と同じユニットとなり、生徒会執行部の座をかけてともに戦っていく仲間となった。第1戦は料理対決。上石神井蓮子率いるチームとの初戦。会長視察の下、キノコ素材による対決が始まった。]
発売当時、史上一番高いOVA、なんて言われてましたけど(げんしけん全巻購入特典なので、げんしけんを全巻買わないと見れない)、キッズでやってたので、感想ダラダラ残しておきます。
まず、冒頭、げんしけん本編でも映ってた、冒頭の、律子幼女時代。

そしてサブタイが来て、榎本姉弟、なんですが、眼鏡の着脱で人格の変わる数学教師の姉・忍。
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変わりすぎです。(笑)
今回、と言っても、制作されてるのは、この第1話と、21,25話だけなんですが、今回はほとんどここだけ。
そして生徒会長の登場。

律子・キューベル・ケッテンクラート。ドイツ人とのハーフ、と聞いて、千尋くん、ピーンと来てしまいます。
しかし、ここではまだ律子の顔は見えません。
続いて、もう一人のヒロイン、秋山時乃。
無類のキノコ好き、というすごい設定。(^_^;

そしてその他、ユニットを組む仲間達。女の子ばっかし、というのが嬉しい配慮です。(笑)
まず、女子高生・雀士、橘いづみ。

貧困家庭、家事万能、成績優秀、という属性がいっぱいの謎のマフラー少女・朝霧小牧。

対するは、時乃と幼稚園からの因縁がある、上石神井蓮子と、そのシモペ格・山田薫子、他男子2名。(笑)
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たちまち始まるお料理対決。
もう設定を把握してないとナニがなんだかさっぱりこんの、怒涛の展開。
情報量つめこみすぎなんですが、そこがまた心地良かったりするわけですな。
途中、時乃がお口をアーンして、キノコを頬ばりかける、サーヴィスシーンなんだかよくわからない演出とかをはさみつつ、千尋クンのチームの判定勝ち。
そして、千尋くんは、判定を下した会長のもとへ。そこで、律子の素顔が現れて、幕。

まぁ、げんしけんのファンサーヴィス・アニメという視点から作られたものですが、十分、鑑賞に耐えられる良作だと思います。
八雲剣豪氏のデザインがすごく個性的なので、これが受け入れられるかどうか、ってところもあるのですが、私は、こういう方向でデフォルメの効いた絵ってかなり好きなので、たいへん楽しく見させていただきました。
さて、次回、と、言ってももう今日ですが、第21籤目の大総集編ですね。
初回のエントリなんで、ちょっとおとなしめに。