最終回・・・ということで、やはり雑誌連載とリンクしていました。
鮮やかな幕引きです。
雑誌連載の「寿引退」とか「分かれるのがつらくて灯里の昇格を遅らせていた」とかっていうくだりをはじめてみたときは、この閉め方はちょっとどうなんかなぁ、という気がかなりしましたが、アニメの映像の中で、アリシアの残る思いの切なさ、前へ踏み出す大切さ、なんかを見てますと、これはこれでうまくしめたなぁ、という気分になれました。
つうか、今となっては、これ以外の幕引きはもうありえないくらい、しっくりときますね。
そてアニメではラストにさらに嬉しいおまけをつけてくれまして、たった一人になってしまった灯里の元へ、アイちゃんが新しいウンディーネ候補としてやってきました、というしめくくりでした。
成長した灯里も、この物語軸としての可憐な成長でしたし、制服を着たアイちゃんも見れましたし、まさに有終の美、だったと思います。
アリシアから灯里へ、渡されるオール、渡される心。

「灯里ちゃんのアリアカンパニー」その言葉の重さと強さ、しっかりと胸に刻み込まれていきました。
アリシアさんとの、仕事の日々。

そして涙。

別に死別するわけではないのですが、別離の詩情、という見せ方は良かったですね。
いままで普通の生活空間だったのが、とたんに広く感じてしまう、その気持ち。
周辺人物達の群像もいくつか見せてくれてましたけど・・・動きが大きかったのは、アテナのオペラ歌手転進かな。
藍華は実務舞台としての仕事も増えてきますから・・・ナンバーワン・プリマ、晃のライバルは、アリスと灯里、という図式になるのかな。
その成長した灯里の姿。
仕草がだんだんとアリシアに似てきましたけど、灯里らしいとぼけたところも残ってて、よくわかる「成長の姿」でした。

それにしても嬉しかったのが、アイちやんがアリア・カンパニーにやってきた姿を最後に入れてくれたことですかね。

エプロン姿だったり、灯里にじっと見つめられて赤面してしまったり。
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可愛い姿がこうして受け継がれていく、なんか見ているだけで永遠の幸せ感覚にひたれそうです。
こういうしめくくりですので、今回をもってシリーズとしても最後でしょうけど、いい叙景詩をありがとう、という気持ちです。
振り返ってみると、好みという点では、ケットシーによる幻想世界がきらめくように現れた第2シリーズが一番好きでしたけど、この成長していく姿をしっかりと描いてくれた第3シリーズもなかなかに捨てがたいですね。もちろん第1シリーズも良かったですし。
色恋ざたが、ほとんどアル君と藍華の話くらいしかなくて、他は淡々と少女達の希望と夢、生き方を描いてくれてましたし、その意味でも貴重だったと思います。
男性視点でストーリィが練られると、どうしても「妙齢の少女は恋をしなくてはならない、男性にひかれなければならない」みたいなキャラ造形になることが多いので、本作のような、客体でありつつ、叙景でもある、という見せ方はたいへん面白く、かつ個性的でもあったところです。
ともかく、穏やかな、心温まる物語を長い間、ありがとうございました。
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最終回、連動してるんですかね、連載と。
なんかそんな感じを抱かせる展開、ラストシーンでしたけど・・・。
灯里単体にスポットがあたったのって、なんか久しぶりでしたので、灯里の天然的可愛いらしさが堪能できました。
ただ、藍華の昇格試験は、1本ちゃんととってほしかったかなぁ、という気がしないでもなかったです。
前回と、今回の晃と一緒に2人で泣き出してしまうところとかがそれにあたりますから、不足している、とかっていうのではまったくありませんが。
ただ2話に割れると、アニメの場合、絵のタッチが変わるんですよね、そういう点もあって、1話でしてほしかったかな、と。
その藍華。
単にプリマ昇格だけでなく、姫屋の後継者としての血筋、そして昇格と同時に新支店を任されるという重責。
飛び級昇格のアリスともども、なかなか波乱万丈の人生を送る2人。
それに対してのんびりムードだった灯里も、いよいよ昇格試験の日。
皆に伝えてしまって、そして暁さんがあの恥ずかしい応援をする、というあたり、なんとも少女マンガ的でしたが、ああいうこそばいような恥ずかしさもまた魅力、みたいなところもありますので、本作に関してはいい効果になってたかな。
試験の公平性とか、そういう点で考えたらどうなんかなぁ、という気がしなくもなかったですが。
そして予定調和のように、プリマ昇格。
そしてもたらされる、アリシアからの話、というところで幕、だったわけですが、あのアリシアさんの唇がアップになった描写で、やっぱり寿引退でしめるのかなぁ、という気がかなり・・・。
うのうすいピンクの唇は、いろんな示唆がこもっていそうでした。
次回、最終回。
どういう処理になるのかなぁ、かなり楽しみです。
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晃さんの、藍華用通り名考察、いろいろ出てきましたけど、その中にあった「さすがの姫子」・・・なんかどっかで聞いたことあるなぁ、と思ったら、そっか、藤原栄子さんの『うわさの姫子』と語感が似てたんですね。(^_^;
それはさておき、いよいよ藍華ちゃんも昇格試験。
前回のアル君との燃える恋心で、公私共にやる気十分です。
あれ?・・・ということは、最終回、原作の方の最終回もなんらかの形で反映させるのかな?
発表時期を考えると、ちょっとなさそうなんですが、しっかりとしたメディアミックス展開だったとしたら、ありえない間隔ではないですね。
やる気満点の藍華ちゃん、その中に、自分の過去の挫けそうになった弱い心、そういったものを見てしまいそうになっていた晃の心、うまくからめてくれてましたけど、お話としては、後半のアリスの寂寥感の方がグッときました。
それにしても、TVOでは、バンブレの次に引き続いてこのARIAですので、なんかタマちゃんがしゃべってるみたいな錯覚に陥りますね。(^_^;
電話をして、何度か逢いにいこう、とは思うものの、その理由が見つからず、ますます悶々としてしまうアリスちゃん。
「さみしいよー」
ここ、いろいろと感じるところでした。
友達って、別に会うのに理由はいらないし、それで多少の迷惑になったって、迷惑は感じない、あるいはそれを気楽に言い合える、そんなもんなんでしょうけど、今まで常に顔をあわせていたのに、とたんにその距離が遠くなると、今まで考えもしなかったことがいろいろと出てくるもの。
アリスちゃんの「理由がないから」というのは、藍華達にしてみれば「そんなのいらないじゃん」とことなんでしょうけど、年少で、離れている時間が長いアリスにとっては、そこまでふっきれないんでしょうね。
でも、最後にしっかりとおしかけてくれて、よかったね、アリスちゃん。
「嫉妬」よりも「やる気」が優先してしまう藍華、いつも現状の幸せの意味をしっかりと認識している灯里ちゃん。
しかも藍華には異性との恋の陰もチラついているのに、崩れない友情。
このホワホワ感、まさにヒーリング・アニメの本道を言っているようです。
次回最終回。
どういう形でしめてくれるのか、いい余韻を期待しています。
なんてエロい藍華なんだ。。。ちょびっと感動しますた。(笑)
つうか、こんなに胸あったっけ? すばらしい増量ぶりに加えて、この井戸の中のシチュエーション。
なんか、もうね、もうね。(^_^;
ということで、今回は藍華のすばらしい胸強調型私服に着目であります。
最初、3人で私服になったあたりから、ちょっとラインのくっきり出る服装には注目ではあったんですが・・・。

アル君を迎えに行く段階になって、はっきりとそれがわかるようになりました。
つうか、デカすぎです。(^_^;

『Aria』の世界観というか、デザイン・コンセプトとしては、ウンディーネの流れるようにたおやかなヒップラインの曲線強調型制服に代表されるように、やわらかな女性性、みたいなところがあったように思うのですが、この藍華ちゃんの黒の上衣は、むしろポジティブな女性らしさが漂っていて、それまでとは少し違う印象ではありました。
もっとも、藍華の軽快さは存分に出てましたので、藍華らしさ、という点では申し分なかったんですけどね。
ただ、アル君篭絡の意図もかなりあったのかなぁ、っていう気はしますが。(笑)
でまぁ、ボディラインというか、えっちっちーな藍華乳も観賞価値が高かったんですが、それ以上に、この井戸に落ちてからの、藍華のくるくる変わる表情の可愛いこと可愛いこと。
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なんですか、この可愛いらしい生き物は。(^_^)
特にデレだしてからの赤面っぷりは、ちょっと異常なまでのあいくるしさで、もうテレビの前でこっちが転げ回ってしまうほどでした。
いやぁ、藍華、エロいよ可愛いよステキだよ。
閉鎖空間の中で、ますます近づく2人の物理的な距離。
アル君が2つの月の引力と遠心力を例にとって、遠ざかろうとする力と、ひきつけあう力について語ってましたが・・。
あれって、取り様によっては、藍華と恋仲になるのは嫌、軽い友達状態を続けましょう、という風にとれなくもなかったんですが・・・。
藍華はそんな風に感じてなかったようなので、別に良いんですけどね。
ともかく、密着してからの藍華の表情のまたすばらしいことといったら・・・。
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いやぁ、いいもの見せていただきました。
今回のARIAは、実に収穫が大きかったです。
前回、今回と、なんか神がかかってました。第8話で、かなりがっくり来たのですが、もうそんなこと、忘却のかなたです。
この2つのエピソードは、ちょっと脳がクラクラするほど感動しました。
もっとも、第9話の感動と、今回の感動は、かなりベクトルが違いますが。(笑)
井戸の中でも、胸を強調していた藍華さんを回顧して、終ります。

どういう終わり方にするんでしょうね、なんか噂では、原作連載と連動させる、みたいなことも聞いてるんですが、はてさて。
おお、今回、冒頭から絵がすごくキレイ・・・と思って、どっちかというと作画に注目しながら鑑賞していました。

ところがラストに来て、アリスちゃんの昇格試験でした、とわかる展開。
身震いするほど感激しました。
前回の少し後味の悪いエピソードの直後ということもありまして、前半の筋の方を割と軽く見ていただけに、その効果たるや絶大。
いやぁ、この第3期で一番感動させていただきました。ちょっとコトバも出ませんでしたよ。
原作のどのあたりかな、と思って調べてみたんですが・・・11巻?
そこまでまだ見てなかったんですが、それゆえにこの感動があった、というところもあったと思いますので、結果オーライということにしておきます。
偉いさん達がズラーと並んでて、アテナがかなり改まった表情になったあたりで、昇級試験の結果はかなり明瞭だったんですが、飛び級でのウンディーネ昇格・・・というのには驚かされましたし、劇的でもありました。
いやあ、すごいすごい。
筋の方に重点を置いて見ていれば、トンネルに入る前、同僚のメガネさんが「がんばって」と言ったあたりで気づくべきだったんでしょうけど・・・。(^_^;
それもこれも、ラストでの効果、という風に思って、いいように解釈しておきます。
最後の関門、歌。
「3大妖精セイレーンといわれる方の弟子なんです。」

アリスからアテナへの信頼と尊敬を込めたお返し。
まぁ、歌そのものは・・・でしたけど、筋の進行としては、すばらしい展開。
とにかく、2つめの手袋をとるシーンに目が釘付け。
良いシーン・・・月並みですが、そういうことばしか思いつきませんでした。
この明日を目指して日夜がんばる雛鳥達の物語、ここに来てその意義、そして設定の前提みたいなものにしっかりと立ち返ってきてくれたようでした。
一応、灯里と藍華は追い抜かれてしまったわけですが、それでも心から祝福してやれる友情、こんなところも良かったです。
以前、晃さんのエピソードがはさまれてただけに、一層そういう感を強くしますね。
いやぁ、いい作品、いいエピソードをすばらしい作画でありがとう、と言いたい心境です。
まだまだ続きますけど、ここで終ってもいいくらい、かな。
さらにすごいラストが予定されているような気もするのですが、予備知識を極力減らしてこの物語に酔わせてもらおうかな、と思っています。
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えーと・・・なんか素直に、アテナのいたずら、とは思えないんですが。(^_^;
「アテナ先輩のそういうところ、でっかい大嫌いです」とアリスちゃんは言ってましたけど、なんかアテナさんに、少し黒いものを見てしまったような気がするなぁ・・・。
あれを他愛のないいたずら、と認識してしまうアリシアも、ちょっと黒の共犯者、みたいな感覚になってしまいます。
前半の、わかっているのに、アテナを拒絶してしまう、頑ななアリス・・・っていうあたりまでは、アリスの側の物語として、うまく組み立てられてたと思うのですが、実はアテナの芝居でした、っていうくだりには、それほど共感できなかったです。
あれをアテナの稚戯・・・という解釈でもいいんでしょうけど、どうもしっくりしませんでした。
本心って言うのは、時に信頼している相手であっても隠しておきたい、っていうのはありますしね。
もちろん、アバンで語られていた、思い出のいる場所、としてのつながりとか、本心とか、そういう大切なことの再発見、というニュアンスはありましたし、その心のありよう、というのは伝わってはきましたけど、やはりアリスの涙まで誘ってのあの芝居はちょっと・・・というのが正直な気持ちです。
ただまぁ、シリーズの中の1挿話としてはありかな、とは思います。
準レギュラーの中で、一番の不思議ちゃんでもありますしね、アテナさん。
ただ、あのドジっ娘ぶりも、実は本性ではなかった、ととられかねない描写、っていうのは、なんか夢が壊れたような気がしなくもなかったり。(^_^;
つうことで、いつもみたいな手放しでよかった、とまでは言いきれない今回でしたが、アリスの心の軌跡としては、そこそこ楽しめたかな。
作画はいつも通りでしたし。
つうことで、今回は簡単ですが、この辺で。
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グランマが松尾佳子さん、ということは第1シリーズのときからかなり意識して拝聴させていただいてましたが、今回、そのグランマ・若き日の姿で、なんかもうひさしぶりに娘声を披露していただけました。
すみません、正直、ちょっとわからなかったです。(^_^;

松尾さんというと、耳に残るのは、次の3つ。
・ボッコちゃん@ジムボタン。
・神北恵子@ザンボット3。
・イザベラ・クロンカイト@ゴーショーグン。
・・・でなんといってもザンボット3の恵子ちゃんなんですが、今回の天地秋乃はそれともまた違う味わいで、感銘を受けました。
そんなグランマ・若き日の物語。
姫屋所属だったんですねー、藍華ちゃんや晃さんの大先輩でもあったわけですな。
しかし、悩んでるようには見えなかったんですが・・・。(^_^;
ともかくアリア社長とであって、ということでしたけど・・・アリア社長、いったいいまいくつですか?(笑)
さて、今回、もう一人のゲスト、アンナさん。
以前、第2期だったかで、アリシアさんがグランマ最後の弟子、みたいなことが言われてましたので、何人かいた先輩の一人、なんでしよう。

なんか『逮捕しちゃうぞ』にでも出てきそうなキャラでしたけど、こっちはショートカットがとってもさわやかな女性でした。
加えて、結婚して妊娠して、ボテ腹でレースを習いにいってたりしてと、けっこうエロティックな情景がはさまれてまして、これはこれでかなりの艶っ気でございました。
アリア・退社時の報告。

指に指輪が光り、お腹をさすってましたから、既にこの時点で結婚してて、アヒト君を宿していたようでしたけど、女っぽさが前面に出ておりました。
秋乃さんより、こっちの方が好み・・・かな。(笑)
そして先輩方から、「次は灯里のアリア・カンパニーになるといわれて、感激してしまう灯里、といったところでしめ。
お話は、本作としてはそこそこ起伏もあり、ゲストを2人もからませてくれたりと、けっこうサーヴィスの行き届いた、充実していた内容だったと思います。
次回、アテナとアリスちゃん。(^_^)
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ARIAらしい、あるいはアリシアさんらしい解決でしたけど・・・。
善意だけでできている水の惑星とはいえ、さすがに今回は、これでいいんかなぁ、という気がちょっとしてしまったところ。(^_^;
叱ることが成長を促すこともあれば、アリシアさんみたいに、正しい道を示してやるほうが効果的、というのもあるでしょう。
特に、アリア・カンパニーみたいな少人数のところではそういう目配りができるでしょうから、方法としてはなくもないと思いますけど・・・。
でもどこかひっかかるんですよねぇ、この善意の前提が。
これって、世俗の波に汚れてしまった、ってことなんかなぁ・・・、とちょっぴり切なくなってしまいました。(^_^;
作画的には、アリスちゃんにつっこまれて、思わずきょとんとするアリシアさんとか、ドジっていうより、注意力散漫すぎるだろ、のアテナさんのレアな表情がいろいろあって、楽しめました。
本筋の方で、やや違和感っぽいのがあっただけに、アリスとアテナの漫才みたいな買い食い風景は、楽しかったです。
これがもっと限定された小さな社会単位でしたら、アリシアさんの「そっちじゃない」より「こっちこっち」の方が暖かくて効果的なんでしょう。
まぁ、この惑星自体もそういう社会単位とみれば、ある程度納得はできますけどね。
サブタイ「課外授業」は、お話をうまく補完してくれてます。
アリスの目を通して、ってことでしょうから。
ということで、今回、アリシアさんの奥深いポリシーを見せてもらったエピソードでした。
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なんか原作の方では、最終回を目前に控えて、アリシアの寿退社とか、意図的に灯里をシングルにしていたとか、すごい展開で、皆さん、ひきまっているようですが、そのラス前を見てから今回の第4話を見てますと、なんかいろんな妄想がでてきてとまりません。
灯里が実はすごい腕前なのに、プリマ昇格試験の話さえ来ない・・・なんかこの原作ラス前とぴったり符合するので困ってしまいます。もちろん黒い方で。(笑)
つうことで、あんまり冷静に見てられなかったのですが、新キャラさんもたくさん、でしたので、簡単に回想だけ残しておきます。
いつものメンバーではなく、新キャラを迎えての「明日を夢見る少女たちの語らい」の場。
いつもの情景主体の進行ではなく、倒れても失敗しても、また立ち上がって進んでいく、若い魂が描かれてました。
プリマ昇格試験に落ちた直後の杏。中の人は阿澄佳奈さん。
ドヨーンと落ち込んでいましたけど、実は彼女が一番前向きだった、ということでしょうか、結果から見ると。
容姿は灯里以上に子供っぽかったんですけどね。
プリマの道は選ばず、トラゲット専従として生きていこうとしているあゆみ。中の人は白石涼子さん。
逃げた結果なのかどうかまでは言及されてませんでしたけど、花形コースからそれて、実務の道を歩みだしている、そんな感じかな。
一番はっきりとものを言う少女でした。
そして、鼻眼鏡のアトラ。中の人は桑島法子さん。
一見一番大人びてて、しっかりものと思いきや、プリマ昇格試験に落ちたショックが癒えず、とまってしまっていた女の子でした。
でも灯里がいいこと言ってましたね、「チャレンジしたいときが真っ白なスタートだ」と。
なんとなく、『しゅごキャラ』で、あむちゃんがプラネタリウムで「おとなでも夢を見るの?」と言っていたエピソードを思い出してしまいました。
ということで、今回は人物の方にスポットがあてられていたせいか、比較的動きのある話でした。
それにしても、あの渡しのゴンドラ・・・。
手すりがないのに立って乗っている、ていうのは、見ていてかなり怖かったです。(^_^;
気象とかがちゃんと調節されている、といのは以前描かれてましたから問題はないんでしょうけど、それでもちょっと怖かったですね。
次回は再び3人組の話へ。
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ARIAシリーズ・第3期。
OVAとかもありましたので、TVシリーズ第3期というべきかもしれませんが、良作『スケッチブック』の後枠でスタート。
第3期ではあるんですが、前枠『スケッチブック』ともトーンが似ていて、スムーズにつながっている感じです。
シリーズとしても、メインスタッフはだいたい同じみたいですし、間をおいて進行しているシリーズ、といったところでしょうか、雰囲気は継承してくれてるように感じました。
第1話としては、筋らしい筋もなく(正確には動的な話ではなく、と言い換えるべきかな)メイン6人の少女たちと、アルくん達周辺キャラの紹介というか顔だしで終わったようでした。
たぶん今シリーズもこういうフィーリングでいってくれるんでしよう。
良いアニメですし、くつろいで見られる、という点では21世紀最強かもしれませんが、動きが少ないので感想を残しにくいことも少しあります。(笑)
というわけで、今回の感想は、ほこほこしたよー、またしばらくよろしく、てとこかな。(^_^)
今までのシリーズの中では、第2シリーズで灯里が不思議な空間に迷い込んでしまうときの、空間描写や色彩が好きでしたけど、今回はそういう方向にはいかないみたいかな、第1話を見た限りでは。
より、ヒューマンな方向へ行きそうなプリマ達の紹介でしたから。
今回の第1話に関しては、アリシア、晃、アテナの接客が語られてましたが、ストーリィ的なポイントでは、晃の対処方法がちょっと目をひくところでした。
すべて善意だけでできているようなネオ・ヴェネツィアですけど、困った客、というのは人の世ゆえに当然あることで、それに対してどういう対処をするか、ということ。
今までも部分的には語られてきましたけど、第1話からそういった人相手たちをにする描写を入れたことで、いつも能天気にガイドだけしてるんじゃないんだな、というのをちゃんと伝えてくれた、ように感じました。
ともすると、浮世離れした社会生活だけ、みたいに感じてしまうこともありましたからね。(^_^;
そして最後は、受け継がれていく気持ち、というところで幕。
第1期が13話、第2期が26話でしたけど、今回は何クールくらいやって楽しませてくれるんでしょうか。
楽しみにしています。
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