最終回。
作画がすごかったので、もうそれだけでお腹いっぱいでした。(^_^)
空の、最後まではっきりしないポエムな告白と別れでしたけど、心理的には真ヒロインはかおんとひみこかなぁ、とか思ってしまったり。
だって最後の「ひみこ、あなたの本当の名前を聞かせて」
「私の名前は・・・」で切るあたり、すっかり神無月の後日譚というか、転生譚というか、そういうつくりをしのばせてあったことは明らかで、神無月を楽しんだ人間は、まぁ、こっちをしつかり味わえ、と言われてているようで、悔しいけど、従っちゃうかなぁ。(笑)

さて、空の救出と消滅。

消滅までは、もうまんま神無月テイストで、かなり満足できました。
特に、やたらちゅっちゅっと繰り返した挙句、背中をむけあい、耐えられなくなた京四郎が振り向いて抱きしめようとするや、天使の羽だけが舞い散り消えてしまうシーンとか、語られていた内容が来世を暗示するものだったりとか、かなり良かったです。
「わたし、100人の王子様より京四郎さんの方が良いです」
前回からのつなぎですね。たった一人の人を思いつづける純情・・・だったんですが、突如襲う負の衝撃。

そして、消滅を知ることになる・・・わけですが、お約束とはいえ、消えるまでが長い長い。(^_^;
まぁ、消えた後の京四郎の抱きしめパントマイムを見てると、多少ギャグの部分を裏に潜ませてたようなところもあったんですが、「空」という女の子のキャラクターを存分に描出してくれてましたので、キャラアニメとして見れば、それはそれで満足のいくものだったかな、と思います。
ただ、あれだけ神無月テイストを持ち込んでくれてましたので、もう少しシリアス基調で、つまり寓意を秘めずにしめてくれても良かったかなぁ、っていう気も少しするところです。
一連の消滅までの空のキャラ絵は美しかったです。
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胸とか二の腕とかに、巨乳とかっていうのではない、ぷにぷにっとした肉付きが、たまらなくステキでした。(^_^;

後半、空消滅後は、いろいろと見ている人の趣味性によって評価が分かれるところでしょうけど、概ね良。
ただし、わたしも自分の趣味性を少しばかり書いておきます。
まず、せつなを従えて空を探しにでかける京四郎。
せつなには悲しい現実を伝え、空を見つけたときにはお払い箱、それでもついていくせつな。
決意も新たに髪を切り、ショートというか、ポニテみたいになってついていきます。

なんつうか、健気で可愛い。
いらんのなら、私にせつなをくれ!・・・って思っちゃいますよね。(^_^;
ただ、こういう無償の奉仕、っていうのは、ある意味男の理想みたいな側面もあるのかなぁ、と少し思ったりもしたところです。
そして、見つけた、ロリ化した空。(笑)

転生したらロリ化してる、っていうのは、なかなかすばらしいお約束ごとです。
無理やりハッピーエンドにもっていったみたいで、ちょっと不満な面もあったりはしますけどね。
このラストについてはいろいろと考えられるところで、たとえば、永遠に出会えることなく、とか、せつなとの間に生まれた娘が空とか(この際機械だからとかそういうことは無視)、そういうどこまでも続いていく世界を暗示しても良かったのですが、私の黒い脳は、旅を続けていっている間にせつなとのあいだにただれた関係になり、空に出会ったときには、心は空を求めているのに、カラダはせつなにしばりつけられてしまっている、っていう夢野久作チックなラストを期待してしまいます。
いや、美少女アニメの世界に夢野テイストを持ち込む必要は全然ないんですが。(爆)
まぁ、いろいろと別のラストを脳裏に描くことができますよね。(^_^;
あと、それ以外の人々。
こずえちゃんが映ってたのが嬉しかったですな。

ぎろちと一緒にいるにゃーの、のたるろって。

カズヤ兄さんが車椅子でワルテイシアにつき従われていたのは・・・痛々しいといえば痛々しいんですが、ほんとに痛々しいのは、兄弟の中で、一人だけ死んでしまったミカさんではないか、って気がしますけどね。
いろいろ余韻をこれでもか、ってくらいに残しながら幕を引きましたけど、とにかく作画のきれいな作品でした。
細かいところで若干の崩れはありましたけど、現行のテレビアニメの状況を考えれば、十分良作画の部類でしょう。
特にこの最終回は、現状で望みうる最高画質の一つではなかったか、と思います。
ただ、神無月と比べると、ロボットのデザインはこちらの方がよかったですが、物語性という点では神無月でしたね。
とはいえ、かなりの満足度でした。
神無月サーガとして、またこういうのが作られると嬉しいですね。
えーと、なんでワルテイシアが絶対天使のくびきを解いていったのか、今ひとつわかりづらかったですなぁ、っていうか、ワルテイシアって、カズヤ寄りじゃなかったんですかい?
個々のパーツは、それぞれの心情が、外の強制力と、内面からの力との均衡の中で語られていた描写が前回あったので、なんとなく力で屈服させられても心の中には愛しい人への情熱がたぎっている、ってことでわかるんですが、それをワルテイシアが聞き届けて解放する、っていう理屈づけがはっきりしません。
つまり、カズヤ寄りではあるけど、本質は同じ絶対天使だから、心底に眠る声に反応して、ってことなんでしょうか、うーむ、なんとなく筋として消化不良な気が・・・。
ただ、その不満はあるにせよ、個々のパーツが解放される、その思い人への情熱は劇的に描けてました・・・かな。
ご贔屓のかおんちゃん、ミカ様がいなくなったとたんの時を越えたラブ宣言、なんか素直には首肯できんものもありましたが、まぁ、神無月からの継承ということで良しとしましょう。(^_^;
ここは、したたかさと賢さ、ってことにしておきますので。
今回のかおんちゃんには、黒いところが少なかったので、こういうのでもいいかな、とちょっと思ってしまったり。
せつなは相変わらず報われない路線一直線なんですが、今回のワルテイシアの一貫していないように見える行動を見てますと、案外ラストで強烈な路線変更とかが用意されてんでしょうかね。
作画はかなり不統一で、これも個々として見てれば並かなぁ、ってとこではあったんですが、当然通して見てるわけですから、やや不満の残るデキ。
とまぁ、ラスト前で主力が時間をさけなかったからかもしれませんが、けっこうフラストのたまる構成でしたけど、それでもかなり見れたのは、空の独白と、カズヤの「ハレルヤ」があまりにばかばかしくてよかったから。(笑)
空の「人間でいたい」という以前のセリフ、そして今回の
「私、からっぽじゃなかったです。京四郎さんでいっぱいです。王子様だって、魂だってもう入らないのです。」
・・・っていうこの下りは、ジンガイマニアの心を揺さぶるものがありますなぁ。
大昔、ジンガイスキーが集まる某パソ通で、ジンガイ少女の何が心を打つのか、という、不毛を絵に描いたようなディカッションが何度も持たれたことがありまして、そのとき多かった意見が「人でない、ということを悩む姿」っていうものだったんですなぁ。
人として生きてきたのに、人でないことを知った衝撃、そして人になりたいと思いつつも、決してかなえられないその願い、それに慟哭する姿・・・。
全面的に賛同、とまではいきませんが、ジンガイスキーの心をかなりよく語ってくれていると思います。
それゆえ、あの最後のセリフは、とりわけ「魂までもいらない」と言ってしまうのは、けっこう心を打つのですなあ。
そこへ行くと、ジンガイでありながら、自分の感情を爆発させちゃうせつなとか、たるろって、なんてのは、まだまだジンガイ道からは遠いような気もしてしまうわけなのですよ。
もう一つ、今回のお笑い部門、カズヤ兄さんのハレルヤ。
ひみこが「天使のレクイエム!」と堤琴攻撃によるマナバスターをかますと、
「賛美歌だ! 祝いの歌だ! ハレルヤー!」とわけのわからん絶叫で対抗します。
カズヤ、あんたおもろすぎ。(爆)
あまりにアホなんで、ワラテイシアは理念とかなんとかより、これを見て解放しちゃったのかなぁ、とか思ってしまったほどです。
さて、次回、最終回。
今回がやや落ちてたので、次回の作画は戻ってくれていると思いますけど、ドラマの方はどうなんでしょうねぇ、ちょっと予想がつかんのですが。
今回も、「ベツレヘムの鐘は鳴り響き・・・」のカズヤ兄さんのいかれた言動テンコ盛りで、空のデムパぽえむって、巧みにこのスピリッツを継承していたんだねー、とか関心してしまうわけなのですが、ベツレヘムって・・・。(^_^;
で、よく聞いてみると、かなりムードでしゃべっているところがあるので、固有名詞の意味あいって、あんまり理解してないようですなぁ、カズヤ兄さん。
もちろん、言動もさることながら、右を向いたり左を向いたり、腕をあげたり堂々とフロに入ってきたりと、その行動もステキというかブチ切れてるので、まったく気にはならないんですけどね。
まぁ、視聴後にいろいろと思い返すと、変なセリフだったなぁ、ってことで。(^_^;
さて、そのフロに乱入されても文句言えない、ほとんどメカメイド状態の絶対天使の皆さん。
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今まで再三絶対天使の入浴シーンがあったので、もうほとんど感覚がマヒしてるんですが、えーと、一応カズヤ、男ですよね。(^_^;
人ではないとは言え、普通に入ってきて、確認している、っていうのも。
それにしても、もっちー天使が、緒方天使におさえられてる、っちゅーシチュには、なんかこみあげてくるものがあったりしますなぁ。(笑)
さて、ある意味、今回の主役だった、ソウジロウとひみこ。
ソウジロウは京四郎の元へ戦いの決意を告げに行き、さらにジン達の元へも行って、自身が元機動風紀総帥だったこととが語られ、さらに協力を得る代償として、そのポストへの復帰を誓ったりしてますが、これも後で考えてみると、「風紀の総帥」って、なんかすげー恐ろしい響きですなぁ。(^_^;
そして、ミカさま形見のチェロを抱いて、音波で戦うひみこちゃん。

ミカさまと違いそれほどの上背がないこともあって、チェロっていうよりほとんどコントラバスです。
しかも機械パーツみたいなのが覗いてるし、封印の印緘みたいなのがベタベタはりつけてるし、武器とはいえ、こんな薄気味の悪いもの、よく引っ張ってきましたなぁ。
ミカさまもそうでしたけど、音波攻撃の割には、四方への攻撃は苦手だったみたいです。
彼等に襲い掛かる、絶対天使の祖形とも言うべき、鋼鉄天使。
まじかるみらくるいまくる~、がやられキャラになっちゃってますよ。うーむ。(^_^;
デザインとか衣装とか設定そのものが全然違うので、こういうのも変ですが、千羽キャラと藤井キャラの違いと言いますか、もう名前しか共通項がないくらい違いますね。
いえ、どちらも大好きなんですけどね。(^_^;
今回は回収されて絶対天使達がカプセル様の装置に入れられるところまでですが、天使たちの記憶が戻ったり逆らえなかったりしているところがたいへんよろしい。
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神無月のことがなかったら、キャラとしては、せつなの健気さが引き立つところなんですが、やはり神無月体験しているものとしては、かおんちゃんのギリギリするところが胃の腑に応えるところでして、せつな、たるろってとエネルギードレインされてるのに、かおんちゃんだけされてない、っていうのは、なんか意図があるんかい?・・・と裏読みしてしまうところです。
まぁ、かおんとひみこのつながりって、時間や命さえも超越していることが神無月で語られてますからなぁ。
主人公・空は今回、前回のほとんど引き継ぎで、極めて影が薄かったわけですが、最後のあたりで、オンディーヌ状態からさめてきつつあるってことなんでしょうか。
そうすると、あのペンダント、せつな経由だし、いろいろ発展してくるんでしょう。
サブタイ『天使の牢獄』があのカプセルだとすると、それを打ち破るイベントが革命として出てくる、っていう暗示なんでしょうね。
はてさて、どうなりますか。
もうびっくり仰天の怒涛の展開。
カズヤの真意とか、京四郎との関係とか、絶対天使としての空の働きとか、存分に見せ付けてくれた好編。
事情説明、ってのはこういう風にやるべきだよなぁ、っていう見本のような一篇でありました。
けっこう高品質の画質だったにも関わらず、Bパート後半でやや乱れがあったのが残念ですが、全体としてはうまく仕上がっていたと思います。
エンドタイトルだけではちょっと判別し辛かったんですが、半島シフトが少し入ってたのかな・・・大陸シフトかもしれませんが。(^_^;
前半のポイントは、カズヤの大げさな身振り手振りと、空の覚醒。
「この人誰ですの?」っていう下りは、古くはジロドウのオンディーヌ(もちろんさらにその元ネタはフーケのウンディーネだったりするわけですが)以来の、人生をリセットする悲しさ、しかも当人にはわからず、それをとりまく人に伝わる手法ですが、なかなか良いタイミングで使われていたと思います。
そして語られる、ワルテイシアの過去と空のつながり。
なんつうか、わるきゅーれのネタを上手く取り込んでますねぇ、あれも確か、人間に魂を分け与えたために幼女体形になるっていう素晴らしいお話でしたし。
で、絶対天使が、それぞれ欠片に散っていたっていう話が出てきましたけど、バトルモードの途中で、腕だけとか、足だけとかしか描かれてなかったのはそういうことだったのですね。
加えて、脳になんかわいてるのか、と思われてた空の「拝啓、わたしの王子様」のポエムもしっかりと意味があって、カズヤと邂逅するためのキータームになってた、ってことで、もうみごとに乗せられたというか、やられた気分です。でもこういうやられ方っていうのは、けっう快感でありますな。
せつなの心を見事に見透かしていたのも見事なばかりで、結局はそこに到達していない京四郎との差、みたいなものも浮き彫りでした。
もっとも、この差は今後の展開で克服されていきそうではありますが。
ミカの元へ現れたカズヤを迎撃するミカ様なんですが、チェロを弾きながらの音波攻撃。
けっこう綺麗な絵で見ごたえありました。
なにげにミカ様っていいキャラですよね、後でみっともない懺悔してましたけど、いままで散々見せ付けてくれてた、Sの側面と、実は昔、ゆりんゆりんな関係だった女の子をカズヤに取られて汚されてしいました、っていう過去。
結局はカズヤに敗れてしまいますけど、怨念をヒミコに託す、っていうねちっこい終幕と、なかなかに見せてくれます。
マナバスターを託されたヒミコ、たるろってとともに、次回のメインですね。
珍しくおフロもなく、せつなの御奉仕もなかったですが、これだけつまってりゃ言うことないですな。
ワルテイシアが前面に踊り出てきて戦うさまが見られなかったので、今後はああいうスタイルに終始するんでしょうかね。
ああ、それにしても、かおんちゃんとひみこちゃんの行く末が気になりますのオ。

第7話の衝撃のラストを受けて、すっぽんぽんの空を拒絶する京四郎。
女の子にとっちゃ痛い展開・・・でしょうなぁ、男なので推測でしかありませんけど。(^_^;
これやると、よっぽど惚れられていても破局すると思うのですが、そうならないところが少女マンガの良いところ。
・・・少女マンガ、ではないかもしれませんが。(^_^;
まぁ、ともかく、最愛の京四郎に、肌を預けての求愛を一度は拒まれてしまって、絶望のズンドコの空、彷徨い歩いた挙句、ほとんど自殺同然といってもいい、時計塔からのダイブ。
運良く助けられたものの、肌を拒絶された京四郎だったのに、「好きだ」のコトバに許してしまいます。
うらやましすぎるぞ、コノヤロー、というとこだったんですが、せつなとの関係といいますか清算といいますか、そこら辺が残っているので、必ずしも羨ましいシチュばっかし、っていうわけでもないですかね、まぁ、それでもうらやましいですが。(笑)
さて、主軸たる京四郎-空の関係はどうやらある方向性を示しつつあるようですが、それ以外も着々と進行中で、今回はせつなさんのせつなさ炸裂。
「京四郎はそのほうがいいの?」・・・いつも悲しみをこらえたような問いかけでしたけど、今回のは、その後、清算しようとした京四郎への拒絶があっただけに、悲哀度抜群でございました。
松岡さん、うまいよねぇ、こういう機械的な音声の中に、ひっそりとした悲しみやら、押し殺した感情やらをこめているのって。
人ではない別の存在、壊されるさだめを背負いながら、そして道具としての命令を下す京四郎に対する、忠誠にも似た行動、その挙句に「好きな娘ができちゃったよ、人じゃなくてきみと同じ絶対天使だよ、だからもうおしまいね」なんて言われてしまうわけですから、そりゃうさすがに感情も爆発しようってもんです。
同じ絶対天使のたるろってやかおんを見てますと、感情のないロボット、ってわけでもないようですから、ロボットのように感情を抑えていたせつなさんの気持ちが、なおいっそう痛々しく引き立つところです。
ビッチで脳だけ人じゃない空も素晴らしいですが、悲劇のヒロインせつなさんも最高です。
そうなることをある程度予見しながら、清算にむかう京四郎に「指きりしませんか」なんて言ってしまう空の「イッちゃってる度」もなかなかに素晴らしく、もうラストに来て目が離せないといいますか、ひきつけられっぱなしですわ。
そして登場のワルテイシァとカズヤ兄さん。
このあたりはあまりにも予想通りの展開でしたけど、ワルテイシアの登場に、たるろって、かおん、ともに反応してましたから、一致協力してカズヤと対決・・・かなぁ、ちょっとそれもなさそうですが。
ともかく、関西の第9話は今夜なんで、ようやく追いつきました。
ワクワクしながら待ちたいと思います。(^_^)
既に第8話も終り、もうすぐ第9話の放映なんですが、この第7話があまりに素晴らしかったので、ほんの少しだけ記録しておきます。(笑)
アニメ史に残りそうな名シーンが後半に2つもあったのですが、その前の魚と戯れるタルロッテ。
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もっちーの「にゃーのにゃーの」がムダに可愛いこともあって、しばらく見ほれておりました。
一応、それを眺めるソウジロウ、っていう意味合いはあったんでしょうけど・・・、タルロッテの可愛いらしさを描く、っていうこと以外、対して意味のないシーンでした。いや、こういうムダは大好きなんで、どんどんやってほしい、っていうのは言うまでもないことなんですが。
そして、せつなさんとの、けっこう重要な対話のシーンとかを経て、問題の「大好き!」っていうシーン。
自分が剣になれない、力になれないと知って力を発動させる訓練みたいなのをするシーンだったんですが、ここのシーンが爆笑。
まずアキカンをターゲットにして、力を出そうといろんなポーズを出すんですが、そのときの掛け声が・・・。
好き! 好き! 好き! 好き!

大好きっ!

いやぁ、爆笑させていただきました。(^_^)
これ、関西の放映日を見ると、2月19日深夜(日付上では20日)だったんですなぁ。
入院してましたから、もうかなり経ってますが、やっぱりここは記録しておかないといけないように思ったので、すごく遅れましたけど、書き残しておかねばなりますまいと思った所存。
普通にしてれば、絶世の美少女なんですけどねぇ、空。

これだけでも相当だったんですが、その直後に、京四郎に逆夜這い。(笑)
たった一人で寝室に入った京四郎を狙って侵入し、衣服を脱ぎ、一糸まとわぬ姿となって京四郎の胸にとびこむところで次回。

入院中の録画で一気に見たんですが、これリアルタイムで見てたら、次が気になって、悶々としてしまったことでしょうなぁ。そういう意味では後で一気に見て、返ってよかったかも。
とにかくすばらしい回でした。
あー、作画、かなり微妙。
これもひまわり同様、元がいいのでそんなに破綻した、とまでは思いませんが、1話、2話に比べると明らかに落ちてます。
落ちることを予想していたからコンテで風呂を入れたのか、それとも風呂があるにも関わらず落ちたのか、そこいらへんはわかりませんが、第2話ほどの感動がなかったのも確かでござんした。
・・・それでも貼りますけどね。(笑)
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空の顔面に液体をぶっかけるシーンもあったんですが、やはり綺麗どころが二人で入浴して洗いっこする方が格段にいいです。
冒頭、なんか見たくないシャワーシーンもありましたけど、これて綺麗に払拭できました。
もっともコマ送りで見ると、中割にかなりひどいカットがあったりもしたので、今回に関しては通しで見たほうがよかったですな。
とはいっても、コンテが狙いまくりなのは明らかで、この宮さま再調整のシーン。
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川澄キャラをつるし上げて、下からでっかい木槌みたいなので、グワーングワーンと打ち付けるこのシーン。
川澄ヴォイスで悶絶声が入ってて、なかなかすばらしいシーンでした。あー、普通に燃えます。(^_^;
「少し休ませてから」という助言を無視して、
「この私の鍛えた業物が、その程度で刃こぼれなどするものか」・・・ステキです、ミカ様。
そのコトバを聞いて、悲しくてじっと唇をかむ、横に侍るひみこ。
これもいい演出です。
かおんは肉体を責め、ひみこは心を責める。
その責めに苦悶の表情を浮かべながらも、美しさは決して損なわない二人。ロマンですなぁ。(笑)
ミカ様の2人への愛は、らぷらぶちゅっちゅっしたい愛ではなく、美貌の肉体と気高き魂が悶え苦しむのをゾクゾクしながら楽しみたい愛なのですね、うんうん、よくわかります。
「業物」とかいってましたから、あの木槌でドカドカどついてるのって、刀鍛冶が刀剣を火中で打って精錬しているイメージだったんですね、ちょっと考えてしまいました。(^_^;
これから失敗するたびに。激しい再調整を切に希望する次第です。(笑)
お話の方は、最初のインターミッションのようで、ラストに次回へと続く戦闘が少しありましたけど、状況説明の追加と、キャラ描写がメインでした。
関東が壊滅した後、4本の聖剣が現れて、ってことでしたから、絶対天使は4体・・・ってことなのかな?
でも最近5人目が見つかった、っていうセリフが続いていたので、5体目までが登場する設定ですかね。
ちょっとセリフでの説明なんでわかりづらかったですから、前回のかおんのアマチュアフィルムみたいなので説明がほしかったところです。
さて、話が落ち着いてくると空の電波ポエムが復活するようで、今回気にいったのは、まずせつなが料理しているのを見て、
「お姫さまの料理です。お姫さまは何をしてもお姫さまなんです」
そこに現れた京四郎を見て
「この2人がいるだけで、2DKがキラキラの宮殿に」
せつなと一緒にお風呂に入って、
「お風呂です。侍女Aにもなれません」
キスシーンを見て
「すごいです、でもあれはディナーで給油で」
今回もゆんゆんデムパを受信してくれているようで、良かったです。(^_^)
再戦となったバトラスですが、もっちーがらしいキャラになってて、大満足。
はやく飯くれ、の図。(笑)

可愛いけれど、粗暴で、少しオツムは弱そうなところがグーですなぁ。(^_^)
もう一人の主役、せつなさん。
「京四郎はそれでいいの?」が口癖みたいになってますけど、こっちも松岡さんが、実に可愛い声でやってくれてますので、ゾクゾクきます。

「恋人でもパートナーでもない」という京四郎に対して、せつなの方は悶々と恋情を称えたような視線で見つめていまして、このギャップがけっこうそそられるところですなぁ。
ミカ様のかおん&ひみこへのサディスティクな愛情と言い、京四郎のせつなに対する視線といい、かなり加虐的な愛情表現が光る作品となっているようで、そのあたりはとっても趣味にあうので、面白く鑑賞させてもらっているところ。
ところであのせつなの鈴が、邪険にされるたびにチリーンと鳴ってましたけど、なにか意味があるのかな?
うっひゃー、第2話でもう千歌音ちゃんと姫子の登場ですかい。太っ腹だねー。(^_^;
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一応本作ではかおんとひみこという名でしたけど、会話を聞いてますと、前世があるようなので、単にスターシステムをやってるだけじゃなく、神無月のパラレル世界っていうニュアンスもあるようです。
ただ、パラレルに終始するのか、それとも本当に神無月世界を継承しているのか、今後の展開が楽しみですなぁ。
名前も適度なアナグラムになっていて、千歌音の千の部分を抜いてかおん、たぶん歌音。
ひみこという名も、姫子と母音1音違いですし、また「卑弥呼」という古代の女王の名は「ひめこ」とも「ひみこ」とも読めるわけですから(「ひみか」説もありますね)、かなりの類似を示していると言えましょう。
ただ、空がかおんの元に捕らわれているシーンになりますと、なんか姫子が二人いるみたいで、どうにも紛らわしいです。声質も似てますしね。まぁ、矢作さんが意図的に下屋さんに近づけているような感じでもありますが。
もう一組、ネココとギロチの方は、ギロチが激しく良い人になってたので、ちょっと笑ってしまったところ。
あ、名前はギロチではなく、ソウジロウでしたか。(^_^;
ミカ様なんですが、肌の色こそ違いますが、眼鏡が同じタイプだったので、てっきりニの首・ミヤコかと思ってしまってたんですが、CVが大谷さんじゃなかったから、これはまったくの別人格と解釈するべきなんでしょう。
あ、でもネココも神無月では野中さんでしたから、キャスト云々っていうのはあんまり関係ないのかな。
でもこうなると、売れないアイドルとか無愛想な漫画家とかも出てくるのかしらん、そこまではさすがにしませんか。(^_^;
さて、本編。
第1話ほどパラノイアポエムは炸裂しませんでしたけど、王子様だの女王だのと、適度に少女漫画を戯画化した単語がポンポン出てきますし、それなりに面白かったところですが、今回はやはりなんといっても、ミカ様とかおん、ひみこの屈折した百合系嫉妬炎で、ミカ様がかおんとひみこがらぶらぶちゅっちゅっなところをオペラグラスでギリギリしながら見ていたり、かおんを「誰のせいかしら?」と執拗に詰問してみたり、かおんが責められるのをこらえきれずに出てきたひみこを個別に別室へ呼び出しておしおきタイムに入ろうとしたり、もうゾクゾクくる展開でございました。
「罰をお与え下さい」・・・なんてわかってるシナリオなんざましょ。(笑)
ただ、個人的には、ミカ様がどんなにSっ気を見せてくれても、かおんを責めればひみこがかばいだてし、ひみこを責めればかおんが苦しむ、っていう心のよりかかりあいの方が嫉妬しちゃうんじゃないかなぁ、とか思ってしまうわけなのですよ。
つまりミカ様が力で押さえつけようとすればするほど、2人の絆が強まっていくような感じですから、ミカ様にとっては返ってプライド傷つけられてギリギリなるんじゃないかなぁ、とか思ってしまったり。
もっとも、ミカ様は2人を黒い炎で愛しているっていうより、2人が苦しむのを見て喜んでいる、その苦悶こそを愛している、ととれなくもないので、それならばあの勝ち誇ったような表情にも納得はいきます。
ただ個人的には、2人の心をもひれふせさせてほしい、と思ったりもしました。
ともかく神無月の2人登場があまりに嬉しかったので、そっちばっかし書いてしまいましたけれど、作画についても、おフロありキスあり裸ありで、存分に楽しませていただきました。
空とせつな、お風呂のシーンもあったんですが、ソフトフォーカスが効きすぎてて、ちょっとうまく取れなかったので、下着シーンの方。
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こうして見ると、空、けっこうボリュームありますね。(≧∇≦)/
その空、敵に捕らわれて、あろうことかセーラー服を着せられてしまいました。

なんかすごくエロいです。(^_^;
その面前でエネルギー補給するお二人さん。
こっちもマカビンビン級ですなぁ。(笑)

神無月で、命のみならず、世界さえもかけた愛欲に身を焦がしてくれてました2人ですから、作画面だけでななく、心理面でも激しく萌え焦がれさせていただきました。ごっつぁんです。
いやぁ、しかしホントに素晴らしいですね。あの神無月の感動が甦ってくるようです。
神無月であった不満点、メカのお邪魔感と、「男をからませるな」という点がかなり払拭されていると思います。
ただ、まだ2話なんで決め付けるのは早計なんですが、主人公のピュアな情熱、その温度に高さに関しては、神無月の方が現時点ではまだ上のように思います。
今後、このミカ様の存在がどういう風に振れてくるのか、ネココがどうからんでくるのか、それと絶対天使はまだいるようですので、その新しい絶対天使はどう描写されるのか、楽しみでゾクゾクしてしまいます。
いろいろとってつけたような「絶対」の解説がありましたげと、私はSFとしてではなく、ファンタジーとして楽しみたいと思っています。
まぁ、そういう意味で、あんまりロボットとかメカとかは出してほしくないんですけどね。(^_^;
あと、些細な点ですが、ミカ様の横に侍っていたメイドだか奴隷だかって、たしか神無月で姫子の友達だったのと、千歌音ちゃんのメイドさんですよね?
絶対天使の前が鋼鉄天使だったり、かおんを月の女王さまと形容していたりと、けっこう細かいところまで仕込みがきいてて、なかなか侮れないつくりになっておりました。
そういや、♪ぱわふるみらくるいまくる~
・・・も介錯氏でしたな。(^_^;
神無月・第2部スタート・・・え?違う?(笑)
OP見たとき、まんま神無月キャラがゾロゾロ映ってたので、2年ちょっと前、千歌音ちゃんと姫子のゆりんゆりんな情熱に、モニターの前で転がりまくっていた身としては、もうこのOPの段階でハートをわしづかみされてしまったような感じでした。
知り合いのところの冷静なブログとか読んでると、かなり人を選びそうな作品、と評価されてたんですがこの手のアニメが好きな者にとっては、もう全てがすばらしすぎ、としか入ってきませんでした。
しかも、あの月の杜にいるかのごとき2人、かおんとひみこ、当然そのうち出てきてくれて、空とからんでくれるんですよね。中の人も、まんま千歌音ちゃんと姫子ですし。

うおーん、空とどういう出会いになるのか、もう今からドキがムネムネです。
やっぱり千歌音ちゃんがお誘いして、姫子ちゃんがヤキモキするのかなー、あうあう。
さて、今回の主人公、空。
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空と書いて「くう」と読むようですが、クウって言われると、エディルレイドな空賊少年を思い出してしまいますので、もう少し選んでほしかったり。(^_^;
中の人は、かりんでグレーテルな矢作さん。
だいたい似たような世代を演じてらっしゃるんですが、かりんやグレーテルとも違う少女像を演じてくれまして、これまた言うことないです。
その空の友達、こずえ。

神無月でいうところの、マコトちんですか?
中の人は、肉体言語の魔法少女、佐藤利奈さん。
この人もうまいですなぁ、ぷにえちゃんのときにも思いましたけど。
なんかさっそくネココに襲われて、ほとんど絶命したかのような描写でしたけど、・・・死んでないよね?
死んでたら泣くぞ。

京四郎のパートナーとして戦うせつな。
惑星降格になった冥王星娘と同じ名前ですね。(^_^;
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中の人、松岡さん。もうこの人は何演っていただいても安心して聞けます。
さて、こずえを、そして空を強襲するネココ、たるろって。
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もっちー、適任です。あいすぎ。(笑)
たるろって、って、まじかるにゃんにゃんな「たると」と「シャルロッテ」で、たるろってなのね。
うーむ、こういうコトバ遊びは嬉しいぞ。(^_^)
このネココに強襲される前に、王子様・京四郎に強襲されてた空。(笑)
公衆の面前でみごとにひんむかれました。

「イケメンだったら何をやっても許されるのか」なんて憤っているようではまだまだオコチャマです。
あの京四郎のひん剥く腕は京四郎の腕ではなく、我々の面前に空の麗しい素肌をさらしてくれる神の手なのです。
ひんむかれて恍惚となる空の上気した顔とか、うなじとかも、この神の手によったればこそ、なのですから。(^_^)

しかもラストでは、ぶちゅーっとくちびるを奪われる絵まで提供していただきました。
もう心が感動でピクピク震えてくるでございますよ。
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この求められるままにされるがまま、っていうのも、神無月の姫子とダブりますね、受身系美少女とでもいいますか。
とにかく、空よすぎ、こずえもよすぎ、せつなもよすぎ。
書いてるとまた見たくなってきてしまいます。
神無月で転がりまわった人は、必見作品、と言えると思います。
それと、私的にはどうでもいいんですが、神無月に比べて、メカニックというか、ロボット戦闘がすこぶる見やすくなってますね。
神無月のときは、はっきり言ってロボバトルはかなり鑑賞の邪魔でしたけど、今回のロボットの腕とか脚部だけが部分的に現れてそれで戦う、っていうのは、神無月のロボほどには違和感はなかったです。
まぁ、ロボ戦闘の部分は神無月のほとんど唯一の弱点でしたから、それが克服されていたのはちょっと良かったかな。
神無月の姫子のデムパ属性は、この空にもしっかり受け継がれていて、夢の中の王子様との脳が亜空間にワープでもしてしまってるがごとき語りかけのシーンは、もう悶絶ものでございました。
植竹さん、こういうの書かせると、ホントうまいですなぁ。
というわけで、現時点でイチオシ作品です。
次回・・・お風呂があるのかー。(≧∇≦)/