まず最初にこのシーンなんですが・・・。
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先行放映地域の事前情報で知ってたので、ああここか、と思い、判別できましたけど、こんなシーン、よく見つけてきますね、一瞬ですよ。(笑)
この直後、朋与が
「見えてますよ、比呂美さーん」・・・て言ってくれるのが、なんとなく示唆にはなってますけど。
描いた方も描いた方ですが、しっかりと見つけてくる方も、相当だと思いました。(^_^)
さて、最終回。
最後のシーンがいろいろと示唆的で、誰の支店からでも見えるし、その立脚点によって、かなり自由な解釈ができる結末になっていたと思います。
そういう意味で、決してまとめきれなかったのではなく、はっきりと結論まで語ってしまわなかった、という点で稀有な終り方だったと思います。
ただ、わかりにくかったかな、最近の学園ものを見慣れた目で見てますと。
ただ、各人が各人の視線で、物語の「本当の涙」を汲み取るのがいいんじゃないかな、と思います。
そんなわけで、ワタクシの視点。
中心人物は、私にとっては乃絵でした。
でもその乃絵を乃絵の視点からではなく、眞一郎の視線から追っていった、そんな風に把握したい気持ちにかられます。つまり、客体化ですね。
眞一郎が語ってた、乃絵の祖母の気持ちというか、言葉の解釈。
「大切な人に涙をあげることができる」という意味、これが最後の泣き出しそうなの絵のカットの答えだったんじゃないか、と思います。

視点の軸とも言うべき主人公が、その乃絵を選ばなかった(とは言い切れないのですが)という点がわかりにくくしてると思うのですが、その心のよりどころとしての創作の原点を、乃絵との接点から生み出している、ということは、かなり重要だったかな、という気がしています。
ですから、恋人対象として、選んだか選んでないか、というのは、それほど重要でもなかったのかな、と。
しかしそうは言っても、それはあくまで眞一郎の側の事情。
ともに物語をつむぎだしていた乃絵の側に、実らなかった思いの悲しさ、切なさは残るわけで、そこに恋物語としてはわりきれない残余感みたいなのが漂ってくる・・・そんな風に感じたところ。
もちろん視軸を眞一郎の側、あるいは比呂美の側に立てれば、また違う物語が見えてくるとは思うのですが、ワタクシは、客体としてではあっても、乃絵を中心にすえておきたい、と感じたところです。
ただラスト3話で、恋人像としての比呂美、女の性がほのかに見えていたりする、そういう点で、存在が濃くなっていった、そういう面白さもありました。
結論をなかなか出せない、女の子とちゃんとむきあえなかった眞一郎、というのは、ある意味で、比呂美や乃絵の濃さを浮き出させるためのフィルター役だったのかな、とさえとれますしね。
ナイスシュートの比呂美。

少女の丸いラインがきれいに描かれている比呂美。

メガネな比呂美。

そしてそのストレッチ。
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こういった肉体の輝きと同時に、純に「あなたが好きなのは私じゃない」と看破してしまったり、眞一郎に好きだといいつつも、「むきあってほしい」とさらなる高みを求めていったりという、頭の良い強さを見せ付けてくれました。
「知能が高いヒロイン」という属性はそれこそ星の数ほどありますけど、それがしっかりと恋物語の上で機能している作品というのは、珍しい、とまでは言いませんが、そんなに多くはないと思います。
その意味で、比呂美の洞察力や、芯の通し方、なんかははっきりと伝わってきたところ。
しかし、男性視点で見ると、きついよね、この性格。(笑)
もっとも、乃絵の方も、眞一郎が持ってきた絵本を「見ない」とニベもなく切り捨てたりしてましたから(まぁ、当然ではありますが)視点対象としては客体であっても、生身の生きた女の子としては、かなりしっかりと描かれていたと思います。

それにしても静かなドラマ展開で、この骨折のシーンも、ほとんどセリフとしての説明はなく、この描写だけで語ってましたから、かなり徹底してましたね「絵で見せる」というスタイルに。
その意味ですばらしくアニメ的な作品でもありました。
どっちかと言うと、作画の方に感心してましたので、ラスト3話の凝集力はなかなか良かったですね。
今回、その絵の魅力とともに表れていた、比呂美のさりげない仕草の中に現れるエロティシズム、みたいなもの。
上記のストレッチや、室内での様子もそうなんですが、眞一郎が手に持ったカップに口をつけるこのシーンなんか、特に際立ってました。

「してもいいよ」なんて言ってますし、前回の「彼女は私」発言といい、個としての自我の強さが強烈に浮き上がってくるところでもありました。
そこへ行くと愛子なんかは、最後できれいにまとまって、本作中一番穏やかなエピローグでしたけど、ドラマトゥルギーとしては、ちょっと物足りなかったかな、という気がしてくるところ。

「キャラ」として見るか、「作品性」として見るかで、かなり愛子に対する感想も変わってくるでしょうけど・・・作品性としては、愛子の存在はちょっと弱かったかな、と思ってしまうところでもありました。
ということで、作画クオリティの高い作品でした、が総括になるかな。
お話という点ではそれほど期待してなかったこともありまして、私としては予想外に健闘、という感覚でしたけど、絵がどうとかよりまず話、という人には、ちょっとしんどいラストだったかも知れません。
でもそれでもいいかな、と思いますね
感じ方に自由度がある作品、というのは、描写技術が低いと散漫な作品になりますけど、本作はその点はしっかりクリアしてくれてましたので、面白かった、と言えますね。
ピーエーワークスの名前、しっかり覚えておきますよん。(^_^)
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キッズ組。
関テレからキッズに変えて録画視聴なもんで、既に大半の地域で第13話が放映されてしまってますが、まぁ、好きな作品ですので、少々遅れても記録しておきます。
いよいよ祭の日。
和装で、唇に紅をさして登場の比呂美。

綺麗な化粧ですね、アニメ効果として、ですけど。
だいたい十代の少女が和装で化粧すると、年長者のいいなりになって、つまり年長者の基準で紅やら白粉やらをさされてしまいますので、えてしてケバい、安っぽい容貌になり、本来の容色が半減されてしまうことが多いのですが、この比呂美の化粧は、自分の意思なり感覚なりがかなり反映したからなのか、きれいに仕上がってました。
だいたい20歳前ってのは、特になにか細工をしなくても、少なくとも肌の輝きは十分にあるりますからね。
そういう意味では、和装の化粧って、30代以上くらい向きなんだよなぁ、とか思いながら見ておりました。
さて、愛子が、乃絵を彼女だと勘違いしてしまってそれに対して「私が彼女!」と主張する比呂美。
現時点で最終回はまだ見てないんですが、こういう屈折した感情を見てますと、眞一郎とは結ばれないのかなぁ、という気も少し。
最終回は、関テレが火曜夜なので、見れたらこっちで見て、録画保存の方をアニマックスでしようかなぁ、と思ってたりします。
今回いろいろとタメが多かったので、気になって仕方ないですよ。
一方の乃絵。
兄から、男女として好きだった、みたいな衝撃的なことを聞かされてましたけど・・・。
純君が暴走しなかったから良かったですね、つうか、純君、へたすりゃ軽蔑されかねない告白でしたから、ある意味勇気があった、とも癒言えるのかな。なんか違うような気もしますが。
大切に思う気持ちが過剰である、というなら、それはそれでいいと思います。
思われるほうは迷惑を感じてしまうことの方が多いかも知れませんけど。
しかし、性愛の対象として見られている、とすれば・・・どうなんかなぁ、やっぱり異常さ、身の恐怖、みたいなものは感じるんじゃないかなぁ。
ただ、最初は、肉親が近くにいなくて、兄妹で支えあっていたのが、いつしか・・・という流れなら、古来いろいろとテーマにはされてる素材ですから、ありそうな気もするんですが。
いろんな意味で傷心の乃絵。
眞一郎との恋に対しては、自覚したときに敗北があって、信頼していた兄には、違う目で見られていた、という流れ。
こうなると、劇中でも眞一郎自身が行ってましたけど「逃げまわってばかりだった」ということが、この悲恋を演出してしまっている、という感はすごくしますね。
踊りを見つめる、2人の少女。

さてさて、どうなりますか、筋の方でも幾分楽しみになってきました。
動画表現の方はもうすばらしすぎて、言葉もないのですが、それでもときどき外注が入ってて、平均値という点では、第1話を見たときほどのハイレベル、という印象はややうすまってます。
それでも今期放映作品中では、『シャナ2』とともにトップランクの水準だったとは思うのですが、昨年の『ef』あたりと比べると少し落ちるかな、という気はしています。
反面、最初の頃ほとんど期待してなかったお話の方がそこそこの水準になってきましたので、マイナス材料、という感覚はそれほどないですけどね。
総括は現時点ででもこんなところ。
凸凹してたのが、ほとんど唯一の欠点といってもいいと思います。
ということで、最終回はリキ入れて見るとしましょう。
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キッズ組。
関テレからキッズ組に移動すると、画質がはるかに向上するのはいいんですが、先行地域からまるまる1話遅れるようになるんですな、一応リアルタイム視聴ではなく、録画視聴なので。
まぁ、好きな作品ですし、この1月期のあたりの1本だと思ってますので、気にせず最終回までこのスタイルでいこうと思います。
静かな詩情のようなものが全編を覆っていますが、乃絵の一件を覗き、事態は収まる方向にむかっています。
もっとも、その乃絵がどうなるか、で結末が変わってくる可能性もありますが、ことここにいたっては、もう眞一郎くんと比呂美のステディ確率路線・・・みたいですね。
主観、というか、願望としては、眞一郎と乃絵で組み合わさってほしかったんですが・・・。
物語展開としては、情景を繊細かつ丁寧に描いてくれてますので、流れるように視聴できるんですが、このまま眞一郎と比呂美がステディになると、典型的な美男美女のモテモテ同士のカップリング、みたいにも見えますから、カップルのあり方としては、やや凡庸かなぁ、と思ってしまったりするところだったりしますし。
主人公眞一郎君は、3人の女の子から好意をもたれてましたが、比呂美の方も、本来のスペックの高さ、他校のエースと交際している、と見られている状況、そして同性からの評判もいい、ということですし・・・。
そんな比呂美でしたけど、今回、陰湿なファール攻撃をくらってしまいました。
で、その中割の中にこのカット・・・。

でかっ・・・。(^_^;
まぁ、中割の中の1カットなんで、常にこういう爆乳気味、ってわけでもないんですが、基本デザインがスレンダーなんで、動きの中でのコマとは言え、目をひいてしまったところ。
つうか、比呂美、高スペックなのは能力値だけでなく、成長という点でもハイスペックだったんですなぁ、ということを改めて念押ししてくれるステキな動きでございました。
しかし、女子バスケって、サポーターみたいなのは着込まないんですかね?
その女子の試合での悪質なファールに対して、乗り込んできた石動純。
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少女マンガみたいな二枚目っぷりで、ファールした自校の部員を叱責してましたが・・・叱られてる選手は、この純君に気があった、ということなんでしょうか。
可愛いのにもったいないですね、女を落としますよ。
それを見ていた麦端高側でも「かっこいい!」・・・朋与ちゃん、思わず興奮。(笑)
うん、比呂美と比べると落ちますが、朋与ちゃんもなかなか可愛いんですけどね、前回の授業中寝こけてたところとかも。
でも比呂美の方は既に眞一郎くんを呼び出して、接吻ずみ。
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最近メガネをかけてますけど・・・ダテじゃないですよね?・・・軽い近視、なのかな。レンズは相当薄そうでしたけど。
愛子の方はすっかり元に戻って、一応物語の外に出てしまったもよう。
眞一郎と三代吉の間での気まずいムードみたいなのもあまりありませんでしたし、こうなると、進行上、あんまり必要性がなかったようにも感じますが・・・。
まぁ、あいちゃんも可愛いから、いいか。(笑)
進行上のポイントとしては、冒頭のキスと、最後の乃絵の悲しみ、という点だったんですが、それ以外での描写として、比呂美の私生活がなかなか色っぽくてうれしいところでした。
湯上り図。
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まぁ、正面からは無理なのは仕方ないですが、それでも十分に生活にのっかった、若々しい清新な艶っ気があって、堪能させていただきました。
比呂美・・・背中とか肌とかもきれいですなぁ。。。
この生活の中に入ってきた2本の電話、朋与からと、純から。
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純の方は、ちょっといやそうな顔してましたけど、出かけていって、はっきりと宣告。
「あなたが好きなのは私じゃない」
うん、そりゃ最初からわかってたことなんですが、契約がどうこうとか言い出してるあたりに、純もあまり交際に対しての経験値が高くないところを見せてくれてました。
しかし・・・その流れですと、純は妹とひっつくわけですか?
比呂美の、眞一郎と兄妹かもしれないと思われたときのアンニュイな感情とか思うと、かなり微妙ですね、このへん。
もちろん、それがあって、意識して、っていうのもあるでしょうけど。
比呂美の方の気持ちはもうこれではっきりしましたけど、眞一郎の方の気持ちはどうなんでしょうね、
絵本を描き終えて、まず乃絵のこと思ってますから、まだ乃絵の目はあるのかな。
ただこの絵本、意味するところはわかるんですが、例えば去年の『ef』みたいに、物語そのものの面白さ、というのはかなり薄いんですよね、示唆性にはすごく富んでますけど。
そこいらへんで、ややインパクトうすいかなぁ、とは思ってしまうところ。
もちろん、雷轟丸やじべたが眞一郎にとって何をあらわしているのか、という点もあるんですけどね。
愛情に包まれて、思うがままに生きてきた乃絵が、初めて知った寂しさ、失恋の悲しさ。
その悲しみの中で、涙が戻ってくるのか・・・というところで次回。
自分の感情とどうむきあうか、という点に関しては、乃絵に一番ひかれているので、そのあたりをしっかりと描いてほしいですね。
♪眞一郎の心の底に、湯浅比呂美
悲しいねぇ。。。なんかハッとする悲しさですわん。

次回、第12話・何も見ていない私の瞳から。
これって、乃絵の涙のことなんでしょうね。
どういう帰結になるのか、楽しみにしています。
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キッズ組。
つうか、関テレで放映してるんですが、キッズの方が画質が良いので、キッズで録画保存しとこう、と思ってたら、関テレの方の録画を忘れてしまってました。
なんか先行地域はもう次の第11話放映されてるみたいですので、簡単に・・・。
お話の進行は、上に書いたとおりで、どうやら比呂美フラグ成立・・・みたいな流れでした。
「兄妹じゃなかった」と、交互に言葉をもらす比呂美と眞一郎。
そして愛子とは幼馴染のまま終わり、愛子と三代吉は別れます。
比呂美は純に、もう終らせようといいますが、純は拒絶。
比呂美は眞一郎・母ともすっかり和解、眞一郎・父とも事実関係の確認。
少しずつ周辺を整理していって、眞一郎と比呂美が結ばれるための地ならしをしている・・・ように見えましたけど、そういう方向なのかなぁ、比呂美が出て行ったことを考えると、まだもう一波乱予定されてるみたいですけどね。
ルックスと立ち位置から言うと、比呂美が第一ヒロインで主人公と結ばれる、という展開は不自然でもなんでもないんですが、物語のアクションが、転校生・乃絵に振り回されていた状況に始まって、劇的な交際宣言、描かれる個性の深さ、なんかもあり、乃絵とひっついてほしいかなぁ、という気がだいぶありましたので、このままいってしまうのなら、ちょっと残念です。
・・・まぁ、個人的な感覚の差、というレベルで、筋そのものにはすこぶる満足してますけどね。
作画関連については、最近書いてませんでしたけど、今回も突出したすばらしさ。
特に今回は雪道の描写がすごく丁寧で、踏み固められた校門の通路、かいてもかいてもつもる道路の雪と、交通量でしっかりと固められている道路。
ラストの海沿いの道路へと続く道。
たぶん、モデル地とかがしっかりとあって、そこをとんでもない水準で描写してるんだと思われますが、ともかく存在感が際立つ雪道の数々。
今回はその道路が特に目をひいたところでした。
北陸の雪って、けっこう黄砂の影響で、道路の雪なんかは汚い印象があったんでずか、富山は富山湾があるから、それほどでもないのかな。
キャラも、うまい具合にこの美術の中にとけこむように描かれていて、冒頭の比呂美の雪かきも、とってもきれいで可愛い絵でした。

はずむ息に合わせて、胸が動いていたのもポイント高かったです。(笑)
その他、いろいろ好きだった点を簡単に回顧しておきますと、まず、「封印された妖怪みたいに爆睡」していた黒部さん。
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なんかすげー可愛いんですけど。(^_^;
眞一郎くん、しっかりと見ていたので、黒部朋与にはノートが無理、と判断したようでした。
あと、女子バスケ部とか普通にきれいでしたね。(^_^)
そして、乃絵。

石文字が雪で隠れてしまったことが、自分達の交際の終焉を見せているようで、ちょっぴりせつないところでした。
でも、一緒に踊りの練習に行って「私のために踊ってくれる?」と言ってみたり、大きく拍手をしてみたり。
兄同様あきらめが悪いっ、
ていう描写なのかなぁ、だとしたら切ないですね。
愛子が語る「呪い」に対しても、けっこう強い反応してましたし。
以前のキャットファイトでも、芯の強さはうかがえましたから、これからどうむきあっていくんでしょう。
一方「眞一郎を卒業する」と勤めて明るく振舞う愛子。

3人の中では一番恵まれませんでした。
自立してるのにねぇ・・・。
そしてラストシーン、胸を揺らせながら眞一郎に突進してくる比呂美、過激で可愛いっす。(笑)
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総じてデザインとしてはみんなスレンダーなんで、この程度でもこの作品としては、すごい巨乳少女に見えちゃいますね。(笑)
バスケで鍛えた太腿もなかなかよろしゅうございました。(^_^)
と、比呂美パートはとっても良かったんですが、乃絵がどうなるのか、気がかりです。
次回は、サブタイからすると、純の話になるのかな?
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事故直後は、無理に雪道のバイクを所望しといて、謝りもしないなんて、なんちゅうひでー女だ、とか思わなくもなかったんですが、ともかく今回メインは比呂美の話でした。
いや・・・乃絵のウェイトも相当大きかったんですが、比呂美の方が確実に進展しましたので、まず比呂美から回顧。
どうもバカ正直に、と兄妹やったんかー、と信じきってましたので、あまりに簡単な方向転換に、驚きました。
いえ、もちろん、そうではなかった、という展開もあるだろう、とは思ってはいましたけど、その場合、もう少しつっこんだ、親の世代のこととが語られた後だと思ってましたので・・・。
眞一郎母・・・眞一郎父との間でなにか進行があった、てことなんでしょうか、前回の終わりから、折れ出してきている描写はあるにはありましたけど・・・。
一言の元に否定した眞一郎父でしたので、このあたりの経緯というかやりとりを知っていて、なにか眞一郎母に言った、というのは考えられるんですが・・・そのそぶりはほとんどなかったですね。
眞一郎父が、なんとなく「神の手」みたいな立ち位置になってきているのも、少し気になるところ・・・・。
「忘れてくれては言わないけれど・・・」という眞一郎母のセリフで、ともかく、眞一郎母日炉美との間のわだかまりはかなり晴れた方向にむかっていきつつあるのかな、なんか含みが多そうなので、はっきりしませんが。
このセリフが出たとき、『バンブレ』のミヤミヤのセリフ「女は残りますよ・・・」が少し脳裏をよぎったのは内緒です。(^_^;
それとは関係なく、お召し換えのシーン。(笑)
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眞一郎を追い出すために、自ら脱ぎだす比呂美の気風のよさ。(笑)
えらくあっさりしてた不満はありますが、日本家屋の背景ともあいまって、実在感というか、存在感は相当なものでした。
この段階ではまだ暗い表情だった比呂美でしたけど、「いてもいい」とはっきり言ってもらったことや、学校での仲上夫妻の発言から、かなり明るくなってきました。

「心配してくれて、ありがと」・・・つき物でも落ちた表情です。
兄妹ではないとわかって、どう気持ちが動いていくのか、今後の示唆はほとんどありませんでしたけど、比呂美の心はどちらに振れるのか。
少女達の決意の方向が、次で示されるようですので、それを楽しみに待ちますか。
今回、周辺人物が少し深く描かれていて、そういったところも、この静かなドラマの中で深い印象を落として言ってくれました。
まず三代吉。
「親友だ」と言い切る姿・・・辛いところですなぁ、今回、あいちゃん問題はまったく出てきませんでしたけど。
そして、女子バスケット部の面々。
親友、黒部朋与。

ところどころ、いかにも体育会系な強いところが見えてたんですが、今回の接し方はいい友達でした。
でも「容姿端麗」と「眉目秀麗」は同じではないと思うんですけどね、比呂美ちゃん。(^_^;
主将さんも「比呂美のこと、お願い」とか言ってましたし、良いキャプテンです、つうか、普段からいかに比呂美が信頼されていたか、ということでもあるかな。
心の袋小路みたいになっていたのが、乃絵。
自分も兄にだきついてたとは言え、こちはれっきとした兄妹ですが、眞一郎が比呂美を抱きしめた、というのは、この時点ではわかってなかったとは言え、複雑な気持ちでしょう。
眞一郎の絵本の意味を、眞一郎以上にズバズバ言い当ててたり、鋭いんですが、やや頭でっかちなところも・・・。
今まで一方道だったように見えてた乃絵の心の行く先、それがここへ来て少し曇ってきたようにも感じたんですが、はとさて。

どうでもいいですけど、乃絵ちゃん、好きな男子以外に、スカートの中を見せたらいけません。(笑)
いつもにもまして細やかな表情が生きていた今回。
本体が製作しているときは、映画でも見ているような気分になれる画面構成が実にすばらしいですね。
できればこれで最後までいってほしいのですが・・・・。
テーマ:ture tears - ジャンル:アニメ・コミック
石動兄妹がよくわかりません。(笑)
「眞一郎に好きっていわれちゃった、るんるん」の妹に対して、
「良かったな」・・・ここまではいいです。仲の良い兄妹ということで。
しかしその後・・・抱き合いますか、普通。(^_^;
あのシーンを見た後だと、こっちの兄妹は実は血がつながってなくて、本心では愛し合っていて、なんらかの理由で外に対してそういうポーズをとっている・・・みたいなことを考えてしまいました。
でも、後で純くんが比呂美に「シスコン」とか突っ込まれて、ちょっと赤面していたり、いないところで彼なりに肉親として大事にしているような描写があったりでしたので、そういうドロドロダアクな方向へは行きそうになさそうですし。うーむ・・・。
石動兄妹の結びつきに、どうもなじめないというか、ひっかかるものはあるのですが、ともかく、少しずつこの石動純という少年の心の内が表れてきてました。
この点、比呂美がうまくひっぱりだした、ということなんでしょう。
フリーシュートで勝った方が質問する・・・。
比呂美「石動乃絵がつきあった男の数」・・・すごいこと聞きよりますな。(^_^;
純「ゼロ。おまえは乃絵を誤解している。」
純「昔はよく泣いていた、でもあることを境に泣かなくなった」
比呂美「シスコン!」
今回、この比呂美の心のゆれをけっこう追いかけてくれてたんですが、同時に、比呂美の中に眠る陰性の気質みたいなものも首をもたげてきて、面白かったです。
眞一郎・母に言われたことば。
「そういうしぐさは母親そっくり。うちの人も眞一郎も味方にして大したものよね」と言われ、その眞一郎と仲良くしている乃絵に対して、
「可愛い笑顔。そんな無邪気なしぐさで眞一郎くんの心をつかんじゃうのね」と言います。
このフリーシュートでの純との応酬はその間に来ているわけですが、乃絵とつきあう眞一郎を見て迷う気持ちから、ついつい出てしまう乃絵に対する嫉妬、苛立ち。
スペックから言えば、はるかに比呂美の方が優位に立っているはずなのに、物理的にも精神的にも近づけない気持ち。
そして、ついもれる本音。
比呂美自身は理解はしていたんでしょうけど・・・、なんともせつないですね。
でも、こういう陰性の内的思考がどんどん膨らんでくる少女、かなり萌へますね。(笑)
もちろん、これくらいのスペックがある、という前提条件ではあるんですが、そのスペックが生きてこない展開になったときの、どうしようもない感情の捌け口、それに翻弄される気持ち。
けっこう好きです、こういうの。
コンプレックスなり、敗北感なり、そういうところから、人の気持ちは大きく深くなっていくと思いますしね。
一方の幸せいっぱいの乃絵。

まだ一筋縄では終らないようにも見えますが、乃絵が、深く深く眞一郎の本質をしっかりと見つめている、そんな感じは伝わってきますね。
依然として電波系なところは残ってますが、凡庸な感情に翻弄されるときが来るのかどうか、そっちも少し楽しみ。
乃絵の強さが崩れるとき・・・そういう時がくると、大きな変化があるのかもしれませんが、いずれにせよ、今後起こるであろう内面の変化にも注目していきたいところです。
サブタイ「雪の降らない街」
てっきり「雪の降る街を」についてなにかひっかけてるのか、と思いましたけど、比呂美の逃げ出したい心境を表現していたんですね。
雪道のバイク・・・もうすっかり純の方が下手になってしまっているようなんですが、どうなるのかなぁ。
とりあえず、眞一郎には気づいたようたでした。

愛ちゃんについては、今回は進展せず。
いや、眞一郎が愛子ではなく、乃絵の方を選んでいる、ということを三代吉が知った、という進展はあったかな。
しかし、愛子・・・キスまでしたのに、真正面からフラれてしまいました。
あれは・・・つらいよねえ。(^_^;
こっちはまったく発展しそうにないんですが、もう少し波乱はあるのかな。
とりあえず、次回。
比呂美と純のバイクが、なにやら危険な方向へと発展しそうです。
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「交換条件だからじゃないぞ」と言っていた眞一郎くん。
自分の気持ちが乃絵に傾いていることを、比呂美との物理的障壁、あるいは自分の気持ちよりも乃絵の気持ちに動かされているようなところがあって、完全に乃絵とステディになった、とは思えない点もないではないので、まだいくつか波乱はありそうですが、とりあえず、気持ちの交換まではいきました。
あとは、気持ちの重さの差、かなぁ。。。
愛子が混ざってきて、かなり複雑というか、面倒なことになっていきそうですし。(^_^;
ともかく、今回は比呂美と乃絵のキャットファイトから。
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乃絵って、自分の気持ちを他者に伝わりやすい形で言語化するのが不得手なようですから、比呂美にしてみたら、いきなり難癖つけられたような感覚があったかも知れませんが、堂々と受けてたったこととか、やはり芯の強い、普段の伏し目がちなところは自分を押さえつけていたんだなと思わせる強さでした。
直情と強情が真正面からぶつかった感じです。
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今回は比呂美の描写をおさえて、乃絵と愛子の描写に力点がおかれていたようでしたが、眞一郎くんの気持ちについて、少しばかり。
前回も書きましたけど、血がつながっているかもしれないことに対する衝撃が深すぎるので、少しばかし感性の違いを感じてしまったんですが、これって昭和の頃の少女マンガにけっこう見られたことですね。
でも恋愛対象ではなくなる、ということと同じくらい、家族である、ということのつながりも大きいと思うんですけどねぇ。
その点、妹の恋を後押ししているように見える純の方が、まだまともに見えなくもなかったんですが、どうも純の乃絵に対する気持ちも、額面通り受け取っていいものかどうか、やや判断に苦しむところもありますので、あくまで表面上ではありますが。
ともかく、恋人は別れれば他人ですけど、妹は一生つながっています、とだけは書いておこうと思います。
(兄弟は他人のはじまり、というコトバもありますけどね)
眞一郎と乃絵。
乃絵の気持ちはストレートですね。
「雷轟丸の意思を受け継いで~」とか、依然として自己完結なことを言ってましたけど、少しずつ「好き」という気持ちを自覚するようになってきました。
ひょっとすると一方通行な「好き」なのかもしれませんけど、自分の感情にはちゃんとむきあっているようです。
その気持ちに気づいたときのテレ具合がとんでもなく可愛いかったですな。(^_^)

対する眞一郎・・・。
「交換条件じゃないぞ」とか言ってましたけど、そっちの方よりも、比呂美と恋人になれないから、という別の出口を探していたように感じて、どうも真意がまだはかりかねるところがあります。
額面通り受け取っていいのかなぁ・・・。
今回ラストで愛子の乱入がありましたので、別の出口を探しているだけでしたら、眞一郎の側にある変化が訪れると思いますのでそれを見てからにしたいと思います。
それにしても、乃絵の「熱い」・・・っていうシーン、良いシーンでしたね。(^_^)
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好きな人ができると、その人のことを思うと、なんで眼鏡が曇るんだろ、とか思ってことがかつてありましたけど、本作の登場人物は皆、裸眼ですので、その熱さの描写は全身を使って表現してくれてました。
理屈はともかく、乃絵の太腿は相変わらずよさげですなぁ。(笑)
男に「好きだ」とちゃんと言わせてみたり、それを地面に書かせてみたり、かなり電波な娘でしたけど・・・これって純情表現、てことなんかなぁ。
20過ぎてくると、こういうことって、犯罪に発展してくることが多いように思うのですが。(^_^;
ともかく、誓約させられてしまった眞一郎・・・この時点ではまんざらでもなかったようでしたが・・・。
愛子の恋情がいよいよ暴走しだしたようです。

ただ三代吉くんもねぇ・・・。
あきらめたらいかんでしょ、あきらめたら。
眞一郎の方に横恋慕の意識がまったくありませんでしたので、そっちにあたるわけにもいかなかったんでしょうけど、眞一郎が比呂美とではなにく、乃絵とつきあう、ということを知ったら、一波乱あるのかな・・・。
愛子が暴走気味なのも、相手が比呂美てはなく、乃絵だから、というのもかなりあるような感じでしたし。
年上のちゅー攻撃で幕。
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こういうのはだいたい誰かに見られてました、というのが定番なんですが、はてさて、どうなりますか。
前回くらいから、描写のウェイトが情景から人物に移行してきたようで、今回も乃絵の豊かな表情、比呂美のさりげない変化、比呂美の友人達の日常等、前半の情景や構図に見せた冴えが、人物の方にスライドしてきたようで、丁寧なつくりでした。
国内スタッフのときの充実さは、今期、ピカイチですね。
加えて、比呂美の発言から、筋の方も面白くなってきましたし、目が話せなくなっているところ。
ただ、次回は外注のようなので、どうなるか、ですが・・・。
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すげー面白くなってきました。
いやぁ、当初は、美術と映像表現の方に目をひかれていましたが、筋の方もなかなか練りこまれていて、しかも面白い。
3人のヒロイン、3様の心のゆれが、実に丁寧に描いてくれているのですが、今回に関して言えば比重は、比呂美>愛子>乃絵・・・の順でしたかね。
まず、ラストですごい展開を用意してくれていた、比呂美から。
バスケに励むポニテ少女、比呂美ちゃん!

幼い頃から眞一郎に惹かれていたけど、それを口に出すのはためらっていました。
そして不幸な事故があって仲上家に来てみれば、そこで知らされた真実。
冒頭、仲上家へ来たときに、眞一郎の母に何か言われていたようでしたけど、後で比呂美が自分の出自をほのめかせたときに意外そうな顔をしていた眞一郎・母でしたから、直接そのことをあの冒頭の場で告げたわけではなかった、ということなんでしょう。
ともかく、「ふしだらな娘」といわれて、初めて反撃に出る比呂美。

間の悪いことに、そこへ居合わせたのが眞一郎・・・そしてそこで二人の関係を言ってしまうわけですが・・・。
前回、そして第3話のときの予想がドンピシャだったわけですが、まぁ、ワタクシが予想できたくらいですから、大方の人にとっても想定内だったでしょう、眞一郎・母の不機嫌の理由はこの一点に集約されていたってこてのようでした。
ちょっと違ってたのは、姉弟じゃなく、兄妹でした、てことかな。なんとなく、比呂美の方が年上っぽい雰囲気があったもんで。(^_^;
とはいっても、まだ可能性がある、というような含みでしたので、ひょっとしたらラストあたりで眞一郎・父が「いやあ、湯浅ママと浮気はしたけど、結局は違うタネだったよ、あっはっはー」てなことになるかも知れませんが、今のところ、一応血がつながっている、という線で進行していくわけですね。
眞一郎、激しくショックを受けてましたが・・・・いやまぁ、ショック自体はよくわかるんですけど、肉親とわかってあんまり嬉しそうでもなかったのは、やっぱり肉体的に結ばれたい、っていう野心なんですか?(^_^;
家族が増えたんだから、喜ばなくちゃ、ということは、この「真心の気持ち」とは矛盾しないと思うんですけどね。(^_^;
視聴者サイドから見てると、そういう感じがしなくもないんですが、本人達、とりわけ眞一郎にしてみれば、まだ現時点では乃絵よりも比呂美に惹かれている、みたいなところがあるのでしょう。。。
あーあ、言っちゃった、という比呂美の悲しそうな顔を見てると、こっちの方が想いは深かったのかも、という気持ちになります。
・・・・なまじそのことを知っていただけに。
今のところ、まだ埒外のような乃絵・・・なんですが、今回、やけに可愛いかったです。

こっちはこっちで、兄・純の熱いことばがひっかかるところですね。
「父が死に、母が働きに出てて、妹とずっと一緒だった。」
「あいつのことならなんでもわかる。」
年が近いのに、仲の良すぎる兄妹・・・。
こっちはこっちで、肉親以上の感情を感じさせてくれるんですが・・・考えすぎかなぁ、でもなんとなく、妹溺愛、みたいな雰囲気も、かなり漂ってきますよ、この兄ちゃん。
比呂美に対しては、返事も待たずに独断で次々と決め事をしていってますが、妹に対してはちゃんと会話が成立しているあたり、比呂美が好き、というより、乃絵のために比呂美とつきあおうとしている、そんな風にも見えますし・・・。
ともかく、この石動純くん、けっこうなキーパーソンになってきそうです。
乃絵自体は、天然に近い純真さで、眞一郎のベルトを奪取してしまってましたが。(笑)
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奪取した、というより、眞一郎がトカゲの尻尾のようにベルトを自切して逃げたみたいな感じですかね?(^_^;
とにかく、今回の 乃絵、相当可愛いかったです。(^_^)

会話がかみあってないことの方が多いですけど、乃絵としては、一応眞一郎言うことは尊重しよう、という意思はあるみたいですね。
「ほっといてくれ」といわれて「どのくらい」とかって返してましたし。
思うに、言うことは聞いてあげるけど、それは私にもつらいのよ、だからどれくらいって聞いちゃうよ、みたいな感じなのかな。
なかなか心が読みにくいけど、ピュアな感じはよく伝わってきます。
少なくとも現時点で、眞一郎が乃絵を想っている以上に乃絵は眞一郎を想っているんでしょうね。
さて、最後になりましたけど、登場順としては今回最初だった、愛子。
三代吉と付き合うようになった経緯、でもそれ以前から眞一郎と知り合いで、眞一郎のことが気になっていて・・・。
そして以前言っていたように、気になる人の近くにいるために、その人の近くの人とつきあう、という結果になってしまう愛子。
大きな決断、告白を先延ばしにしていた結果、小さな妥協によって、どんどん距離が開いていってしまった、ということですね。

三代吉くん、ショック。
この直前に眞一郎からは愛子は知り合いの域をまったくでない、といことを知らされていましたから、純粋に愛子の気持ちが問題なんでしょうけど・・・怒りの矛先はどっちへむかうのかなぁ、筋が通ってなくても、眞一郎の方にむかってしまいそうではあるんですが・・・。
俯瞰的に見えているせいか、眞一郎と比呂美の関係はショックではあっても、それほどドロドロしたものは感じないんですよね。親の世代の方はドロドロしてますけど。
むしろ、愛子の気持ちの方がドロドロしてきたように思えるんですが・・・どうなるのかなぁ。
それと眞一郎・母。
視軸が眞一郎たち、子供たちの方にたってますので、とんでもない陰湿な親に見えますけど、一人息子の下へ、夫が違う女に産ませた同年齢の娘が近づいてきた、ということになれば、心中穏やかならざるのも当然といえます。
自分のしていることが、醜い行為という自覚が仮にあったとしても・・・ああいう態度に出るのも仕方ないですね。
つうと・・・諸悪の根源は、あの親父か?(笑)
作画面では、かなり持ち直してきれいになってたんですが、美術面で、それほど新しいものも少なかったので、物語の方に傾注してしまった今回でした。
次回は、乃絵がついに動くようですけど、この静穏な画面で進展していってますから、どういう表現になるのか・・・。
予告映像見てる限りですと、比呂美vs乃絵のキャットファイトみたいに見えなくもなかったんですが、どんなバトルになるのかなぁ。
wktkしながら待っておきます。(^_^)
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作画が半島シフトでかなりダウン。
特にアップ時の頬のラインとか髪の毛とかにやや違和感。
しかし、それを補ってあまりある演出、心の動きの見せ方が良くて、特に比呂美のフラッシュバック、最高です。
今回のポイント。
乃絵に踊りの稽古がある、ととっさに嘘をついてしまう眞一郎、しかしそれははっきりと乃絵に見られていたこと。
この嘘に対して、乃絵が(少なくとも画面上てでは)怒り狂う、という表現はとってなかったこと。
・・・これって、この作品の、感情を行動ではなく、情景で描く、というスタイルに関わってますので、当然といえば当然なんですが、その効果ゆえに、乃絵が自分と他人の距離を行きつ戻りつしている感覚がよく伝わってきます。
眞一郎から見てもそうかな。
男女の中について、深く知らない乃絵、でも眞一郎に対してはある感情が働いていますけど、それがまだ恋心として成熟しているのかどうか、このラインをぼかせる効果も出してますし、人の心はなかなか読めない、という描写にもなってますね。
即物的に結果だけ見れば、眞一郎とひっつくんだろうなぁ、というゲスっぽい思考になるかもしれませんけど、そこへむかっていく微細なゆらぎのようなものが、本作の視点として重要であり、また味わいである、とも思っています。
その観点で見ると、次のポイント、比呂美の気持ちも、その穏やかな描写にも関わらず、生き生きと浮かび上がってくるところで、眞一郎の母から釘を刺され、素直にそれに従う姿、そしてその後に描かれる「初めて部屋に入れる」シーン、そしてフラッシュバック。

「話がある」・・・に、恋愛問題を期待したわけでもないでしょうけど、ある程度の個と個の交流のようなものに対する期待があったのでしょう。
そうでないと、後から「おばさんに見つかったら」というセリフとも矛盾しますし。
ところが眞一郎の口から出てきた、「おせっかい」なことば。
そして、くどいまでに描き直される心の奇跡。
言ってしまったことばを情景つきで回顧して、自分で弁明する・・・比呂美の心の方向はこれでほぼ確定しましたけど、それを表現できない障害が、心理的にも物理的にもある、という現在の状況。
眞一郎の母の存在はけっこう重要になってきそうです。
その眞一郎の母。
前回、眞一郎・比呂美は腹違いの姉弟・・・ていうのはたぶんないだろう、と書きましたけど、ラストの「湯浅夫婦(比呂美の両親)」の写真のシーンは、ひょっとしたらあるかも?・・・な気分にさせてくれますね。(^_^;
もっとも、その可能性はまだ低いとは思いますけど、眞一郎・父と、比呂美・母との間に何かあって・・・という流れはけっこう見えてきたような。
そして当然、眞一郎・母はすべて知っている、ひょっとしたら比呂美も知っている、ということなんでしょうかね。
もうひとつは、眞一郎・母は眞一郎・父ともあまりうまくいってないようですから、比呂美・父をめぐって、比呂美・母との間でいろいろと・・・、そしてそれに敗れて眞一郎・父の元に嫁して、ていうのもあるかなぁ。
なんかそうなるともうドロドロもいいとこですが。(^_^;
眞一郎・母の過去、というのは、眞一郎を取り巻く環境に対して、かなり即物的な印象があるので、ちょっと異質な感もあるのですが、比呂美の上にある影を落としているのは確かなので、これもどうなるか、面白そうです。(^_^)
そして愛子。
第3話で自分の心を語るような解説をして、そして前回のショッピング。
3人のヒロインの中では一番心の動きが(今のところ)追いかけやすくなってますが、本格的に動くのは次回なんでしょうね。
肩幅を測らせて、というシーンと、予告の悲しんでいるシーン。
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愛子の物語が一番わかりやすいので、進展も一番早いように感じますが・・・眞一郎と三代吉の関係がどうなるか、という描写も注目ですね。えてしてこういうのは、かなりドロドロになるものですから、アニメとしてどの辺で線引きをしてくれるのか。
踊りの稽古を見に来た乃絵も、やたらめったら可愛いかったので、回顧しておきます。
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雷轟丸と重ねてみたり、涙の儀式をあっさりやっちゃったりと、依然としてつかめないところもありますけど、乃絵の気持ちが一番透明度が高そうですね。
そのせいか、兄の影とか、いらんものまでかなり見えてしまいますけど。
作画的には半島体制でしたので、ここいらくらいまで、かな。
次回は第3話作画監督だった人が再び作監らしいので、また期待できるかも、です。
佳品なのは間違いないんですが、スタッフの人員、という点ではそれほど潤沢、ってわけでもないのかなぁ。
今期一番の秀作ですから、極力原画だけでも国内でまわしてほしいんですけどねぇ。。。
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前半、交錯する比呂美と眞一郎、眞一郎と愛子の心。
陰影のつけ方、内面の声の処理なんかが実に繊細に眞一郎の心を語ってくれてて、よかったですね。
人物配置だけ見てたら、主人公の恋物語とその周辺の女の子たちなんで、ハーレムものの変形と見えなくもないんですが、主人公・男子の心理変化、視線の動きが細やかに描かれてますので、ハーレムものによく見受けられる恋愛力の不均衡みたいなのがなくて(いや、多少はありますけど)視線に同化していきやすいです。
心の動きを極力想像を入れずに見ていきますと、比呂美の気持ち・・・はまだ未詳ですね。

前回のラストの切れ方ですと、比呂美が実は眞一郎くんのことが好きだけど、わざと朋与に嘘をついた、ととれなくもなかった、というかそう感じさせる終わり方でしたけど、朋与との関係、回想が気持ちのふんぎりとも見えること、今回の多弁・・・そういったことから見てみますと、どっちともとれますね。
あの多弁が、弁解なのか、気づいてほしいシグナルなのか、そう感じてしまう眞一郎の心の投影なのか。
本当に意中の人が石動純くんなのかどうか。
ある程度、想像はできるんですが、眞一郎くんの心の動きを細やかに拾ってくれてますので、眞一郎から見た「好きだった比呂美」と、今後「好きになるかもしれない乃絵」の軸としてついていこうと思います。
心の動きを見せてそうで、肝心なところを意図的にボカして、こちらの想像力にゆだねているようなところもありますので、見入ってしまいますね。(^_^)
主人公くんの心の動き。
「こんなこと言っちゃいけない」
「オレは・・・キミを・・・」
展開としてはありふれたシチュなんですけど、心の声のかぶせ方が、実にうまくて、けっこう胸に迫るところでした。
比呂美について少し気になったのが、眞一郎・母が言っていた「その目、あなたの母親にそっくり」というくだり。
眞一郎・母が比呂美・母を嫌っていて、その理由が眞一郎・父にあったとしたら・・・とか想像させてくれますけど、そこらへんでこの気持ちのオチがついたりするのかなぁ、実は比呂美は腹違いの姉でした、とか。
さすがにないような気がしますが、眞一郎・母が言っていた「あの娘は自分が産んだ子供ではない」っていうのと、妙に符丁するんですよね。(^_^;
さて、これはあきらかに眞一郎に気があった、年上の愛子。
でも後半の無邪気な三代吉の手を引いているところとか、はっきり三代吉とのつきあいを認められてしまっていることとかから、こっちはもう過去の想いとしてふっきれている・・・ようにも見えましたがはてさて。
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どうでもいいですけど、私服になると、おっぱい大きいですね。(^_^)

この作品には、ことさら胸を強調するデザインポリシーではなかったと思うので、他作品から見るとまだまだ控えめな部類ですけど、この作品の中で見ると、相当大きく感じます。
比呂美、乃絵に比べて、感情の動きが単純で追いかけやすかった分、今回は愛子が一番可愛いく見えてしまいました。(^_^;
いや、そうでなくても実際かなり可愛いんですが。
後半は、石動兄妹がメイン。
乃絵がいきなり顔面を近づけてきたり、ニワトリの餌を無理して食べたりして、こっちもなんか無意味に可愛いかったですな。(^_^)
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乃絵によって語られる祖母の話で、少なくともデムパ系ではないことが判明。
・・・いや、第1話だけの感じでしたら、若干そういうところもあるのかなぁ、てところがありましたので。(^_^;
とのやりとりはいつも通りと言いますか、割と普通だったんですが、兄とのやりとりが、ちょっとドキッとしますね。
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兄の視線が妹の首筋でとまってたあたり・・・。
妹がいると、首筋や肩口、耳たぶに少女への成長を感じる、というのは普通にあるんですけど、ここにこのシーンを入れてきた意味を考えますと、この兄・純の存在は、単に対比呂美ってこと以上に大きいんじゃないかなぁ、と思ってしまったところ。
「妹とつきあえ」が意味するところは・・・。
前回もそうでしたけど、いいところできりますなぁ。
第1話見たときには、作画水準の高さに驚かされましたが、まだお話自体は並より少し上、くらいの認識でした。
でも回が進むにしたがって、心の動きの繊細さに、しばし見ほれてしまいます。
ということで、今期開始作品中では完全に本命扱いですが、今週の気に入ったフェティ・シーンも簡単に解雇しておきます。(笑)
愛子と乃絵の足。
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比呂美に関しては、着替えのシーンより、玄関口で靴を揃えているところの方がよかったです。

もちろん尻が目当てだったんですが、この膝をついている後姿、といのも、ちょっとそそられるところでした。
つうことで、次回。
少しこじれだすような展開かな。
動きのある話・・・というのも、見てみたかったところです。
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