最終回・・・でいいんですよね?
なんかまだ第3期がありそうな、というか、十分続けられそうな余韻でしたけど、一応のシメとしては、うまく決まったと思います。
対決する敵が明確に存在していたとはいえ、その戦いがすんで、兄妹が永遠の愛を誓って、仲間たちと永劫の闇の中へ旅立つ、というのは、なんとなく吸血鬼ものの名作『ポーの一族』「メリーベルと銀のバラ」を思い出してしまったところです。
象徴のように、時をとめられたバラも出てきましたしね。
前半で、明確な李土の最後を描き、その後、ナイトクラスの者達それぞれの顔、決意を描き、そして優姫と零の決別を描く。
このあたりはきれいに決まったと思います。
特に、零の血を吸ってヴァンパイアたることを示した優姫に、零が
「いつかおまえを殺しに行く」といい、それを受けて優姫が
「うん・・・待ってる」と応えるところとかは、愛と鮮血のドラマにふさわしいセリフでした。

今回、後半、旅立ちの衣装に着替える優姫の姿なんかもありまして、髪をおろして以降、一段ときれいになった優姫の魅力を堪能させていただきました。

ナイトクラスの面々も、いろいろと個性を見せてくれてたのが嬉しい限りだったんですが、一番はやっぱり莉磨かなぁ。

一条の剣を見つけて振り回す支葵を見てひとこと。「似合わない」
なんかいい味してますな。
結局支葵くんと莉磨は枢+優姫にはついていかなかったみたいですな。
その他のメンバーでは、今回のガード役、一番のはたらきだった藍堂英、ラスト付近に来て「一番の美女」が前面に出てきた瑠佳、ただのロボットじゃなく意思のあるところを見せてくれた星煉と、いろんな個性を見せてくれました。
そして藍堂、架院、瑠佳とともに旅立つ優姫、枢のシーンでしめ。たぶん星煉は人知れずついていたのでしょう。
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総括としては、題材、シリアスな吸血鬼ものは好きですので、それをしっかりと正面から描いていただけましたので、かなり満足しています。
作画陣も、西田デザインをうまく生かしてくれていたように思います。
多少バラついた回もありましたけど、これくらいやってくれれば、テレビ作品としては、十分、という気もしますから、作画に関してはかなり嬉しい内容でした。
原作があるので仕方ないですが、舞台設定として、日本の学校、というのが不自然に感じるくらいの東欧風美術で、そのあたりが美術が優秀すぎて「凝りすぎ」に見えてしまったところくらいかな、欠点て。
ともかく、暗い夜霧の世界を堪能させていただきました。
スタッフの皆様に感謝です。
第13話:プロレスショーに続き、ミスコンが開催される。父の来場を心待ちにする大河は、亜美にステージ上である文言を以来。大河の父がまたもや大河を裏切ったことを知って、竜児は実乃梨のことばが正しかったことを知る。]
コミケ遠征前に見たので、細部の記憶はかなりボケてるんですが、作画以外は毎回楽しみに見ていますので、簡単に、ではありますが、一応視聴記録を残しておきます。
父の登場が、幸せであると勘違いしてしまう竜児と、そのからくりをとっくに見抜いていた実乃梨の間のすれ違い。
竜児の「父のいない」環境が、大河の上に見せる、期待によって曇ってしまった父の像。
なかなかこころにくいですね、こういう心理過程は。
作画がアレですので、本来なら盛り上がったであろうプロレスショーやミスコンよりも、こういう思惑の食い違いが、ドラマとしていい効果を出してくれてました。
もともと本作の原作魅力って、そういう切なくなるような、繊細な心のすれ違い、迷い、失敗なんかにありましたしね。
ただああいう文化祭の見せ方はさすがにちょっと恥ずかしいものがあったりはしましたが。
女子の描く学園モノなんかによくでてくる風景でしたので。(^_^;
あと、大河の反応や行動に、曇りが少ないのも特徴ですね、アニメ版。
それがあったればこそのこのテンポで、実乃梨や亜美も生きてきている、とは思うのですが。
実乃梨や亜美ほどにはまだその魅力的なところが薄いかな、と思いますので、新年からの第2クールではそのあたりも期待しておきます。
こういうの見てると、幼馴染っていいなぁ、という感じですね。
ワタクシは小学校、何度も転校しているので、こういうのがないのでございますよ。
さて最終回は、全体で1話の構成で、ようやくヒロインたるチカとリョータの元に話が絞り込まれたスタイルでした。
ストーリィとしては、2人の夢があたまからネタがわれてしまってましたけど、そこは「お約束」の範囲で楽しめたところでもありました。
チカのリョータを意識する想いと、リョータがチカを意識する想いに、成長の差がある、というのも、2人の個性以上に感じられるところで、こういう「ちょっと背伸びをしてみた子供たち」というのは実にうまかったですね。
チカは結婚の意味、男女の意味を知って、かつ、リョータを見てるし、リョータはまだ異性としての入り口で、友情半分の気持ちで見ている、この差。
この気持ちがお互いに理解できるようになるときが、それが「おとな」の時なんでしょう。
成長途中のまばゆさ、輝き、真っ只中にいるときの不安感、そういったものが伝わってくるいいラストでした。
総括としては・・・やっぱりOVA版を事前に見ていたので、前半の、同じネタの頃の作画には相当がっくりはきてたのですが、テレビシリーズでコンスタントに見れる、という利点を考えたら、まあまあかな、と思っています。
たぶんOVAを知らなかったら、もっと楽しめたかな、とは思いますが。(^_^;
結局プリンスとやらは登場することなく、ユリウスとの対決を一段落させて終局となりました。
続けようと思えばいくらでも続けられるひき方でしたけど、中継局の少なさとかを思うと、かなり苦しいかなぁ・・・。
ワタクシは本作、大好きでしたので、続けてほしい気はかなりあるのですが・・・。
さて今回、最終回ということで、原画陣も多く動員されてたようだったんですが・・・なんか全体的にやや不統一だったかなぁ、という気がします。特にAパートのさらに前半。
ということで、そういったところには触れずに、気に入ったところだけにしておきます。
まず、冒頭登場のリディアの母の映像。

一瞬、リディアが子を産んだのかと思ってドキドキしてしまいましたが(笑)、リディア母のポートレイトだったようです。
対ユリウス戦は、ケルピーやらアーミンやらの協力を得て、なんとか解決。
バンシーという犠牲は出ましたが、ああいう風に消えて行くも、妖精っぽくて良いですな。
本作、随所にそういうケルト的描写の的確さに満ちていて、あっけないほど簡単に切り替わる場面と、妖精の退場なんかがあって、日本人的な「未練」を残す演出をカットしていたのが好印象です。
逆に、リディアとエドガーの気持ち、ポールの気持ち、といったあたりは、センシブルに描けてましたし、この人間世界と妖精世界の意図的な描き分けなんか、特に好きだったところです。
妖精描写として好きだったのは、前半の海の女王、中盤の2人の花妖精、そして後半のバンシーかな。
それ以外にも黒妖犬の現れ方、退場のし方、コブラナイの掘る空間通路、妖精の道が見える者見えない者、といったあたりは、ケルト世界の夕闇にしっとりと誘ってくれているようでした。
今回の2つの月と、闇のヴェールの魔法、陽の光によって消える魔力、なんかもいい感じでしたしね。
ということで代表として、バンシーを回顧しておきます。(^_^)

「泣き女」ということからイメージされる、もっともはかなげで可憐な少女像の方を選択していてくれたのが嬉しい限りで、この消え入りそうなもろさ、はかなさが、胸をうちました。
リディアとエドガーの結婚はまだまだ先、というこっちは日本的な引きでしめてくれました。
原作がありますので、勝手に結婚させてしまうわけにもいかないんですけどね。

全編通じて、リディアの健気さや可愛いらしさも魅力的でしたし、08年度の少女ものとしては、ワタクシの脳内では相当上位に来ています。
ということで、良作をありがとうございました。
そしてもしできうるなら、続編をお願いしたいところです。
一応「赫」としては最終回なんですよね、しっかりと「つづく」と「予告」はありましたけど。(笑)
で、景世が死んで、光言宗側からオーリにこの世のいろいろなことが語られ、オーリによる回想もはさまれてましたけど・・・。
なんで棒読みに回想しゃべらせるかなぁ。。。
たしかに「沈んだ気分」にはさせてもらえますが、こうやって朗読調の回想になると、なんかもう滑舌の悪さがビンビンひきたちますなぁ。。。
筋としても、オーリの決意が語られるところくらいでしたから、簡単に振り返るにとどめておきます。
まず、契約がまだ確定したというわけでもない、というか、譲渡の可能性がある、ということで、縛られて隔離されているヒロイン。

眞姫那、すっかりモノ扱いです。
回想シーンでも縛られてる絵が何度も出てきましたし、眞姫那って、緊縛属性だったんですね!(違ゥ)
四肢がふきとばされたり、血がドバドバでるよりははるかにいいので、今後はリアルなピンチ描写は、すべてこういう美少女緊縛描写に代行していただきたいものですな。
通夜の席、ということで、続々と集まってきた死体少女たち。
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いや、一応、屍姫、ということらしかったのですが。(^_^;
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知った顔もいれば、そうでないのもいたみたいですから、今後「玄」になって登場してくる・・・のでしょうか。
既出の方以外、あんまり個性が浮きでるような描写ではなかったので、メモにはならないかもしれませんが、とりあえず回顧しておきます。
で、肝心なのが最後のアキラさんで、一緒に登場した貞比呂さんによって、オーリが僧になる道が開かれた、みたいでした。
その修行みたいなところから第2部は始まるのかな。
てっきりすぐにオーリが眞姫那の契約僧として、ペアで活躍、という展開になるのかと思ってました。
ということで、第1部は景世の死まで。
・・・棒読みが死んだらよかったのに、とは思っていても言わないのがおとなというものなので控えますが、第2部は最初からお風呂があるみたいですので、作画目当てで継続していくことにしましょう。
衛星兵器破壊、ということで、無印にあてはめると、ア・バウア・クー突破のあたりまで来た、というところかな。
リント少佐がドズル、というつもりはまったくありませんが。(笑)
イノベーターがヒリング・ケア一人だったこと、永世兵器側の展開作戦があまり具体的に示されなかったこと等、戦闘はきれいな画面だったわりに、意外と単調な印象。
バトルモードにそれほど興味を感じない方でしたので、攻略戦そのものはけっこう退屈でした。
ただ、画面構成は、さすがに寺岡さんのコンテで、見やすく、かつ迫力はありましたが。
そんなわけで、注目としては、戦いの周辺で展開される人間模様。
逆上したリボンズに平手打ちにされてのこのこ帰ってきた留美が捨て台詞。
「上位種といっても、男の嫉妬は見苦しい」
それを聞いていた釘ーナ(おそらく盗聴)が
「女の嫉妬も見苦しいんじゃない?」と一人ほくそえみながら、留美名義でメメントモリの情報を流していたらしいあたり。
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第2期開始当初の様子はすっかり洗脳されてる感じでの登場でしたけど、そういうこともなく、腹に一物持ちながらのCB参加、というネーナ、黒いところがたいへん魅力的です。
「あなたの思う通りにはさせない」というセリフも、単純に協力者としてきたわけではない、ということなんでしょう。
ただまぁ、前回の「あなたはあなたが思っているほど特別な存在じゃない」と言う留美の言葉への意趣返しみたいなところもあるので、どっちもどっちかなぁ。。。
そういう小者くさいのが気にはなるのですが・・・。
ビッチっぽい小者って、けっこうアニメキャラとしては好きなんですが、ガンダムの場合、そういうのはかなり簡単な退場になってしまうことが多いですからなぁ。。。
とにかく、デモーニッシュな表情をしているときの釘ーナは、その可愛い声とのギャップが強烈なんで、なかなかにステキです。

アロウズ組は、ヒリング・ケアが一人で出張ってきたかっこうでしたけど、間に合わなかったの?
なんか前回の言い方ですと、ゾロゾロ出てきそうだったんですが。
あと気になったところを適当に落穂拾いしておきますと、まず、リント少佐。
この人も声(矢尾一樹さん)は良いのに、妙にチンピラくさい役どころ、というギャップがあったんですが、今回で退場のようです。
「私の大好きな殲滅戦をね」
うん、やっぱり矢尾さんの方がこういうセリフはあってますね、飛田さんより。(何の作品について言っているかは不問)
皆が「ロックオン!」と叫んでいるのに、一人だけ「ライル!」と呼んでいたフェルトさん。
なんかまだいろいろとこだわりがあるのでしょうね。
ロックオン2世とデキちゃうのかなぁ・・・。
CBはほとんど死んでしまいそうな気がするので、あんまりハッピーエンドにはならないでしょう、たぶん。
・われらが貧乏姫。
今回もちょろっと顔見せだけでしたけど、未来について語っていても相変わらず後ろ向きで、ダメダメにネクラなところがとってもステキです。(^_^)

「未来に残すもの・・・」
早くせっちゃんの子供を産んであげたらいいと思います。(笑)
擬似太陽炉の航跡に気づいた刹那にむかってか、「ちゃお!」とばかりに去っていく釘ーナの姿でしめ。

Cパートで、ロシアの荒熊・スミルノフを呼びに来た男がでてきたところで、第1クール(通算第3クール)終了。
なんか次はまた総集編みたいなことをやるみたいなんで、またしばらくあきますな。
テーマ:機動戦士ガンダムOO - ジャンル:アニメ・コミック
日曜日最大の楽しみ、イナズマイレブン、第1クールラストは素晴らしいエピソードでしめてくれました。
いやぁ、かなり感激しましたよ。
本筋、影山の策略を自らの手で排して、正々堂々と自分たちのサッカーで望むことに決めたて帝国イレブン。
ゲームメイカー鬼道の元に結集する心。
対する雷門も、ただ一人を除いて、決勝の前に持てる力を存分に発揮しようと決意。
ところが影山の置き土産、鬼道兄妹の秘密を聞かされてしまった円堂だけがなぜか調子が出ない。
それを見抜く豪炎寺、くり広げられる必殺技の数々。
いや、実に見ごたえありました。
スポーツものというより、サイキックバトルもののような面白さ、それにいろんな障害がはずれて、両者持てる力をフルに出し切る戦い。
これだけでも素晴らしいのに、そこに鬼道兄妹のふれあいなんかがはさまれてましたし、もうすばらしい、としか形容のしようがないですね。
円堂も手を抜こうとしていたわけじゃない、存分に戦いたい、と思っているのに、球際、とでもいうか、先端の瞬間のところで気持ちが途切れてしまう。
それをとっさに見抜く豪炎寺。
単にストライカー、点取り屋、という役どころだけではなく、豪炎寺が円堂とともにチームのトップ2だということを随所に見せてくれる試合でもありました。
その豪炎寺も、心の中にはまだ意識を取り戻さない妹の姿があるわけで、こういう人物を深く描いているあたり、OLMの真骨頂を見る思いです。

前回対戦時には、デスゾーンと百烈キックだけでズタズタにされていた雷門DF陣でしたが、今回はそれもよく防いでいたところ、ここに新しい必殺技が!
GKゲンダが両の拳を空中であわせ、その勢いで地面を叩くと、そこに壁が現れて豪炎寺の必殺シュートをとめてしまう驚異の荒業。
パワーシールド!!
もう、サッカーちゃうやん。(笑)・・・いまさらですけど。
FW、MFも強烈ですけど、GKも神がかったすごさ。
尾刈斗中の「ゆがむ空間」みたいな心理技ではなく、こっちはもう完全なサイキック技です。
しかもラスト付近にはさらにそれを進化させた、
フルパワーシールド!!
なんてさらにすごいのまで出してきますし。
なにげにこのゲンダもすごかったですな。チーム内ポジションとしては、鬼道の次かその次くらいの感じでしたし。
さて帝国攻め手の方は、調子が悪いと言っても円堂のゴッドハンド、なんとか攻撃をしのいでいたのを見て、対ゴッドハンド用必殺技が撃たれました。
皇帝ペンギン2号!!
鬼道のセンタリングにあわせて、グラウンドから5羽のペンギンが現れ、それがFWの撃ったシュートの周囲に飛びながら、円堂のゴッドハンドの指の部分を粉砕する、という、これまたサイキック技。
これによって帝国1点先制。
これも全然サッカーじゃないんですが、見ていてゲーム的面白さは充満してました。
『大運動会』ラストの対ネリリ星人みたいな感じかなぁ、SFでスポーツをやってる、みたいな。
円堂不調をいち早く見抜いた豪炎寺が、鬼道のセンタリングをとめにいって交錯、鬼道負傷。
ハーフタイムになって、その鬼道をそっと手当てする春奈。

ここがまた良いシーンでした。
春奈と会わず、一度も便りをよこさず、春奈に非難されても決して弁解しなかった鬼道がここでつぶやきます。
「一度もなかった」
「おまえを忘れたことは」
なんか鳥肌立ちましたがな。(^_^)
その後の戦いでも、土門がこれまた不調の円堂をセービング、顔面でボールを受けて退場、とかいろいろありまして、ようやく円堂、復活。
鬼道、それを見て土門に「良い仲間をもったな」
・・・こういうあたりも痺れますね、当然、帝国から来ていたわけですから、土門も鬼道との間にはいろいろとあったことでしょうから。
復活の円堂が皇帝ペンギンをとめ、豪炎寺を軸とした攻撃がついにゲンダのフルパワーシールドを破って決勝点。
雷門がついに勝利を得るわけですが、その後、鬼道の連勝が止まってしまったことに対して、春奈が、
「今の音無家の両親は良い人だから」とそっとフォローしてました。
これで帝国が破れたことのフォローにもなってましたし、実に素晴らしいシメ。
ここで最終回になっても全然驚かない秀逸なエンディングでした。
さて、ゲームは未プレー組なんで、次からどうなるのかわかりませんが、この面白さを新年も続けていってくれることを期待しています。
なんか聞いた話では、ゲーム版では「宇宙人と戦う」とかっていう展開もあるらしいんですが・・・さすがにそれはしないかなぁ。
常識的に考えたら次は全国大会なんですが・・・最強の帝国に勝ったので、もうその辺はすっとばすのかな?
ともかく、次からの展開、楽しみですね。
第39話:勇太が元気になったのもつかの間、突如上舞市のネットサーバーに異変が起こり、町はパニック。DF社からはアッシュが単身調査のためネットダイブしてくる。勇太が異変の元に駆けつけてみると、そこではダイブしてきたアッシュと、無数のコピー・セイレーンとが対決していた。一方リアルワールドでは相澤の報告を受けた警察が、風間のアジトを押さえるが、肝心の風間は逃亡していた。]
第38話。
守がディバインであることが暗示されてましたけど、ほぼ確定したもよう。
次の第39話ではっきりしますが、サヤカ=ネットヴィーナスというワンクッションをおいているので、ネットゴーストと姿、声が違ってても違和感なく受け止められますね。
しかも、サヤカ母が開発していたものをドクター・フォレストが流用し、それを守るが受け継いでいるとしたら、勇太よりもサヤカの方のスタイルに近くなるのも筋が通ってきますし。
第39話。
真の敵っぽい、風間のコピー・セイレーンが発動、DF社からアッシュの出陣、そしてディバインが守であることが確定。
とまあ年の瀬にいろいろとあったんですが、一番はこれですね。
39話のアイキャッチ、今までで一番の大当たり。(笑)
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温泉を体験したサヤカが湯だってしまいました、なんですが、この目を回したサヤカの可愛いこと可愛いこと。
そして、ひかるちゃん。背中からなんではっきりとはわかりませんが、胸を隠しているようにも見えますので、もう胸の成長が始まっているのでしょうか。(笑)
いろいろとダメ妄想のできる、物語性に富んだ素晴らしいアイキャッチでした。(^_^)
筋の方としてはディバインの正体が確定したんですが、同時にプーの開発、もしくは調教もフォレスト博士がやってたみたいですね。
プーが砂に書こうとした5人目の顔。
ディバインとの別れ際に見た面影。
ディバインの正体はわかりましたけど、フォレストとプー、センレーンとの関わりなんかで、もう一含みありそうな感じです。
アッシュが出張ってきて敗退しましたけど・・・、今後四天王もネットダイブしてくるんでしょうね。
そうすると、あの褐色おねーさんも出番が出てきそうなので、楽しみです。(^_^)
もっとも、今回のアッシュを見てますと、ディフォルメキャラにはならないようですが。
あと全然本筋とは関係ないのですが、気になった、エロママンの部下、アキコさん?

「秋川チーフ」と助けを求めてましたけど、そこそこ良かったですね。
エンドロールにキャスティングがなかったので、誰かの持ち回りだったんでしょうけど・・・そこまで声優の声に詳しくないので、誰かわかりませんでした。(^_^;
ということで、年をまたいでのラスト1クール、展開を楽しみにしています。
遅まきながら、公式ブログで岩佐さんのメリクリカードが公開されていますので、チェックしておきましょう。
ひかるちゃんでした。(^_^)
第13話:心配したつぐみに背中を押されて、仁はナギを探しに出かける。ネット情報からナギを見つけた仁は、そこでかつてナギと出会っていたシゲという女の霊と対面する。]
第12話、ちょっととばしてましたので、こっちも簡単に。
「今まで騙してた」の書置き・・・ひょっとして原作で話題騒然になった「穢れてしもうた」のネタになるのかと、一瞬ドキドキしてしまいましたけど、どうもそういうことではなかったようです。あたりまえですが。(笑)
全体が次回最終話へのヒキみたいでしたから、仁の不信がナギの信頼を揺るがせてしまった、というあたりで十分ですかね。
第13話とほとんど一体の話でしたし。
ということで、第13話。
自分で自分を証明できない、自我の揺らぎ。
「エフェメラル(はかなさ)」ってほどでもなかったですけど、自信の出自の根っこのところが曖昧になってボケてしまっていた状況、それを悲しむナギ。
なんか極度に哲学的だったんですが、それは信頼によって補えることができる、という仁の強い態度で、そのあやうさ、もろさの中に、しっかりと芯をもってくるような構成でした。
うん連載が続いている作品のシメとしては、まずまずだったと思います。
作画は、なんといってもキャラの魅力が充溢していたことにつきますね。
とくに、女子の四肢の肉付きがプニプニしていたのが好印象です。
今回に関しては、つぐみが良い嫁過ぎる、というのがまず第一。(笑)

この直前に、幼稚園時代、荒れてた中学時代なんかがフラッシュバックで回想されてたり、幼馴染・つぐみのあまりに良い嫁っぷりに、胸キャンでございました。
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仁のなさけなさ、つぐみのしっかりっぷり。
しかし結局仁も自分の足で踏み出してましたし、それはそれで青春のヒトコマになってるかな、限りなく男の子視点ではありますが。(笑)
ネット情報のおかげてあっさり見つかってしまったナギ。
鼻水を流しながら泣きじゃくってましたけど、アニメートが滑らかすぎて水がたれてるみたいでした。
御神木から作られてますので、粘り気がないのは仕様です、とかアッチの方向で連想してしまいましたが・・・。(^_^;
黒い服を着てまして、これが喪服だと言うことかが後でわかりますが、その死んだ老女、シゲの生前の霊がナギさまの前に現れて、お別れを言ってました。

中の人、一刻館の管理人さんです。(^_^)
死因がたぶん老衰でしたので、90前後、戦争末期の夫の出征とその戦死、その子供が今は中高年っぽいところなどから、あの姿は20代後半くらいだと思うので、ますます響子さんです。
須美さんも声質が変わりませんなぁ、さすがにプロですわ。
須美さんのこのキャラのおかげて、最終回のグレードがグイーンと上昇しましたね、少なくともめぞんファンのワタクシとしましては。
そのシゲによって語られるナギの昔、そこから少しずつ曙光が見えてくるナギの抜け落ちた過去、記憶。
劇的に、というよりも、静かに終幕へとむかっていきました。
ただまぁ、基本はコメディですよ、ということで、最後はシャワーと裸のオチ。

フロに入ったナギが、着替えを忘れて家内をウロウロしているところを仁に見られて、足がからまってどしん。
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見事なまでの微乳、貧乳が、いろいろと角度を変えてなめるようにこれでもか、と描写してくれました。
そしてそこへやってくるつぐみ、というお約束パターン。

「あれれ、仁くん、ナギさま、なにしてるのかなー、お姉さん、見ちゃいけないものを見ちゃったのかなー、お姉さん、何も見てないですよー」の表情で固まってしまい、思わず泣きながら飛び出してしまう、という、絵に描いたようなハプニング・オチ。
あまりにも常道でしたので、呆然としてしまいましたけど、まぁ、こういうワンパ・オチも嫌いではないので、「よかったよかった」でしめておきます。
ということで、制作側の意図を尊重して、ナギさま入浴図でしめておきます。

本作もなかなかの佳品でした。
第13話:まだ虎子と雀が龍姫、歩巳と出会う前のお話。それは4月4日の入学式のことだった。雀を誘って家出していた虎子は、式をさぼってしまう。]
1時間スペシャル、ということで、遅れてるから関西だけかな、と思ってたらそういうことではなく、放映している地域は皆そうだったようです。

第12話。
虎子の家庭環境が語られる話でしたが・・・。
父の再婚とかではなく、「異母兄妹」ということでしたので、父親が浮気してできた子、ということですね。
しかも虎子とその母は浮気側。当然継母には憎まれる立場。
「今日から上下山虎子だ」
語られませんでしたけど、当然それまでは別の姓、母方の姓だったわけで、なかなかハードな幼女時代といえますな。
こうしてみると、力関係という点で、狐が虎子をいぢってた、というのも、もっと奥底の方に横たわる優越・劣等意識を見てしまいそうで、狐の「嫌」さ加減が増幅してくるところ。
ただまぁ、描写としては、家族の中でのじゃれあいにとどまってはいたようですけど。
鬼百合にしても、意地の悪い見方をすれば、立場的に優位な者がほどこしてやっているようにもとれなくもないので、どこか脆い関係に見えてしまいますが・・・、まぁ、一応描写されたとおり、義理なればこその姉妹愛、兄妹愛、としておきますか。
「にーちゃんはちょっと嫌いだ」
・・・と第13話で虎子が言ってましたから、兄妹愛の方は、少し言いすぎかな。(笑)
ともかく、ふだんは底抜けに明るい虎子が、鬼百合と接したときに見せる暗い悲しみ、行き場のない感情、というのが、けっこう奥行きを深く見せてくれますね。

狐いわく「不器用な愛し方」ということですので、まぁ、そうなんでしょう。
このあたり、もう少し尺がほしかったところですね。
作画が優秀でしたので、そこいらへんに尺がとれていたら、その奥行きの深さが、どっしりとした安定感あるものになっていたと思います。
もう一つの見所として、この第12話では、虎子のふだんの明るさが、しっかりと周囲に信頼やら友情やらを形作っていたことでした。
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「冬馬、慰めてくれてんの?」
慰めてくれ、と言っておきながら、これまた不器用に冬馬がポツリポツリと言い出すと、軽快に切り返す虎子。
冬馬、バツが悪いったらありませんね。(^_^;
そして校門で心配してくれて待ってくれていた級友たち。
こっちの方は、たっぷりと描写があったので、いいシメでした。
姉ちゃんもほっと一安心、といったところ。
第13話は、入学式。
第1話で、歩巳、龍姫が虎子、雀と出会う前の話。
それぞれの進学に対する思いをスケッチ風に描いた最終話で、この構造を見ていますと、偶然かもしれませんが、ラストを2話続けてやった効果がうまくでてました。
虎子は前話で言っていた家出ばっかりしている家庭事情を反映してましたし、歩巳は友達ができない不安を抱え、司会をやらされる傘先生の動揺、なんかがパッチワーク的にはさまれてました。
酒屋の娘・潮、女子に劣情をもよおす子々、さっそく初日から写真三昧の独楽、ネクタイが結べなくて涙目の湊兎、といろいろ語られてましたけど、一番のポイントは、蕾家祈の髪を梳く妹・いおり。

祈も身だしなみさえ気をつければ十分美人だ、というエピソードがありましたけど、この妹を見ていれば、なるほどと納得です。(^_^)
つうか、この妹がらみのエピソードももっと見たかったところですな。(^_^)
あとは、家出につきあってくれた雀に対して、虎子が
「雀になら操をあげちゃってもいいな、初キッスも」と言うやいなや、雀が、虎子に強奪チューをしちゃうところですかね。
もうほとんど反射的でしたな。(笑)
そしてヒッチハイクで買える途中、色気を出せ、と言われてやった雀のポーズ。

最終話のエンドカードにも使われてました。ラストにきてびっくりです。
ということで、実質最終回の第12話を受けて、情景だけで1話を見せてしめてくれました。
総括、としては、「これ、平日夕方に放送すべきだろ」です。
ゲーム作ってるくらいなんで、経済的体力はあったと思うのですが・・・やっぱり枠がとれなかったのかなぁ。
いろいろとしがらみがあるでしょうからね。
ということで、デザインがそれほど趣味ではなかったものの、CV陣に好きな人がたくさん出てたことや、美術こみの作画、毎回違う切り口を見せてくれた演出の妙、と、けっこうな佳作だったのは間違いないと思います。
そういう点では、たっぷりと楽しめた作品でした。