最終回。
とにかく作画、とりわけCGAとの融合が美しい作品でした。
ただ、1話1話の完成度はものすごく高い作品でしたけど、シリーズ通して、ということになると、けっこう無理があったかなぁ、というのが全体的な感想です。
最初の頃に感じていた不安、無理に戦争モノ、バトルものにもっていって、はたしてうまく収拾がつくのだろうか、という点に関しては、半分くらい不安的中してたかな、といったところです。
個人的な好みになってしまいますが、最初の頃の、大学クラブ活動としてのライドバック、そしてレースなんかを中心に盛り上げていってくれた方が良かったと思います。
もちろん、原作がありますから、それはたぶん無理ではあるんでしょうけどね。
今回の最終回も、今までの、とにかく作画がきれい、CGAとの融合に目を見張らされる、という点ですばらしいしめくくりでしたが、物語としては、あんまり良いしめくくりでもなかったかな、というのが正直なところ。
とはいえ、ワタクシはどちらかというと作画よりでアニメ鑑賞しているようなところもありますので、これくらい完成度の高いテレビアニメを見せていただけましたので、十分すぎるくらい満足しています。
1月期の作品としては、頭ひとつ抜けてたかな、という感があります。
個々に作画が優秀だった作品も他にはありますけど、本作は統一感という点でもしっかり展開してくれてたので、やっぱりそういう、部分的に優秀だった作品なんかよりは上だったかな、と。
さて、最終回。
すずりちゃんのことは依然として尾をひいてますし、指名手配となった琳たちの処遇がはっきりとは明示されていなかった等、いくつかひっかかる点もありますが、一応の決着はつきました。
予想通り、ロマノフが切られて(射殺されて)の幕引きでした。
しかしそういう背景でも、今回の肝は、やはり命を賭けて舞う琳と、その高揚感につきますね。
しょう子がいっていたセリフ。
「戦っているんじゃない、踊っているんだ」
「すずりちゃんに見せるために」
このあたりに、本作の魅力がギュッとつまっていたと思います。
まずは、最終話になっても可憐な琳の縦横無尽の舞。
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銃撃を受ける追撃戦でありながら、
「こんなときなのに、わたし、ドキドキしてる」と、ショッピングセンターでしょう子を連れて逃げ回ったときのことを回想してました。
この琳の、生死がかかっているかもしれないのに、身の内から湧き上がっていく興奮、もう少し尺があって、この気持ちを追いかけていければ、すごい作品になったと思うのですが、1クールでは、それへの暗示にとどまるだけでした。
でもこの銃弾を受けながらもこう思ってしまう、というのは、琳にとって命と同等がそれ以上の価値がこの舞の中にあった、ということをシャープに示してくれていたと思います。
しかし相手はほとんど軍隊、無人の商店街に入ってはさみうちを食ってつかまってしまいますが・・・。

岡倉の救援でなんとか脱出。
ライドバックに乗っていないのに銃弾をかわしている、というあたり、ちょっとどうかな、とも思いましたけど、それを指摘するのはたぶんヤボのきわみでしよう。(^_^;
ともかく、再びフェーゴにまたがり、今度は無人機を引き連れてすずりが死んだ公園へ。
ここでもひたすら舞うようにかわしていきます。
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ニュース実況が「戦っています」というのを聞いて、見ていたしょう子、
「違う、戦っているんじゃない、踊っているんだ」
テロとか戦争とか政治とか、いろいろ出てきましたけど、結局テーマはここに帰結しますね。
光を自らつむぐために、生きている証をえるために、ただ舞う、ただ踊る。
そこには、なによりも尊いものが輝いている、というこ。
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天で見ているすずりのために流す涙。
みごとな帰結でした。
依田のリークによって政治的決着がつけられたり、みさおにロマノフが撃たれたりと、いろいろ外野の描写もありまして、ある程度は伏線も回収してましたけど、なんといってもこの琳の、舞、踊りへの情熱、意識がすべてを輝かせてくれていた、と言えるでしよう。
回収されてない伏線とか、舞台背景の大げささとか、いろいろありましたけど、このテーマという点ではすばらしい収束を見せてくれたのではないでしょうか。
何度か手をのばす絵がはさまれまして、それがフェーゴの手とも重なっていきました。

この「光」を求める表現も良かったですね。
CGAとの融合も見事で、そのCGA自身にもセンスが随所に光っていたと思います。
作画面については、ほぼ言うことはありません。
スタッフの方々、美しい絵をありがとうございました。
最後に、EDの琳のすわりこみを回顧してしめておきます。

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完全に戦争になっているんですが、作画品質の高さと、CGAのセンスが秀逸ですので、画面としては今期最高傑作級のできばえで、この「絵」としての魅力が、血なまぐさい戦争ものになっても、かなりひきつけてくれます。
特に最後の、琳と珠代がユニゾンしつつGGPの包囲網を脱出して、舞うように逃走するところとか、すばらしかったです。
今回、琳の思い出があらためて語られてました。
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これが実に効果的に効いてましたね。
一応決意のセリフ自体はあったんですが、それまでにこういう回想、想いの深さをはさむことによって、琳の決意を映像として表現していたところが、すばらしかったです。
町が封鎖されたしまったような状態になって、供養の花も買えないしょう子と菱田がすずりちゃんの位牌に手を合わせるシーンがでてきましたけど、これも後半の、琳が雨にぬれる野の花をつむところ、そしてそれでもって語られる琳の心につながっていましたし、本当に映像で心を描くのがすばらしくて、血なまぐさい殺し合いの合間に漂う詩情、命の重さ、はかなさが浮き上がってきてました。
物語の方は、父が捕らえられ、妹が指名手配になった片岡龍之介が依田恵と連絡をとるシーンが映ってまして、あの辺がシリーズとしてのおとしどころになるのかな、と見えます。

あいかわらず良いおっぱいです。(^_^)
ロマノフが糾弾されることで閉める、という方向かな、というか、それ以外ちょっと思いつかないのですが・・・。(^_^;
珠代先輩が岡倉といくつか言葉を交わして、作戦の確認、琳を逃がすことなんかが語られてましたけど・・・珠代、岡倉に気があるみたいですね。(^_^;
男は顔じゃない、ということなのかなぁ、でも年齢差15ありますよ。(笑)(珠代22、岡倉37.)

デレてるようにしか見えませんでした。
岡倉の方にはその気がなさそうなんですが、実は妻子もち、とかってオチだったら、ちょっといやかなぁ。(笑)
琳が雨にぬれた野の花をつみに、そしてそれがすずりのためだと知って、屋上で琳と語る珠代。
ここで琳の感情があふれるわけですが・・・。
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親友と言うより、姉妹になってしまったようです。
でも、自然なんですよね、この流れ。
映像で心を語る、ということが徹底されているからだと思います。
作画水準、CGAセンスも高いのですけど、演出水準もすばらしく高いですね。
そして今回のクライマックス、琳と珠代の脱出シーン。
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第9話で、琳とキーファのすばらしいライドバック動画を見せてくれてましたので、もはやこの程度でも驚かなくなってしまってましたけど、画面の効果、ストーリィのタイミング、キャラとのユニゾン、という点ですごかったですね。
普通ここまでCGAが演出意図と融合してくるのってまれだと思います。
第3話、第4話、第9話ほどではないですが、鳥肌たちかけたところでした。
その頃、岡倉たちは、GGPと本格的な戦争に。
その合間を縫ってかけぬける、琳と珠代。
私服で逃げている、というのもドラマティックでした。
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未来をめざす琳のまなざし、良いですねー。(^_^)
帰結点はかなり見えてきましたけど、1クールというのがまことにもってもったいない佳作でした。
本来4クールくらいかけて、『サイバーフォーミュラ』みたいにじっくり描いてほしい作品でしたけど、そうするとスタジオがもたないのかな。
ともかく、ここまで作画に関してはまったく穴がなくきてますので、どういう閉め方をしていただけるのか、楽しみです。
予告がまたカッコよかったですね。

10話までがチビキャラ劇場、11話予告がすずりの回想、そして12話予告がこれ、と、画面構成だけでなく、シリーズ構成という点でもセンスがずばぬけてます。
ストーリィはけっこう人を選ぶかも知れませんが、アニメパートの秀逸さは、近来まれなできでしした。
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うわ・・・すずりちゃん、エグい展開。
途中の盛り上げ方が、事件が起こったわけでも、バトルがあるわけでもないのに異様な緊迫感で進んでいってましたので、いったいどういう仕掛けが、と思ってたら、まさかの首チョンパ。
確かに、戦争とかテロとか未来兵器とか扱ってはいましたけど、こんな展開になるとは予想だにしていなかったので、心底驚かされました。
あと2話なんですが・・・ちゃんとまとまるのかなぁ。
このすずりちゃんの悲劇は、本作が名作になるか、とんでもないキワモノで終わるかの分岐点になるような気もします。
ただ、その衝撃の度合いはともかく、すずりちゃんの悲劇にいくまでの、演出のもっていき方はすばらしかったですね。
そういう物語を盛り上げる技術、文芸的な能力は半端なく高い、というのは間違いなく言えると思います。
琳と珠代が合流するまでの、漠とした不安、あいまいな未来への希望、そして少しずつずれていく時間、電車の遅延、こういったものが、目の前で惨劇を見てしまうこと、時間に間に合わなかったことにつながるわけですが、淡々とした描写の中に潜む、静かな迫真性はなかなかすごかったと思います。
問題はあれをどう収拾つけるのか、ということだけですね。
そして予告、ナレーションはまったく入れず、ひたすら、すずりの回想写真のフラッシュバック・・・。
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どーなるんでしょ、というか、帰結点があるのかどうかさえわからなくなる悲劇で、物語への興味がググッと凝縮してきまました。
外野、というか外側は、珠代の父がGGPに収監されたり、珠代の兄がついに情報将校みさおと接点をもったりと、いろいろ進んできましたが・・・。
ロマノフを打倒して終わり、というのが素人的な発想ですけど、もっとなにか違う解決があるのかしらん。ううむ。。。
作画は相変わらずきれいですし、CGAとの融合も、なんか毎回書いてるような気がしますがうまくできてますし、いいアニメだとは思うのですが、衝撃が大きすぎました。
あ、隠れていた琳が帽子をかぶってこそっと出てきたところなんかは、ユーゴのパルチザンみたいで、ちょっとカッコよかったですな。

あまりの衝撃で、抱き合い、支えあう珠代と琳が、そして遺品を見て漠然とするしょう子が、実に痛々しい幕切れでした。
ほんと、いったいどうなるんでしょ。
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琳が救出されたその後・・・なんですが、1クールしかないみたいなのに、こんなにのんびりしてていいのかな。
原作を知らないので、どういう進行なのかわからないのですが、一段落まで、くらいのまとめ方になりそうですね、この感じですと。
作画は相変わらずきれいだったんですが、それほどのアクションもなかったので、簡単な回顧だけにしておきます。
・目覚めた琳。

岡倉が責任を感じて、陳謝してましたけど、いまいちこの感情背景が見えないんですよね。
師匠格ってわけでもないし、恋人でもない、敵でも、戦友でも(今のところ)ない。
それまでの接点が少なかったので、たまたま知ってた人に路上で水をかけてしまった、くらいの重みしか伝わってきません。
展開というか、理屈はわかるんですけどね。
最初の頃の、琳のバレエ背景とか、フェーゴに魅せられていくプロセスとかがとても丁寧に描けているだけに、こことのギャップを感じてしまうところではあります。
・そして岡倉の手から、珠代の手へ。

釣堀で仲良く釣りしてました。(^_^;
しかし琳も珠代も、釣りが似合いませんなぁ。
珠代に至っては、相変わらずヘソだして釣りしてるし。
珠代の語る父親の姿、愛人つくりまくりのエロジジイとか言ってましたけど、実はしっかりと、危難においても結びついている、というところが描かれてましたので、今回のエッセンスとしては、この片岡兄妹、片岡親娘でしたね。
あとは、ライドバック部員に差し入れと、琳の無事な姿が伝えられておしまい。
どういう結末になるのか、いかにも尺足らずな感じになってきましたけと、ロマノフが失脚して一段落、くらいになるんでしょうかね。
このみさおの、何か含みがあるような表情がキーになってるのかも・・・。

もう少し、私服姿とか、いろんなところも見たかったんですが、1クールですと、仕方ないかな。
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琳とキーファの走行シーンがカッコよくて、見ほれてしまいました。
CGAの優秀さ、というのもあるんでしょうけど、これはコンテと演出の勝利でしょうね、と思ってたら、コンテ、中原れいさんか、納得。(^_^)
キーファに、ライドバックに選ばれた才能、と言われても半信半疑だった琳が、ライドバックを見て、そしてキーファの搭乗を見て、まるで吸いつけられるようにその機体に乗り込み、どんどんその中に引きずり込まれていく、その情景、美術で語られて琳の心理描写。
ともに走行しながら、その振動、揺れ、操作、そういったものが、どんどんからだの中に入ってくる姿。
脳裏によみがえる母の言葉「ダンサーにとって舞台の上だけが世界だ」
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バレーをやめてしまってから、惰性で生きてきたような、なんとなく時が過ぎ去っていくだけだった生活、その中で出会ったマシンによって、バレーをやっていたときの、生きている自分を認識する、血液の流れの中に、情熱が再び注ぎ込まれていくかのような、その走行、目覚め。
水場を超えて宙に舞い、飛び散る水滴の中に見るキーファの顔、マシン、空。
からだの中で脈動する、「生きている自分」
そういったものがじわじわ浮き上がってくる、すばらしいライド、すばらしい変化。
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前回の琳の、まるで廃人にでもなってしまったかのような、拘束され、幽閉された表情というのも、これへの対比として描かれていたんですね。
手法としては月並みですけど、作画水準の高さと表現力、セリフではなく、美術と動きで見せてくれたこのコンテと演出には舌をまくばかりです。
いや、すごかった。
この背景にある、兵器として描かれていたライドバックもいい対比になってました。
琳に生きる意味を思い出させてくれた、マシンの飛翔、中空の舞。
それに対して、単に兵器として使われているマシン、その対比。
このあたりも鮮やかでした。
久しぶりに、動画とその演出で感動させていただいた気持ちです。
思い起こせば、第1話が始まったときも、今は良いけど、戦争がらみになるとちょっといやかなぁ、と思ってたんですが、誤解だったようです。
「今が良い」のではなく、このライドバックと、それに魅せられていく琳の描写が良かったんですね。
この琳のヴィヴィッドな気持ちがしっかりと画面に反映していれば、別に素材は学生生活でも戦争でも、なんだっていいような気がしてきました。
ということで、今回のハイライトは、キーファと琳の走行につきますね。
琳の、この涼しげなライドシーンも、なにげに大好きだったりします。(^_^)
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後ろからまくっていくところで、ぱんつが見えたりもしたんですが、そういうのもひっくるめて、カッコよかったです。
それ以外を簡単に回顧。
ロマノフ大佐の同僚だったという、キーファ、岡倉、という過去やら立ち位置やらが判明してきました。
GGPが政府統括云々てあたりには、かなり無理も感じるんですが、ライドバックを魅せるための舞台背景みたいなもんでしょうから、あまりガチャガチャいわなくても良いですね。
そのロマノフのあせりやら、恫喝やらをそばで冷ややかに見つめる、情報将校、横山みさお。
彼女のあの表情を見てますと、ロマノフと一枚岩、というわけでもなさそうですので、今後の展開が楽しみです。
そしてGGPとBMAの関係、岡倉の過去を洗っていた依田恵が珠代と再び接触。
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おっぱい対決、再び、なんですが、胸だけで言うと、年の功か、恵の方に軍配が上がるみたいですね、ルックスだと断然珠代なんですが。
もっとも、今の段階では、珠代の役目は終了で、今後は恵の方が深くストーリィにかんできそうです。
予告なんですが、しょう子ちゃん、すずりちゃんで固定かな。

こっちの方が断然可愛いので、できれば今後、これで通してほしいです。(^_^)
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予想したとおり、テロがらみ、戦争がらみのどよーんとしたストーリィになってきて、かなり重苦しいです。
画面構成とか美術、動画、といった作画面はすばらしいの一語なんですけどねぇ・・・。
未成年を拷問にかけたり、親族を使っての脅しまがい、というのも、GGPのえげつなさ、権力の非情さ、といったものの描写である、というのはわかっていても、見ていてあんまり気分のいいもんではなかったです。
琳に話しかけたGGPの女性職員のいやらしい顔も相当の不快感がありましたし。
もちろん、そういったことがちゃんと計算の上でなされている、GGPに嫌悪感を持たせることが演出であり目的である、というはわかるのですけど、娯楽作品ですから、やっぱり不快感は残る、というのは記録しておいてもいいでしょう。
アニメの質そのものはすごく良質だとは思うのですが・・・。
ということで、作画面だけ簡単に感想記録しておきます。
落ち込むライドバック部員の中で、前向きに、そしてアクティブに考えよう、とするすずり。
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バロンに乗って練習というか、発散というかで、それを見ながらしょう子にもやっと笑顔が戻ってきました。
それを指摘して気分をほぐす菱田くん。
すずりがバロンに乗りたい、と言ったことに対しても、前向きにサポートしてました。
それに対して、「いつかこんなことになるんじゃないかと思ってた」とボヤくカワイ先輩のウザいことウザいこと。
どこにでもいますねぇ、こういう自分の弱気を弁解するために負の感情を撒き散らして極力部外者でいたいと思っているデブ、あ、いや、デブはどうでもいいですか。(^_^;
とにかく、ロマノフ大佐やGGPの女性審問官以上に不快感のある醜いデブでした。(笑)
一方ヒロインの琳ちゃんは、拘束されて、まるで死んだ魚のような目。

助けようとした弟が目の前が拷問され、老いた祖母にも辛労をかけ、自らは拘束の身、しかもGGPが審問に当たったり、非合法な拷問まがいの取調べを見たりで、もうどうにもならない巨大な力の壁りのようなものを感じていた身としては、生気を失ってしまうのも納得できます。
唯一の光明は、この危難にあって、血を分けた者の気持ちがしっかりと結びついていたこと。
堅司くんは姉にことばを返しましたし、なにより姉のために罪を認めてしまったようなところもありました。
祖母は、「信じています」「負けてはだめよ」と時間制限を促されるながらも、しっかりと力強く呼びかけていました。
・・・・身辺に相当不快な調査、荷物の持ち出しがあったでしょうに。
情報統制の怖さなんかも、昨今の日本のメディア操作を見てますと、必ずしも絵空事でないのが恐ろしいところだったりもしますが、外においても、中においても、そういった暗い空気はひしひしと各キャラの上にのしかかってきてました。
岡倉が行動を取り出したり、キーファなる人物、ライドバック時代の同僚っぽいですが、それが岡倉を呼び込み始めているらしいこと、統制体制の中で、珠代の兄・片岡と、ロマノフとの間で、主権に対しての抗争っぽいものが見えたりと、社会描写なんかも細かく、かつ精査に拾ってはくれてますが。
暗いドラマそのものは嫌いではない、むしろ好きな方なんですが、この演出はさすがに重苦しいですね。
というわけで、岡倉の行動に気づき始めた、悦痴担当・珠代さんのおっぱいとおヘソで無理やり明るくしめておきます。(笑)
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あ、でも予告は、かなり場違い感さえある明るさでしたから、別に全編どんより、というわれでもなかったですけどね。
これからすずりとしょう子でやってください。
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テロ編が粛々として進行してますが、もう平和な大学・部活編には戻らないんでしょうねぇ・・・。
作品としては力強いですし、丁寧、かつきれいに組み立てられているんですが、戦争ものにそれほど愛着がないので、この進行は残念です。
ただまぁ、作品としてはすこぶる面白い展開ではあるんですけどね。
今回は珍走団のツールと化したライドバックと、それに夢中になる弟・堅司。
その珍走団に横流しされたライドバックにGGPの息がかかっていて、このグループがGGPの実験として使われる。
そしてそこに巻き込まれた「謎のライドバック少女」が、GGPの政策の中に少しずつ取り込まれていく、という流れで、原作があるので当然といえば当然なんでしょうけど、骨格のしっかりしたつくりを感じさせます。
今回のメインは、琳と恵だったんですが、冒頭、岡倉を珠代さんが詰問してました。
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あれ・・・おっぱい、しぼんだ?(^_^;
おっぱい担当部門のヒロインなので、もっと胸でブイブイ言わせてほしいです。(笑)
そんなことはともかく、この2人の関係、今のところ物語の外枠なのであまり明瞭には描かれてませんが、岡倉の立ち位置を考えると、かなり重要な関係なんでしょう。
今は外枠ですけど、珠代の兄、父を通して、そのうちもっと重要になってきそうです。
もっとも、岡倉、かなりの醜顔なんで、あんまり見ていたくはないルックスではあるんですけどね。(笑)
もう一人のおっぱい担当、依田恵。ついに琳に行き着いたようです。
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車のシートベルトが、余裕でπ/(パイスラッシュ)になってるのがすごいです。(笑)
右肩からかかってるので、π\・・・かな。(^_^;
恵さんは、登場時点からかなりのキーパーソンになりそうで、単に「謎のライドバック少女」の取材というだけでなく、GGPの闇にも踏み込んでいきそうなところにも注目です。
ロマノフ大佐との対決、なんかも用意されてるのかなぁ・・・。
原作は、絵があまりに趣味から外れてるので、ちょっと読む気がしないため、アニメ展開の方で楽しみにしておきます。
その、恵が琳に行き着く素材となった、雑誌の記事。

細かいところまで作ってますね、最近のデジタル処理多用アニメでは常識なんでしょうけど、切り出してみないと何と書いてるのかちょっとわからないくらいなんですが、ちゃんと書かれています。
内容そのものはたいしたことありませんでしたが・・・。
その琳ちゃん、弟くんのピンチで、またもやカラダが動いてしまいました。

普段の言動みてると、おとなしいお嬢さん、という感じなんですが、バレエで心身を鍛えている、というのが、突き動かされるんでしょうなぁ。
レース、ショッピングモールでの活躍、そして今回と、かなりアクティブに動いているにもかかわらず、そんなにギラギラした体育会系のノリには感じない、というのが、この琳の個性としてあるようです。
ある意味、現代的なんでしょうね、戦うヒロインのパターン化からは少しはずれているような感性になってますし。
警察相手の大立ち回りは、尺がやや足りなかったせいか、レースやショッピングモールのときよりはあっさりとしてましたけど、それでも専門家相手にあそこまでやってる、というのは、琳だから、というのもかなりあるんでしょう。
今後、そういった琳の特質としての側面も出てくるのかな・・・。
弟の部屋にあった雑誌。

この辺も細かくつつくってますな。(笑)
「あまえんぼ」と「ナース」と、どうつながるのか、なんかよくわからんコンセプトでしたが。
さて、最後に、この琳の飛び入りを興味深げに見つめる、情報将校・みさお、第3のおっぱい担当。(笑)

公式見ると、こっちは30代らしいので、担当としては外枠になるんでしょうけど、それにしてもおっぱい担当の多い作品ですな。主人公はスレンダー系だと言うのに。(^_^;
とうとう捕縛されてしまうみたいですが、琳ちゃんの運命やいかに?
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テロ編。
作画が相変わらずすばらしく良いので、それほど低下感なく見れてますが、やはり個人的な願望としては、大学の中での競技部活として展開してほしかったなぁ、という想いが少しあります。
とはいえ、演出とか、画面構成とか、アニメとしてはすこぶるよくできた作品ですから、個人の趣味性を除けば、かなり満足のいく面白い展開になっています。
今回は、メディア側がつかんだ情報が、片岡珠代の方にむかっていること。
GGPはさすがに軍らしく、的確に情報をつかんで、既に緒方琳という存在、警視庁・片岡龍之介の妹・珠代の後輩、といったところまでおさえていたこと。
ライドバックア部隊創設の「英雄」的日本人が、岡倉であることがほぼ確定したこと、その岡倉の言動に珠代が疑念を持ち始めていること。
琳の弟が、ライドバックにますますのめりこんでいきそうなこと。
そしてなにより、琳自身が、ライドバックで銃弾の中を駆け巡る恐怖に快感を覚え始めていること、なんかが描写され、前回の激しい攻防の後を受けて、静かな情報戦の中にもかかわらず、緊迫した雰囲気が゛ヒシビシ伝わってくる、ナイスな演出でした。
いろいろと事件の後に動き回る人物もよう。
まずメディア側。
画像解析の結果、ライドバックに乗る人物が女性らしい、と判断した依田恵は、雑誌の表紙を飾る人気者・ライドバックプリンセス片岡珠代ではないか、とあたりをつけて調査開始。
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前回も出てきたように、恵さん、見事なくらい乳牛系です。(笑)
どのカットを切り取っても、たれるくらいにデカい胸乳が強調されてるんですが・・・一瞬、取材に有利なような偽乳を仕込んでるのか、とも思いましたが、それにしては衣装がガサツすぎますので、たぶん天然乳なんでしょう。
ともかく、ライドバック部に行って、部員と面通ししてから、片岡珠代に接触。
両者、巨乳をぶいぶい言わせながらのおっぱい対決。
珠代「ケンカ売ってんの?」
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恵が挑発すると、敵意むき出しで珠代が応戦。
一般市民としては、メディアにあんまり良い感情もってないので、ここでは思わず、珠代がんばれ!・・・という気持ちでした。(笑)
さて、公式サイトでは既に登場していたので、出番が待ち遠しかった、これまたおっぱいでっかい将校の、横山みさお、33歳。
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琳、しょう子、すずり、といったあたりが並乳~貧乳設定なんで、ことさら巨乳が多い、というわけでもないんですが、デカい人の描写が目立つので、おっぱいがいっぱい感覚になってしまいますね。(笑)
中の人は、『かんなぎ』貴子部長の速水リサさん。
巨乳キャラは『おお振り』のおっぱい監督以来かな。
ヒロインの琳は、並乳だと思うのですが、バレーやってて巨乳は不自然ですし、体育会系で肉体を鍛えていた女子大生が貧乳というのも変ですから、これはわりと理にかなった体形だったりします。
もっとも、琳の魅力は流れるようにスレンダーなボディライン、四肢の躍動にあると思いますけどね。
GGPで報告書まで作られてしまうくらいに調査されてたんですが・・・。

弟と祖母のことまで記載されてましたから、GGPが弟に接触して、という展開もあるのかなぁ、むむむむ。
それとブサイク顔でしたので、作画回顧はしたくないですが、岡倉が「おまえを守る」とか琳に言ってましたけど、なんか立ち位置がまだよくわかりません。素性はわかってきましたが・・・・。
琳ちゃんを守ってくれるのはいいんだけど、恋情はもってほしくないなぁ。(笑)
本筋と関係なかったですけど、ライドバック部のお食事会が、大学っぽくてよかったですね。
次回、琳の弟・堅司が巻き込まれ出すようです。
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かなり心配だった外側の部分、戦争とかテロとかっていうのがいよいよ入ってきましたけど、今回分に関してはそれほど悪くはなかったです。
絵がすばらしくきれいですので、その効果、というのもありますし、なにより画面を疾駆するライドバックのスピード感をしっかり表現してくれてますので、その部分での見ごたえがかなりひっぱってくれている感じです。
それでも、部活とか、大学生活とかの方をメインにしてほしい、という気持ちは依然としてありますけどね。
前回大活躍の珠代さん。

連絡をとってたのは、たぶん警視庁に勤めるという兄貴でしょうね。
どうやら岡倉を探っているみたいでしたが、まだ視点が琳たち下級生サイドですので、このあたりはもう少し話がすすんでいくにしたがってボツボツかな。
それにしても珠代さん、平素からヘソだしルックなのね。(^_^;
しょう子のショッピングセンターでテロ発生、たまたまメンテに出す予定だったフェーゴを運んでいる途中だったので、それを強引に駆って、琳、出撃。
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ショッピングへ逝く途中でしたから、軽快なかっこう、またもやスカートでの搭乗です。
ライダースーツも良いですが、この白いスカートで出撃していく琳の勇姿もなかなか画面映えしますね。
電話が切れたりつながったりの中、なんとかしょう子を見つけ出して脱出しますが、しょう子の隠れていたカーテンがまるでマントのようにたなびいたりして、画面効果はすごく良かったです。

現実で考えると、いくら高速で動いても、軍隊の銃弾をいっせいにあびて無傷はおかしいだろ、とか、あのカーテンはどう考えても邪魔になるだろ、とか、未来の高性能カメラで身元が割れないのもどうなんかなぁ、とか、いろいろひっかかる面はあるものの、そのあたりは画面効果だと思っておきます。(笑)
そういった軍隊とか戦争っぽいのを引っ張り出してきたマイナス要因はあるものの、塵煙の中、都市ビルの中から外へと立体的に高速で逃げ回る姿がすばらしく良かったので、そういうところを中心に鑑賞する作品だろう、ということにしておきます。
でもこの流れだと、琳の技量がGGPかBMAかのどっちかに戦力として組み込まれそうな流れなんで、かなり不安かなぁ。
今後いろいろと物語の中にからんできそうな、ジャーナリストの2人。
特に巨乳の依田恵、というのが次回から関わってきそうですな。
公式のキャラシート見てますと、もう一人、ロマノフの部下に、切れ者の美人情報将校がいるみたいです。
そして逃走途中で琳に接近し、フェーゴ・タイプLと看破したライドバック乗りも登場。
これも公式サイトによると、「キーファ」とかいう人物で、現時点で詳細は不明。
でもあの登場の仕方を見ると、かなりの重要人物っぽいです。
フェーゴを看破したあたり、岡倉となにか過去に因縁があるのかな?・・・という感じですね。
まだ方向性がはっきりしませんが、画面の美しさ、面白さ、魅力は相当ですので、期待しています。
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じわじわとSFパートというか、GGPとかいう国家問題が背後に迫ってきてて、これがどうなるか、かなり気になるところなんですが、第1話から続いていた「ライドバック」によるレースの面白さがビンビン伝わってきて、ぐんぐんひきつけられますね。
今回で言うと、新人・ド素人の琳が、持ち前の運動神経と度胸で初レースに挑むわけですが、トップでは日本チャンプの珠代先輩と、宿敵といっていい卑劣なコブラ兄弟との戦いがあって、そこにじわじわ迫ってくる、という展開が、なんともしびれます。
結局、琳の能力の高さにマシンの方が耐えられませんでした、という結末で、このレースの勝者は珠代先輩で、連覇達成。
類まれなる才能を持つ琳・・・なんですが、そんなにギラギラしてないところがまた良いですね。
バレリーナとしての夢が一度絶たれている、そして母の背中に追いつくことができなかった、という、心の重荷、でも心の傷というほどでもなく、一度敗れた夢に、放心してしまっていたような状態、そこで出会ったフェーゴというマシン。
長い髪とシンプルなワンピ(宣伝動画では「白衣」をワンピと読ませてますね)、という、美少女ではあるけれども、わりと地味めで、おとなしい印象さえ与えるルックス。
そして、極端な闘争意識で参加しているわけではなく、マシンとの一体感や爽快感で参加している、そういったモティベーション。
このあたりのキャラクターつくりが実に良い味出していると思います。
対するに、いかにも競技者です、といったギラギラした感じを前面に出す珠代先輩というのがいて、菱田のような大学生っぽいエンジニアとか、いかにもわけありかな岡倉とか、イマドキ感が漂うしょう子とか、キャラ配置も絶妙ですね。
珠代の父、兄が、政府の要人であったり、ライドバックの政治利用に関係していそうだったり、岡倉にかつて戦争に近い経験がありそうだったりと、競技スポーツではない、政治的な外側がどんどんふくらんできてますので、本作の評価は、そういう外側のキナ臭い状況がどううまく処理されるのか、あるいは失敗するのか、にかかっていると思いますけど、このレース競技を通して伝わってくる、ライドバック・マシンの面白さ、それに情熱をかける珠代、琳、菱田、といった人物模様がよく描写できてますので、今後、そういった外側の世界情勢にうまくつながっていってくれることを期待しています。
ほんと、不安て、そこだけなんですよね。
そして作画。
原作未読組なんですが、書店で原作の絵柄だけパラパラと見てきました。
アニメになってよかったねー、といった感じで、あの原作絵を忠実に再現されてたら、ここまで引き込まれることはなかったと思います。
もちろん、原作の筋立ての優秀さがあったればこそ、だろうとは思いますが、絵柄に関しては原作絵ではかなりワタクシの趣味からはずれますな。(^_^;
琳と珠代先輩が、アニメ絵によってすごく可愛いく、美しく、そして情熱的にクリンナップされてますので、好みのド真ん中とまではいきませんが、設定デザイン見てた頃よりは、格段にひきこまれています。2人も「良い女」感がかなり漂ってますしね。
今のところ準ヒロイン格みたいな、珠代先輩。
デカいぞおっぱい、エロいぞスーツ。
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うーむ、普通に美人じゃのう。
負けず嫌いで行動的で、ショートカットで強気の性格。
しかもまだそういう描写にはなってませんけど、お兄ちゃん子の妹キャラなんですよね、兄とはどういう感情でむきあうのか、そんな描写も楽しみです。
そのライダースーツ。乳袋の部分が飛び出るみたいにデカいです。(^_^)
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一方、可憐なヒロイン、われらが琳ちゃん。こっちは高校生の弟がいるお姉ちゃんキャラ。でも後輩。
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ライダースーツのふくらみが、シーンによってデカかったり普通だったりするんですが、まだ珠代先輩のを借りて使ってるんでしょうか。
だとすると、珠代ほど巨乳ではないけど、スーツは巨乳設定で、というニュアンスが出ているのかもしれません。
まぁ、どの程度まで可変なのかはわかりませんが。
結局エンジンが火を噴いてリタイアでしたけど、直前で4位まできてました。
岡倉と再び会って、初めて載ったときのことを聞かれて、そして月夜にフェーゴとジャンプ。

この飛翔するイメージ、第1話のシメでもありましたけど、これが琳のライドバックに対する気持ちを表しているんでしょうね。
外側にキナ臭い話が迫ってきてますので、今後、この琳の気持ちがどう影響を受けるのか・・・・。
次回は「しょう子、危機一髪」で、テロの話になるみたいですから、その外側の部分がぼちぼちでてくるころかな。
テーマ:RIDEBACK-ライドバック- - ジャンル:アニメ・コミック