[クーと引き離されたレンは、眠りからさめると、既にエディルガーデンに到着していたこと、7年の歳月が経っていたことを告げられる。しかし、エディルガーデンへと誘う声によって、それが偽りの夢の中であったことを知り、覚醒する。一方、レンがエディルレイドに既にいないことを告げられたクウは、単身レンを探しに行くことを決意する。だが、その時、謎の狙撃手によって深手を負ってしまう。キーアが見舞うその病床に、脱出に成功したレンが訪れ、クウの別れのことばを託すのであった。]
ストーリィは重要な転換点を迎えたようで、いままでのようなイチャイチャしたところが影をひそめ(・・・それも好きだったんですけどね(^_^;)真面目な進行。夢の中で、目的地についたような設定を与え、それが、呼ぶ声によって露見してしまうあたり、原作ママとはいえ、なかなかに凝ってて、おもしろかった。キャラ絵もいつになく丁寧な描写で、これで大陸シフトが入ってこなければなぁ、とついつい思ってしまった。
どうでもいいけど、CMで流れているゲーム、ゲーム本体より、シスカのガネー貯金箱だけ単体でほしいです。なんとか、単体発売してほしいもんですなぁ。(笑)
http://www.tomy.co.jp/gamesoft/erementar-gerad/cap.html
こことかみると、それ以外にもいろいろとグッズがついてるようですなぁ。かなり欲しい。(^_^;
[豹馬の瞳術により、強襲した念鬼は倒したものの、蛍火には逃げられてしまう。後を追う左衛門であったが、胡蝶の幻術により、見失ってしまう。ひとたび宿に返り、豹馬の助言を得た左衛門は、念鬼の顔を写してふたたび追跡する。一方で蛍火は傷を受けた足をひきずりながら、夜叉丸との思い出にとらわれてしまう。一方伊賀方の宿では、傷を受けた小四郎が、自らの弱さを呪うのだが、朱絹によって癒される。しかし、戦力にならぬ朧をみて、天膳は腹にひとつの決意をいだくのであった。]
不戦の約定が解かれてから、あまり凄惨な忍法合戦は影をひそめるようになり、残った忍者達の心の内を描いていく。これ、風太郎原作にはあまりなくて、せがわまさきの漫画版で拡張されているところですね。今回は蛍火の回想シーンを主に構成されてましたが、たぶん次回あたりで、左衛門・お胡夷の兄妹の思い出なんかも出てくるんでしょうなぁ。このあたりに多少の時代の変化を感じるのですが、こういうウェットな描写が加わると、かつてはスピード感や猟奇性が損なわれるため、あまり1重視されなかったきらいもありますが、最近は、時間が許せばこういった脇キャラの背景もしっかり描写していくことで「物語の厚み」を語っていくようになったので、こういうのも、十分にありだと思う。たしかに忍法合戦の異様さはうすれるんだけど、忍者たちの「人間」がしっかり描かれるので、いいと思う。ま、ここいらへんは好みの領域なんで、賛否別れるところではあるでしょうが。
今回のスポットは、蛍火で、思い出の中で、笑ったり、驚いたり、膨れてみせたりと、いろいろな表情が見られてよかったです。朧をたとえに出されて、ふくれるところとかね。せがわ原作では、夜叉丸が「任務よりも色恋」を優先させたがるような、そんな現代っ子的な側面も描いてあったのですが、そこまでは踏み込まなかったですな。けっこういいにいちゃん、みたいなとこまででとどめていたように思います。
次回、蛍火に追いついた、念鬼に化けた左衛門と蛍火との対決。そして、天膳の野望のあたりまで、かな?
初回のエントリなんで、ちょっとおとなしめに。