どっひゃーん。
あまりのラストにしばし呆然。やるなぁ。。。
それにしても、スタッフの皆さんが、玉青ちゃんに対して、実に冷酷というか、どうでもいい感情を持っているのではないか、と疑ってしまうような最終回でした。
だって、玉青ちゃんて、けっこう今まで静馬に対してライバル視してたわけじゃないですか。今回だって、花束贈呈で、キッと睨みつけていたし。
それが、静馬が『卒業』のダスティン・ホフマンばりに、会場に現れて「渚砂、愛してる!」と叫ぶと、なおも逡巡している渚砂のリボンをそっとほどいて(契約完了の暗示?)背中を押し出してやる。
個々のシーンは、例えば静馬に対しては「私だってこんなに渚砂ちゃんのことを思っている」、渚砂の背中を押し出し、あまつさえ情事の後に帰ってきた渚砂に優しく「お帰りなさい」と言っちゃうところとかは、渚砂が幸せでいることを願っている、という風に解釈できなくもないんですが・・・全然つながってません。(^_^;
そもそもあの会場で渚砂を攫われてしまった、っていうことは、あの後、衆目にさらされているわけで、そんなことを考えると、劇的効果を追求したがために、とってもかわいそうな結果になってしまった玉青ちゃんのことをもう少し考えてほしかったかな、と。
もちろん、去り行く渚砂を見送る絵も用意はされてましたから、そこらへんに無神経、ってわけでもなかったんでしょうけど・・・。
というわけで、あのラストは、必ずしも大団円にはなってなかったので、正直やや不満です。
ただ、玉青ちやん以外はそこそこまとめてましたのと、ル・リムのボケが良かったので、全体として許せてしまう自分がちょっと嫌だったりもしますが。(^_^;
つうことで、玉青ちゃんについて書いてると悲しくなるので、それ以外。
まず、天音&光莉ペア。
お姫さまだっこですよ、お姫さまだっこ。
ここまでやられると、こういうのをイベントとして学校は認めていいのか、っていうことになりかねませんが。
だって一応タテマエとはいえ、学校が同性愛を公認してるとは思えませんし、このシーンは完全にその再現みたいなものでしたし。
もちろん、誤解のないように書いておきますが、こういうの大好きなので、賞賛のことばです。適度に背徳的でもありますしね。
加えて、光莉のステキなビッチぶりも最高でした。
天音の元に走ることが確定していてなお、夜々に「夜々ちゃんにリボンを結んでほしいの」・・・なんて言ってしまう天然ぶりにはもう何と言いますか。
一応、光莉サイドの感覚として、夜々ちゃんは大事なお友達、だからあの夜、押し倒してしまったことも許してるし、こうやって、リボンも結ばせてあげてる、ってことなんでしょうけどね。
・・・それ、かなり傲慢ですよ。光莉ちゃん。
この後先考えてない天然ぶりが、光莉の持ち味でもあるんですけどね。
でも、この最後に放ったいぢめて光線は、あまり夜々の心を動かすところまではいかなかったですね。
代わりにそこへ蕾が入ってきたのはなかなか嬉しい展開。
最終回にしてやっと、夜々と蕾のカップルになったようです。
しかし、この2人、どっちも攻めっ気なんで、なかなか面白そうです。
個人的には、夜々ちゃんと千華留会長でしたので、最終回の脇スジもそっち中心に。

冒頭いきなり、ちうがくせいとは思えぬ夜々ちゃんのカゲキな肉体が描写されていて感動でした。
表現は失意の図、でしたけどね。
それにしてもいい張りしてます。
でも、同じように光莉を慕っていたのに、いつしか視線は夜々の方に移って来る蕾ちゃんが、少しずつ自分の気持ちに気づいてきたような展開でした。
「別に夜々先輩を心配しているんじゃないんだからね」・・・ツンデレ応用ヴァージョンです。
夜々「光莉の晴れ姿見ないなんて、どうかしてるんじゃないの」
蕾「居たいからここに居るんです」・・・いいなぁ。
でも、さっそく蕾ちゃんを攻めているエンディングになってまして、たぶんうまくいきそうですね。

字幕がかなりうざいですが。(^_^;
本人は責めのつもりなのに、意外と攻められる方に喜びを覚えてしまいそうな蕾ちゃん。
あのベッドの両端で腰をかけているときに、少しずついぢめて光線が出力されているのが感じられるところでした。
我らが千華留会長率いる、ル・リム「一番乗り部」。

予告であった絵ですね。
こういうときの千華留ちゃんは実に生き生きとしてて美しいです。
でも、「会長なんだから、いい席は確保されているのでは?」のつっこみに、アレ?

こういうとんでもなく可愛いところも秘めているだけに、相当侮れないキャラになってしまいました。
いや、小説の方は、侮れないどころではないですが。(笑)
ル・リムのおこちゃま部隊も、なかなかすばらしくて
「ああっ、絆奈ちゃん、寝てはダメよ」のシーン。

この最終回で、こんなゲリラ的なネタでせめてくるかと、あきれるやら嬉しいやら。
半島シフトのことが大半で、不満もいくつかありましたけど、ル・リムがらみの時は、肩肘はらずに普通に楽しめたのが、とってもいいクッションになていたと思います。
ということで、ラストは「勝った気がしない」スピカ組のエトワール就任と、その後のいろんな人の笑顔で幕。
前回の静馬-花織組のカップルも、病気さえなければこんな感じだったでしょうから、こういうのになってしまうのがエトワールの伝統なんでしょうね。
ともかく、最後まで、作画が荒削りではありましたけど、面白かったです。
http://d.hatena.ne.jp/Nachbar/20061001
テーマ:ストロベリー・パニック - ジャンル:アニメ・コミック
最終回。
アニメだけ見てますと、えらく中途半端な感じですが、スタート時点で連載が続いている作品としては、仕方ないでしょう。
むしろ、変に凝ったしめくくりや、強引なオリジナルを交えたりするよりは、これで良かったと思います。
ジェネシスに対しての今後は、一応暗示されてましたしね。
先行地域から激しく遅れてたので、あまり感想は残せませんでしたけど、作画の美しさは毎回楽しませていただきました。
一番良かったのは、とんちゃん先生と、クロワッサン仮面かなぁ。あ、忘れちゃいけない、お風呂でのシムカとりんごの「女の戦い」。(^_^;
ところで、『火魅呼伝』『天上天下』、そしてこの『エア・ギア』と、大暮維人氏が原作等で関わった作品て(火魅呼伝は原作ではないですが)作画はかなりの水準なのに、ヒロインのCVに難アリ、っていう共通傾向がありますね。(^_^;
天上天下のヒロインが妹ではなく、姉の方、という説もありますから、もしそうだとすると、天上天下は違いますが。
今回も、CVは正直不満でした。
まぁ、シムカとかリカ姉とかに、大物がいたので、全体としてそんなに崩れた感じはなかったですけど、作画と違って、CVってピンになることが多いですからね。
つっても、LAPみたいに、それが原因で評価を下げざるをえない、とか、そこまではいきませんけどね。
(LAPに比べたらたいていのCVはめちゃウマ、ってことになりますし)
ということで、多少の不満はなくもなかったですが、作画に対しては、テレビシリーズとしては、かなり満足のいく内容でした。
アングルとか見せ方も良かったですしね。
この最終回でも、りんごのアップになったときの細かい表情、及びその描写は良かったと思います。
あと、大暮維人原作(もしくは原デザイン)として、魅力的な胸、ってのがあると思います。
本作も、設定年齢は「一応設定だけど、そんなのに縛られないよーん」という、いさぎよい巨乳乱舞でしたが、むしろ脚部の描写の方が光ってたような印象でした。
最近、乙女の大腿部を魅力的に描いてる作品って、少ないですからね。
つうことで、半年間ご苦労様でした。楽しかったです。