この作品もつかみどころがないといいますか、第1話が枠構造だったみたいでしたのでまだ物語が始まる前のプロローグが延々と続いてる感じでしたけど、今回はあおきさやかさんの脳天へ抜ける声がすばらしすぎたので、ムシウタほどには退屈さは感じませんでした。・・・話は相変わらずさっぱりこんでしたが。(^_^;
アイザック「砂金ほってたら縄ばりがどうとしか抜かしやがって」
ミリア「クツジョク的だね!」
・・・に始まる「○○だね!」という脳天へ抜ける声がステキすぎます。(笑)
キョンの妹とか、らいむ隊・絹というより、Shuffle!リシアンサスの系統だと思うのですが、シアでさえセーブしてたのかなぁ、と思えるつきぬけっぷり。もうすばらしすぎです、さやかさん。
ちわちわ秘書さんがかどうやら枠の外側にいるらしいので、このさやかさんのミリアを目当てに視聴していってもいいかなぁ、とさえ思ってしまいました。
もっとも、公式サイトでのインタビュー見てますと、アイザックとミリアは浮いている、って書かれてますので、話としてこの2人の方には振れてこないようですから、あまり期待はできないかなぁ、という気もかなり。(^_^;
ともかく、視点の絞りづらい話で、敷居の高さを感じていましたけど、さやかさんの熱演がある限り、がんばってついていけそうな気がしているところです。
話については・・・、まだなにも始まってないよね?(^_^;
というわけで、部分的な感想を。
1930年・カリフォルニア・・・と出ましたけど、30年前後の英米というのは、本格推理小説、いわゆるパズラーにおいて、別名「黄金の20年代・the Golden Twenties」の作家達がその全盛期を迎えつつあった頃で、ざっと思いつくだけでも、
F.W.クロフツ(20年『樽』でデビュー)
A.クリスティ(20年『スタイルズの怪事件』でデビュー)
s.s.ヴァン・ダイン(26年『ベンスン殺人事件』でデビュー)
E.クイーン(29年『ローマ帽子の謎』でデビュー)
C.ブッシュ(29年『完全殺人事件』発表)
J.ディクスン・カー(30年『夜歩く』でデビュー)
と、いわゆる6人衆が百花繚乱、傑作をものしてくれていった時期でした。
これ以外にもセイヤーズとかノックスとか、いろいろいますね。
今回の大陸横断鉄道、っていう列車の準密室みたいな舞台状況は、この20年代デビューのパズラーを思い出されてくれますので、そういう意味ではいい雰囲気でした。
ただまぁ、そういう本格推理の方向へは行きそうにはないですけどね、ファンタジー仕込みっぽいですし。
ということで、時代設定に対する妄想は、完全に妄想で終わると思いますが、どんな話になるんでしょうか、ともかく、さやかさんの活躍に期待しておきます。(^_^;
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公式サイトを見て、大助君がようやく詩歌の過去に一度出会ってることがわかりました。
今回の話を見るまで、詩歌が2人いるのか?・・・という疑念も少しあっただけに、不本意ではありますが、アニメ以外で情報を入れてしまいました。
アニメの上でも、そういう情報を持ってみたらなんとかそれっぽい描写にはなってますけど・・・わかりにくいですね。
虫は嫌いですので、たぶん原作は一生読むことはないと思いますが、よしんば虫が嫌いでなくても、あんまり食指の伸びる語り口にはなっていませんなぁ。
ダークストーリィとか悲劇とかはかなり好きなんですが、そっち方向にいってる感じでもないですし。
お話としては、あまり良いできとはいえないように思います。
今回の簡単なまとめ。
・利菜は詩歌をふゆほたるだと知らない。
・利菜とみんみんは仲間、そしてみんみんはスパイ。
・利菜はカッコウの正体にも気づいていない。
・にもかかわらず、大助の所作に頬を紅潮させている。
・一番可愛い黒セーターの少女が「あさみ」らしい。
・あさみは何か事件に巻き込まれそうなエンディング。
・欠落者だったのに虫憑きに復帰した、ということが知られているふゆほたる。
・・・このあたりですかね。
ということで、もう話について感想を残すのではなく、シーンについて記録していきます。
ヒロイン・・・かどうかまだはっきりしてませんが、詩歌。
中の人が、ぽてまよ。
正直「しゃー」とか「ふにふに」の方が相当よろしいですなぁ。(^_^;
利菜の部下・・・だか年下の仲間だかの、モスキートーとスネイル。
スネイルも「蟲」扱いですか、まぁ、陸棲無脊椎全般をさすこともあるから、広義には間違ってないんでしょうけど。
・・・あ、蛇も「ナガムシ」とかいいますか。
モスキートーっていうと、「蚊」というより、1FDOSの方がイメージ強かったりします。(^_^;
正確には2枚要りますので、1FDOS、っていうのはちょっと適切ではないかもしれませんが。(^_^;
ということで、かなり退屈な回でしたけど、みんみんがレディバードと通じていたり、あさみがなにやらネットの動画を通じて事件にまきこまれそうになっていたり、っていうのがあったので、そこら辺にポイントをしぼってみてみますか。
パティがいない・・・。
バティがいない・・・。
ストロベリーサンデーもピザもなかった・・・。
パティがいない・・・。
ということで、あんまり書く気がおきないのですが、一応見たので視聴記録だけ簡単に。
人助けをしても、それが理解されない、っていうデビルマン・ストーリィ。
ただ、その割には冒頭ハーネストが人の話をまったく聞かず強引で、あきらかに「悪いのはおまえだろ」状態になってたのが、ちょっとひっかかるところでもありました。
お話としては含みが多かったので、手放しに評価はできませんが、単体の話としては、なんとかまとめた、ってとこですかね
同日の『ムシウタ』『バッカーノ』が物語の体をなしていないので、その点では評価できるとは思いますが。
サーカス小屋で出会ったロンパリ男、癇に障るしゃべり方でしたけど、ダンテの敵か見方かはっきりしない立ち位置。今後も出てくるんですかね、といっても1クール作品ですから、もうあとわずかですが。
というところで、独立したエピソードとしてはこんなとこですか。
とにかく、パティが出てこなかった、意気消沈の回、ということはしっかりと覚えておきますか・・・。
うーん、なんからしくない人情話になってしまってますけど・・・こういうのはそれほど期待してなかったので、やや複雑な気分です。
お話としてはよくできてたと思うんですけどね。
加えて、だんだんと変化を見せ始めるドールの表情。
今回の物語も単体としてはよくできてますし、最後に表情を取り戻したかのようにほほえむドールとか、いいシーンではあったと思うのですが、ドールの回復について、あまり説明らしい説明がされていないので、設定としてこれでいいのかなぁ、っていう気もかなりしているところです。
「まさか・・・ドールが自分の意思で?」っていうセリフがインの話以降頻繁に出てきますので、このドールの回復もなんらかの折込済み、さらにそういった説明というか、設定の追加がある可能性も感じますが、現時点ではドールの設定を崩しながら進展している流れですので、やや不安感が出てくるのも確かですね。
それに、設定追加というか、説明とかっていうのがあるのかなぁ、っていう気もしはじめているところで、残り話数を考えると、ゲートのこととか、ドール、EPRのこと、ヘイの妹のこと、そもそもこの異常な事態の経緯、発端、現象の解説等、全部を説明して、っていうのは無理なような気もしているところ。
シムーンの例もありますので、なにも必ずしもすべて解説されなくても演出の手法によってはいい帰結感を得られることもありますけど、本作は異世界ファンタジーではないので、ちょっと、いや、かなり心配です。
ということで、追加解説が入ってくる可能性もありますが、ドールが意思を取り戻している、っていうのは、洗脳された人間が長期のリハビリで自分を取り戻すこともある、とという感じで、今のところ見ておきたいと思います。
脳の中をすっかり洗浄してしまうのは不可能で、比重のかけかたが違ってきた、それを元に戻してやる、そういう風に捕らえておきます。
さて、シリーズの中での話の位置としては、そんなわけでかなりの不安感を残すデキでしたけど、シーンとしてはすごく良いシーンが連発で、そういうシーンを出すために作られた話だったのかなぁ、っていう気もしてくるところです。
順番に追っていきますと、まず冒頭、一橋の兄貴の回想に出てきた女性。

「あんたには命をはって守りたいものがあるか」とヘイに尋ね、
「オレにはねーんだ・・・昔はあったんだけどな」という後半でのセリフと見事にリンクしてました。
つまりこの女のために、渡世の道に入ってしまった、しかし肝心のその女性は死んだか別の男のモノになってしまったかで、もういない。
・・・そういうことをしっかりと示してくれまして、この兄貴の人物像をグッと深めてくれてました。
そして休日、前回の電話でのあとを受けて、ショッピングに来た未咲と香那美。

香那美はいいんだけど、未咲のこのファッションセンス・・・。
あ、一応警察関係だから、アイドルなんかのお忍びみたいな隠れスタイルにもっていこう、って腹だったのかなぁ、それにしちゃ浮きまくりなことこの上ないんですが。(^_^;
「BK201!」と気配を察しながら、「リーさん」と言ってしまうあたり・・・なんだかなぁ。(^_^;
スカルマンで、無駄に勘の良い刑事を見てるだけに(多少見当はずれのときもありますが)警察の人、っていうことを考えると、勘が鈍すぎです、未咲。
でも、香那美が「気になってる?」という意識をビンビンはってたのが気になるところで、引っ付くとかって言う結末はちょっと感じられないのですが、未咲とヘイとの間のドラマがなにか用意されているんでしょう。
ヘイの方にはたぶんそんな意識はなでしょうけど(これはもっている情報量の差って側面もありますが)未咲の方には無意識下に、そこそこ意識している、ってとこですね、恋とか異性感覚までは現時点では来てないと思いますが。
そこで買い物をして、ドールを変身させて、逃走準備完了。

いろいろあって、なんとか列車に乗れて、ドールにっこり、の図。

今回単発の話としてみればとってもいいシーンでした。
一応心が通った描写になってるのかな。
ただ、ここまでの流れからいろいろ感じたことを記録しておきますと、状況から見て健児の「ほれた」ってルックスだけ、ってことみたいですね。
一目ぼれも立派な恋愛の1形態なんで、ルックスだけでほれた、っていうこと自体を否定する気はないですけど、なんか男のエゴが少しちらついてて、ちょっと嫌でした。
恋愛経験が少ないと、こういうお人形さん的少女にまいってしまう、っていうのもわかるんですけどね。実際ドールですし。(^_^;
ちゃんとした衣装を着せて、カツラがとれると、エウレカに見えてしまいました、ってのも付記しておきましょう。(笑)
そのドールに衣装を着せて、健児の逃避行をヘイとともに手伝ったイン。
ヘイに腕をひかれての駅ビル逃走・・・なんかこっちが本命に見えてしまったのは内緒です。

そして敵をひきつけての反撃、だったんですが、ここでのインの表情、しぐさはかなりクラクラきました。(^_^)
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あああ、イン、可愛いなぁ。。。
「どこにいった」と聞かれて、上を指さすしぐさ。
感情が希薄なので、こういうしぐさになるのは、物理的帰結としてはわかるんですが、なんか恋人と逃走して、窮地に陥っても恋人の活躍を全面的に信頼している少女のようで、たまりません。
こちらもお人形さんなんですが、ドールの飛ばした観測霊を示したり、その意思を代弁したりと、数少ないことばながら、けっこうな活躍でした。
第2クールに入っての、インの萌え指数が急上昇。
兄貴が殺されたり、ピーナのねーちゃんの出勤風景があったり、他にもありましたけど、BK201の観測報告を聞いて、まだリーくんがヘイだという勘が働かない未咲がちょいと面白かったかな。(^_^;
あ、報告にきた天文台の娘、たしか前にも出てたと思いますが、相変わらず可愛いかったですね。
さて、次回、・・・ホアンですか、一通りレギュラー陣についてはあるんですな。
ただ、これでいよいよ本筋の詳細な解説ストーリィはなさそうですね。
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