いやぁ、渋い。なかなか渋いシメで感嘆しました。
いかにもおとなのSFという作りで、すばらしく面白かったですし、いろいろと余韻を残す構成と結末、行き届いた人物への目線、愛情。
非常に重厚な構成で、仕掛けも随所にあるので、細かなところまで踏み込むと、これ書いてるだけで1週くらいかかってしまいそうですので、感想の範囲にとどめておきますが、こういう重厚で、しかも語り口はしっかりとしてる作品を見ると、アニメを見続けていて良かったなぁ、と思ってしまいます。
こんな感情は1年に1回あるかないか、ってところですからね。
謎とき云々はあんまり意味がありませんし、この異常な世界、社会、空間の中に生を受け、戦って、生きて、そして死んでいく者たちの姿を同情と感銘をもって見送っていくのが、ひとつの敬意のあらわれかな、とも思っているところだったりします。
とにかく素晴らしい作品でした。
黒(ヘイ)の中に白(パイ)がある、という、はなはだ暗示的な事実がアンバーによって語られ、それが、人であり契約者であるというヘイの立ち位置を示してくれることになりました。
この辺、対価を要しないというヘイの解説にもなっているようであり、同時にこの大役をこなすことが可能であったことも感じさせるのですが、それも暗示にとどまり、結局はなんら説明されていないにも関わらず、なんとなくわかる、というこの構成。
ある意味、見ている人のアニメ・リテラシーみたいなものを試されているようでありました。
うん、こういう作品、大好き。(^_^)
まず最初の山場、アンバーとの対峙、そしてまとめられた流星のかけらを示すアンバー。

そして幽冥境に現れる、パイたち。

なんか後ろの方に舞ちゃんがいて、映像としては嬉しかったんですが、死んだことが確定となって、それはそれでちょっと悲しかったところ。(^_^;
パイとの再会、そしてアンバーとの別れ・・・。
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この幽冥境の、そしてここで現れた人物達の持つ意味を考えると、これを見ていた時点でアンバーはもう向こう側の人間になってしまっていたのか・・・とかいろいろと考えさせてくれます。
設定ではどうなっているのか知りませんけど、ヘイが成人として描かれてましたので、相応に成長している妹のパイも、かなりの年齢に見えました。
そしてインの声に呼び戻されて、残ったものとしての使命を果たすヘイ。
しかし、そこにはもうアンバーの姿はなく・・・。

この若返りの魔術、一度に進行する年齢が大きかったのか、既に消えてしまってました。
ヘイを促す、最後の能力。消え去る自分・・・。
ヘイに尋ねられて、アンバーの痕跡を示すだけのイン・・・。

いくつか日常は追加されましたけど、物語は事実上ここで終わり。
インがどうなったかのラストもなかなか意味深でよかったです。
あと、人類側の補足。
組織側としては、とにかくシュレーダー博士のキャラがめちゃめちゃたってました。21話登場の時点では、なんとなく使い捨てられる印象だったんですが、最後まで解説であり、狂気でもある姿が印象的に投影されてまして、なかなか面白い立ち回りでした。
前回も書きましたけど、家弓さんの話芸によるところも相当大きかったと思います。
BK201が「李くん」であると知っていた未咲。
その未咲に「李という男は死んだ」というヘイ。
時が経って契約者犯罪を追い続ける身となっても、その面影が消えない姿。いい余韻です。
いつごろ気づいていたのかもいろいろと想像できる余地を残してくれてましたし、細かなところまで目がよくいきとどいてくれている印象でした。
また、その未咲がヘイの影を求めて走っていく途中にあった、インのいたタバコ屋。
あるいは、市井の人々として描かれていた凱とキコ。
実に心憎いつくりで、美術と一体となった物語技術の高さがひしひしと伝わってくるようでした。
組織のこととか、星見さまとか、ゲート発生のプロセスとか、説明されてない点はまだまだありますけど、これはこれでよかったと思います。
世界はすべてわれわれの前にちゃんと説明がついて提示されるわけではありませんからね。
そういう意味では決して設定倒れではなく、作品内部の予定調和のひとつでもあったかと思います。
始まったときはそれほど期待してなかったんですが、今となっては前番組よりもはるかに面白かったです。
次回枠が、シャナ・・・っていうのも、あまりに傾向が違いすぎるので、ちょっと切れ替えが難しいですが、これも期待の新作ですので、10月からの柱になりうる、と思っています。
ともかくスタッフの方々には、素晴らしい作品をありがとう、と言いたいところです。
いやー、面白かった。最後まで笑いありスリルあり、ちょっとしんみりするところありと、1クールとしてはこれ以上望めないくらいの内容がしっかり盛られて、かつ、筋としてもキャラの性格としてもちゃんと通った展開になってました。

加えてラスト。
EDの代わりに、インターハイ等その後のウミショーの姿を見せてくれまして、もう最高。
うーん、ほんっとうに1クールなのがもったいないのですが、ここまでやってしまうと、逆にもう第2期とかは望めないのかなぁ、っていう気もしているところです。
簡単に今回の回顧。
桃子の無念を知った要の提案で、急遽代役に立ったあむろ。かくして始まる決勝戦。
強豪は両隣の四宮、玉塚。
第1泳者、1年ながら背泳の実力者、真綾の力泳。

しかし、個人種目、リレーの連戦と疲労がたまり、思わぬ苦戦。
なんとかほとんど1位と同着の3位で、第2泳者、ブレストの黄瀬へ。
ところがさすがに実力者ぞろいの決勝の中では黄瀬もどんどん離されて、第7位まで落ちます。
予選のときと同様、緊張してしまうみれい。

そのみれいがとった精神安定の奇策、即席ハイレグ。
背後からエロ動画を撮ろうと迫ってきた武田、爆発。(笑)
そして1人抜いて、アンカー、自由型のあむろへ。
要の声援を受けて、力泳。
玉塚のアンカーにプレッシャーをかけつつ、ついに優勝。
いやぁ、一気に行ってしまいましたけど、意外に熱い展開で、かなりワクワクドキドキしながら見せてもらいました。
武田のエロアングルが良いアクセントとして入ってましたしね。
スポーツ競技の面白さと、個性豊かな女子部員が展開する適度な色気、そして全体を覆う良質なコメディ色と、これ以上はないくらいの充実感。
原作の面白さ、っていうのももちろんあるんですけど、早乙女監督の力量によるところも大きいんでしょうね。
そして戦い終わって、創設メンバーの織塚桃子と、黄瀬早苗のちょっとしんみりした回想話、成長する、ということとか、ギャグもさはみながらいい感じでした。
一方で、あむろと要のフレッシュな恋模様も進展して、最後には初々しいチュッでしめてくれました。

ラストのところの、台東島へ行くシーンとか、もういろいろつめこんでくれてなかなかの演出だったと思います。
原作つき1クール作品として望みうる最高の佳品のひとつだったのではないでしょうか。
それにしても、〆のエンドタイトル・・・。(^_^;
バタフライで力泳する、みれいのバックから。

最後の最後までウミショーらしくてよろしゅうございました。
うわ・・・なんちゅう投げっぱなしエンド。(^_^;
確かに作画は良かったし、作画メインでは見てましたけど、こういう終わり方されると、正直首をかしげますね・・・。
というわけで、簡単にひっかかった点だけ記録しておきます。
まず、ミリスの扱い。
一応、家の苦境を背負っている、という意識から、力が戻った千波美の再調査に入るも、建物の崩落に巻き込まれて・・・ということでしたけど、あの後何のフォローもありませんでしたから死んでしまった、っていう解釈でいいんでしょうか。
リアリティとしてはそれなりに感じますけど、ドラマとしてあれはないんじゃないかなぁ、っていう気がかなり・・・。
結局ミリスの死は悲劇性の描写というより、後味の悪さしか残してくれませんだした。
ドラマとしてあそこまで入っていく必然性はないですしね。
柊の存在。
結局何がしたかったのか、わからずじまい。
データを取るためだけにあんなに思わせっぷりな登場、そして事件への関与、ということで、単に「背後に巨大な陰謀が動いている」という暗示以上のものはなかったように見えましたし。
そして何より、千波美のもたらす力の意味。
あのエンディングだと、災厄しか引き起こさないやっかいな少女・・・ってエンディングでしたしね。
可哀想な園美。
あんなに好きだった光太郎を、千波美の側へ押し出してやる心理がよくわかりません。
前半の強烈な嫉妬視線はいったい何だったのでしようか。
恋をあきらめるほどに千波美との友情が育まれていたようにも、千波美の環境に対する同情にも見えませんでしたから。
とまぁ、いろいろありまして、お話に関しては、かなり不満のある作りになってました。
もっとも、作画が良かったので、かなり見れた、というのりはありましたので、お話に関してはもうやめて、気に入ったシーンだけ回顧しておきます。
まず、悲劇のミリス。
普段に比べて口元がちょっと艶っぽかったですかね。
電話で抗議する小松菜さん。
ディフォルメの効いた表情がめちゃくちゃ可愛いかったです。
「いったいどーなってんですかー」

小松菜さんも、後半完全に背景になってしまってました。
斉橋さんも、今回ちょっと見せる弱気の表情が可愛いかったんですが、あの頬を染めるのはちょっとやりすぎじゃなかったかなぁ、と。
そういう感謝の仕方はしそうになかったので・・・。
夏の少女、園美。

なんで譲っちゃうかなぁ。。。
ということで、尺が足りないとかっていうレベルではなかったような感じでしたけど、キャラ絵はかなり好みでした。
それくらいしかないかなぁ。(^_^;
衛星組。
半島シフトでしたので、簡単に。
ゼブラン一派の拠点へとむかった姫が、そこで待ち受けるミカサ、そして待ちにあふれる資料と戦う話でした。
相変わらず戦力にならないヒロでしたけど、それ以上に弱い死霊の群れ。
まぁ、伝染効果しかもってないので、仕方ないともいえますが。
ということで、今回の見所は、リザ対ミカサの対決でした。
とりわけこのミカサ・・・なかなか良いキャラで、主人ゼブランに使えるものの、実はゼブランに殺された身。
さらにその憎いゼブランに不死の命を与えられたがために、忠誠を尽くさねばならない、という立場。
いやぁ、ゾクゾクしますなぁ、こういう設定。
しかもこのゼブラン、そういうミカサの内面にある葛藤の気持ちを知って、「悔しいか、ホレホレ」と責めまくり。
いぢめられっ娘萌え・・・みたなところがあって、最高でした、今回のミカサ。(^_^)

中の人が大原さやかさん。
最近こういうポジションは珍しくなってきましたけど、本来こういう役どころもうまい人ですから、適任ですなぁ。
戦闘少女がその弱点を逆手にとられて、精神的にさいなまれる、うん、かなり嬉しい設定です。(笑)
一方のリザ。
こっちは普通に戦う少女で、前回までの、女の子属性がこぼれおちてるってことはありませんでした。
むしろ令理さんですかね、ツェペリにつっこまれて赤面していましたから。
「みものですわ」と言いつつ、裏でいろいろ加勢しているのが丸わかりのところをつっこまれて、言葉を返せなかったところ、珍しく可愛いかったです。
おかしいなぁ、綺麗だけどそういうのとは無縁のはずでしたのに。(^_^;
もう一人、シャーウッド。
ヒロが充電の終わったフランドルの起動スイッチを捜して、フランドルのスカートの中に手をつっこみまさぐっている姿を見て、赤面。
予告で言ってた「スイッチ以外も触られてしまった」フランドルよりも、その光景に赤面してしまうシャーウッドの方が可愛いかったです。
礼節を知るお嬢さまっぽさのあったところですなぁ。
次回、決闘王女。
最後まで作画が綺麗で、その点ではなんら異存のない作品でした。

ストーリィについても、原作愛好派から不満が出るのは理解できるのですが、どっちかっていうと作画よりの人間なんで、かなり好意的に受け取ってました。
ただ、最終回の「7万の軍勢に単身切り込んでいく」むちゃくちゃさはちょっとひきましたね。(^_^;
虚無の魔法に匹敵する強力な何かがあれば話は別だったんですが、あれですと・・・。
せめて切り込むのではなく、眠らせてしまうとかならまだ納得のしようもあったんですが、才人、そっち系の魔法は無理ですしねぇ。。。
原作は、愛好派ってほどではなかったですが、最初の頃は読んでました。
でも戦争云々になってきて、ちょっと趣味に合わなくなってきて読んでませんでしたけど、ここいらへんアニメオリジナルですよね?
今回も前半においては戦争話に進展しつつも、巧妙にエロい三角関係というかシチュエーションとかを作ってくれてたので、世間の不評もものかわ、けっこう楽しんでいたんですけど、最後のまんま戦争話になっちゃったのは、ちょっといやでした。
作品としても、ルイズのツンデレっぷりについて、かなり愛読者層と違う解釈をしているようなところも、不評の一因だったようですが、これについては肯定半分、否定半分ですかね。
こっちのブログでは分析をしない方針ですので、感想にとどめておきますが、原作よりもこういう見せ方の方が好きでした。・・・少数派になってしまうだろう、とは思いますが。(^_^;
ということで、最終回。
「ゼロの使い魔」ということを抜きにすれば、たぶんなんとか着地点は見出せたかな、とは思っています。
あの7万にむかっていく下り以外は。(笑)
死を決意して、泣きながら才人に、しんがりを勤めることを伝えるルイズの自棄にも見た泣き顔。

今回、このルイズのさまざまな表情が特に生きていたと感じられました。
・・・原作ルイズとはまったく別物でしたけど。(^_^;
涙ながらに、愛する人を残したいと思うルイズ、でもそれは才人も同じ。
ルイズの提案であげた結婚式、そこで交わされるエクレール・ダ・ムールの花。
それは離れていてもお互いを知らせる花。
才人の浮気監視的なはたらきもあったんでしようけど、後にそれが才人の運命を伝えることになる花。
そして眠りのポーションでルイズを眠らせて避難させ、単身敵を食い止めに向かう才人。
このあたりの流れはすごく良かったです。
7万につっこむ無茶さえなかったら。(笑)
いや、つっこんでも良かったんですけど、もう少し工夫がほしかったですよねぇ、上に書いたみたいに、敵を眠らせる魔法とか、シェフィールドの魔法を解く術とか、いろいろあったと思うのですが・・・。
一応ハッピーエンドにすべく、お乳のおっきな妖精さんに助けられましたぁ、っていう、ギャグ系のオチでまとめただけに、あの単身突っ込みが話をスポイルしてしまったような印象になってしまいました。
ともかく、帰ってきた才人からその話を聞いて、ゲキドるルイズでしたが・・・。

追い掛け回しながらのこの嬉しそうな表情。
不満はいくつかありますけど、この素晴らしい作画陣で、いろんな表情を描出してくれた点には感謝でいっぱいです。
いい顔してますよ、ミス・ヴァリエール。
この直前の、まだ才人が死んだものと思われている段階での、姉とのやりとりとか、女王の苦悶とかも、良い表情でしたし。
作画に関しては、7月期スタート作品の中では一番の好みでした。
キュルケとタバサに活躍の場がほとんどなかった、という点もありますが、キャラ絵に関してはかなりの満足度です。
最後に出てきた、乳のデカい妖精さん。
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ヒロインがツンデレで貧乳、っていうのがポイントだったにも関わらず、この第2期、徹底して巨乳アニメになってしまいました。(笑)
「お乳のコンプレックス」っていう見方もありますけど・・・やっぱり巨乳が好き、っていうコンセプトだったのかもしれくませんなぁ、第1期とスタッフもかなり違いますし。
これだけの作画でしたてので、第3期をぜひ!・・・と言いたいところなんですが、あの戦争話はそれほど好きではないので、かなり微妙だったりもしますが。
まぁ、とにかくDVDは購入予定です。(笑)
女王陛下の見事な胸でしめておきます。

作画スタッフの皆様、美麗な絵をありがとうございました。
テーマ:ゼロの使い魔~双月の騎士~ - ジャンル:アニメ・コミック
最終回。
実はKBSの録画を失敗してしまい、急遽TVN(奈良テレビ)で補完。
つうわけで、激しく遅れましたけど、最終回ですし、それなりに満足はしていますので、簡単に感想を残しておきます。
一応物語としてはパンデモニウム事件を解決して適当な着地点でしたけど、アルマゲストやらヴェルンハルトやらはまだ存在し、今後の戦いを予感させる終わり方でしめてくれました。
これは第2期がどうのこうの、っていうより、原作への敬意だと解釈しておきます。
和麻が翠鈴という過去への思慕を断ち切って、綾乃と言う未来を選択したこと、という一応のテーマはしっかりと示しましたけど、翠鈴の最後の想い「あなたを殺したい」という点については、ちょっと重かったかなぁ、っていう気もします。
こういう黒い感情って好きではあるんですけどね。
お互い好きっていう気持ちは確認しつつも、結局いつもの日常の続きだよーん、っていう『うる星』式エンディングとなりました。
でも物語の余韻としては、この手法、けっこう好きなんですけどね、わたしゃ。(^_^;
さて、今回、救出された2人、ずいぶん涼しそうなと言いますか、嬉しいカッコさせられてました。(^_^;

結局、このカッコウをさせられました、ってだけで、もっとつっこんだ嬉しいポーズとかはなかったんですが、普段が制服姿だけ、でしたので(七瀬は体操服もありましたけど)それなりによろしゅうございましたな!
七瀬がボンデージで由香里がメイド系、っていうのも、キャラの反映で良かったです。
過去との決別は決着がついてましたので、ベリアルの封印がメインでしたけど、相変わらず綾乃ちゃんのモロパンアクションがテンコ盛りで、この作品の見所を確認させてくれたように思います。

公式にあった「炎のツンデレ女子高生」なんかより、この戦うパンツァー娘、っていう側面の方を強く感じてしまったんですけどね。
ツンデレはむしろキャサリンとかの方だと思いますし。
その割りに、パンツァー達の情熱をかきたてたように見えなかったのは、やっぱりパンチラではなくパンモロだったこと、そして綾乃ちゃんがあんまり恥ずかしがってなかったからかなぁ、と思ってしまうわけなのですよ。
戦いのなかで そういうシーンになることが多かったので、ある程度は仕方ないかなぁ、とも思うのですけど、それ以外、たとえば虫さんの回で、学校探訪のときなんかもひっくりかえって見せてくれてたわけですけど、あんまり羞恥が感じられない、むしろドジっ娘属性みたいな演出だったりで、旧来のパンツァーたちが愛好していた「いや~ん」感覚が欠落していたのが原因なのではないか、と愚考するところであります。
とは言っても、今回もそうでしたけど、作画のきれいなときの、綾乃ちゃんのぱんつアクションは見ていてすごく嬉しかったですし、録画しててよかったァと思えた時間でもありましたので、ここまでぱんつにこだわってくれたスタッフ様にはとっても感謝しています。(笑)
「護ってやる」
「護ってなんかいらないわよ、バカ!たまには頼ってよ」という、両者の個性が好きの上に乗っかってめでたしめでたし、だったんですが、いつになくしおらしくその言葉を受け入れた和麻が、綾乃の髪をクンクンして、綾乃、欲情。(笑)

その後、尻を触られて池に落とされる、という変態和麻に付き合わされてゲキドってましたけど、良いエンディングだったと思います。
総括として、前半がかなり不満の残るデキでしたけど、後半、特に妖精(虫さん)がでてきてからどんどん面白くなって、金髪ツンデレ揺れ乳娘・キャサリンがからみだしてきてから、毎週かなり楽しみでした。
新・パンモロアニメとしての視点も提供してくれましたしね。(笑)
このあたり原作を読んでないので、こういう話があったのかどうか知らないのですが、すげー無茶な展開やってますなぁ。
美咲と一緒にいたマッチョなヤロー達・・・10年ちょっと前の、男だらけのなんちゃに大会で行方知れずになった連中ですね、島に藍蘭島って同じ名前をつけてますし。
そんな中にローティーンの少女が一人・・・もうぐっちょぐっちょの修羅場じゃねーか、って気がしてしまいます。
「大丈夫です、おにーさん、紳士的にやってます」なんて言われてもねぇ。。。
そもそも100年以上前に「紳士的」なんて言葉、あったんですかい?(^_^;
別段エロ脳でなくても、
1. 美咲がマワされまくって、ぐちょぐちょになってしまう・・・か、
2. 唯一の女を巡って男同士が血まみれの殺し合いになっている・・・か、のどっちかになると思うんですがね。
少なくとも、行人のところの、男一人と女いっぱい世界、っていう状況より、危険な気がするんですが・・・。

まぁ、ファンタジーですし、登場人物が紳士的にやってる、っていうのでしたら、現代のおとぎ話として信じておくのもやぶさかではないですね。(^_^;
最終回ということで、一応ひとわたりキャラは見せてくれたんですが、後半になって脳内順位急上昇だったのが、しのぶ。
今回は脇の甘いところがステキでした。(笑)

もっときわどいシーンを見たかったです。
あとは、ちかげかなぁ、キャラ的な好みでいいますと。(^_^;
なんかラストに、みちるっぽいのが映ってたんたですが・・・OVAで第2シリーズ、とかってんじゃないでしょうね。(笑)

結局海龍さまの全身は見せてくれなかったのですが、すずの想い、行人の想いが結実して、理想の島、恋の島に戻ってきた行人でありました、というシメでした。
ラブコメらしい〆方でしたけど、こういうのは好き。(^_^)
最初始まったときはいろいろ基本デザインで不満もありましたけど、大きな破綻はありませんでしたし、一貫性はあったし、多少男性視点ではありましたけど、いいハーレム系ラブコメとしてしめてくれましたし、終わってみればかなり満足しています。
あくまで純粋な気持ちとカラダ(笑)で終わらせてくれましたけど、いろいろエロ妄想が入り込む余地も残してくれましたし、こういうのが良い同人素材なのかなぁ、とも思ってしまいますし。
そういや、書店の来年度カレンダーなんかにも組み込まれてますし、そういう意味でも、うまくいった作品だったのだと思います。
こじれるかと思ったら急に整理されたりして、どうも演出方針がよくわからんところもあったのですが、この皆殺し編は長いだけあって、すごくわかりやすくなってきました。
最初の頃の印象を訂正します。すみませんでした。(^_^;
沙都子の軟禁事件が一段落したら、こんどはヤマイヌ事件・・・・といった様相でけど、前シリーズで一癖ありそうな存在でしたのに、退場後は物語の前に出てこなかった鷹野三四が真相のかなり中心に近いところにいたようで、この展開だけは普通に見ていられます。
病気とか宇宙人とか、その辺はちょっとまだひっかかるものはあるんですけどね。(^_^;
ともあれ、梨花を警護する、村の旧勢力の実行部隊のように見えていた「ヤマイヌ」が実は梨花を利用するために警護していたこと、実際は鷹野を首班とする入江機関の実行部隊であったこと、入江は鷹野の上司に見えて実質的には部下的な位置だったこと等々。
このあたりの展開は、この作品としては珍しく整合性を感じるところです。
原作を見てないので、今後の展開等についてはまったく知りませんが、アニメ誌等での予定シナリオなんかを見てますと、次の「祭囃し編」が「美代子」という少女が中心にくるみたいな感じなので、これが三四の前身かなにかかな、っていう気がします。
そうなると、前シリーズで、途中からまさに「退場」してしまったような鷹野と、その背後組織について、大きな流れ、お話が用意されてるかもしれないので、少しだけ楽しみになってきましたね。
美紀さん、『獣神ライガー』の頃から好きな声優さんでしたし、活躍されることを期待しております。
梨花ちゃんは古手家の女性で、近くにいるだけで、女王フェロモンが出て、雛身沢症候群の発祥が抑えられるそうです。
人物関係はなんとなく筋が通ってきましたけど、こういう細かな点で無茶が目立ちますね、まぁ、人物関係の筋道が立ってきたので「そんなアホな」って笑っていられるだけの余裕はでてきましたが。(^_^;
作画は第10話に来て、依然として崩れるところは見られず、実はかなり優秀な体制がしかれているのでは?・・・という気持ちになってます。
グレンラガンでも1回破綻してますからねぇ。。。
もっとも、今回は語りが多かったのと、アップがメインでしたので、それほど良い作画の恩恵は感じられませんでしたが・・・。
あと、大石さんが暗殺されてしまい、ちょっとショック。
ちまたのアングラ系で大人気の冨竹なんかより、大石刑事の怪しげな胡散臭さの方が見ていて楽しかったので、かなり残念でした。(^_^;
テーマ:ひぐらしのなく頃に解 - ジャンル:アニメ・コミック
先行地域が4月に始まって7月に終了したのに、関西ではその7月に始まり、まるまる1クール遅れでしたので、個々のエピソードについては記録しませんでしたけど、実に面白かった、みごたえのある作品でした。
開始しばらくは、パニックもののような暗い社会性を漂わせて、事件は遅々として進まず、といった進行でしたけど、後半、隼人が骸骨男の正体に気づき、背後にある白鈴会の組織に潜入していく下りから、それまで主人公の目にうつっていた大伴市の情景から、隼人自身が事件の中に巻き込まれていく展開になり、ラストは『仮面ライダー』へとつながっていくスタイルで、重厚な作り、仕上がりになっていたと思います。
この第1回のときの感想、あるいは『009-1』の時にも書きましたけど、石森作品のリバイバルというときに、常にデザイン面での不満を感じていました。
それは、どの作品も昭和末期の石森絵を再現しようとして、現代から外れた表現になっていたこと、また、作品がそれより以前のものであっても、その昭和末期の画風に執拗にこだわり、オリジナルの画風からも大きくそれてしまっているという、現代風味としても、制作当時のスタイルとしても徹底できていないセンスの悪さを常に感じていたんですが、今回のこの『スカルマン』はその面がかなり解消されていたと思います。
もっとも、石森原作からはかなりの換骨奪胎なので、他の映像化されている石森作品の平成リバイバルと比べるのは少し無理がある・・・というのはあるんですけどね。
あと、現代風にリファインされているものの、ヴァン・ヴォグートとかヘレン(ヘレナ)とか、昭和40年代石森作品に出てきた特徴的なキャラを、近いデザインで登場させていたりもしますし、現代化が徹底してる、ってわけでもなかったですが。
ともあれ、いくつか注釈つきで、ってことにはなりますけど、今回のこの作品デザインに関しては、非常に視聴しやすく、かつ個性のたった絵になっていたと思います。
お話としても、隼人の出生云々の説明が、やや淡白でわかり辛いところはあったものの、前半の閉鎖された地方都市で起こる事件とその雰囲気、そして後半の、視聴者の視軸でもあった隼人と霧子がどんどん事件に巻き込まれていくさまは、ドラマとしての見ごたえを感じさせてくれました。
そして最終回の、第13話。
自らの出自に決着をつけ、炎の中に倒れたスカルマン=御子神隼人=神楽辰夫が、ヴォーグドさえも幹部員とする組織の手によって改造され、超人としての幕を閉じる(もしくは開ける)ところでの終了、ということで、いろいろ含みをもたせてくれる終わり方でした。
あのラストをもって、仮面ライダーの誕生、あるは立木の死、というものへの連続性を暗示してますし、仮面ライダー誕生当時のことを知らないと「なんじゃこりゃ?」みたいなところもあるでしょうけど、知っていると、
「ほほぅ、これがあれに対応して・・・」と、いろいろ思いをめぐらせることができる楽しみを提供してくれてました。
それゆえ万人向きの作品ではなかったのかも知れませんが・・・。
で、やっぱり立木は立花の前身、と見ていいんでしょうかね。(^_^;
あと、立木恭一郎と、神晃一という2つの名前から、和田慎二がスケバン刑事等で使っていた「神恭一郎」って名前を連想した、ってことも記録しておきますか。(^_^;
麻耶の人物像をもう少し深く掘り下げてほしかった、っていうのはあるかな。
女性陣では、視軸の役割をしてくれていた霧子がヒロインらしいたたずまい、行動力で、これについては問題なし、中の人も艶のあるいい声出してくれてましたし。
ただ、ラストの赤ん坊、いったい誰の子ざますか?
やっぱり隼人の子、なんですか。
ううむ、隼人ったらこっそりやることはやってたんですなぁ、まぁ、それっぽい描写がないわけでもなかったですけど。(^_^;
あと、01から05のサイボーグっぽいのも、出てました。
04がヤク中みたいな扱いだったのも、含みがあって面白かったですな。
ということで、個々に細かく出典なんかを整理していっても面白そうではあったのですが、めんどいからしません。(笑)
でもまぁ、そういう整理がなくても、十分楽しめる作りにはなっていたと思います。
最初に書きましたように、デザインがくどいものになってなかった、っていうのが最大の要因だったように思いますし。
リバイバル作品のありようとして、一石を投じてくれたと思っています。
なかなかの佳品でした。
日本に帰って、花の中で死んでいった母、花を咲かせて、死んでしまったかのようになってしまったぽてとぐちゅ子。
この2匹、素直母の魂とか生まれ変わりとか、なにかそういった暗示を示してくれるようなラストでした。
前回の母のエピソードといい、良い話だったとは思うのですが、これを最終回にもってくる、っていうのは、ちょっとどうかなぁ。
どっちかっていうと、真ん中の話でしょう。
ラストはいつものバカ騒ぎで終わってほしかった気分です。もっとも、ぽてとぐちゅ子の、花びら騒動、種子騒動の方はそういう意味で良いラストだったとは思いますけどね。
生まれてきたこども(?)が、ぽての方が攻撃的で、ぐちゅ子の方が人見知りをしてオドオドビクビクしている対照性もなかなか良かったですし。
しかし、一見すると対照的には見えましたけど、ぽてもみかんが近くに来ると「シャーーー」って威嚇しますし、ぐちゅ子も攻撃性はかなりなものですが、人見知りはけっこうしてるみたいですから、性格の別の面が出た、ってところでしょうかね。
悲しみの表現にもいろいろあって、素直の騒がずに一人でしっかりと受け止める、っていうのもありようだと思いました。母のときも、ぽてのときも、そんな感じの涙でしたしね。
みかんの動転も最後に見られましたし、ほとんど一声だけ状態でしたけど、とまりちゃんも出てきてくれましたし、後半にややセンス面での方向転換があったようではありましたけど、概ねいい感じだったと思います。
1クールですから、こんなものでしょうね。
ということで、ストーリィよりもむしろ、ぽてまよ、ぐちゅ子、という素材の方に存在感が残る作品だったようにも思います。
それにしてもぐちゅ子のこども・・・おびえてる姿が可愛いかったですね。(^_^)
プライベートで髪を下ろした京もすごく可愛いかったです。
みかんは・・・後半、前半ほどの妄想暴走が見られなくなってしまったのが残念でした。
『Strikers』同様、実質的な戦闘は前回で終了、どっちかというと後始末的な最終回・・・と見えて、実は最後の最後でしぼりきったテーマを、もう見ていてひっくりかえるくらいのベタベタ甘甘で示してくれまして、強烈なエンディングでした。
おしいなぁ、こういうエンディングが用意できるなら、アイマスキャラとか使わずに、オリジナルの美少女ロボットものでも十分成立してたと思うだけに。
全体を通してみると、部分的な不満はけっこうありましたけど、この最終回でほとんど帳消し、と言っていいくらいのすばらしいデキ。
最終回限定で言えば、今年のトップランクかなぁ、って気がしてるところ。(某鮮血作品のように、地上波未放映ものは除く)
さて、その最終回を回顧しておきます。
一連のトゥリアビータ関係の話、千早、あずさの顛末には一応の決着を見たものの、残る「月の代わり」アウリンの暴走。
それを鎮めるために、残りのコアが結集しておさえにいく、しかし同時にそれはコアの不在をも意味することになる・・・という流れ。
ここまでにいたる各人の思いは
春香・・・インベルの意志をしっかりと自覚。
雪歩・・・昏睡状態。
真・・・・あずさの意思を継ぐ形で、前向きに。
伊織・・・熱血路線変わらず。
亜美・・・悲しみの中で状況の把握。
真美・・・テンペスターズの喪失につながるため、最初は悲しみを抑えきれないものの、やがて同意。
春香からアイドルマスターだ、ということを聞かされてはるばるやってきたやよいの前で、春香、ついにカミングアウト。
「うん、(これが)私のカレシ」・・・うわ。(^_^;
そして春香、伊織、真が、起動させた後、いろいろあって、アウリンの放つドロップ攻撃を防いでいくわけなんですが、ここがもうメインの戦いが終わっているというのにムダに熱い。熱くて焦げそうでした。ちょっと笑っちゃいましたけど。(^_^;
「後ろには無防備な地球!」
「もちろん全部たたいて壊す!」
「そう、それがぼくたちの!」
「アイドルマスターのお仕事!」
画面の中に3人が畳み込まれるようにインしてきて、次々とドロップ撃破。
もう鳥肌立っちゃいましたがな、よすぎ。(^_^)
ドロップ粉砕後、ヒエムスとネーブラがこじ開けたアウリン内部へインベル突入。
このヒエムスとネーブラが「道は私たちがつくるから、おまえはそこを行け!」もう男前すぎて、ひっくり返りましたわい。
伊織はラストに来て熱血一直線だったんですが、真の男前っぷりといったらもう・・・。
脱衣所で強制的に着替えさせられて、ボーイッシュな女の子の魅力もちょっと見せてくれてただけに、この本領発揮シーンには感銘いたしました。
ただ、感覚的にちょっと古いのかなぁ、っていう気もしたことは確かなんですが、個人的に、こういう纏め上げは大好きなので、桶桶ということにしておきます。
アウリンの中にとびこんだインベルと春香のラブラブシーンがまたもや炸裂で、春香、インベルにチュウしてるんですが、これって愛機に自分を投影するキスとかじゃなくて、もう心身をささげたキスでしたな。
春香ってかなりストーカー女の素養があると思うのですが、成就したときのこの盲目的熱愛ぶりの強烈さを見てますと、ドラマとしての面白さが深々と伝わってきますので、これはこれで良いかな、と思っています。
リアル世界では絶対にお近づきにはなりたくないですが。(^_^;
リボンをあずかって、イジェクトさせるインベルは、春香を脱出した後、リボンをグッと握り締め。。。
このあたりも、倒錯風味満点で面白かったですわ。
そしてラスト、イジェクトされた春香の手に残ったキーから立ち上がる、「ダ・イ・ス・キ」の光の文字。
もう何度めかわかりませんが、ここでもひっくり返りました。
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ロボットと少女の交流とかっていう次元じゃなくて、肉体的交情を伴わない性愛的交情・・・でしたからなぁ。
でもこういう無機質へ傾斜する倒錯っていうのはけっこう好きなので、うなずいてしまったところではありますが。
ということで、ラストの〆がすごかったので、かなり好きな作品になりました。
正直なところ、最初の頃はイマイチだったんですけどね、デザインとかコンセプトとか構図とか。
しかも特に好きなキャラ、っていうのもなかったですし。(笑)
構成の上での不満点もけっこうあります。ドロップ撃退用途の飛行機械が高度な戦闘力を有していたり、モンデンキントやグランドロッジの猫の設定が、アニメ内部でちゃんと語られてなかったり、クローンの定義がかなりあやふやだったり。
しかし今回のラストはそれを補ってあまりある力、テーマに対する執着みたいなものが感じ取れて、この〆なら良作だった、と言えると思います。
どうも知り合いのブログとか掲示板とか見てますと、あんまり評判よくないみたいなんですが、私はかなり気に入ってます。
今回のラスト以外ですと、春香がヒキコモリになって醜態をさらすシーンと、倒錯したいのに最後の一歩が踏み出せない千早と、ほんとに壊れてた雪歩の対象がすばらしかった第24話なんかも好きな話でした。
ラストまで官能肉体要員だった雪歩は一応記録しとかんといかんような気がしたので、記念パピコ。(笑)
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真が強制的に着替えさせられて、アイマス衣装に身を包んでいるところも良かったんですが、全身が映る絵がイマイチでしたので、これは見送ります。
つうことで、最終回としては、今期出色のデキだったと思います。
最終回、といっても、実質的な最終回は前回でしたので、だいたいまとめと後日談・・・て感じでしたね。
総括っぽいことも書きたいのですが、とりあえず、本編で気に入ったところから。
キャラクター的には、シグナム+アギト、それにフェイトの女っぽさがかなり良かった今回。(笑)
まず、アギト+シグナム。
ゼストを倒したシグナムに対して、ゼストが持っていた騎士の誇りを見出し、悲しみの中からも、認めざるをえない、という境地になるアギト。
「旦那を裏切るまねをしたら・・・」
「そのときは私を焼き殺せ」
うん、今回のセリフで一番好きだったところ。
最後に来て、シグナムがこんなにおいしいところもってってくれるとは、ちょっと予想外でした。
しかも其の後、残存兵力をたたくために、人手がなくなってしまった空戦魔導師の場を補うべく、アギトとユニゾンしての粉砕。
うん、この新合体技もすごく良かったです。
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感想系とか少しだけ覗いてみたんですけど、なんかこの合身技、あんまり評判良くないみたいですね、ダセーってのは、ちらちら見ましたから。
そうかなぁ、確かに以前の女騎士然とした姿ももちろん良かったんですが、よりふんわりした妖精っぽい雰囲気が加わって、シグナムの女性戦士という側面が出てて、私なんぞはうまいヴァージョンアップだ、と思ったんですがねぇ。
まぁ、人の好みは十人十色、ってことですか。(^_^;
そしてスカリエッティらを捕縛し、さらに実験体にされていた人たちを助けるべく、脱出ではなく必死で崩落を防ぎとめようとしていたフェイト、やけに色っぺー姿でした。

色っぺー、つうか、巨乳か、なんですが、第1クールの変身時、そして私服姿のときとかもやたら強調されてましたけど、このラストに来てしっかりと確認するかのように、胸乳の強調があったように思います。
第2シリーズまでもそういうキャラはいたようには思うのですが、この第3期になって、やたら巨乳キャラ多いですね。
もちろん物語描出技術上の側面、戦う女達がこんなにいるので、そのシグナルとして出している、っていう面はあるんでしようけど・・・。
いや、普通に作ってる方に巨乳好きがいっぱいいた、ってことなんかなぁ、まぁどうでもいいことかもしれませんが。
もっとも、フェイトとなのはの場合、話の展開上、母性を表現していかなくちゃいけないので、そういう面からああなったんだろう、とは思いますけどね。
乳サイズはともかく、事件が終了して、キャロが抱きついてくる直前の絵なんかも良かったですね。(^_^)

さて、事件終了で、スカリエッティ達が分散収容されてましたけど、あの絵を見る限り、クアットロは助かってたみたいです。小さくてちょっとわかりづらかったですけど。(^_^;
なのはさんのSLBを食らって助かってる、なんてちょっと想像しがたいんですが・・・。
それにスカリエッティも捕縛の身・・・これって、第4期があるとして、スカリエッティとクアットロの脱走から始まる、っていう布石なのかなぁ。(笑)
さらに気がかりなのは、従順に刑を受ける連中が分けられてるんですけど・・・、腹の中の子はいったいどうなったんでしょうか。(^_^;
ひょっとして説明があったのを見落としたかな・・・。
でも、あれだけショッキングな展開にもっていったんですから、もっとわかるようにはっきりその後を説明すべきだと思いますけどねぇ。。。
水にした、っていうのも、ちょっと後味悪いですし。
クアットロ以外、誰が誰かよくわからんかったのも、ちょっと辛かったですかね。(^_^;
機動六課のその後、については、作り手の愛情みたいなのは感じましたけど、正直なところ、第2期のエンディングの方が格段に良かったです。
あと、ハヤテさんチーム、なんですが、あれだけヴィータやシャマルが、この戦いで使命を終えるかもしれない・・・という暗示をやっていたわりに、それにはあまり言及せずにめでしためでしたのエンディング。
ハヤテさんチーム、ヴィータ、シグナム、シャマル、と好きなキャラがいっぱいなんで、その方が良かったんですけど・・・ドラマトゥルギーとしてみた場合、ちょっとどうなんかなぁ、っていう気は少ししているところです。
さて、簡単に総括。
シノプシスとしてはけっこう面白かったと思います。
ただ、前2シリーズに比べて、生煮え感がかなり残ってしまったこととか、物語る技術に稚拙さとかはやや感じてしまったところで、その辺に若干の不満はありましたかね。
特に、戦闘機人たち12人の見せ方がかなり杜撰な感じで、1クールしかなかった『コヨーテラグタイムショー』のマルチアーノ12姉妹があれだけ短い時間で描き分けてくれていたことを思うと、見せ方としてはやはり物足りなかったですね。
あの見せ方をもっとシリーズ全般にわたってしかけていれば、もう少し印象も変わったかなぁ、と思えるところでした。
個々に見れば、やはりあの第8話のインパクトは強烈でした。
今、自分の書いたものを読み返してみても、そのときは冷静に書こう、と思っていたはずなんですが、けっこう動揺して書いてますね、私も。(笑)
クアットロが消えていたら、たぶん前回の第25話「ドクターの夢が・・・」のところも、良いエピソードになっていたはずですが。(^_^;
セールス的には好調になようですから、商品としてはまあまあ成功の部類だと思いますので、作品の質を高めてほしかったところですね。
前2シリーズが名作でしただけに。
というわけで、いろいろ文句も書いてきましたが、終わりとなるとさびしいものです。
第4期の噂がもうささやかれてますけど、展開上、今回の延長に作るのは無理がありそうなので、さすがにもうないかなぁ、って気はしてるのですが、どうなんでしょ。
世代交代して、魔法少女・ベルカなヴィヴィオ、とかでもいいんですけどね。
いくつ作られていたMADの中に、
「19歳じゃ夢がない」っていうのがありましたので、やはり魔法少女のヒロインはローティーン以下であってほしいなぁ、とか煩悩も少しだけ書いておきます。(^_^)
テーマ:魔法少女リリカルなのはStrikerS - ジャンル:アニメ・コミック
普通に第1話でした。
結局発端を描いただけで、実質的な〆はタイトル通り前回だった、ってことですね。
逆行の仕掛けとしては、正直成功したとは思えませんし、話の帰結点もはっきりしなくなってしまったようなところがありましたけど、とりあえず一貫性はある程度ありましたし、なにより作画の充実は今期作品中でもかなりの上位に来ますから、好みという点では、かなり好きな部類の作品でした。
とはいっても、こっちを第1話にもってきた、発端としての点の面白さは確かにありまして、桃花の最後のセリフなんかは、神秘的で、かつテーマの暗示性も含んでいるようなところがありましたので、単純に逆行の効果が薄い、と決め付けてしまうのもどうかなぁ、という気もかなり・・・。
つうことで、第1話としての最終回を簡単に回顧しておきます。
あ、一応衛星組。
先週放映されなかったので、第25話と連続で放映してくました。
まず、3姉妹の誕生。
これについてはちょっと消化不足、かな。
二宮会云々っていうのが説明されてませんでしたし、章子が迎えにきた時点でそういうものが機能していたことを思うと・・・二宮会って、鬼梗さまが首班?・・・みたいに感じてしまいますしね。(^_^;
桃香としての人生を与えられることになった桃香、ですが、寧々が「人には石剣が扱えぬので」といっていたので、人ではない、ってことなんですね。
香陽やユーレカのような妖精的存在・・・なのでしょうか。
一応確たる肉体は与えられているので、霊魂とかっていうのではないようでしたが。
女装をさせられて、というのは、たぶん原作からの引用なんでしようけど、この桃香の女装、あまり効果的に使われてなかったので、この第1話相当の最終回でだけ付け足された、なんかそんな感じです。
ただ、その凛とした姿は美しかったです。
一応、男だとは言っても、普段もボーイッシュな女の子みたいな役割を演じてましたし、中の人も女性でしたから、設定上のことであって、女性視してしまっても全然問題ないかなぁ、って気になってしまいます。
その女装姿を見間違えた春彦君を投げ飛ばしますが、春彦君が勘違いした、っていうのは、以前語られてましたね。

この、強い視線。人の世界で生きていく、この古代の継承者の魂を宿す器。
この第1話相当の話では、ほとんど人格のある態度は示してませんでしたけど、結局のところ26話かけて、桃香と桃花が、自分の人格を獲得していく話だったのかなぁ、なんて気が少ししているところだったりするのです。
そうしてみると、最初の登場から、食べることに夢中で、周囲がまったく見えていない桃花が、過去が無い、ということを自覚しながら、桃香が好き!・・・・という最後の位置に到達していくまでの、こちらもその人格を獲得していくドラマだった、とも見えてきますしね。
ただ、表現手法として、輻輳させすぎ、っていうのが、ややこしくしていたと思いますけどね。
望月さん、なんか文学コンプレックスでもあるんですかね?(^_^;
適度なギャグは相変わらずあって、それなりに面白かったです。
真琴の登場に欲情の炎を燃やす章子さんとか、桃香をモ・モカと間違えて投げ飛ばされる春彦とか、その春彦に「コンジョナシ」とつぶやく清春とか。
メイドさんたちも、ちゃんとモ・モカ・・・って区切って発音してましたし、やっぱ勘違いした春彦の発情行動に問題があった、ってことなんですな。(^_^;
で、個人的に一番面白かったのが、入浴している桃花の姿を見て「アマービレですぅ」と叫ぶ真琴。
これが、真琴の「音楽用語しゃべり」の第1声ですね?
そういや、「タンタンタヌキノ・・・」もさっそく歌っておりました。
さて、第1話としてのラストとして語られる、印象的な言葉。
「私にはもう時間がありません」
「私にはもう時間がないような気がするんです」
なんとなくわかるんですが、暗示性が強すぎて、具体的にどのあたりをさしていたのか、よくわからなかったのですが、テーマとして、人として生きて行く桃花の最後の決意へとつながっていくのかなぁ、とは感じたところです。

とまれ、毎回毎回美麗な作画を楽しませてくれまして、その点では感謝感謝です。
まぁ、電車の中の、ちょっと崩れた顔が、実は喜多村某さんの原画でした、っていう、笑えないオチがついてましたけど、それはともかく、作画の優秀さでは今期、かなり上位にくる作品ですので、堪能させていただきました。
最後に、あの上津未原・・・、何度見ても、わが奈良の魔境、吉野を連想してしまいます。
あんな多両連結の電車はありませんし、もっとひなびてますけど、面妖な伝説がいたるところにあって、その伝承が太古の昔の史実をかなり反映しているところとか、けっこう共通点を感じてしまいす。
もっとも、神秘的な伝承になると、むしろその両端、東の桜井と西の明日香だったりしますけどね。
旧字(あざ)の載った古地図なんか見ると、あまりの幻想性にクラクラきてしまうときがあったりしますし。
次の西田さんのメインの仕事は何かなぁ。
また美麗な絵を堪能させていただけるときを楽しみにしておきます。
B:目つきが悪いので誤解される三珠真夜の話。]
シャフトらしい非常に高い作画グレードを見せてくれた本作も最終回。
1クールしかやらない、っていうのが本当に残念です。
『ウミショー』もそうでしたが、週刊誌連載中で1クールしかやってくんない、って、かなり不満が残りますね。
まぁ、その1クールの内容が素晴らしかったので、制作分に関してはかなりの満足度ではあるんですが。
その最終回ですが、やっぱり取り替えずに、前回の第11話が最終回の方がよかったなぁ、と言うのが実感です。
主人公が死んだままにして、ほったらかしにされているかのようなED、こういう投げっぱなしなところが、いかにも絶望先生っぽかったですし。
今回のAは、加害妄想の加賀愛さん。なにげにに可愛いです。
一番良かったのが、A最後近くでの、下宿の布団の上で望と腰掛ける和装の姿。
なんか性的な香りがして、というかいかにも事後な感じがしてステキでございました。
それに対して、後半の目つきの悪い「ミタママヨ」。
確かに三白眼で厳しい印象なんですが、これまた作画が丁寧なもんで、かえって冷たい美しさに見えちゃうんですよねぇ。
そういやパソ通時代に「つりめっ娘教会」ってのがあったなぁ、と遠い回想・・・。(^_^;
「こんな見たままの娘が悪いわけがない」という先入観を逆手にとった展開でしたけど、じつは「好きな人にはいぢわるしたいだけ」ということでした。
この後のマ太郎が良かったです。
「マ太郎知ってる、ツンデレっていうんだ」みゆきち、最高。(笑)
もっとも、後半で一番心をもっていかれたのは、智恵先生と、小森さんの
「花より団鬼六・右足」でしたけどね。
今回のアニメ化にあたって、収穫は、マ太郎のみゆきちと、可符香の野中さん。
まぁ、こういうことさせたら定評のあるお2人でしたから、当然っちゃあ当然なんですが、それだけにツボに来たときの強烈さがジンジン来たところでした。
で、キャラ的には文句なしに、智恵先生と小森さん。
もうときどき、乱歩で久作で虫太郎で十蘭な雰囲気がねちょねちょドロドロ漂ってきて、私の心にスマッシュヒットでございました。
つうことでぜひ第2期やってほしいですなぁ、当然今回のスタッフで。
あ、エンドタイトルも笑わせて頂きました。

本家に改蔵がくるとは思いませんでした。(^_^)
前半の、どこか切なさを漂わせるすももの幸福感。
後半の、悲しいことを知ってしまっても、それでも「もう泣かない」と前を見つめていようとする姿。
もう可愛いくって切なくってたまりません。
作画も絶好調ですし、グレンラガンやDarkerなんかとはまったく違う意味でよくできた作品です。
まずすももの心から。
ユキちゃんが正晴君だと知ってしまって、もうユキちゃとは普通に話せなくなってしまい、両者赤面の連続。
「私ハル君に見られちゃった」・・・いろいろと弁解する正晴に、
「見たもん、ぷぅ」・・・モニターの前で転がってしまいました。
つうか、可愛い過ぎて、声出しちゃいましたよ。(笑)

ほんとにこういったSDキャラの扱いがうまいというか、効果的に使って見せてくれてますね。
どうも最近は、外注グロスや手抜きのごまかしとして使われることが多いSDキャラですけど、本作に関しては、作品のアクセントとしてしっかり生きているように思います。
出し方、見せ方ともに、いいタイミングですしね。
幸福の絶頂なのに、なんかその幸福を「しあわせだから楽しまなければいけないんだ」と頭で喜んででいるような悲しさが垣間見えるすももでしたけど、正晴が
「しずくが7つそろったら」と語りだすと、すべてを話す前に、
「何か起こるんだ、悲しいことが・・・」と話しだします。
「予感してたんだ・・・」と語りだす悲しい声。
でもそれでも極力泣かないように、という姿勢。
好きな人の腕の中で、しっかりと悲しみを受け止めようとする姿が、すばらしすぎでした。

そしてその後、正晴の携帯を借りて、自分のメール、自分のアドレスを消してしまいます。
「こんなのが残ってたら変な娘だと思われちゃうから・・・」
ここ、今回、一番胸にキュンと来たところでした。
普通、逆のこと考えますよね、記憶がなくなっても私の痕跡を残しておいてほしい・・・。
もちろん、消えてなくなるわけではないですから、再会のときはあるんだけれど、そのときに変に思われたくない・・・なんて健気、なんか優しい、そしてなんて切ない心なんでしょ。
着信拒否されてるのに、延々と端末にむかって話しかけるどこかのノコギリ女とはえらい違いです。
まぁ、ノコギリ女にはノコギリ女のよさがあるんですけどね。(^_^;
ともかく、このすべてを知った上で、動転せず、しっかりと悲しみを受け止める心。
すもも本来の優しさが発露した、ともとれますけど、正晴と短い間だったけど恋人同士だった期間を経ることによって、そういう心の強さも少しずつ身につきだしている、っていうことなんでしょう。
まだまだ時折涙顔は見せますけれど、少しずつ人と接することの大切さをふみしめていっているような、そんなシーンでありました。
いや、普通に感動しちゃいましたよ。
友人達に、正晴のことが伝わっていくとき、当然秘密を知る者とそうでない者との間に温度差があるわけですが、そこいらへんの調節はナコちゃんがしっかりと勤めてくれています。

ナコちゃんも辛い役目ですね。
でも、ナコちゃんの役割って、いろんな面で大きかったと思います。
それだけに、物事がうまく運びかけてのこの衝撃は、辛いものがあったでしょうね。
そして今でも責任を感じてしまうノナ。

撫子に慰められてましたけど、誰も責めたりはしない、そんなことはノナだって百も承知しているわけで、それでも自分を責めずにはいられない気持ち。
この娘もええ娘やねぇ。。。
そんなノナに如月先生は、なぜすももがあれほどの力を示しえたのかを語ってくれてました。
とりようによってはノナに対して残酷に響くかもしれませんけど、今のノナでしたら、素直に吸収していってくれていることでしょう。
一緒に鳴らすと将来結ばれる、という恋人の鐘をつきにいく、すもも。
しずくに励まされている姿の、なんて切なく、なんて可憐なことでしょう。

その後、記憶をなくしてしまった正晴と出会いますが、多少ドジッたものの、泣き顔は見せませんでした。
ここで最終回でも十分、と思えるくらいでしたけど、あと1話、続きます。
先行地域は放映がすんだみたいですが、関西では週末なので、たっぷり堪能させていただこうかと思っています。
スパイラルネメシスだのシュレーディンガーワープだのメエルシュトローム砲だの、ワクワクする単語が乱れ飛ぶ前半。
名前を借りただけ、なんでしょうけど、それにしてもこういうシナリオにまでわたるしかけというかおまけというかは楽しいですね。
もちろんわからなくても十分に楽しめるし、わかったらわかったで別のニヤッとできる楽しみもあります。
「螺旋力の発展が宇宙を無に帰す」というアンチスパイラルの言と
「真実はもうひとつある、ニアがまっているということ」という言。
並列に並べられるものではないはずなんですが、そういう言い回しが成立してしまう熱さが心地よかったであります。
とはいっても、今回のメインイベントは後半の多元宇宙で、自分の幸せ、それもどちらかというと小市民的な幸せの中にまどろんでしまう、という展開の方にありまして、これっていろんなことを考えてしまいますなぁ。
あのシモン達の小さいながらもささやかな幸せ、って、昨今の「萌え」ブームの反映にもみえてしまうわけなのですよ。
(そんなブームはとっくに終わってる、とかいうのはひとまず置くとしまして)
そういったところからの打破、立ち上がりを、俺たちは大切にしたいんだ、という考え。
愛する女を救う、というのとは矛盾しているようで実は矛盾してないんですよね。安住の平和ではなく、戦いで勝ち取る未来、ってことですから。
共感できるかどうかはともかく、かなり強いメッセージ性は感じてしまうところ。
まぁ、私はエンターテインメントとしてすこぶる面白かったので、ふだんから「萌え」「萌え」言ってるサイドの人間ではありますけど、肯定的かつ好意的に見てました。
で、いろいろな小市民的安住の幸せが語られてたんですが、やっぱりジンガイスキーとしてはヴィラルの宇宙が一番好きでした。(^_^;
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ヴィラルの嫁を見て「ホロ!ホロじゃないか!」と思ってしまったのは内緒です。
ほんの数カットでしたけど、この一連の絵で、脳内主人公はヴィラルに決定してしまいました。(笑)
一応前半のヒロインだったヨーコも記録しときます。

バウンティ・ハンター・ヨーコ。
もっとも、ミスコン・ヨーコの方は、なんか顔がゆがんでたのでパス。
おかしいなぁ、平田さんのはずなのに・・・と思ったら、平田さん単独ってわけではなかったんですね。(^_^;
そしてカミナ再登場。
こうしてみると、確かに再登場ではありましたけど、はっきり死んだことは確定、っていうことだったんですなぁ。
ひょっとしたら、っていう疑念が常にあったんですが、シモンが第1話冒頭のシルエットに近づいていったので、こういう形になるだろう、みたいな予感はありましたが・・・。
一応死んだ人たち全員出てましたけど、確定ですよね?
どうもガイナがやってるので、なんか仕掛けが残ってるのかなぁ、っていう気持ちが常にあったりするわけですが。(^_^;
現行ヒロイン・ニナ。全然出てきてくれませんけど、今回、違った姿での苦悶の表情がとってもおいしかったので、記念パピコ。(笑)
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若干の不満としては、ニアの拘束に工夫がたりないこと、かな。
もう少し虻野丸博士な責めがあると嬉しかったんですが、ガイナってその辺は割とノーマルですから、仕方ないですか。(^_^;
多元宇宙については、なんかつっこみを求めているような制作側のブログとかも見たんですが、ちょっと自意識過剰かなぁ、って気がしなくもなかったので、スルーしておきます。
次回、最終回!
テーマ:天元突破グレンラガン - ジャンル:アニメ・コミック
中将とか少将とか、なんか軍隊チックというか、戦争チックと言うか、そういう香りがプンプンしてきて、やたらきな臭くなってきましたけど、特殊任務を帯びた少女達の日常、という観点で眺めさせてもらってますので、少なくとも戦いが起きたとき以外は、音羽達の姿に注目していきたいと思います。
今回表向きは可憐の話でしたけど、前回勝負に負けたエリーゼがしぶしぶながらも筋を通して瑛花の支持にテキパキと従っていたり、可憐が兄との面会を楽しみにしていることを知って、なんとかかなえてあげたいとするところとか、エリーゼの人となり、キャラクターもしっかりと描いてくれていたように思います。
また背景に、追浜基地のスタッフから緋月が去って、攻龍の責任者として門脇、嶋の2人が加わったこと、緋月と周王博士が親しげに今後のことを話し合っていたこと等、けっこう含みの多い描写もまぜてくれてましたし、お話の進行としてはグッと厚みを感じてしまったところでもありました。
ドラマ、とまでは言いすぎかも知れませんけど、こういう人間ドラマ、人物群像、っていう描き方はけっこう好きなんで、楽しませていただいたところ。
巷間言われるように、お風呂率がすぶる高く、今回もしっかりとありましたけど、人物像に奥行きがあるので、そんなに「平時のサーヴィス」ってほどには感じなくなっていたりします。
・・・いえ、もちろん嬉しいですけどね、たとえ見えなくても。(笑)
つうことで、個々の描写の気に入ったところを回顧。
まずエリーゼ。ええ娘やねえ。(^_^)
瑛花の「もう一度!」の支持にもテキパキとしたがって、内心はともかく、表面はキッチリ筋を通そうとするところ、ともに戦ってきた西ヨーロッパ基地の仲間を殺され、胸に暗い炎を宿しているところ、そしてそれゆえ可憐のように家族を大切にしたい、と思っている者に対しては思い入れをしてしまうところとか、いろんな側面を見せてくれたと思います。
ガンコだけど、情に厚く、優しい心根、そして実務能力はたぶん瑛花なんかより相当高い・・・。

でも瑛花の努力によってここまで来た、っていう姿も、今回ひさしぶりに見せてくれましたし、この2人、対照的でいいですね。
瑛花との約束に筋を通す姿も可愛いかったんですが、皆の前では興味もなさそうにしていたのに、可憐と出撃となるや、家族との面会に尽力してやろうという姿とか、優しいところもしっかり描いててくれました。
こういう演出、大好きです。(笑)
さて今回の主役、可憐さん。
心待ちにしていた兄との面会が迫る中、まだ梱包してなかったのが風神でした、という不運によって出動要請が来てしまいました。
でも、「しっかり自分のお仕事をする」というのが、兄との約束、自分へのケジメ、ということをしっかりわかっているので、こっちもエリーゼとか感覚はかなり違いますが、しっかりとその要請に従います。
ピシリコ!・・・と敬礼して、任務を受けました。

整備体制の割り振りの都合からか、これも移動用梱包が後回しになっていたバッハシュテルツェのエリーゼとともに出動することになります。
今回、お風呂もあったんですが、ほとんど肩口だけでしたので、このナノスキンスーツの方がボディラインがくっきり出て嬉しかったところですなぁ。

可憐の場合、この微乳の描写がいかにもエロくて、立ち姿のときなんか、ちょっとドキドキしてしまいます。
なんつーかいわゆる「貧乳」じゃないんですよね、Bカップ程度の普通より少しだけ小さめの、でもふくらみ自体はほんのりとある、という、少女と女性の中間のような、なんだかあやうい感じのラインが、とっても青春していて感動なのでございますよ。
一応皆さん十代設定ですけど、私の脳内的には、瑛花さん20代前半~半ば、可憐が20ちょっと音羽が高校生年代、エリーゼが十代前半、って感じがします。・・・カラダつきから、ですけど。
設定は、瑛花17、可憐と音羽が16、エリーゼが15、っていうかなり無茶な設定なんですけどね。(笑)
もっとも一番の無茶は、七恵の15・・・かな。
乗り込みの際に平均年齢が23、とか行ってましけど、大戸とか冬后とか入れてのことですので、相当なもんですな、このチームは。
さて、そんな可憐ちゃん、緊急の偵察任務で、なかなか目的物を見つけられなかったのが臨機応変に対応して、発見。
エリーゼが驚く中、けが人まで見つけ出しての大活躍。
でも、やはり兄に会えなかったのが心残りでひきずっていたけど、安芸先生からの言伝の手紙をもらって、思慕の感情がドッとあふれてしまいました。

この辺の乙女チックな展開も、かなーり好きな展開。(^_^)
軍隊仕様にはなってしまってますけど、こういうスピリットは続けていってほしいところですね。
今回、整備も移転作業途中だったので、歩いたり自立飛行したりと、いつもと違う動きを見せてくれてました。
私みたいに人物主体に見てますと、見落としがちになるんですけど、なにげにこのCGA、いい動きしてますね。
さて、攻龍には乗り込まないことになった緋月さんでしたけど、なにやら周王博士と密談してました。
ここでの会話とか聞いてますと、冬后あたりは煙たがってましたが、このソニックダイバーの実戦運用に対してもっとも心を配っている立場、のように見えてきます。
ソニックダイバーの運用に対して否定的だ、と自分でも名言する嶋秋嵩少将に対して、「任務を受けてくれてありがとうございます」なんて言ってしたし、一応掛け値なしに受け取りますと、ソニックダイバーサイドのかなり深いところにいる感じはしますね。ただ、あくまで飛行外骨格であって、音羽達パイロットの方は見ていないような感がなくもありませんけど。
その緋月と一緒にいた周王博士。

瑛花との対面がどういう形であるのか、こっちも楽しみです。
一応軍人さんたちにも触れておきますと、艦長が門脇中将・・・この字であってるかな?(^_^;
この人の立ち位置はまだちょっとわかりませんが、緋月と嶋との会話からすると、ソニックダイバー側の人物・・・なのかな。
そして副長が嶋少将。
この人は自分で否定的なことを言ってましたけど、理由として運用費用みたいなことも言ってましたし、感情で語っているようにも見えませんでしたから、意外と硬骨漢なのかも、という気にはさせてくれますが、はてさて。
思い出の残る追浜を去る一堂。
「そっか、ここもいつのまにか自分の家になってたんだ」という音羽と、

「みんなの仇がようやくうてるわ」と暗い炎をたぎらせるエリーゼが印象的でした。
それぞれに想いを秘めての出航・・・。次回はその攻龍での生活、なのでしょうか。
作画が相当がんばってくれているらしいので、期待しています。
・・・えーと、なんすか?これ。(^_^;
いやぁ、作画はとっても綺麗だと思うのですよ。
サイバーパンクな動画も、めくるめく幻想空間を描き出し、物理世界ともミクロコスモスとも心象風景ともつかぬ夢幻と神秘の世界を描き出してましたし、大きさと方向が次々と切り替わっていくさまは、実に美しかったです。
しかし、ストーリィとの関連が全然わかんないので、失敗したサイバーパンクにしか見えない悲しさ。
まぁ、筋は考えなくてもいい、ってことなんでしょう。今回に関しては絵もきれいでしたし、そっちだけを鑑賞しましょう、ということですね。(^_^;
ヴァリレイがさかんに「絶望した」って連呼してたから、『絶望先生』のパロディなんかなぁ、って気がしなくもなかったんですが・・・案外パロディ、っていう解釈でよかったのかも、って気になってます。
たぶん、前半のSF的トーン、中盤の人間模様、そしてシュウの内面なんかが今まで緻密に描かれていたら、かなりの効果にはなってたと思います。
つまり、今回単体で取り出す分には、決して悪いデキではない、むしろ良いデキだったとさえ思いますけど、その前提の部分がすっかり崩れたままここに来てますので、こっけいなパロディかギャグにしか見えない、ということになってしまいました。
というわけで、作画の回顧をしておきます。(^_^;
今回のヒロイン、ヴァリレィさん。

頭頂部というか前髪のところに、へんなかたまりがのっかってますが、綺麗な人です。ヴァルダより上かも知れません。(^_^;
ところがシュウ君、このヴァリレィを一発で「玲か?」と見破りました。正確には4人めか?・・・でしたけど。
で、こっちがその玲さん。千手観音になったり、少女スパイになったりと忙しい人でしたけど・・・どう見ても似てません。

いったいシュウ君はどこを見て玲だと直感できたんでしょうか・・・中の人?(笑)
シュウ君、由乃のお尻ばっかし追いかけてますけど、声優さんは柚木さんのファンでした、ってことなんかなぁ。(^_^;
ともかくこのヴァリレィさん、原色お花畑で、シュウ君と鬼ごっこ。
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大きさと方向をシフトチェンジさせながら、舞ってました。
外の世界では、樹が人類代表になっちゃったり、京香さんが人類存亡の危機に家庭の事情を持ち出してきたりと、もうてんやわんやの大騒ぎ。
でもシュウとヴァリレィは楽しくハミング。
本作の混沌を地でいく展開に、しばし唖然。
とはいえ、面白かったです。作品本来のものが目指していた方向とはたぶんまったく違うんでしょうけど、笑えた、という点ではすこぶる面白かったです。
ラストもこんな感じなのかなぁ。
まぁ、キャラ絵がきれいだったら、かなり許容できそうな感じにはなってきはましたが。(^_^;
なに、この異常な面白さ。
しかも今までの独立性の強い話がうまく終盤に来て取り込まれてるし、バタバタ人が死んでる割に、そのひとつひとつの見せ方がすこぶるつきの秀逸さで、アニメ鑑賞の醍醐味を存分に味あわせてくれました。
来週最終回ですけど、こんなに面白い展開を見せ付けてくれたら、少々変な終わり方になったとしても、かなりの充足感が得られるんじゃなかろうか、とドキドキしているところ。
特に、魏の敗北と、舞の再登場、マオの消失、ホアンの爆死、といったあたりが、もうすごすぎ。
ちょっと感動がとまらないのですが、とりあえず、すごかったと思えるところを順不同で回顧しておきます。
・明かされるゲートの秘密、契約者との関わり。
いままで ポツポツと予防線を張るように「ゲートとか契約者とかについては筋道だった解説はないかもしれんなぁ」と書いてきましたけど、ここにきて、無理なく、しかも劇的な効果を得るように明かされていきました。
まだ全部じゃないですけど。
とりあえず、ゲートの拡張が人類社会のピンチ、しかし、ゲートの破壊は契約者達のピンチ、そしてそれが可能になるのが、5時間後の30分ちょっとの間、というタイムリミットが設定されます。
これも、大黒斑との兼ね合いで語られてましたので、多少理屈っぽかったとはいえ、うまく筋の上に乗っかってきています。
・その背景で戦い続ける契約者達。
爆発系能力のパチンコねーちゃん。
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役名はなかったようなんですが、黒髪ポニテで肌の露出が大きかったので、なにげにツボでした。(笑)
・舞、再登場。
ブリタのテレポート能力でともに進入した雨霧。
アンバーの未来予知により、そこに組織側の契約者が潜んでいることを知って、待ち伏せ一歩手前でその契約者に一撃を放つ雨霧でしたが、その待ち伏せる組織側の契約者こそ誰あろう、第3話、第4話で実の父を焼いて廃人同様になっていた舞。
いやもう、ビリビリくるくらいしびれたといいますか、驚いたといいますか。

出てきた一瞬は、「あれ・・・パイ?」とか見当はずれなことも一瞬脳裏をよぎりましたけど、目が光って相手を焼死させる女の子は、あの舞ちゃんしかいません。
ここで出すか、と思えるすばらしい演出。
いや、正直もう出番はないかなぁ、とあきらめてたんですが、たとえこういう一瞬のつなぎであっても、出てきてくれたのは嬉しい限りです。
・・・やられちゃいましたけどね。(^_^;
その舞ちゃんを吹き飛ばしてサターンリングを破壊したものの、まだ生きていた舞ちゃんの放熱攻撃のために炎に包まれる雨霧とブリダ。
ブリダはテレポートして逃げますが雨霧は焼かれながらも第2撃を放って、ほとんど相打ちみたいな格好でした。
雨霧はいいけど、舞ちゃんはもったいなかったですなぁ。(^_^;
・負けるとわかっていて・・・
ヘイを案内したホアンは、組織の目を一身にひきつけて逃走。
一方ホアンと分かれてゲート直下までヘイ達を誘導して来た魏は、
「アンバーにはここまでつれてきたらどうしてもいい、といわれた」と言ってヘイとの戦いに。
戦いそのものは映さず、3度目も魏の敗退。
この「誘導してきたらどうしてもいい、っていうのが、ヘイには勝てない」ということを意味している、と百も承知で戦った魏。
アンバーが言う、ということは、分析とか願望とかではなく、未来直視としての現実ですから、それでも戦った、というのは魏にとっての「命を賭けた意地」だった、ということでしょうね。
舞といい、魏といい、こういう敵方の脇キャラにも、渋い見せ場を用意してくれてる、っていうところに、この作品のエンターテインメントとしての深さも感じてしまうところです。
天文部のメガネっ子も可愛いから一応パピコしときます。あと、全裸で必死のご帰還のブリタも。
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ブレタ・・・足の指にまでマニュキアしてんですね。(^_^;
・シュレーダー博士。
「ゲートがなくなったら契約者なんて消えちゃうよ、実験したもーん」と軽く言う博士。
未咲、思わず歯噛みでしたけど・・・、家弓さんの話芸のすごさをあらためて実感したところ。
こういう脇どころに、家弓さんみたいなすごすぎるビッグネームを配せるところに、この作品の尋常ならざる力みたいなものを感じるところ。
家弓さんというと、もう第1次声優ブーム(昭和40年代の男性吹き替え声優ブーム、那智さんとか広川さんとか。)以前から、濃いファンがついてた人で、たとえばWikiなんかでも来歴なんかは調べられますが、その時代に対してどれだけすごい存在か、なんてのは計り知れないわけでして、そういう大物が、こういう個性的な脇役で出てくれるすごさ、みたいなのが伝わってくるわけです。
つうか、Wikiの記事、軽すぎでしょ。(^_^;
・マオの消滅、ホアンの死
マオは消滅した・・・・と考えていいんでしょうね、パンドラが「出られない」といってましたから、カラダを替えたわけでもなさそうですし。
以前言っていた「宿主の情報に飲み込まれてしまう」といったことが実現した、かもしれません。
最後のことば・・・これもまたすごく良かったです。
「餌はカリカリの方が好きなんだ・・・いつかお前らの前に俺に似た猫が来たら・・・」
最高、っつうか、しびれます。
そして、組織を誘導して自爆するホアン。
もう以前の戦いで、死に場所を求めているようなところがありましたが、しっかりと自分の役目を終えての終末だったといえるでしょう。
知ってか知らずか、別れ際に抱きしめるイン・・・。
「生きていて」ということより、「お別れ」のニュアンスが強かったんでしょうなぁ。
以前のホアンなら「やめろ、ドールの分際で」とはねのけていたと思います。
・そのイン。
ホアンとも分かれ、マオの消滅をその手の中で感じ取っていたイン。

ただの猫になってしまったマオがつけた傷跡を見て何を思うのか・・・。
インの目覚めつつある意思、そういったものと相俟って、心にしみいるシーンとなりました。
水路を見つけてそこから最後の誘導をするイン、従うヘイ。

そして2人の前に現れる、時間がさらに逆行したロリ・アンバー。

最後まで息を抜けない超展開、もうすごすぎでした。
どういう結末になるのかなぁ、すっげー楽しみです。
テーマ:DARKER THAN BLACK -黒の契約者- - ジャンル:アニメ・コミック
なんか延々とラストバトルが続いてましたけど、今回は、師匠連の技のコピー、のみならず人格まで(若干劣化してはいましたが)コピーして戦う、それを遠方から見て楽しむしぐれ達の描写があったので、そこそこ面白かったであります。
すみませんねぇ、バトルの方ではなく、女の子の肢体の方ばっかり見てまして。(^_^;
特にしぐれのマスクがムダに可愛いかったですな。
皆がケンイチに人格までコピーされてて、ちょっぴり嬉しい、ちょっぴり不満、だったのが、しぐれに関してはコピーしてくれて萌へ(はあと)みたいなところがディフォルメキャラにされててとーっても良かったです。
来週で最終回ですので、結局しぐれの話がないまま終わるのがかなり残念ではありますが、今回の観戦マスクはかなり楽しませていただきました。
まぁ、でも、プールでのふんどし姿で鯉の滝登り、みたいな露骨なのの方がハートにズシンとは来ますけどね。(笑)
イメージ検索がしつこいことになってるので、パピコはできませんが、幼女時代の美羽なんかもよかったです。
今回はかなり良いときのスタッフが動員されてたようで、動画を除けば良い絵だったと思います。
つうことで、次回、最終回。
ヤサコ「私、ハラケンのことが・・・」
その後の音、効果音だったのか、本当に聞こえなかったのか・・・。
ハラケンの表情を見る限り伝わってなさそうだったんですが、ヤサコが好意をもつ異性、っていうのは、かなり危険な香りを感じてしまうところ。
イサコの推測を受けると、金沢でいじめられていた、もしくは金沢時代の知己に対してあまり好意的な印象をもっていないこと等、ヤサコの感性や自立意識、っていうものの背景に、なにか他人をいらだたせる要素があるのかなぁ、と邪推してしまったりしているわけでして、どうもここ数話、ヤサコに意外な黒い背景があるのかも、と思ってしまっているわけです。
現在、話の中心がカンナとイサコの兄があっち側にいってしまっていること、あるいはキラバグとミチコさんとの関係なんかに移ってますので扱いが相対的に軽くなってますけど、どうもヤサコの背景に、物悲しい暗さ、みたいなのを感じてしまうんですけどねぇ・・・。
ヤサコが過去に出会ったらしい、イサコの兄に対しても、同様の好意を持っていたとしたら・・・。
ここでハラケンとつながってくるのかなぁ、なんて感覚も少しだけあったりしますが。
ともかくヤサコの過去には興味ありますね。
古い空間に接触したときの、頭痛、そして胸の痛み。
ハラケン同様イサコも感じてましたから、この辺に、あっち側に行く、ということが肉体に及ぼす影響との関連要素があるのかも・・・。
さて、今回久しぶりにサイバーバトルがありまして、サッチー対イサコチーム、だったんですが、暗合式の中に「隠れる」という技が効果的に使われてました。
メガネをかけていると消えるけど、肉眼だと見える。
普通のステルス効果とは逆を言っているようで面白かったんですが、さらにそれがメガばあのところのものと同じタイプと看破して場所を次々と割り出していく玉子。
さらに、暗合式の仕組みが少しずつ「読める」ようになってた、というガチャギリ。
この暗合式が読める、っていう発想というか感覚って、別言語のコードみたいで面白かったですね。
今までCの言語だけで組み立てられていたのが、別間の言語、コボルでもjavaでもなんでもいいんですが、そういう記述式に対して、接することで体感的にわかっていく、という展開。
あるいは、もっと原初の16進数のマシン語とかの空間が、古い空間として、記述されている言語と言語のスキマにプカプカ浮いている、というそんな感覚。
式を書きながらその式を教えられる、というイサコでしたけど、それは同時に、式が格別誰かの能力とかではなく、文法に基づいて学習すれば誰でも習得が可能、という面も見せてますし、そういう点でも面白くなってきましたね。
バグにしても、記述式のミスとしてのバグという面と、そうではなく別の体系言語、あるいはもっと原初の低級言語の残滓としてある、そういう感覚。
だからこそそこには、現在の記述式では判別できない(ランできない)情報なりがつまっている、ということですから、古い空間、というのも、この言語感覚とすこぶるマッチしてきているように感じるところ。
というわけで、今回も面白かったんですが、イサコに接近して、むこう側へ行こうとするハラケン、展開は危険な領域に入っていくようで、次回が楽しみです。
いくつかの不満、特にデザイン面に関してありましたけど、概ねよくできた佳品だったと思います。
最後に問題児だったトオニィに世代が託され、長老達も子供達の命と引き換えに終末を迎える、ひとつの思想性といいますか哲学意識をもったエンディングでした。
『グレンラガン』にもそんなところが散見しますけど、60年代から70年代にかけてのSFで育ってきた人って、こういう世代継承でもって、ある大きな時間の流れを描写する手法っていうを好みますね。
世界に対する表現が、個人からもっと大きな共同体になっていく、そのときに従来あった共時的なコミュニティ意識ではなく、通時的なコミュニティ意識を媒介として表していく。
当時感じられた、スケールの巨大さと、個人の大きさ、深さとのリンクが、今の時勢でどの程度成功しているのか、それとも単に古臭い手法と映るのか、ちょっとわかりませんけど、当初ジョミーがブルーのところへ来た経緯、新世代へとつなぐ者たちの中からも多くの血が流れていること等から、決して懐古趣味に走った表現ではなく、今の時勢をも理解した表現になっていた・・・と私なんぞは思っているのですが、成功しているかどうかと言うと、正直わかりません。
こういった世代継承のスタイルそのものは、それこそバローズの『火星シリーズ』カーター一族の頃から面々としてあったわけですけど、血のつながりではなく、精神と哲学の継承、という点で展開していく通時性、っていのは、それなりに(少なくとも60年代後半くらいには)新しかったわけです。
では現代ではどうか?
世界には依然として思想の対立があるわけで、そういう点では現代性もあった、と思っているところです。
本編についてもう少し。
世代継承ということから、未来への希望を描こうとする、でもその背景に、たとえばジョミーとキースの間で交わされる最後のことばなんか、けっこう苦い味を含ませてまして、けっこう好きなところでもありました。
ジョミー「(パンドラの)ハコの最後には希望が残っていた」
キース「私は最後まで一人か」
良いシーンでした。
反面、マードックが自らも特攻してまで最後のメギドをしとめる、っていうのは、今までの描写がややうすかったので、人物像としては、ちょっととってつけたようなところも感じてしまいました。
ということで、古いけれど思想性はあったこのSFの後で、00みたいなのが始まる、っていうのもちょっとした皮肉にはなってるかなぁ、と思わなくも無かったりします。
高河ゆんのキャラデは期待していますけどね。
この枠、どうもデザインが好みでないのが種ガンから延々と続いていたので、ようやく好みのデザインが来た感じです。
BLくさい展開には微塵も興味がわきませんが、高河ゆんキャラが美麗に描かれるのでしたら、観賞価値は高そうなので、しっかりと見ていくつもりではあります。
珍しく人間型の刺客、オーカス。
冒頭、少女の家を焼き払うとき、少女の大事にしていた人形を見て「見ていろ」といったときは、ひょっとした助けるのかな、と思いきや、見ている前で焼き払いました。
・・・相当S、というか加虐的性癖があるようです。
リーフたちとの対決でも、ジャスミンを捕らえて、その目の前でリーフを焼き殺そうとしましたし、どうもサディテスティック系のイケメンにーちゃんのようです。
「ようく見ておくんだ、大切な仲間が死んでいくところを」
けっこうひどい性格のようです。(^_^;
ラスト近くに来ての敵としては、いい感じ。
今まで怪物形態か、むさいおっさん、ばーさんが多かったので、こういうタイプでも新鮮に見えますね。
もちろん西村さんのデザインセンス、っていうのもかなりあるんでしょうけど。
もっとも、正体までもが人間かどうか、っていうのはわかりませんが、火を操り、しかし心は氷の冷酷さ、っていうのは、ルックスともどもよく現れていましたし、幼年向けの枠もしっかり維持していると思います。
ただそれ以外の作画面では、ちょっと散漫な感もありました。
筋としては、デインに合流できて、・・・だったんですが、依然として扱いが難しいオル、っていうのは出ずっぱりなんですね。
強さとしてはスライム程度なんでしょうけど、化ける、っていう特性はかなり面倒でしたからね。
あと盗賊の描写。
かなり間抜けな面も追加されてますが、変に人間くさいところを強調したりせずに、凶悪なところ、醜いところなんかもしっかり描いてくれてまして、こういうところなんかは海外原作の良さなんでしょう。
国産ものですと、長く登場させていると、悪人でも立ち位置が変わってくることが多いですからね。
次回、レジスタンスと合流するようです。
そしていよいよジョーカーの正体に迫る・・・らしいです。
いつもの破壊的な面白さに比べるとややパンチ不足の感がなきにしもあらず、でしたけど、普段がすごすぎるのでそう感じてしまうだけで、普通のギャグまんがとしては、十分一流の線で、今回も腹かかえて笑わせていただいたのは言うまでもありません。
今回は、勘違いが勘違いを呼び、ついには噂の出所まで勘違いしてしまう、といういつもの雪だるま式誤解アクション。
ただ「皮膚科」って、通常ですと「性病」を連想しちゃうんですが、まだ童貞処女の皆様が通っておられる中学校のことですし、そこまでは連想がはたらかなかったようです。
・・・おとなになると、皮膚科から出てきたっていうのは、見られただけでかなりのダメージだったりするんですけどね、いや、もちろん経験があるわけではないですが。(^_^;
いろいろあった勘違いの雪だるまの中で、好きだったのが、悩まし番長明乃の、悩ましいメモ。
最初が、永澄のバカ話(でも実はズバリ的中だった)を受けて「尻、尻、尻、尻、尻、尻、尻、尻、尻、尻」・・・と書いていたのが、サルくん情報で感動してしまってからは、「香典、香典、香典、香典、香典、香典」に変わってしまうメモ。
生死の問題なのに、香典が気になっている、っていうのも、なんと申しましょうか。(^_^;

騒ぎが大きくなって、24時間テレビのパロディみたいになってくるのですが、キャスターにアイドルのルナ、まぁ、これはわかるのですが、アナウンス室スタッフとして「シャチホコ募金」を呼びかける「すっぽんの巡」が出てくるくだりになると、書き文字のバカさ加減も加わって、存分に楽しませてもらいました。

ボールに「うみさんへ」とかかれていたり、背景の白板に「せ海平和 サル」とかあったりして、けっこう24時間テレビ見ているときに妄想しているような、サイコーにつまらないことが書かれていて、面白かったです。
しかも真相が判明した瞬間、というのをたくみに隠しているところなんかも良い演出でした。
ただ一人空気を読まないシャーク藤代なんかも良い味でてま
したし。
ということで、残りわずかですが、最後まで全力でかけぬけてくれるであろうことを期待しておきます。
あ、燦ちゃんの写真、ワタクシもほしかったです。(^_^;

本来は衛星組・・・なんですが、衛星では見れなかったので、SUNで視聴。
CFの入り方が全然違うんですが、今回だけ?・・・それともいつも衛星とSUNでは違ってたのかしらん?
衛星では扉絵が出た後、1回目のCF、そしてOPとAは連続で、っていう流れでしたけど・・・。
本編ですが、報道番組のようなスタイルを取って、章子と春彦の解説に適当にギャグとかお色気シーンとかを交えながら、物語の発端とか背景とかを語っていくものでしたけど・・・これ時間軸はどこなんでしょ?
普通に考えたら逆行なんで、桃花が学園に現れる前、なんでしょうけど、桃花に対するいじめの映像とか、時間軸としてはこれからのことなんかもいくつか入ってたし、あれれ・・・?と思ってたら、キャラデの西田さんのブログによると、
「『旅』『幕』『〆』の3つは時間軸上に散らばった旅の手引きのようなもの」とのことらしいので、その辺はあんまり深く考えなくてもいいみたいです。
ということで、『幕』のときのような感覚で見ていけばいいようなのですが、『幕』よりは軽い、と言いますか、ギャグ寄りでしたね。
3女神が石剣に封じられた、というようなことでしたけど、3女神が誰に対応するのか、っていうのはもう出しませんでした。
古代の祭儀については、かなり断片的ではありましたけど、既に何度か出ていたので、それほど違和感もなく、整理できましたからね。
もっとも因縁関係云々が、まだちょっとわかりづらいですが。(^_^;
そして由美子と桃香、桃花の来歴。
桃香に関しては、まったくの由美子の創造というのではなく、出所不明の子供に「由美子の子」「由美子の愛を受ける存在」としてインプットされたもよう。
桃花についてはまだ来歴の細かいところまではわかりませんでしたけど・・・これで一応終了、ってことですかね。
それとも桃花こそが由美子の被造物・・・なのかしらん?
不思議度合いで言うと、鬼梗様の方が本物だったようで、永劫の時の中で生きている・・・たぶんあれ、比喩ではなく、マジなんでしょう。
作画はもう言うまでもなかったんですが、今回個人的に好きだったところ。
章子さまの体操服でブルマなお尻と、香陽の野性的なお尻。
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今回、説明回だったにも関わらず、随所にはさみこまれるギャグがなかなか秀逸で、面白かったですわん。
特に一番良かったのが、
「二人の関係はとても淫靡だった」
「なんかエロいですね」
「かぶせるな」
普段、さめた声で「とーかげったん」とか「つづく」とか読んでらした水戸部さんが、なかなか強烈というか、でまくりと言うかで、実にいいアクセントというか、壊れた魅力というか、ともかく奇妙な味のテンコ盛りですばらしかったところ。
声の扱い方が実にうまいですね。
・・・声優脚本は、一部やりすぎかな、ってところもありましたけど。(^_^;
守東家のじじぃ、益之さん。
保険医の美鈴は落としたが、寧々は落とせなかった、とのこと。
じーさん、これいただいちゃったそうです。うらやましいぞ、このじじー。(笑)

あと、紹介シーンで出てきた【イメージ映像】の字幕と目線。
劇中劇の効果なんでしょうけど、それにしても・・・。

寧々さん・・・なんですが、笑わせていただきました。(^_^)
判明したことをズラズラ書いていってもいいんですが、どうもこの解説自体が最終回の布石みたいなところもあるので、置いておきます。
今回は、章子さんと寧々、香陽姉妹がなかなかよろしゅうございました。
エロさ、っていうより、性的な暗示が常に秘められているのが良いですね。
こういうエロさも大好きだったりしますので。
なんかよくわかるようなわからんような。(笑)
プロになる、っていうのが、同人の目的・・・って、もうかなり当たり前のような感覚がありますけど、大昔、必ずしもそうでなかった時代もあったんですよね、COM時代というか、それよりもほんの少し前。
何度かにわたる悪書追放運動とか、一部のビッッグネームを除き、漫画描きがあんまり尊敬されてない時代もけっこう長くあったので、趣味として描いているけど、生活基盤は他にちゃんと持ってるし、そこまで身を落としたくない、なんていう層が存在してた1960年代。
COMが崩壊して(正確に言うとぐらこんが崩壊して)理想だけじゃ飯は食えないし、プロになることこそが自己実現だ、っていうのが、60年代の末から主流になってきて(もちろんそれ以前も主流ではありましたけど、比率的に、ね)だいたい80年くらいまでに、同人がプロの予備門的機能になっていきます。
ところが、シベール、クラマガの衝撃あたりから、逆流現象が起こり始め、「プロになったら自分の描きたいものが描けなくなる」なんていう大昔の感覚がよみがえってきました。
「墨汁一滴」に寄稿されていた、という「描きたいものを描くはけ口としての場」といのとは時代が違うので必ずしも同じというわけでもないのでしょうけど、自己表現の場が確立されていると、そういうことは起こりうるでしょうね。
とまぁ、そんなどうでもいいことをあれこれ考えてましたけど、今の契約書って、同人活動について書かれているんですかね?
最近のは全然知らないので、事実に基づいているのか、誇張なのかさっぱりわかりませんでしたけど、ちょっと驚いたところです。(^_^;
「少しの売り上げで一喜一憂していたい」っていうのは・・・他に生活基盤を持ってたら説得力も感じるんですが、学生ですからなぁ、なじみさん。
まぁ、別にあそこは自虐的なギャグみたいなところでしたので、別段説得力を感じる必要なんて全然ないんですけど。
つうわけで、最初、いったいどうなるんだ、って感じで進んできた話でしたけど、うまく落ち着くところにおちついいた、ってことですかね。
次は『げんしけん2』が始まりますし、こういう同人制作の場がテーマになる、っていうのはもう1ジャンルとして定着してるんでしょうかね。
作り手としては、実体験がある人の方が多いだろうから作りやすいんでしょうけど・・・ちょっと一般の人を置いてきぼりにしすぎかなぁ、っていう気も少しだけ、ほんとに少しだけしているところではあります。(^_^;
とはいっても、キャラデがすごく可愛いかったので、実質半分時間で、かつ、背景がパカってても、そこそこは見れました。
うん、やっぱりキャラ絵って大事ですねぇ。
・・・キャラ絵が良ければ、評価するとかしないとかはともかく、少なくとも見続けよう、という気持ちにはなりますから。(笑)
一応、自分の好みを書いておきますと、
1. 露理 2. なじみ 3. かねる・・・かなぁ。
ソーラちゃんはあまりにあざとかったので。(^_^;
えーと、同人誌をなめた第2部は、痛い成功で、幕。
こっちはあんまりコメントしたくないので、この辺で。
この作品内で言うクローンと実験体との違いが今ひとつはっきりしませんでしたけど、とりあえず、人造性の強い命として生まれた花鈴たち。
少女漫画由来にしては、かなりしっかりと練りこまれてはいるものの、どうも現場が用語についてわかってないらしく、あんまりちゃんとした説明になってませんでした。
にもかかわらず、戦いの中で、それを語る烏丸と、花鈴に聞かせたくない和音、っていう構図はうまく作られてて、そういう旧来のアニメ手法の部分ではうまくできてたと思います。
したがって、SFとかファンタジー設定とかの、そういうハードな部分での描写はスルーして、花鈴→和音とか、和音→姫香、姫香→妃香、といった関係、心理プロセスなんかを見ていくと、緊迫したいいデキになっていると思われました。
花鈴視点で語られてますから、花鈴ちゃんの回想「自分勝手でサイテーで」・・・っていうのは、よくわかるんですが、第3者的に見ている視聴者感覚ですと、「そりゃあんたのことだろ」と思わなくもなかったり。
花鈴ちゃん、かなり和音くんに虐待というか、暴力ふるってますしね。(^_^;
まだ鈴音くんの時間旅行の件とか、和佐とキューちゃんの問題とか、解決しなきゃならんことがけっこう残ってるような気がするんですが、今回の展開の仕方を見てますと、まあまあうまくまとめてくれるかな、とは思ってるところです。
変にSFに凝ったりさえしなければ、ですが。
実験体としての花鈴・・・という点についても、花鈴自身がまだあんまり理解してないのか、それほどたいしたことがなかったのかよくわかりませんが、すごいことが語られた割に、簡単に聞き流してました。
こういう展開になると、2人の姫香をどうまとめるのか、の方が気になってきますね。
あと、ボロボロにやられる和音くんが、久しぶりに色っぽくてよかったです。(笑)
しかし個人的には、姫香とか花鈴の色っぽいところの方が見たいんですけどね。(^_^;
衛星組。
不死の肉体を得たものを手駒として使う、というテーマと、人狼族の誇りを賭して戦うリザがかなり可愛いかった回でした。
まず、リザ。
ヒロにおしおきの途中に、肉球が可愛い、とプニプニされてしまい、恥ずかしいやら激怒するやら。
いや、見ている人間としては、すごくおいしかったです。ごちそうさま。(笑)
不死の肉体を手に入れ、意気揚々と姫の前に現れる人狼族の姿を見て「おまえら、誇りはねーのかよ」と怒るさまも可愛いかったですな。
なんか最近の甲斐田さん、妙に声が艶っぽく感じるんですが、そういうところもまたなかなかよろしかったですわ。(^_^)
人狼族の一人に、ハーフブリードなるがゆえに「両親が交わったときのこと」を言及され、カッと怒りに燃えるところとか、激しさよりも、可愛いらしさを感じてしまうんですよねぇ、犬の交尾、っていう性的なタームがあったとはいえ。(^_^;
そんなわけで、姿形の割りに、行動様式が一番可愛いくて女の子っぽいんじゃないかなぁ、リザ。
「女」が前面に出ているのは、紗和和とか、玲理とかなんでしようけど、女の子っぽい、っていう点では、ある意味シャーウッドより女の子っぽい、と感じてしまうところがあったりします。
シャーウッドも「女の子」っていうより「女」の属性というか傾向という象徴というか、そっちの方を感じてしまいますしねぇ。。。
ヒロに対しては、姉のような感覚なんでしょうけど、同レベルで騒いでいるところとかも、ヒロとの精神年齢の近さ、みたいなのを感じさせてくれますしね。
一緒にゲームに夢中になってるし。
紗和和にとっては、妹扱いみたいになってますし。
一方、ヒロの方は、王族に永遠の命を与えられて不死身の従者になることがどういう意味か、なぜヒロ以外に姫の従者がいないのか、ということを玲理に指摘され、迷いが生じてきてました。
一方の姫には、不死身の従者達を結果的には捨て駒として使ってしまったという過去があり、苦悩があったりもします。
そこらへんがどうからまってくるのか、どう紐解かれるのかが終局へのテーマかな。
ヒロと姫の結びつき、という形での着地点なら、アニメとしてはまあまあかな、とも思います。
先行地域はもう終わったのかな?
とりあえず、衛星では、次回、「死霊王女」
悲しいことに、半島シフトみたいですが。

少年週刊誌連載でしたから、2クールとか3クールとか、それくらい続くのか、と思ってら、次回で最終回。
1クール作品だったと知って、ちょっとショックを受けてます。(^_^;
そのせいなのかどうか、予想以上にスポーツものへシフトしてて、今までの悦痴なラブコメ設定を継承しつつ、適度にスポ根的な要素もまぜて、まじめな方向性を示してくれました。
神奈川で四之宮との死闘というか、珍戦を経て、今度は埼玉の4つ子姉妹。しかも性格バラバラ。(^_^;
ところが、トラブルメーカーみたいだった真綾が、静岡の一言からチームの和の中心にいるようになってきて、海商のムードも最高潮。
このあたり、今までの一見ちゃらんぽらんに見えた真綾のわがまま騒動が、その和解によってチームとしてまとまってくる、という、なんかいつのまにかスポ根定番でまとめあげられてて、面白かったです。
まぁもっとも、スポ根もの、としてしまうには、激しい抵抗はあるんですけどね。・・・たぶん違うでしようし。(笑)
海商のラインナップ。
第1泳者、背泳の真綾。・・・折り紙つきの実力者。
第2泳者、ブレストの黄瀬。・・・この中ではちょっと落ちる。
第3泳者、バタフライの静岡みれい。・・・本職は個人メドレー。
第4泳者、フリーの織塚桃子。・・・副部長。真綾に「あとは年増がなんとかしてくれる」なんていわれてました。(^_^;
応援席でのやりとりもなかなかコミカルかつ下品で良かったんですが、今回に関して言えば、プールの中での4人、とりわけみれいを励ます真綾が印象的で、しかも力の入ったレースを見せてくれました。
こんなにちゃんとスポーツしてくれるとは、ほんとに予想外でしたわ。
ところが予選を1位置で突破したものの、桃子、足をつってしまい決勝は出場不可能。
そしてやってまいりました、真打ヒロインあむろに代役、というところまで。
うーん、こんなに面白いのに1クールですか・・・なんかほんとに残念です。
連載作品ですから、しばらくして第2期とかしてほしいくらいなんですけどね。
さて、お話も、キャラ的にも大いに盛り上がった今回でしたけど、エロシチュ的にも武田くんのエロ妄想で、大いに盛り上がったところでした。(笑)
同級生に、なんてふしだらな妄想をしやがりますですか。
すばらしいので、どんどんやってください。(笑)
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しかし妄想の中でも脱がしてみるだけでしたら、まだけまともな方でしょうか。
最近は、同級生を妊娠させたり、鋸だの鉈だので殺すマンガもありますからなぁ。(笑)
真剣な表情になって「勝った?」と振り返る真綾と、褐色の肌が白水着に映える新堂姉妹を記念パピコ。
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1クールっつうのがほんとに残念ですけど、有終の美を期待しておきます。
学園の外の背景といいますか、謎の懐中時計男とか、ブリンベルケ姉弟とか、そういうところに風呂敷を広げすぎてしまった感があって、次回でどう収めるのかちょっと予想がつかないところなんですが、学園内部の、ちょっとした3角関係というか、些細な心のすれ違いというか、そういうあたりはしっかりと描けてて、そっちを楽しみに見ている分には、そこそこ秀作になってきたと思います。
園美→光太郎、という図式が最初から明確にあったのと、光太郎が園美だけでなく、他の女の子にも全然頓着してないような描写があったため、光太郎と千波美が意識しだすのがいかにも唐突な印象だったことは、以前書きました。
そういう描写不足を除くと、今回の園美、千波美、光太郎のスレ違いはさりげなくて、にも関わらず3人とも自分の感性の範囲で気づいてて、っていうところがなかなかうまい描写でしたね。
まず千波美。
光太郎に「力にだけ興味がある」というのを未だに引きずってましたけど、3人の中では一番方向性はシンプルかな。
ただ光太郎を意識するあまり、彼を想う園美に対して、あまり意識というか考えがいってない、っていうのがやや描写不足の感もしますけど。
野菜の味云々のところで、はっきり「私は光太郎が好きなんだからとらないでよね!」みたいなことを言われてたわけですから、知ってるはずですしね。
次に園美。
こっちはもうわかりすぎるくらいわかってて、ふりむいてもらえないことと健気なこととが相俟って、かなりかわいそうな状況になってました。
どこにいても上の空で、目は自然と千波美を追いかけてる、そんな彼の姿がはっきりとわかっていて、最後にはそっちへフラフラ引き寄せられるように向かっていく光太郎の腕を取って「ダメ!コータロー!」と引き止めてました。
うーん、なんか悲しいと言いますが、残酷な進展になってきつつありますね。
光太郎は・・・これも千波美と同様、園美のことを考えてなさすぎ。
というか、便利な道具みたいにしか見てませんし、その辺、ちょっとどうかなぁ、と思わなくもなかったり、です。
千波美の場合は、対光太郎が第一義ですから、まぁ、園美がそれほど視野に入らなくても仕方ないかも、と思わなくもないんですけど、光太郎の場合はどうも鈍感とかっていう域を超えてて、かなり残酷なことをしている、っていう印象になってしまいます。
というこの3人のすれ違い、普通の3角関係に似て、3人とも食い違っている、っていうのがなかなか特徴的なところですね。
それ以外ですと、斉橋由真。
千波美に誘われる形で参加したサマースクールでしたけど、千波美だけでなく、圭子ちゃん達のグループともとけこんでいて、楽しそう。
自分でも気づかなかった、っていうくらいの溶け込みようですから、この辺、あの神社で培われた千波美との同胞意識、あるいは友情ってのがいい方向に来ている感じでした。
入浴シーンもございましたしねッ!(^_^)v

ちょっと未来の安満沢ニュータウン、特にポリゴンで表示される電脳店員とか、けっこう面白いというか変というか、奇妙な味をだしてくれとりました。
よくわからなかったんですが、あの蛍も人工物なんですかね?
だとしたら、自然の中に来た意味もあまりなさそうに感じてしまうころではありますが・・・。
つうことで、次回、懐中時計の男がいよいよ表面に出てきて〆るようです。
うーん、いかにも尺が足らないっ、ていう展開なんですが、はたしてどうなりますか・・・。
光太郎の腕にしがみついて止める園美が悲しく可愛いかった今回でした。
