最終回。
やっぱりキリエの名前=救世主、というのはある暗示だったんですね。
まさかキリエ自身がデストラクトコードだとは思いもしませんでしたが。
1クール作品としては、かなりの急変したラストでしめてくれましたが、キリエ、レーヴェといった名前のモティーフ、そして最初からデストラクトコードの本領を見せず、後半になってその使い方にスポットをあてていったりと、シリーズの構成としてはかなりうまくできていて、面白かったといえます。
ただ、「6人」っていうのが、結局最後まで明示されてませんでした。ここらへんはゲーム補完、なのかな?
当初は、キリエ、モルテ、トッピー、リ・ア、ナージャ、そしてアガンの6人、だと思ってたんですが、キリエ自身がデストラクトコードだとすると、キリエをはずして(死んじゃったけど)レーヴェを入れて6人かな?
でも、そもそもアガンは物語にはそれほど積極的にはからできてなかったし、どうもよくわかりません。
ということで、不鮮明なところもいくつかないではないのですが、モルテを軸とした人物の描写が、回を追うに従って少しずつ掘り込まれていって、よくしまった良い展開になってたんじゃないかなぁ、ちょっと好意的に見すぎているのかもしれませんけど。
評価としては、見る人の立ち位置でけっこう変わってきそうではあるんですが、私に関して言うと、好きな作品でした。キャラ造形や世界観、ラストのオチなんかもかなり好みですし。
ということで、今回の見所。
・まず絶対に何をおいても、幼リ・ア。(爆)

成長して、まじギレ娘になりました。

前回、モルテと撃ち合ってできた頬の傷がしっかり残ってました。
女の子の顔に傷をつけるなんて、これはひどいアニメですね。(笑)
モルテの方にもしっかりと残ってました。

ルックス、キャラの背景なんかはモルテの方が抜群に深くて上だったと思うのですが、どうも印象度としてはリ・アの方が残ってしまってました。
髪型もミニスカも、モルテの方が断然好みなんですけどね、ルックス限定だと。
そのモルテ、ワシ師に捕まって縛られてたんですが、なんというやる気のない縛り方。

縛ったのが、縛りに文化のない獣人だったので仕方ないのかなぁ。
なんか『ふもっふ』第1話のかなめちゃん縛りに近い古臭さを感じてしまいました。
テレビ規制を突破して脱がしてほしい、なんてのは別に望みませんが、せめてこういう「倒錯」が入ってくれる余地のあるところは、しっかりと脱線してほしかったんですけどねえ。(^_^;
尺の関係で悦痴な拷問とかができなかったのは仕方ないです。
むしろ、ワシ師かモルテの神をつかんで、いぢめているように見えたところとかなんかは、よくがんばってくれていたと思ったところ。

それだけに、縛りとか、柔肌に食い込む縄目とかに、もう少し工夫がほしかったところです。
ということでモルテの愛が炸裂してエンディング。
あれ・・・、キリエとくっつくのはリ・アじゃなかったんですか?
永遠の時を生きるデストラクトコードですから、モルテと結ばれる、ってところまではいかないかな。
むしろあれは友情の範囲に終ってしまいそう・・・でも頬を赤らめてはいましたけど。(^_^;
リ・アの方は復興なった町で、なんかまたキレてる感じでしたけど、こっちはまだまだこの気分ですかね。
良い作品でした、良かったよ、と思ってたら、エンドイラスト。

い・・・いったいトッピーの眼帯をとった顔に何があったんやー、ということで、最後までいいひねりをかましてくれました。
リ・アなんか失神してるし。(笑)
つうことで、スタッフの皆様、良い作品をありがとうございました。
テーマ:ワールド・デストラクション ~世界撲滅の六人~ - ジャンル:アニメ・コミック
第12話:セレブの一人、ザザーランド家の御曹子、シュートは、目をつけていた春香が裕人と一緒にいるのが気に食わない。そこで、圧倒的な財力で集めたプレゼントで裕人にプレッシャーをかけ、そのプレゼントのフィギアを嘲笑するが、春香が本当に喜んだのは裕人のプレゼントだった。その夜、裕人はむかし春香に会っていたことを思い出す。]
読売テレビ組。最終回の2話連続。
MBSの『ひだまりり』『To Loveる』に続いて、3作品めの最終回ラッシュ。
一応この作品、読売テレビ製作だったんですよねぇ、なんかかなりみっともない感じがします。(もちろん、局が、ですよ)
そんなわけで、終ってしまった本作。
原作は、セレブと日常の接点をいろんな切り口からさまざまに見せていく進行ですので、途中で終わったにも関わらず、そんなに中途半端な感じもなく、1クール作品としていいシメでしたし、続いても別に違和感もないし、変則2期でもいっこうかまわないし、ということで、そこらへんは原作素材の色をうまく使ってた、というところでしょう。
この2話では、セレブのにーちゃんが出てきて裕人にプレッシャーかけてるところと、裕人の記憶が戻るあたりがミソでしたかね。
・セレブのにーちゃん。
シュート・サザーランドっていう、アングロ系の名前なのに、なぜか「フロイライン春香」と言ってました。
Fräulein・・・て、英語の「Miss~」程度の意味だから、「お嬢さん」みたいなニュアンスはほとんどないんですけどね。
そもそも女給なんかへの呼びかけにも「Fräulein!」(ちょっと、姉ちゃん、みたいな感じ)とかって呼びかけますから、セレブの人が、高貴な外国人に向かって言うにはかなり不適切な感じがします。
言うならほかにも表現があるんですけどね、「グナーディゲ春香」とか。
それに欧州人なら、女性に敬意を表すなら、ドイツ語じゃなくフランス語にしそうですけどね。(^_^;
そんなことも含めて、ボンクラのあととりだった、ということなんでしょう。そういうことにしておきます。(笑)
ちなみに、ノーマル状態でしゃべっていると、「Fräulein」は、フォーラインって聞こえると思います。
この兄ちゃんが現れたときに、背後でかかるドヴォルザークの新世界交響曲。
いったいこのにーちゃんの国籍というか、出自はどこだったんでしょうか。(笑)
・過去を思い出す裕人。
ここまでダメだしせんでもいい、と思ったんですけどね。
原作読んでるときは、普通に、ああ、ネタなくなったんかなぁ、と思えた箇所でした。(^_^;
ともかく、過去の縁でもしっかりとつながっていて、結ばれるべくして結ばれる2人でした、でも寸どめ、というところまで。
春香の嗜好性とか行動とか見てますと、裕人じゃなく、信長とひっついた方がいいのに、とは、原作時点からずっと思ってたんですが、アニメ版でもそんな感じはずっと続いてたかな。
・水着。
やっぱり美夏ちゃんが一番でした。(^_^)
・ED、フルコーラス。
このEDはすごく 良かった、というか、歌、局、毎回のメイドダンスと、すごく好きだったので、嬉しかったところ。
那波とダメ先生あたりは喜んでしそうですけど、葉月さんが場違いにあってる、みたいなところもあって、かなり好きなEDでした。
椎菜の扱いがちょっとアレでしたけど。(笑)
ということで、総括。
名作、とまではいかないでしょうけど、楽しく可愛いキャラアニメでした。
もっとも、ワタクシの好みとしては、ヒロイン春香より、妹・美夏、天宮椎菜の方が好みでした。
原作だと春香が一番、でしたけど、やっぱり声がおばさんくさかったからなぁ・・・。
声といえば、葉月さん。
デザイン、そして動いているところを見てるとかなり幼くなってて、最初ギャップを感じてたんですが、回が進むにしたがって、香里さんの淡々としたしゃべりがけっこうツボにきて、最後はちゃんと葉月さんを見ているような心境になりました。
というわけで、楽しかったです。
次回からこの枠は『ケメコ』だそうな。
インターミッションかと思ってたら、メデューサ復活の予兆はあるわ、シュタインがなんかやばい方向へ行きかけてるわ、クロナの豹変ぶりがすげーカッコいいわで、たいへん面白かったです。
始まる前、ここまでになるとは思いませんでした。
ということで、面白かった点をピックアップしときます。
・感染する狂気と、シュタイン。
感染て・・・。(^_^;
病気ではなく、空気みたいなもの、ということだけろろうと思いますが、ほんとに病気みたいなのだったらちょっといやかなぁ。(^_^;
ともあれ、身の内に沸き起こる狂気を必死で抑えているシュタイン先生が、すごくステキ。
メデューサの幻影が出てきたり、PCに向かって不穏な文字列を打ち込んでいたり、しかもその渦中を他人に極力見せないようにしていたりと、すげーひきつけられますなぁ、このシュタインの狂いの前兆。
こういうキャラ、大好きです。適度にオトコマエですしね。
・そのシュタインの幻影として現れるメデューサ。
あの蛇の脱走のシーンがあったので、たぶん生きてるんだとは思いますが,復活が待ち遠しいところですね。
クロナの位置がけっこう重要なところに来つつあるので、そっちの含みも面白そうなんですが、とりあえず、シュタインにどう影響してくるか、かな。
・メデューサの狂気の遺産、クロナ。
「どう接していいかわかんないよー」なんですが、今回は「ゾンビに対して」ってだけで、それほどいわなくなりました。
メデューサとどう対峙するのか、いまからワクワクです。
・クロナの詩と豹変。
おどおどしてて、とてつもなく暗い詩を書いててたのが、マカのピンチに、突然戦士の顔になって豹変。
思わずマカちゃん「わたし、こんなのと戦ってたんだー」とか言ってましたけど、このマカの反応も含めて、クロナもかっこよかったです。
・ラグナロク。
普段はチビキャラとして、戦いに望んではクロナの頼れる魔武器として、こっちもそれなりに見せてくれました。
もっとも一番よかったのは、クロナにマカのスカートをめくらせて言ったときのことば。
「予想以上にしらけるパンチラだな」(爆)
女の子に対して、これ以上はない、っつうくらいの侮辱のことば。
・・・でもかなり同意できたりして。(笑)
・めだたないマリー。
新キャラだし、メスだし、先生だし、もうちょっと話の前面にでてきてもいいはずなのに、全然目立ちませんでした。
・・・まぁ、これからですよね、ね、ね?(^_^;
・エンチャンター、ギリコと、最古のゴーレム。
ギリコが「こらえ性のない女だな」って言ってましたから、予告に映ってたあの魔女さんと思しき女性が中に入ってんのかな?
どうでもいですけど「エンチャンター」なんていってくれると、『機工魔術士』を思い出してしまいます。(^_^;
次回、異端の魔女さんらしいです。
予告に映ってた女だとすると、メデューサではないみたいです。
テーマ:SOUL EATER -ソウルイーター- - ジャンル:アニメ・コミック
最終話。
・・・なんですが、ゲルトとヘルマンがジョセフに憑依するところと、ラストの回想シーンみたいなのはかなり蛇足かなぁ。。。
せっかくの近未来ハードSFが、この最終回でオカルトになってしまったみたいで、ちょっと興ざめ。
それを除けば、割といいしめくくりだっただけに・・・。
ということで、終わらせ方としては、やや不満はあるものの、概ね良い2クール作品でした。
まずは今回の最終回から。
・メイフォンがんばる。
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正確にはサーシャ&メイフォンがんばる、でしたけど、キャラの好みで、メイフォンを優先しておきます。(笑)
ICBMを打ち落としてましたけど、ミリヲタじゃないので、つっこめません。(^_^;
ともかく、決死の覚悟で国土防衛、でもサーシャは砲撃の際の熱爆発に巻き込まれて爆死、メイフォンは特攻で戦死。
ヴィクターの復活は、可愛い孫娘のため、みたいでしたので、敵にまわらずよかったね、でしたけど、結局メイフォンは死んでしまい、ちょっとショックです。
アマンダとメイフォンは生き残ってほしかった、と思ってただけに・・・。いや、アマンダは死んでませんけどね。
一瞬はさまれる、ヴィクターとの過去。

なんかの病気で20歳前後くらいまでしか生きられないメイフォン。
その延命のためにヴィクターが手を染めたナノマシン。
こういう背景は、もう少しちゃんと尺をとって見たかったところですな、ジュセフの過去を2話もやるくらいでしたら。
そのヴィクターを呼び出したエレア。

人ではなくなってしまったヴィクターを呼び出してサーシャ、メイフォンのバックアップをさせたり、マレクをアマンダの元に送り届けたり、最後に来て、一番協力的でした。
エレアのエピソードももう少し見たかったかなぁ、人じゃない、というのは別に良いんですが、誕生の経緯とか、ね。
そして5年後、生き残ったアマンダが軍事教官になり、さらに成長したマレクを従え、遊撃隊の隊長として、いまだ余燼くすぶる融合体の人々を救済する、というところでしめてました。
その最後で蛇足、と私には思えた死者の回想を経てしめ、でした。
ただし、これは蛇足ではなく、つっこみどころとしておいしかったです。マレクのパートナー。
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えーと、このヒラヒラドレスは、マレクの趣味ですか?(笑)
アマンダみたいな脂っこい、ばいんばいん肉弾姉ちゃんが近くにずっといたから、こういうブリブリ系にあこがれて、というのは十分わかりますが。
まぁ、ゲルトみたいなマッチョが出てこなかっただけまだましかな。(笑)
つうことで、最終回、霊魂シーンに不満はありますが、トータルとしては、とっても良かったです。
特に、小林さんが作監をされてた回、虚淵さんがシナリオを担当されてた回とかは、凝集度が高く、かつ色気も適度にある良いエピソードでした。
アマンダ、メイフォンの、肉弾の魅力とか、エレアの可愛いらしさとか、そういった味付けもぬかりなかったですし、ワタクシとしては、とっても楽しめた作品でした。
それだけに、今回のこの最終回、霊魂憑依と、霊魂対話、ちょっといただけなかったんですけどね。(^_^;
とにかくご苦労さまでした。そして良い作品をありがとう。