北村に告白するシーン、告白してからの動揺シーンがむちゃくちゃ可愛いかった今回。
やっぱりCVと原作が一流ですと、少々キャラデがはずしてても、そんなに気になりませんね。
あくまで、「少々」であって、大きくはずしてしまった過去の某フィギアスケートアニメとは違いますが。
それとそろそろ木原麻耶が目立ち始めてきたのが注目点。
キャスティングがとにかく耳に残りやすい声質の野中藍さんなんで、第1話のモブ扱いのときから際立ってましたけど、こうやって筋にからんできますと、けっこう印象深いです。
麻耶が竜児や大河にからみだすところまでやってくれそうですね。
見た目と違い、ひくことを知っている心優しい竜児と、常に全開、直球勝負の大河がいいコンビになってます。
加えて大河にドジの自覚があったり、実乃梨が完全無欠のマドンナってわけではなかったり(詳細は次回ですね)、親友北村の高須への気持ち、親友実乃梨の大河への気持ち、なんかも学生視点で貫かれてて、正統派にも関わらず、新しさと細やかさが同居している、そういう魅力が少しずつ出てきました。
2人の現時点での友情も、やや郷愁を感じる少女マンガ手法ではあったんですが、それほどくどくないのと、感情のたかぶりを適度に抑えているので、それほどこっ恥ずかしさもなく、なんかしんみり来るしめかたでした。
経済的に貧しい竜児と、愛情的に貧しい大河、こういう図式も、60年代青春映画なんかでよく見られた手法ではあるんですが、高校生同士の友情とか、噂とかの描写がモダンですので、それほど古さも感じませんし、いい感じです。
以下、気に入った個々のシーン。
・木原麻耶にボールをぶつけるのを躊躇する竜児と促す大河。
「男女差別すんな」という大河の言葉は逆説ですね。
女の子にぶつけられない、という竜児に対して、女でも遠慮するな、ということだったわけですから。
同時に、ここから木原麻耶のかきまわしが入ってくることが示されたところでもありました。
なにげにいいキャラなんだよなぁ、麻耶。(笑)
・ご飯の残り具合を見て大河を回顧する竜児。
大河のイメージとして秀逸です。
小さいカラダにアクティブな行動。
そのエネルギー源としてのご飯。
・大河の自覚。
「わたしって ドジなのかな」この語りのところもけっこうキュンと来るところで、電柱を蹴りながら発したことば、
「なにが手乗りタイガーじゃあ、ムカつくんじゃあ」という怒り、悲しみとつながってますね。
こういうなにげないあだ名が、傷つけてしまう、あるいは悲しみや憤りを増加させてしまう、というのは学校時代によくあることなんですが、多くの人は成長するにしたがってもっとつらいことに遭遇して忘れていってしまう。
でも、このときの時点での心の傷、悲しみは、その時点においてどうしようもなく深いわけで、そういったものを丁寧に救い上げてくれたいい場面だったと思います。
こういう繊細さが本作の持ち味の一つですよね。
そんなわけで、ここ、ちょっと胸に来ました。
・北村くんへの告白。
告白そのものよりも、その後の動揺が転げまわるくらい可愛いかったわけなんですが、これは釘宮さんしかできんよなぁ、と思ってしまったところ。(^_^)
・大河の意識。
「大河、だって・・・」ここもえがった。(^_^)
次回はみのりんの話なんで、やや明るめ、かな。
子安コウモリ大活躍。(笑)
いつもと違って動画にかぶってくるシーンが多かったので、なんつうか芸術的な動きをしておりました。

動画に対して、子安コウモリがこれまた動画で隠す、という念の入りよう。
そのせいか、カバーしきれない箇所がいつも以上に多かったようでしたが。(^_^;

とにかく心愛ちゃんの屈折した愛が爆発して、とんだりはねたりの大立ち回り。

そしてその合間合間に入ってくる、みぞれの「粘着質体質」発言。
ストーカーのみぞれと、粘着質の心愛。
これがちゃんとギャグとして機能しているのが本作の良いところですな。
みぞれが指摘するたびに「おまえが言うな」のつっこみを入れる胡夢さんとか、いろいろかけあいも楽しかったです。(^_^)
つうわけで、全体の流れはシンプルでしたので、今回も素晴らしい作画を回顧しておきたいと思います。(笑)
・まずOP。
エロダンスはOPに移行したようで、まことにもって素晴らしいですな。(^_^)
おっぱい組がメインだったようでしたので、紫ちゃんの比重がかなり少なかったのは少し残念でしたが、電波系のみぞれと瑠妃が、本編ではあんまり見せない明るい動作になってたから、それはそれでいいかな。(^_^;
本編、語られる過去シーン。

カメラさん、もっと下へパンして、という心の叫びがいたるところで聞こえたような気がしなくもなかったところでしたが・・・。
それはともかく、若草4姉妹の3女と4女に該当するらしいので、今後2人のお姉さまの登場が期待されるところですな。
若草姉妹ですと、長女・家事担当のおっとり系、次女・独立心旺盛な社会派、3女・深窓の令嬢ちょっと病弱、4女・おてんば娘・・・でしたので該当、というのとは違いますか。(^_^;
ともかく、その頃の萌香にまったく勝てなかった心愛ちゃん、痛めつけられて屈辱の表情。(笑)
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なんつうか、普通に萌へますな。(^_^)
一方、幼女時代の萌香、力のセーブ以前。

これまたなかなか・・・しかも肌の無出が今より激しいですし。
結局、この痛めつけられていたときへの郷愁でした、みたいなところでしたが、つまりはっきり言うと、シスコンのドMってことでいいんですか?

ドMと言えばこの人・・・。

筋に関係ないところでチラチラ映ってたんですが、この魔女と吸血鬼の、ドM対決がそのうち見られるのかなぁ、とほのかな期待も。(^_^;
本性を知った裏萌香のちょっと困ったような表情もなかなかよかったです。

裏萌香発動時で、こういう表情、あんまりしてくれませんからね。
あとは、普段は邪魔な子安コウモリが、今回は動画にからんでたので、いいギャグになってたと思います。
「シリーズをまたにかけた伏線だったのか」という、紫+胡夢コンビのいかれたファッションも簡単に回顧しておきませう。

第2期、完全に脇役モードなんですが、にもかかわらず、話へのからみ方がいいテンポですので、胡夢ファンにもかなり楽しめます。
EDは裏萌香ヴァージョン。
これは前期の走ってくるやつの方が良かったですね。(^_^)
エンドカードはドMの魔女さんでした。
早くからんできてほしいです。

テーマ:ロザリオとバンパイアCAPU2 - ジャンル:アニメ・コミック
2:スーパーボール・・・リョータとコージがスーパーボールで遊んでいると、女子がやってきて・・・。
3:ノリノリ・・・掃除の時間だというのに、男子は箒をギターに見立ててノリノリ。
4:アメフリ・・・傘を持っていないリョータとコージはチカたちの傘に入れてもらうことに。]
OVAは知り合いの家で見たのですが・・・全然雰囲気が違ってて、びっくりです。
さすがにOVAの方が絵は良かったですけどね。
ショートコントの連続みたいな感じでしたので、簡単に・・・。
1時間目。グラグラ。
乳歯がグラグラ。OVAでも一番最初にあったネタです。
思わず乳歯が抜け替わったのっていつだったかなぁ、と記憶を探ってみたけど出てきませんでした。
しかし5年生で、っていうのは相当遅いですね。
2時間目。スーパーボール。
なんか懐かしいですね、今でもスーパーボールって言うんですか?
地面にたたきつけて高さを競う・・・子供の頃、したなぁ。。。
この「あったあった」ていう感覚がこの作品の持ち味なんでしよう。
3時間目。ノリノリ。
こういうのはほとんど体験がないので、むしろ客観的に見れて面白かったです。ワタクシ、転校が多かったので。(^_^;
「敷かれたレールの上を行くのはロックじゃねーぜ」
・・・今回、一番面白かったセリフです。(^_^)
4時間目。アメフリ。
リョータうらやましいぞ、と思ってしまうのって、既に「オトナ目線」なんでしょうな。
こういう小学生ものって、小学生感覚の視聴者を対象とするか、オトナ目線で恋情的に見ている層を対象とするか、でかなり観点が変わってくるんでしようけど、物語はその中間をうまくついてるような感じですね。
つまり『みなみけ』みたいに女子小学生中心視点ではなく、男子小学生視点がほぼ同程度に入ってる、というのが、小学生そのものではないにせよ、小学生感覚、つまりリョータ達のに中に入って見られ感覚を共有できるようになっているので、どっちの視線でも楽しめるわけですね。
もちろん、オトナ目線になって、チカちゃんかわええのう、でもいいですし。
作画がときどきシリアスになるときの劇画風味がややキモいんですが、それ以外はキュートにかかれてて、まあまあ桶かな。
つうことで、肩の凝らない郷愁作品、としての要素も期待しておきます。(^_^)
最終回、というか後日談。
いろいろあったけど、それぞれに新しい人生を踏み出していく、というのを、復興なった東京、高度成長の始まる東京の時間を背景に描いてみました、という内容で、どちらかといえばキャラサーヴィスみたいな最終回、といえますかな。
というわけで、各人のその後、と言った感じでしたので、全体よりも部分を追いかけて言ってみます。
・まず、小糸春華。
「もうすぐ小糸さんじゃなくなるのよ」
いいですね、しっとりと答えるこの姿。
結婚して家庭に入る、ということが、青春時代の終わり、と考えられていた頃の切なさが伝わってきます。
人生における、結婚がもつ転換点という意味、今ではかなり薄れてしまってますけど、ほんのちょっと前までは、男女を問わずこういう意識ってあったんですよね。
昔の映画なんか見てますと、結ばれてめでたしめでたし、の後まで少し描いていたりする作品なんかもあるのですが、そういった作品の、ハッピーエンドではあるけれど、もう戻らない時間に対する郷愁のような感覚が、あの一言に込められていたようでした。
グッとくるところでしたね。
この背景、少女時代の最後を見届けにきた、という認識で振り返れば、春華がことさら「少女探偵団のリーダー」と言っていたことへの想いの深さなんかがうかがわれるところですね。
・トメさんの文通。
よりにもよって、あの空根と文通している、ということが露見してしまいましたけど、これまた1970年以前の映画によく見られた、脇キャラ同士のロマンス、意地悪く言えば、サブキャラはサブキャラらしく分相応の相手、みたいな結び付け方で、別の意味で少し哀愁がありましたかな。(笑)
・迷子の少年。
最後にアルファベットで「KOBAYASHI」と出まして、これがあの少年探偵団の小林くんでした、というオチになってました。(笑)
どうでもいいけど、ひねりすぎで、わかりにくいですよ。(^_^;
・怪人切り裂き男。
ジャック・ゼ・リッパー(あえて牧逸馬風に書いてみました)を模した事件、かな、あれほど陰惨ではなかたですけど。
19世紀末の事件ですから、直接は関係ないですね。
・ケンと香山。
霧のロンドンまでチコを追いかけてきてました(ケンは立ち寄ったついでとか言ってましたけど)っていうストーカーぶり。(笑)
香山は唇に紅をさしてるし、こっちもなんか接近しつつあるような。(^_^;
・チコ。
このまま学者の道を歩みそうですな。
というわけで、和風伝奇っぽい雰囲気も残しつつの良作でした。
後半、白髪鬼の事件以降の美術の見せ方、映画的なアングル、スペクトラムの演出、あたりが気に入っています。
最後にきて、「映画のように見せる」手法が鮮やかで、すばらしい映像手法だったですね。
CV陣に関しては、それが目立たない名作に仕上がっていた、といったところかな。
ということで、作画陣の皆様、お疲れ様でした。実に効果的な画面構成で、堪能させていただきました。
蓮治の元にミズキがやってくる。教会で聞いたヴァイオリン、その弾き手を知っている、という蓮治に紹介を頼む。渋る蓮治に代わって、蓮治の母すみれがミズキをそのヴァイオリニスト・久瀬に紹介する。]
昨年、その映像美、映像表現で度肝を抜いてくれた『ef』の続編というか、第2部というか後編というかがスタート。
前期の映像があまりにすごかったので、今回の第1話は、ミズキのフェティッシュな足だけが印象に残った感じでしたが、第1期のときも、でだしはこんな感じでしたし、これからの変化を楽しみたいところです。
視聴前に公式で公開されてたOPは見てましたが、ドイツ語がズラズラ出てきたのには少し驚きました。
というのは、拾い読みしてみると、そこそこ作品と関係あるようなことが書かれてましたので。
ただあんまり長いので、訳してみよう、という気はまったく起こりませんでしたが。(笑)
まぁそのうち、まとめサイトなんかに訳はあがるでしょうから、そちらの有志におまかせします。(^_^)
第1話のサブタイの横にあったのだけ、簡単に記録しておきます。
Der ferne Himmel jenseits des Fensters 窓の向こうの遠い空
Die unerreichbaren Wolken beobachtend 届かない雲を眺めながら・・・
あと、001:Mutが「気分」とか「勇気」、024:Augenが「目」なんですが、複数形だから「両眼」かな。
英独混合になってる意味は、わかりません。(^_^;
お話は前半が火村・久瀬の高校時代、後半が今のところミズキを中心に動き出している、てところかな。
前半と後半は、第1期以上に交差しなさそうですね、いまのところ。
時間軸が違うみたいなので、ラストになだれをうって融合しそうでもありますが、ともかく進展を見守っていきたいところ。
前半に関しては、広野凪が静御前、ということで、強気の色気、みたいなのがけっこう快適でした。
後半は、ミズキちゃんが寝っころがって、足をバタバタさせてるところがよかったですな。
ミズキの尻のライン、太腿より脛の方の丸みを見せる動画、中学生らしさが充溢してて、なかなかよろしかったです。(^_^)
それにしても、15歳の少女に向かって、「ナマ」とか「ゴム」とか言う久瀬の淫行発言はなかなかステキでした。
ステキというのもちょっと違う気がしますが。
ミズキちゃんとだったら、私もナマがいいなぁ、とか、妄想してしまいますな。(笑)
千尋、景、みやこ・・・第1期のメインがどの程度関わってくるのか、も注目しています。
テーマ:ef - a tale of melodies. - ジャンル:アニメ・コミック
Animax組。
さすがに衛星メインでやるだけあって、ものすごく綺麗な映像、そして凝った作画でした。
・・・全然萌へませんけど。(笑)
お話も、1話見終わった段階では、「永遠の時を生きる吸血鬼」みたいな展開になりそうで、作画の優秀さを引き立ててるためのお話・・・みたいな印象です。
モティーフとしては、さんざん使い古されたものですが、史実を織り込みながらの進展、そして和風伝奇である、というあたりがポイントでしょう。
頼朝が、普通の追っ手ではなく異形の者を差し向けていた背景、そして第1話では途中で画面から消えてしまった弁慶、この辺が2話以降どう処理されるのか。それをしっかり見ていきたいと思います。
モティーフが平凡、というとちょっと語弊がありますが、かなりなじみのあるものなので、逆に大筋がわかりやすい、それゆえ、その大筋をしっかり抑えていけば、いろいろと冒険もしやすい、というメリットが今後とも発揮されるのでしょう。
ともかく、第1見る限りでは、けっこう楽しめそうでしたので、感想記録は続けていくつもりです。
ただ、アダルト指向、衛星提供、ということからか、やたら血がドバドバ出てるのは、ちょっと見ていてしんどかったです。(^_^;