Animax組。
前半が心理戦、後半がサイバー戦、てとこかな。
それなりに見れるんですが、完全にミナモが話の枠外に出てるのが笑わせてくれます。
たしかにこういうアクションとか対立とかになると、存在利用がないですもんね。
もっともそんな状況下でも、サヤカとユキノはイベント会場にいる、という前提で、食い物を前にしてましたが。(^_^;
スタンドアロンのシステムを外部から強制的につなぐ、というのは、イメージとしても難しいですね。
そもそもそういうデバイスすらはずしてたら、とかも考えてしまいますし。
ただ、描写の仕方を見てると、かつてつながっていたものをはずしてスタンドアロンにした、みたいな感じでしたので、それなら一応筋は通ってます。
クライマックスが近いということもあって、矢尾さんが「やってやるぜ」を連発。
なんかなぁ、ちょっと気の毒になってきたりもしたんですが。(^_^;
最後はアナログでプラントの阻止にむかったソウタでしたけど、結局達成できず。
クライマックスなんですが、ミナモがメインから完全にとばされてしまってますので、あんまり気分的には盛り上がりません。困ったなぁ。(笑)
ホロンも実戦投下されてるんですが、かつての記憶はデリートされたまま・・・なんですよね?
そのわりには、以前のような立ち位置に戻ってたので、あれ?・・・てな感じ。
このへんちょっとひっかかったとこではありましたが。
つうことで、クライマックスです。
あと2話。
妖精学的な展開になってきて、シノプシスはどっちかっていうと男の子むきな要素が強いんですが、キャラが女の子むきだからいいんでしょう、たぶん。
とりあえず、少女むけ、ということはまったく意識せず、普通に楽しめます。よかったよかった。(^_^)
今回判明したいくつかのこと。
・従者レイブンは悪霊の血を引く精霊の化身。
Raven、というと、オオガラスのことなんですが、幻想文学愛好家にとっては、ポーの名詩「The Raven」でことに有名です。
Quoth the Raven, "Nevermore"
"more"をリフレインのごとく使って鐘の音の響きのように鳴り渡るこの不気味な詩、からたぶん名を得ているんだと思いますが、そのイメージですね、褐色の肌も、悪霊も。
なんとなくインド系、アラビア系っぽいところもありますので、ジンとか、セルペントとか、そっちの方のイメージもありまして、なかなかダークないいキャラです。男ですけど。(^_^;
ダークフェアリーは見えるけど、ブライトフェアリーは見えない、と言ってるあたり、宗教要因をすっぱり切り落としてしまっている不満は少しあるものの、大陸とケルトの対比とかが垣間見えて面白かったです。
特異な戦闘力がある、というのはお約束で。(笑)
・エドガーの過去。
ロードではなく、サー、ところがいろいろあって、最下層の地獄を見てきた、とのこと。
そのあたりを具体的に描かないのが少女むけっぽかったところですが、別にそういうのを見たいわけではないので、それはそれでいいかな。
そういう最下層の悲惨さに関しては、リアリティのために見たい、と思うだけですから、別にそっちの趣味はありませんしね。(笑)
ということで、けっこうヤバい筋の人だったようですが、にもかかわらず、女性に紳士的、というのもお約束かな。
・アーミン。
中の人、大原さやかさん。今後に期待。(^_^)
・存在そのものも淡い妖精のようなリディア。
可愛いんですが、なんか実体感に乏しい浮遊感覚みたいなものが漂ってますね。
人間っぽくない感じがそこはかとなくするんですが、感情を見てますと、ちゃんと女の子してました。
個人的にはエドガーの舌の入れ墨を調べるところよりも、ハスクリーにつかまっちゃったときの方が好みでした。

可愛い女の子がピンチになると萌へますよね。(笑)
エドガーに眠り薬を飲ませることに成功したのに逃げ出さなかったり、もうすっかり心が移っておりました。
ところが、実家のお父様には、強盗にさらわれた、という報告が入ってしまって、というところまで。
こういう素材はけっこう好きですし、原作者も好きですので、楽しみにしているのですが、公式サイトにあるような、藤井まき調がもっとでてきてくれることが望ましいです、はい。
次回、メロウの島。
Animax組・・・、なんですが、火曜日のタイマーセットをミスってしまい、視聴したのは土曜日放送の再放送版。
アラスジには以蔵が目撃したみたいな書き方になってはしまいましたけど、どうもよくわからなかったので、とりあえずこうしておきます。
人斬り以蔵はいったいあれからどうなってしまったんや、という感じでしたが・・・また物語りは12世紀末まで戻っていきました。
個々のシーンはいいんですけど、つながりが悪いですね、というか、説明不足。
あの切られた首も、冒頭以蔵が切った首なのか、ラストで弁慶が切った首だったのか、あるいは両方だったのか・・・。
第2話になっても流血ドバドバは変わらず、しかも今回は首チョンパは出てくるわ、チョンパの首が話し出すわで、かなりひどい描写になってました。
絵とか画面とかはきれいなので、そこそこ見られるのですが、きれいなだけに、チョンパや流血シーンはちょっとねぇ。(笑)
けっこう好きな題材だし、見ていて楽しいんですが、後味はかなり悪いですね、この作品。
もっとも、その後味の悪さまで含めて、楽しんでいるわけですが。(^_^;
ともかく、黒蜜は人魚の肉で不死になった八百比企尼の仲間か当の本人か、とにかくそのモティーフでございました。
問題は九郎さまの方で、
1. まず黒蜜に血を吸われる→快感、気持ちいい!(笑)
2. 黒蜜、「私も巣って、一緒に不死よ」→九郎、かぷっ、ちゅー。
3. 血が混じりだす前の症状がでて、九郎、ウガー。
4. 武者襲来、流血ドバドバ。→その女の血で不死なんかー、わしにも飲ませろ。
5. 弁慶の援護。しかし弁慶九郎の首チョンパ。
・・・とまあ、あのあたりの展開は見ててひきこまれました。普通に良かったですし。(^_^)
特に気に入った点を書いておきますと、上にみも書きましたけど、
・ 「血を吸われるのは気持ちいい」
吸血行為が性的エクスタシーをともなう、というのはほとんどお約束の領域ですが、それでもなかなかよかったです。
絵が萌へ系統じゃないのが、残念でしたが。
・弁慶なんて力まかせの体力バカ。
ひでーこと言うなぁ、九郎ちゃん。
あの流れだと、なんかそれを聞いてて弁慶が怒った、みたいにとれなくもなかったり。いや、違いますけどね。
・しゃべりだす首。
このモティーフは、表現主義文学で使われだしてからけっこうポビュラーになってきまして、日本のアニメでも『マジンガーZ』以来普通になってきましたけど、リアルに切られた直後の血がしたたる描写でしたので、少し斬新だったかな。
興味深いモティーフではありまいすが、見ていて気持ちのいいものではなかったですな。(^_^;
というあたりなんですが、必ずしも永遠の時を生きる、というスタンスではないようですね。
その意味では『人魚の森』の方が筋が通ってて面白かったかな。
次回、明日香。