あー、すげー面白かった。(^_^)
メイやマルチアーノの細かい心理にまで、ほんの一瞬の表情や、間でもって示していたりと、すばらしいエピソードだったと思います。
まず、マルチアーノ側の事情。
エイプリルからの連絡がないマルチアーノ。しかし、仮にコンタクトがとれていたとしても、彼女も光子爆弾がブラフだった、という以上の情報は持ちえないはずなのですが、にもかかわらず時間があまりないかもしれない、という恐るべき直感。
相手に応じて態度を変え、しかも常に疑いをもって行動する。
相当に頭も切れる印象があって、ナイスです、このおばさん。
やっぱ、敵にちゃんとした頭があると、手ごわい感じがして盛り上がります。
そのマルチアーノに救出されたメイ。
心配したような「裏切り者」としての処刑とかにはなりませんでしたけど、新しいボディをもらって「違うカラダになったみたいだ」って言ってました。
ヒューマノイドである彼女達の修理シーンは、既にジャニュアリーの腕の修理のところでありましたから、ボディを新調してしまう、っていうのもそんなにたいしたことではなく、普通に部品の交換感覚だと思われるのに、なぜこんなことを言ってしまったのか。今までの部品交換や修理とどう違うのか。
それは、首だけになっていた間、アンジェリカ達と行動をともにしていた間の経験が、そう言わせてしまったんでしょう。
違うカラダになったのではなく、完全体に戻ってみると、違う心になっていた、みたいな、そんな感じ。
このシーン、その後でアンジェリカの逃走を助けるシーンとも重ねて、意味深ですごく良いセリフでした。
さてそのアンジェリカ。
「刑事の身だしなみ」とか言ってまして、なんなく脱出には成功です。その後猛追をかけられましたが。
ここで、なんで捕獲時に、金属探知とかレントゲンチェックをしないのだ、っていう疑問がわくのですが、一応非常時に近いので、そこまで手が回らなかった、という言い訳はここでは通じると思います。・・・まぁ、設定のアラだとは思いますがね。
ただ、そう考えた方が、メイを回復させるときに、メイの記憶なりをスキャンしてなかった、っていう点とも整合性が出てきますので、一応納得できるところではあります。
もっとも、逃がしてしまったメイに対しては、改造なり、記憶のスキャン、あるいは改変なりが行われる可能性はありますけどね。・・・残り話数から考えたら、かなり厳しいかな?(^_^;
その逃走を助けるメイのシーン、こすばらしかったですね。
なれないカラダでフラフラと出てきて、逃走途中のアンジェリカ達と出会い、逃走路を指示する。
いいシーンでしたし、メイが逃げ道を教えてやる、っていうのはドラマとしての必然がありますし、この2人の間の心のリンケージをうかがわせてくれました。
しかも、一応は敵方の人間(ヒューマノイドですが)ですから、嘘かも知れない、っという疑念はあるわけで、そこがアンジェリカの一瞬の躊躇になっている。
でも、それはほとんど一瞬のことで、メイを信じ礼を言ってその指示された道を進む、このたたみかけは実に見事で、この短い尺の中で、両者の心理背景まで浮かび上がってくるようでした。
恐らく、ラストに用意されていた、アンジェリカ自身も認めたくなかったであろうミスターへの気持ちは、既に前回メイには看破されていたわけですし、この2人のサムライ的な感応にはビリビリ来たところです。
ミスター側。
厨房的な頭の悪い軽口を叩かない時は、かなり見れます。
今回、初めてといっていいくらい、フランカの心理描写が可愛いくて、不安や疑念を抱きながらも、一心に仲間、とりわけミスターを信じようとするところとか、ミスターのシグナルを読み取ったりとか、なかなかに可愛いくてよろしかったです。(^_^)
光子爆弾については、ラストまでタイムアタックとしていくみたいですが、一番現実感をもってるのはフランカかなぁ、とさえ思わせてくれました。
たぶん一番持ってるのはスワンプなんでしょうけど。
そしてアンジェリカ救出に動いてしまったミスター。
アンジェリカの気持ちは既に前回のチェルシーやメイとの会話でだいたいわかってましたが、ミスターの側にもはっきりとした感覚はあったわけですな。
「ロマンチックは苦手だぜ」とか言ってましたけど。(^_^;
でもなぁ、これは個人的な好みの範疇なんですが、この作品にはあんまり色恋のざれごとは入れてほしくなかったです。
あるにしても、うっすらとした暗示かほのめかし程度にしてほしかった、と言いますか。
正確な設定年齢は知りませんが、ミスターとアンジェリカの経歴とか、風貌とか見てますと、若く見ても30代後半と20代後半ですから、ティーンのようなストレートな表現はちょっとなじまない感じをもってましたので。
まぁ、メリケンさんの洋画では、いい年こいたおばはんヒロインが泣いたりわめいたりしてますけどね。
描写がしつこかったので、ちょっとそういうことも感じてしまったのですが、メイやマルチアーノの心理描写を極力抑えることによって、その深さを見せてくれてたことを思うと、もう少し控えめにしてくれてもよかったかなぁ、とは少し思った次第。
ちょっとした感覚の違いはありましたけど、タイヘン満足できる、素晴らしい回でした。
ラストまでこのセンスでいってくれると思います。
渋いドラマに仕上げてくださいね。(^_^)
テーマ:コヨーテ ラグタイムショー - ジャンル:アニメ・コミック














