ああ、最終回。良かった・・・。
ラストのクライマックスで、かなりの省略があったりして、しかもその中にけっこう気に入ってたシーンとかもあったりしたので、ちょっと残念な側面はあるものの、これだけうまく筋を通して、かつ、うまくまとめてくれたら言うこたござんせん。
アルルゥ「おとーさん、行っちゃやだ」・・・ちょっと目頭が熱くなってしまいました。
最近はすっかりスレてしまって、アニメで落涙する、なんてことは比喩を除いてあんまりなくなってしまってたんですが、あのシーンだけは・・・。

冒頭の大魔獣激突・・・で少し粗いところがありましたけど、それ以外は概ね納得のいくすごい作画で、まぁ、分析はここではしてませんが、見るべきものの多い絵でした。
もっとも、毎回かなりのクオリティでしたので、今回だけ特に良かった、てわけでもなかったんですけど、ときどきあった、表情の縦横比のバランスの崩れは、キャラデの人自らが指揮をとられてたこともあって、まったくなかったです。
絵に関しては、どこを切り出しても、壁紙になるくらいの秀逸さだったんで、最終回はお話についての感想をとどめておきます。
まず回想のシーン。
流れからして、なにがしかの言及はあると思ってましたけど、あまり見たくなかったですなぁ、解体のシーンと赤いスライム化のシーン。
やらないと繋がらない面もありますので仕方ないとは思いますし、最小限にはとどめておいてくれたようですけども。
髪飾りの伝承は、いい見せ方でした。
あのされげなさが、血筋の問題まで語ってくれるようでしたから。
さて、ハクオロの別れとその後。
ウルトリィに命じて、自らの封印、そして、カミュの解放。

ウルトリィの話がかなりカットされてましたので、カミュの存在がひときわ引き立つラストでした。
ストーリィとしてはカミュの方に比重を置いてしまうのは仕方ないところですかね。カミュっち、好きだから別にいいんですが。(^_^;
次々と遺言を回して、アルルゥ、エルルゥとの別れ。
アルルゥとの別れは良かったですなぁ。
声がついてた、ってこともあってなおさらです。みゆきち、うまくなったねぇ。
今回、一番の感動シーンでございました。
こんなに心揺さぶられたのって、『Noir』の最終回以来のような気がします。
そしてエルルゥ。
「家族だって言ったじゃないですか」
・・・すいません、感動のシーンなんですが、なぜか笑いが・・・。
やっぱしラジオでの名言「便利な言葉だよ、家族って」を聞いてしまったせいかなぁ。(笑)
こうして最終回を迎えて、あらためてあの回を聞くと、うたわれ世界を根底からひっくり返す、柚木さんのカゲキ発言に、別の意味で感動を覚えてしまいます。
いや、もちろん、ラジオ抜きにすると、いいシーンだったんですけどね。
その後の一連のやりとり、ハクオロが、エルルゥが自分にひかれているのは契約によってだ、と指摘すると、エルルゥが「契約なんて関係ありません」と言い切る姿。
ここ、素晴らしかったです。
エルルゥとともに我々視聴者もハクオロの姿をおいかけてきたわけでして、エルルゥにとっての契約は我々視聴者にとっては「既にゲームで結末を知っている」ということだったと思うのです。
でも、そういう結末を知っている、なんてこと以上に、折々での行動や考え方、思いを見つめてくることで、ハクオロの再発見があったわけです。
その意味で、エルルゥの発言は、我々とも一体化してくれるような、そんな感覚になってしまいました。
「抱きしめてあげたいです」
「来るな!来てはダメだ!!」

ここも良いシーン。
「家族」のセリフのところで、ラジオを思い出してなかったら、ここもヤバかったかもしれません。(^_^;
そしてその後。
いきなりユズハが亡くなってしまってました。
こうなると、エピソードの省略が悲しさを誘いますなぁ。
ユズハだけハクオロとお別れのシーンがなかったですからなぁ、戦いについていったこともあるっていうのに。
で、オボロ君、国をほったらかして、諸国漫遊の旅とは・・・・。
国政の実務につくことによって、磨かれていく、っていう側面もあるのになぁ。ベナウィが胃炎で倒れなきゃいいけど。(^_^;
サクヤと戯れるクーヤの図。

絵だけなら激しく萌えるんですが・・・。
そして、ある意味、「その後」で一番面白かった、怪力戦士とうっかり侍。

感動のシーンの後、しっかりこういうのを入れてくれるあたり、なかなか心憎いところです。
とにかく、良い作品でした。私個人の好みとしては、今期ベスト作品です。
1年に1本でもこういう作品に出会えると、この国に生まれてきてよかった、と思ってしまいます。
最後に、エルルゥが誰かを見て、満面の笑顔で迎えるところをペタリンコ。

最終回も素晴らしい出来でしたね。
ラストのアルルゥのシーンは原作でも泣けたっていうのに、アニメだと声つきで更にぐっときましたよ(泣
>ミコト
解体シーン・・・あそこまでリアルには出さないで欲しかったです・・・。
物語の展開上、解体は仕方ないとしても、それを見せて欲しくはなかったですね;
エルルゥとハクオロのシーン・・・同じく少しニヤニヤとしてしまいましたwww
仕方ないですよね?ラジオであんな衝撃的発言をしてますしwww
>ユズハ
やはり物足りない感が・・・^^;
もっともっとハクオロとのイベントを増やして欲しかったですよねぇ。
原作で正ヒロインなのに・・・。
決戦前夜のおまじないくらいはあっても良かったと思います。
全話通しても素晴らしい作品でしたね^^
今まで感想お疲れ様でした!
さてさて、次は何のアニメでコメントしようか・・・ニヤニヤw
スタッフの方々に、心からお礼を言いたい気持ちです。
アルルゥは、今までも、登場してくれるだけで強烈なものを残してくれてたんですが、最終回のあの一連のセリフは、声つきの効果をいかんなく発揮してくれてました。
これも、アニメ化の効果の一つでしたよね。
ユズハは、ちょっと尻すぼみになってしまったような印象ですね、あのラストですと。
全体の流れ重視でしたから、切られるのは仕方ないんですが、おまじないもたしかになかったですし、一人だけ不幸を一身に背負った形になってしまいましたからね・・・。
ラジオは仕方ないです。
実際面白いですし。(^_^;
また興味がありましたら、お気軽に来てくださいませ。