ああ、激しくつっこみ不足。
好きだからこそ、深入りしない、交際しない、っていうのは、料理のしようによってはすごく面白くなったと思うのに、結局単に臆病なだけでした、っていうオチはちょっといただけませんなぁ、物語の技法として。
もし、最初からそれが狙いだったとしたら、かなりつまらない凡庸な内容で、ほとんど骨女が出会った、あの童女のためだけの作品、てことになってしまいます。
ベッドメイクして、性的な結合を連想させるシーンまで用意してんですから、もう少し変態的、あるいは猟奇的なところにまでふみこんでもよかったんじゃないか、って気はします。
Black Lagoonとかで既に刺激的なシーンの壁はとっぱらわれつつあるのですから、これではいかにもなまぬるい印象です。
猟奇方向に走らなくても、例えば、けいちゃんに愛憎両方の感情を抱いていたとか、掌で他人の人生を転がすのが楽しみだったとか、実はけいちゃんが蜜で、女を捕まえるための手段だったとか、いくらでも料理のしようがあったのではないでしょうか。
それだけに、そういう思わせぶりなところだけだして、あのオチでは、肩透かしもいいところでした。
というわけで、全体のプロットについては大いに不満でしたけど、あの骨女に「今ごろ気づいたの?」と声をかける童女、第1話で出てきたあの童女ですよね、この存在をほのめかせた効果は大きかったと思います。
つうか、今回そこしか見所がなかった、と言いますか。(^_^;
ところで、骨女、年齢なんか関係あるんでしょうか。(笑)
あと、アニヲタ的には、「となグラ」の劣化パロみたいで、そこが面白かったですけどね。
うーむ、窓へ移ろうとして落っこちちゃうのかー。あそこ、やっぱり笑うところだったんでしょうかね。(^_^;