うぎゃー、地震のテロップぐぁぁぁぁぁ。
毎週楽しみにしている大好きな作品でやられると、頭から湯気が出るくらい腹たちますなぁ、しくしく。
この作品はどのみちDVD買うと思いますけど、それでもちとショックであります。
さて、今回は舞台そのものは立ちセリフだけでしたけど、証明の暗さ加減とか、講堂に少ない観客がチラホラいたりとか、友達が思わず声を出して応援してしまうところとか、もう学生演劇の描写がリアルすぎというかなんというか。
ただまぁ、普通高校のレベルですと、講堂とかの使用許可はなかなかおりないので、会議室だったり、特別教室だったりすることも多いのですが、一応芸術系ですし、それほどの不自然さはないですね。
けっこう見る人を選びそうな作品なんですが、もうひきずりこまれまくりです。
少なくとも、現時点では私の脳内順位、今期の1番です。
さて、美術描写の素晴らしさをいろいろ書いていくと、分析になりかねないので、感想の方を書いていきますと、まず麦チョコ、トイレたてこもり事件。

扉を境にした、佳代ちゃんと麦チョコの対比の図。
トイレットペーパーを引き出して握り締めているところに、麦の心理的な追い詰められようが見てとれますね。
そこへ現れた、野乃先輩。
淡々とトイレ怪談をやって引っ張り出したんですが、理咲・・・捕獲成功って。(^_^;
でも怪談に恐怖する麦ちゃん、可愛いかったですのお。(^_^)

このあたりの、野乃の淡々と実務的に怪談をこなしているあたりも恐さがあって良かったんですが、公演のビラ配り中に遭遇する、美麗との対決。
いやぁ、絵面としても良かったんですが、中の人の迫力がありすぎて、最高です。
雪野さん、川澄さん・・・こわすぎですって。(^_^;
このメンチの切りあいのさ中、野乃の発言。
「その子には才能があるわ、演劇部部長のくせにそんなことも見抜けないの」
っていうセリフ、おお、やっぱり麦にはすばらしい素質があったのか、と思わせていおいて
「売りことばに買いことばよ」と、見事に肩透かし。
このへんの、会話の出し入れも面白いですな。
もちろん、桂木先輩の客寄せに感動して欲情するちとせも可愛いくてナイスでした。これは無視するわけにはいかないでしょう。

そして判明する野乃の声帯麻痺、謎の友人。(笑)
謎の友人の方はともかく、声帯麻痺を聞いて、麦がすべてうまくこなせるようになったわけでもなく、一声だけでした、っていうのも、適度にリアルでいいですね。
「しゃべった、麦がしゃべった」っていう、佳代ちゃんの、ハイジなネタも直後にあって、良い感じでした。
うん、学生演劇って、けっこうこういう騒がしいところもあるんですよね。
美麗部長の「10月の演劇、楽しみにしているわ」っていうシメもナイスで、その後の
「それがあなた達の最後になる」っていうセリフも、あとあと重要になってくるんですよね。
それにしても、野乃先輩の舞台衣装、エロくてよろしいですな。(^_^)

そして、セミロング時代。

これはウエルベールのリタ姫と違って、どっちも萌えられます。
舞台練習・・・上手と下手、「~から見て右」っていうのを間違えたり、出の位置にテープを貼ったりとか、細かい描写が心憎いですね。
あれ、たいてい最初は皆経験すると思います。
そして本番、幕間で野乃が麦に緊張ほぐしのおまじない。
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あのー、恍惚としているように見えるボクは悪い子なんでしょうかー。(^_^;
いやあ、思わず指を口に含んじゃうのかと思ってしまいましたがな。ストパニなら確実にねぶりたおしてますな。(笑)
舞台の様子、舞台から見える観客とか、客席からの舞台とか、なかなかリアルでよかったんですが、出入り口付近がちょっと暗すぎ、かな。
もっとも、外に出た美麗の周辺を見ると、あんなものかもしれませんが、一応五月晴れ、って言ってましたしね。
麦ちゃんのしっかりとした発声の部分と、しどもどしてた部分と両方も出てきましたし、良い舞台描写でした。
そして皆でラストショット。
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見ててほんとに心温かくなる展開でした。
次回は一転して、麦の成績問題。