今回も面白かったです。
部員の心が離れてしまう憂鬱な気分、沈滞した空気が、生き生きと描かれてましたし、なにより、麦を突き放す野乃の、陰剣ともとれかねない意地の張り方に、かなりのリアリティを感じてしまったところ。
ああいう風にしか気持ちを表現できない子、っていますよね。
回想によって解決する下りがやや強引な感がなくもなかったですが、概ね良い解決方法でしたし、鏡の中に見る美麗の姿が、次回への「切ない」仕掛けにもなってますし、展開としても申し分ないです。
まず、野乃の片意地なところに、キレる理咲。

ほんとに理咲は漢らしいですなぁ。
ポニテが可愛いし、胸もデカいですが。(笑)
桂木クンと理咲は当事者ではなかったわけですが、それでも重苦しい雰囲気に耐え切れず、甲斐くんともども練習ボイコット。
砂の城に人間関係をたとえる青臭さも、良い表現なんでしょうけど、良い表現になりきれていない、幼さが隠れていて、学生っぽさが充満してました。
「麻井さん、なんでここにいるの?」
野乃に突き放されて、飛び出してしまった麦ちゃん・・・なんですが、妙にボディラインが女子高生していて良かったところ。(笑)
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下半身の繊細さはかなり予想できたんですが・・・上半身はそこそこ発育していたようです。(^_^)
まぁ、あとで証明されてましたが。
さて、ロッジに残って一人稽古の野乃。
作画的にはこの後のお風呂がハイライトでしたが、お話としては今回のハイライト。

麦が野乃に「なんでもできる先輩に私の気持ちなんてわからない」と言ったコトバ。
同時にそれは、野乃が美麗に感じていた劣等感と同じようなものでした。
「いつもキラキラ輝いているあなたに、私の気持ちなんかわからない」
でも、野乃が美麗と違っていたように、麦も美麗と違う。・・・このあたりに考え方も、「演劇フィルター」だけで押し通してしまわない、人間関係で展開していく面白さがありました。
強引に麦を研究会に入れてしまった野乃、その意味を考える麦でしたけど、こっちは物語の補完っぽくはありました。
補完っぽかったんですけど、一度舞台を踏み、部員達の気持ちもある程度わかってきていた麦に、そういうことを考えるだけの進歩があった、そんなことを伝えてくれるヒトコマでした。
実際、こういう麦の少しずつ変わっていくところ、それがこの作品の魅力の一つでもありますしね。
「少しずつやれなかったことができるようになって」
この作品の面白いところは、このことが、万能のハッピーエンドにまではつながっていない、っていうリアリティですね。
まぁ、ネタバレになりかねないので控えますが、進歩する、っていうのが、とっても地味だけど、ありそうな進歩。
そういう魅力だと思います。
さて、後半はお持ちかね、おフロと良いつぶれる野乃。(≧∇≦)/
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やはり理咲はデカかった!
巨乳とかっていうより、所謂モデル体形ですよね。
5人の中では、一番舞台映えしそうなタイプです。長身ですしね。
ただ、こういう姉がいると、甲斐くんの苦労たるや、生半可なにもんじゃなかろう、とは思ってしまいますが。
実際えらい目にあってますし。
お背中流しましょう、をどもりどもり言う麦ちゃん。
ソフトフォーカスで入ったので、一瞬、また妄想モードかと思ってしまいました。(^_^;
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「おらもお背中流してーだ」と思ってしまったのは・・・まぁ、普通の感覚ですよね。
背中だけでなく、スミからスミまで洗いっこしてあげたくなったりしてたところですが。(笑)
そして花火大会。
やっと夏休みイベントっぽくなってきましたが、理咲にあぶなっかしいドリンクを飲まされて、野乃ダウン。
麦ちゃんの膝枕の上に抱きつくようにして沈没しておりました。
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前回のラストもそうでしたけどね実に死んだフリのうまい野乃さんでございました。
ここでは、「おらも麦ちゃんに膝枕してほしい」っていうのと、
「野乃さんに膝枕してやりてー」の2つでしょうな。(^_^)
合宿終了して帰ってきてみると、親友・佳代ちゃんの鋭い観察。
佳代ちゃん、いい眼をしておりました。(笑)

麦の変化、というか成長を見抜いたつもりでしたが、動揺する甲斐くんによって、違うものまで吊り上げてしまったようでした。
佳代ちゃんにまで「青春発見」されてしまったもよう。(^_^)
一方、毎回確実に登場して、視聴者に違う潤いを与えてくれる、オリナル。今回もかなり強引に登場。

麦「・・・嘘ついちゃった」
いいギャグでしめてくれました。
人間関係のこじれがあまりにリアル、かつ丁寧に描写されてるので、原作の存在を忘れてしまいますけど、あの原作があったればこそ、っていう感ももちろんしています。
今回も良いデキでした。
作画的には、若干落ちてるかな、という個所も感じましたけど、普段が優秀なんで、あくまでそれと比較して、ってことですけどね。
さて、次回、ワクワクドキドキの野乃-美麗話。