今までの対サッチーとはまた違った電脳戦を見せてくれたんですが、面白かったです。
まず、イサコのはっきりとした敵意。
ダイチのいたずら→最初ヤサコに、ついでイサコ。
なにやら隠し機能を使っての撃退に、返ってダイチ達の闘争心に火をつけてしまって、アイテムをいろいろとそろえて、倉庫におびき出したイサコと戦争状態。
最初はそれを監視しているフミエ、それにも気づいているイサコ。
奇襲を受けたものの、すぐさま相手を割り出して、反撃。
最後は奪取した武器を使って殲滅。
そしてフミエとの戦い。コイル対新機能。
この間、「ミチコ」なる存在が暗示されてたり、イサコがヤサコの転校理由について、攻撃的な推論をしかけるところがあったりと、情報量も多く、動きも激しくて、濃密に詰まった面白い回でした。
・・・キャラ絵は正直かなり萎える方向ですが、これだけ画面構成が丁寧で、話も動きがあって面白ければ、どっぷりはまりこんで見ていられます。
まず電脳バトルの面白さ。
今までは、どうやって逃げ切るか、に主眼が置かれてましたけど、今回は相手を探りつつ攻撃しあう、という、けっこうゲーム的な視点が用意されてて、動きに富んでました。
ダイチの側の武器、お年玉何年分かで購入した各種アイテム、主武器の「直進くん」(ただし安物)と、障壁をかいくぐる「追跡くん」。
しかし、ネットに繋がった状態でのバトルなので、当然検索のかけあい、それのジャミングとかが同時に並行して行われる情報戦争のような側面も適宜おりこんでました。
主人公の眼のサイドからは、今のところ敵の位置にいるイサコですが、ダイチ達のいやらしさが引き立つので、なんとなくイサコ視点で見てしまいますね。(^_^;
それにしても、低くおさえてダークにしゃべると桑島さん、迫力ありますなぁ。
・・・小学生、っていうのはかなり無理がありますけど。(笑)
暗号屋の実力の前にけちょんけちょんにされるダイチ、好戦的な態度で即座に戦線を対フミエにきりかえるイサコ、メタタグで防戦し逃げ延びるフミエと、ラストのシメも良いテンポでした。
ヤサコがつきつけられた、転校の理由も、けっこう辛い重石になってきそうな、そんな種もばらまかれた今回でした。
しばらくはこのイサコの動向がメインになるんでしょう、とにかく、予想外の動きがあって面白いので、けっこう夢中になってるところです。