最終回。いろいろあったけど、アニメ作品としては、うまくまとめてくれた方だと思う。
「ここで切るの?」とか、キャラを使い切れないまま終わってたりとか(シャルロとかグラディアスとかね)、第1クールの悲しいまでの作画の荒れとか、原作つき作品の難しさがかなり出ていたようなところとかもありましたが、アニメ作品単体として見れば、シスカの過去の涙の謎とかもさりげなく回収してたし、よくがんばってくれた方じゃないか、と思います。
最後に来て、ようやくレンがヒロインらしくなった、といいますか、ほとんど今回の最終回くらいしか「心」を見せてくれなかった、っていうのが辛かったですね。
まぁ、その分、真ヒロイン・シスカが大活躍だったので、十分採算はとれてましたかね。
振り返ってみると、あのフィロ編の3話の作画が例外的に良すぎただけで、今回の最終回や、ココウェット、チルルの回あたりが、このシリーズの良さだったんでしょうね。
さて、今回の最終唱。
オーファスと同契するレン。
オーファス自身の力もあるんでしょうけど、まさに「七煌宝珠はこう使うんだ」っていうところを見せ付けてくれました。
単純な戦力比較ですと、もう話にならない、っていうのがよく出ていて、ラスボスっぽい戦いになってて良かったと思います。
だって、原作のラスボス出てこなかったですからね。(^_^;
オーファスの理屈の方がシスカよりまさっていただけに、オーファスが敗れて、平和交渉の席につく、っていうのは、ちょっと変かなぁ、と思わなくもなかったし、アークエイル側にあった上層部の思惑とかをかなりカットして、クルスが仕切っていたようにも感じられたのが、ちょっと話の骨組みとしては弱いかな、という気がかなりします。
まぁ、でも、ラスボスを徹底的にやっつけて終わり、とかではなく、平和共存という大命題があってそっちの方を選んでいるので、十分見過ごせる範囲ですね。
いままでのクーの童貞っぷりが嘘みたいな急展開。(笑)

ヒーローとヒロインのキス、もしくは抱擁でハッピーエンド、っていうのは美しい、良い終局だと思うんですが、最近あんまりこういうきれいな終わり方って少なくなってきていたので、ここいらへんの流れはすごく好きです。
それにしてもレン、良い顔になりました。

最初の頃は人間なんて嫌い、って言ってたのにね。
クーのように主人公の属性に「純粋さ」を入れてしまうと、とんでもなく女性に対してオクテになる、っていうのか、好きという気持ちがまったく進まなくて、かえってストーリィの進行を崩しかねないこともあるんですが(このシリーズでもときどきありました)こういう、発展しての終局っていうのは、すごくいいですね。
物語が進展して終わった、っていう感じがするし。
まぁ、性的な表現(そのものズバリではなくても)にはテレビゆえの限界があるのはわかるけど、これくらいはしてくれてもいいと思います。
キスの後。なんかテレてるというより、欲情しているみたいで、グーです。(^_^;

一晩たって、っていう感じですねぇ。

心がちゃんと芽生えてきた、っていう感じがしてとってもいい表情なんですが、あまりの変化に、「肉体関係までいったんだろうなぁ」と邪推してしまうには十分なくらいです。
それを証明するかのような、お姫さまだっこ。
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いいですなぁ。(^_^)
この程度の抱擁シーンくらいなら、もっと現行テレビシリーズででも入れていってほしいところです。
右手が腋の下の素肌に、左手が大腿部の素肌に触れて、っていうのがたまりません。
レンちゃんのお尻、重くて柔らかそうでこれまたナイスです。
クーを見つめるラブラブの瞳。

最初、まったくクーには無関心で、徐々にクーにひかれていくプロセスが丁寧に描かれていたので、ここいらへんの変化には感動すらあります。
その意味でも、フィロ編は名作でしたね。単に絵が良かった、ってだけでなく。
なんか新婚旅行みたいです。(^_^;
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ところで、レンがクーの子供を産むとすると、いったいどっちの機能を受けつぐのでしょうね。
七煌宝珠だから、普通のエディルレイドとは違うハイブリッドになりそう。
エンドタイトル。

テーマ:エレメンタルジェレイド - ジャンル:アニメ・コミック