半島シフトの回。
作品にもよりますけど、半島シフトって、本作ですと静止画単体はけっこう見られるのですが、動きがあったり、複数の人物が画面におさまると崩れますね。
ということで、簡単に。
幼年向けにシフトしなおしてるので、リーフがとんでもなバカに見えることがあるんですが、今回の冒頭、2人バルダのときもそうでした。
前回ラストのバルダの不振な挙動で、腑に落ちないような表情をしていたので、とっくに気づいているんだ、と思ってたら、もう一人のバルダが現れて「ああ、バルダが2人?」・・・って、気づいてなかったんかい、と思ってしまいました。
そしてバルダ確認の質問も、今まで一緒にいたジャスミンの名前を聞いたりして、もうどうしようもねーなー、って感じでした。(笑)
かと思ったら、グルーの洞窟で、グルーの属性を見破ったり、トパーズの力を使って洞窟内部に第6の宝石があることを感知したりと、冒険少年の主役っぽいところも見せてくれてますし、どうも不統一な印象があります。
思うに、後半の、グルーの属性を見破り洞窟内の探検へと踏み出すリーフが本来のリーフで、偽バルダを見抜けないリーフは、物語の構造を低年齢視聴者にもわかりやすくするための方便なのかなぁ、とかも思ってしまいます。
ゲームも発売されますし、そういうのが確かに功を奏しているとは思うのですが、どうもまどろっこしいことが多いですね。(^_^;
つかまったバルダが芸としてポリパンのまねをしてみたり、ポリパンをうまく操ってベルトを取り返したりするあたりは、低年齢むけの良い効果にはなってると思いますので、このシフトのすべてがダメだ、とは思いませんが。
ジャスミンのくるくる変わる表情がまた楽しめているのはいいのですが、敵のごっつい盗賊ねーさんが、あまりにごっついので、視覚的にはちょっと楽しめないのが辛いところです。
声は言うことないんですけどね。(^_^;
第6の守護怪物は、グル。
洞窟に棲んでいたため視力が退化している、巨大なナメクジのような怪物。
当然いままで同じようにCGAなんですが、洞窟の中の、光のささない状況での怪物の色合いとしては、暗い地肌に銀色が輝いているようで、色彩としてはかなり良かったと思います。
視力がないわりに、触覚の先端に眼球みたいなのがついていたのが、少しわかりませんでしたが。(^_^;
ラストの図鑑で、今回登場しなかったグロックの出身種族であるジャリス続が紹介されてました。
しかしああいう形で紹介されると、人ではないような感じになりますね。
好戦的で荒々しいグロックですけど、レジスタンスでの姿以降、ちょっと好感もってたりします。
キャラとしてはいい味出してますしね。
次回は西村さんの担当なので、作画はかなり期待していろところです。