厚労省の中の人までWikiの編集をやっているらしい正統派魔法少女の本作、嬉し恥ずかしの告白タイムのあとは、過去のお話。
うーむ、ここまで正統派でこられると、もう涙を流してモニターの前で転がりまくるしかないですなぁ。
見たこともない氷結魔法を使ったすもも→それを見てノナちゃん、ショック。
必死で調べてみると、なんとそれは憧れのステラス・フィニアが関係していた!
写真を見ると、すももそっくり。・・・でもこの時点ではまだ正体は語られず。
そして父・正史郎がすももに語る、母かりんと正史郎とのなれそめ。
なんかまるでもう死んでる人みたいな扱いでしたけど、一応単身赴任中、ってことでしたよね。
そのママが伝説のステラス・フィニアだったこと・・・今回の時点ではまだすももには伏せられていた・・・という解釈でいいのかな。なんとなく如月先生との血縁関係がバレてたので、そうでもなさそうではあるんですが。
そして、残された正史郎とかりんの写真から、すももが憧れのステラス・フィニアの娘であることを知るノナ。
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いやぁ、実によくできた展開でした。
母親がなんか怪しかったのはわかってましたけど、こういう見せ方で示してくれると、物語の中の構成要素として、すごく入ってきやすいですよね。
原作のエロゲの方を知らないので、すごく新鮮に楽しんでいるところです。
今回のことで、つながった点も多かったので、そこいらへんを整理しておきますと・・・。
まず、母がステラス・フィニアだったこと・・・これに関しては、すももが選ばれていたことだけでなく、遠い異郷の地からすももに衣装を送ってきたことなんかも、つながってきました。
魔法による変身こそありませんけど、これは血のつながりで伝承されているようなところがありますし、十分魔法変身に匹敵していたと思います。
これに関して、突然使えてしまった、レアな魔法、もここに含めていいでしょう。
如月先生がすももの身内、叔父だったこと。
如月-すもものラインはあんまり注意して見てなかったんですが、正晴君の疑念に満ちた視線を考えると、これもうまくつながったかな、という気がしているところです。
実際、如月先生はむこうの世界の人間だ、っていうのが第1話から示されていたわけですから、すももが選ばれたこととか、適切な指示を出せていたのと同様、なんらかの関係者だった、と考えたほうが自然でもありますしね。
・・・もっとも最初、正史郎の方を兄さん、と呼んでいたので、正史郎の方の弟かと思ってしまいましたが。(^_^;
この事実を知って、ノナの姿勢にどういう変化があらわれるのか、楽しみです。
エリート対伝説の天才の愛娘。
古典的ではあますけど、けっこう面白そうな図式でもあります。
この展開が今回、最高に面白かったのですが、正晴とすももの恋も進展、愉快な仲間たちも見せ場たっぷりでしたので、そっちの回顧もしておきます。
告白されて、逃げてしまうすもも・・・。
男の子的にはすごいショックな展開なんですが、すももも正晴も悪い方向へ行きませんね、ひそかに悩みを胸の奥に秘めているだけ、と言いますか。
一応、父から「告白した方もドッキドキで、もうたいへんなんだよー」と聞かされて、ようやく正晴の方へと向き直るすももですけど、あんまり悪びれてませんね、まぁ、悪びれる必要は別にないんですが。
・・・でも一歩間違えると、あの逃げちゃった行動は悲劇になりかねない、と思うだけに。(^_^;
ともかく、シャイなすももは、当初正晴君の気持ちも考えずにひっこんでしまったわけですが、やっぱり嬉しくて、それをナコちゃんに慰められてました。

しかし、なぜに撫子まで赤面してますか・・・。
やっぱりナコちゃんは、すももを狙ってるのかなぁ。(^_^;
撫子の友情って、ちょっとばかし友情を超えてるときがありますよね。(笑)
一方の正晴くん。
こっちは圭介とフローラに引っ張られるようにしてフローラの家の和風喫茶へと連れ込まれます。
クラスメイトではこの2人が割と正晴-すももラインを理解してる、ってことのようです。
もちろんあとの2人、巨乳信子と、天然弥生も、一生懸命応援はしてくれています。
この辺がスクイズと決定的に違うところですね。やっぱし友達って大事ですなぁ。(笑)
まぁ、すももは、その存在そのものが女の子から反感買っちゃうようなタイプではないですからね、ことのはみたいに。
さて、その和風喫茶でのフローラの衣装。

可愛い。(≧∇≦) 激萌えです。
このあとの、信子とフローラのSDも可愛いくて、本当に本作、SDのセンスがキュートで良いですね。

かくして良い友達のおかげで、正晴君は屈折することなく再び恋の戦場へ。
そしてすももは父のことばからようやく相手を見る余裕がでてきて、またまた秘密の場所へ。
「迷子の球根」を植えあって、しっかりと心が結びついた一瞬でした。

あとは、ユキちゃんが正晴でした、ってことがそのうち判明する展開だろうと予測できますが、そうなったときのすももの態度くらいでしょうね。
まぁ、今回の展開を見てますと、衝撃は受けるでしょうけど、そんなに悪い方向へは行かなさそうではありますね。似顔絵を描いて、頼りにしているようなところがありましたし。
問題はむしろ、ノナの心理変化の方かも・・・と思ってしまったところ。
そのノナですが、今回、お風呂があったんですが・・。

地上波ノーマル放映ですから、裸に対してはそんなに多くは期待してませんし、そんなのがなくても十分萌えころがれるんですが、できればおろした髪型にしてほしかったです。
それにしても、今回、すばらしく面白い展開でした。
今までまかれていた材料が、謎という形ではなく、ストーリィの一環として見事に回収されていって、奥行きというか、ふくらみというか、そういったものを感じさせてくれました。
人物関係も、少しずつ広げていってますので、そこそこな人数が出ているわりに、全然そういったことを感じさせませんし、展開を楽に追える、というのも良いですね。
もうむちゃくちゃハマって見ているところです。(^_^)