デインが世継ぎであると判明。
さりげなく予兆めいたものを交えてましたから意外性はそれほどありませんでしたけど、物語の仕込みとしては重層的でいい仕上がりだったと思います。
重層的というと、いままでの冒険で出会った人たちと一堂に会する、という手法も、単に顔出しとして再登場するのではなく、それぞれに意味をもって会するということですので、筋としてはしっかり通った長編物語になっていました。
ただそれだけに、ジャスミン活躍の場が冒頭のグロックとの和解の部分しかなく、ちょっと萌え要素としては少なかった、ていうのが残念な点でしたか。
まぁ、おっきなお友達はまったくターゲットではないみたですので、仕方ないといえば仕方ないんですが。(^_^;
スパイの問題があるので、まだこの7部族の結集には解決しなければならない問題がありますが、影の大王に対抗する勢力の事情としてはほぼ出尽くした感じです。
あとは、敵方に残ったコマをひとつづつ潰していく、てことですね。
そのひとつ、イカボット。
そういや、テーガンとの戦いの中で、テーガンがイカボットだけ残していったのが思い出されます。
一応、ここでの伏線になってた、ていうことなですが、同じならフランソワーズを残していってほしかった気分です。おっきなお友達としましては。(笑)
7部族の勇者がタバになって襲い掛かっても歯がたたないイカボットの強さ、そのことでテーガンと戦ったリーフ達の激闘が再確認される仕様にもなってますし、ちっさなお友達用の作品としては、いろいろと筋が練られてて、面白いです。
つうことで、物語としては緊迫の度を増してきているのですが、ジャスミンの活躍が少なかったのでこの辺で。(^_^;
アニメ誌等での粗筋概要を読んでますと、次回ですぐデイン救出、となるわけではないようですね。
次回、やっつけたはずの魔導士オーカスとの決着。
そういやオーカスもはっきりやられた場面を出したわけではなく、なんとか撃退しただけでしたから、いよいよ最終決戦ということでしょう。
それにしてもすごく顔が変わってましたが、あれがオーカスの真の姿、ってことなのかな?