またまた学園ラブコメ路線。
OPと激しく差を感じてしまいますなぁ。(笑)

『灼眼のシャナ』という作品を「バトルもの」ととらえている人も多いようで、その認識から「つまらない」という意見も数多く見るのですけど、個人的にはバトルものではなく「新・伝奇」ものという認識なので、バトル自体は別になくてもかまわないと思っています。
もちろん、現状は伝奇ものにすらなってませんけどね。
ただ、その萌芽はいくつか感じられてましたし、特に第4話までの、悠二の感覚の変化、成長は、後々重要なファクターとなる・・・と思ってました。でも、前回、今回とそれすらなくなってるんですよね。そのあたりはちょっと気になっています。
今回、巨大迷路の中で、佐藤-シャナの組み合わせがありまして、その中で佐藤が「オレでもフレイムヘイズになれるのか」とシャナに聞いてました。
ああいうのをもっと多く物語りに含ませていれば、表面上は学園ラブコメをしながら、その背景で淡々と伝奇もののストーリィが進行していくような感じがあって良かったんですけどね。そっち方面がほとんどありませんでした。
また、シャナの正体を知らない緒方さんが、アラストールの声を聞いて応えていた田中・佐藤に「ん?」ていう感じで首をかしげるところもありましたけど、ああいうところももっとふくらませてほしかったところでした。
とはいえ、私はもちろん学園ラブコメ自体は嫌いではありませんし、本作が人気作となった一環でもありましたので、その意味では楽しませてもらいました。
ということで、伝奇もののシャナは忘れて、学園ラブコメの方に視線を向けていこうと思います。
まぁ、フィリスが出てくるまではこの方針でいいかな。(^_^;
今回、やけにアイキャッチが多かったんですが、特にこのディフォルメシャナのものが、本編であんまり生かされてなかったのが少し残念でした。

今回のメインが池くんだ、っていうのはわかるんですが、やっぱりシャナのこういうところは、遊園地、っていう素材でもありましたので、もう少し見せてほしかったところ。
あの景品のシーンとかでね。
それ以外ですと、綺麗どころ集合の図と、ヴィルヘルミナのものが良かったですね。(^_^)
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カルメルさんは、池くんなみの几帳面さでスケジュールの確認とかやってましたけど・・・あれだけでした。(^_^;
今回主人公の池くん・・・なんか第1シリーズとキャラが変わってしまってるのがつらかったですが、冒頭の壁紙は、笑っていいのか判断に迷うところで、とりようによっては痛かったかな。(笑)

右から2人目のポニテの少女は、まだ平井さんだった頃・・・でしょうかね、ちょっと判断がつきかねますが。
今回、やけに可愛いかったオガちゃん。
子供用ゴーカートで恥ずかしまくりのところも可愛いかったんですが、個人的には、シャナが高得点を出したのを見て感心しているところの方が好きでした。

巨大迷路の中のデレデレモードも一番女子高生してましたし、ある意味、唯一の良心というか、常識派ですかね。(^_^;
そのブレードを使いまくって、ハイスコアを出して、アラストールや悠二に心配かけてしまう、おとなげないシャナもカッコよかったです。

つうか、ほとんど見所はここだけでしたけどね。(^_^;
まぁ、バンジーとかやって、佐藤、田中の2人を引かせまくりなところもあったんですが・・・。
すっかり背景エピソードでしたからなぁ。
あと、一応今回のヒロインだったはずの吉田さん。

観覧車をOKしたのは、ほんの軽い気持ちでした、っていうのが、池くんに同情してしまうところでもありましたかね。
ということで、作画はきれいだったのですが、池くんの優等生の側面と、それゆえに失敗する側面が、やや中途半端な印象もありました。
原作がしっかりとありますので、現場的にはもっと3枚目にしたかったのかもしれませんけど・・・、っていうような感も少し。
次回は、マージョリーの過去話。