SFとか政治学とかの部分を抜きにするとけっこう見れるのに、なんでそういうのにこだわるかなぁ、って感じでしたが、今回はそういうのが薄くて、人物ドラマ、バトルモード、ともどもそこそこにエンタメ性を出してくれてたので、割と見やすかったですな。
でもまぁ、人物ドラマの方により興味があるので、まずそっちから。
ガンダムマイスター達。
途中でメンバーが増えていくスタイルではないので(終わり頃にはどうなってるかわかりませんが)最初にもう組織的にポーンと出して、そこから肖像を掘り込んでいっているから、今回のような見せ方は構成にかなってますな。
まず、前半のロックオン。
墓参りでのヒトコマ。
誰の墓で、来ていたのは誰か、まぁ、今回のは今後へのネタフリ程度でしょう。
後半のアレルヤ。
今回の人革蓮との戦いは、どうもアレルヤ・ステージっぽいんだけど、どうかなぁ。
とにかくバトルフェイズは、分散と集合を適度に織り込んでいたこともあり、けっこう見ごたえがありました。
さて、本命のきれいどころ。(笑)
なんといっても今回はフェルトでしたが、予想通り、徐々に留美の地位を脅かす位置に来そうですな。
両親の命日に涙を流しているところをロックオンに見られて慰められてました。

「両親もソレスタルビーイング」
「両親はガンダムマイスター第2世代」
・・・けっこう重要そうな情報をボロボロ吐き出してくれとりました。
後でスメラギさんから、18年前のセルゲイの作戦とか出てきてましたし、絹江がCBの首領について今後捜査をしていくシーンもありましたから、けっこう根っこの深い組織、という設定ですね、ソレスタルビーイング。
加えて、個々のメンバーにある守秘義務。
それゆえ両親の死の真相さえ娘に伝えられていないという厳しい現実。
なかなかいいドラマ素材をバラまいてくれとりますな。
この流れだと・・・そのうちフェルトもガンダムに乗りそう?・・・さすがにそれはないかな。
ともかく、前回の「はろ・・・」に続いて、今回はロックオンに頭を抱えられて、いい妹役をやっとりました。
アレルヤの目には違うもののように映ったようでしたが。(笑)
スメラギさんとともにソレスタおっぱい部の重鎮・クリスたん。
前半は、番を変わってくれた男子に「好みじゃないのよねー」なんてかましてくれとりましてかなりのラブ・アフェアー要員っぽかったですな。
で、食堂へ行くと、もくもくと食べ続ける刹那とティエリアを見てうんざりしとりました。
この2人も今回はギャグ要員かなぁ。
帰還した刹那と通路で顔をあわせても一言も聞かないティエリアと、目もあわせない刹那。
そして食堂で黙々と食う姿。キミらおもしろすぎ。(^_^)
空気の圧力をしみじみ感じてたようですが、相変わらずデカいです。(笑)

後半、緊急時には戦力にならんところを見せてくれましたから、やっぱり真性のおっぱい要員だったようです。(^_^;
・・・まぁ、なにか理由があって、っていうようなエピソードははさまれるとは思いますが。
セルゲイの強襲を受けてパニクるクリスに、
「生き残る!」とハッパをかけるフェルトのカッコよさの引き立て役になってましたけど・・・。
一般的に若い方が死を恐れないよね、経験をつむと死の意味を深く知ってしまいますから。
そういう意味では人間的だと思ったんですが、こんな大事をしようとするメンバーとしてはちょっとどうかなぁ、と思わなくもなかったり。
テロリズムの構成員が原理主義的傾向の強いコミュニティの出身であることが多い、っていうのは、実はちゃんと意味のあることなんですけどね。
さて、今回おっぱいチャイナは出てこなかったので、トリを勤めますCB巨乳、スメラギさんですが、こっちは敵の正体まで突き止めながら、戦術ミスを犯してました。
「もう失敗はしないと誓ったのに」・・・ということでしたから、過去に何か取り返しのつかない失敗をやらかしているんでしょう、このスメラギさんのドラマは、これだけひっぱてくれてますから、また触れることがあると思います。
でもまぁ今回は、あんまり肉体を誇示してくれませんでしたので、アレルヤに尻をむけてたシーンに注目しておきます。(笑)

これ、いつもの定位置のブリッジを逆の通路側から見たところで、いつもは後ろ側に映っているクリスとフェルトの位置関係、チェア状態なんかもわかる構図になってます。
通路側が狭くなってるところとかも含めて、いい感じですね。
作画はたしかに今期の中でも1級品のグループですね。
プトレマイオスの中では、ハロの兄弟がうじゃうじゃ出てくる描写とかもあって、なかなかよく作りこまれていると思います。作画は申し分ないんですよね、作画は。
さて、それ以外ですと、地上ではルイスのママ上さまが来てまして、ルイスをスペインに連れ帰る!・・・とおっしゃっておられました。
で、このルイス・ママンがメガネしてるんですが、シーリスといい、ティエリアといい、本作のメガネキャラは根性悪が多いですね。(笑)
あとは絹江さんが、CB首領の調査に乗りだすとのことで、今回の絹江さんも、良いルックスでした。
Zのときの、カイ・シデンみたいな位置に来るのかな?
そして前回、本作のヒロインの位置に来たらしい、貧乏姫さま。
国連からの援助の受け取りに成功した、という展開でした。
国連大使のにーちゃん、「加盟国からの分担金が滞っておりまして・・・」ワロタ。(^_^)
ちゃんと特亜な常任理事国に支払うように言おうね。(笑)
まぁ、そういうギャグ部門はともかくとして、メガネ・イケズーズの一人、シーリスさん。
「見返りに何を求めているのかしら」と抜け目のないところで目を光らせてまして、毒舌・辛辣家ですけど、決して他国の工作員とかっていうのではなさそうですね。
今回も、国連とか、電波障害とかで穴はありましたけど、どっちかっていうと瑣末なことで、主筋とも言うべき宇宙戦闘と、CB内部の人間模様がよく描けてたので、いい線には来てたと思います。
やっぱり頭カラッポにして、バカになって見たほうがいいようですなぁ、この作品は。(笑)
テーマ:機動戦士ガンダムOO - ジャンル:アニメ・コミック