アジア的な感覚ですと、7部族側も、影の王国側も、人員がすこぶるうすい感じがしますけど、コーカソイド的な感覚としては、たぶんこれでいいんでしょう。
西洋の妖精や幻獣というのは、寒冷地や荒野を母胎として、大地として生まれてきたものが多いですからね。
個々の性質の特異性、あるいはその際立ち方、という点はクローズアップされますが、農耕民型の量を頼む集団戦闘、という方向へは、それほど強くきませんから。
さて、ジャスミン救出作戦・・・なんですが、この7部族との共闘になってから、マナスとグラ・ソンの有能ぶりが際立ちますね。
特に、戦闘役でのグラ・ソン、場所上下の戦いとか、擬似空中戦とかが頻出してきますので、弓という飛び道具をもっている、というのは、画面的にもなかなか引き立ちます。
グリックとの戦いでは、地下の戦いということもあって、それほどその特質が出ていなかった、ということなんでしょう。
とかく、なかなか頼りになる弓の使い手でした。
体躯が小さく、コボルト型、というのがやや残念ではありますが、アニメとしては、かなりの美形範疇ですので、活躍してくれると、けっこう嬉しいですな。(^_^)
さて、今回のジャスミンは・・・残念ながら囚われっぱなし。
ストーリィ的にはジョーカーと親子であったことの確認がなされるわけですので、そこそこ重要ではありましたが、画面としてはそれほどおいしいところはありませんでした。
ただまぁ、鐘楼に移動するときに後ろ手に縛られていたり、落ちてくるクリーを縛られながら腹で受け止めたりするあたりはそこそこ良かったです。
特に、クリーをキャッチするシーンはけっこう心ときめくものがありましたな。(笑)
上半身は未成熟ですが、下半身は相応に発育してますので、ああいうシーンはなかなかいいものでした。
一応、ジャスミン達が何かから逃れて「迷いの森」にやってきた、ということでしたので、世継ぎの可能性を確認して、そっちの可能性をしっかりとつぶしてから次回、でした。
世継ぎに関しても、今まで同様、いきなりショッキングな種明かしをするというより、徐々にネタをふっていってますから、それほどの意外性もなく進行していってますが、一応、骨の太い物語線の一つとして、展開を心待ちにしています。