みやこ、ヒロ、景の話で、初めて千尋パートがお休みでした。
前半は割りと具体的なストーリィを描き、いつになく動きのある話を、心理情景だけではなく、色彩とお話の揺れででも見せてくれてたんですが、後半の公衆電話で、またもや超演出をやってくれまして、なんか1本とられた感じです。
とはいっても、第7話ほどのインパクトではなかったですが、それでも前半が動きの多い展開でしたので、後半のあの画像はちょっと感心しました。
とはいっても、前半もみやこ、景の心、それぞれ投影する効果的な情景はふんだんにもられてまして、まず、同衾のシーンから・・・。
みやこがヒロにおびえながら心を寄せ、肌を重ねる自分の気持ちを、自身の肉体をオーバーラップさせながら語ってくれました。
そしてそこへ入ってくる景。
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おにーちゃんと、あのみやこが同衾しているシーンを直視してしまい、景ちゃん、ショーック。
鍵とかかけとけよ、とか思わなくもなかったですけど、これからしよう、ってときに、鍵かけて、っていうのは現実的には無理ですよね、警戒されますし。(^_^;
松葉杖をたたきつけ、飛び出していく景、それを追おうとするヒロ。
そのヒロをとめようとするみやこでしたけど、どっちも、今までのキャラクター描写からみると必然の行動だったんですが、このときのヒロに去られるみやこのシーツの映像が、まるで蝶のようでした。
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小さな足で何かにとりすがろうとして、かなわず崩れていく蝶・・・なんかそんな感じがしてしまったところ。
ここでの有意味性はかなり明確でしたね。
せっかく羽化したのに、またもや足場が崩れていく蝶・・・。
景の気持ちを知った京介がヒロを呼び出してボコるシーンがはさまれるんですが、ここでの情景、高架下とおぼしき場所で、遠景と近景を交互にからませて、ヒロの抜け落ちていた部分が京介によって語られる仕組みでした。
千尋と蓮司との関係性における、廃駅での立ち位置、その距離が縮まったり伸びたりするのと同様、ヒロの心に投影される関係性としても読めますし、そんなに派手な美術効果でもなかったんですが、いいアクセントでした。
そしてそれを受けて出会う、羽山ミズキ。
このミズキと京介の登場は、むしろヒロの内面に光を与える役割でしたから、ほとんど誰でもいい状態での展開でしたけど、ミズキ、久しぶりでしたので、ちょびっと嬉しかったです。

可愛いですのう。(^_^)
逃げ出した景・・・。
今までの展開からすると、罪の報い、ととれなくもなかったですけど、そう言い切ってしまうにはあまりにもかわいそうですし、景は景なりに、純粋にヒロを見ていたわけですから。
景のシーンでも裸身が描かれましたけど、みやこの冒頭の裸身とはかなり趣が違いますね。
これからなにかと触れていこうとするみやこと、大事なものを剥ぎ取られてしまった景。

そしてドアごしの会話、告白・・・。
いつまでもこの関係が続くと思っていた景。
そのうちごく自然に恋人同士になれると思っていた景。
そして結婚して家庭を築くと思っていた景。
でも、それは砂上の楼閣にすぎなかった・・・そしてそのときにようやく口にすることのできた告白。

1エピソードの中の構成としては、ラストのヒロとみやこだったんでしょうけど、ワタクシ的にはこの景の告白の方が胸にこたえました。
ここでのフェティッシュ描写も、心理効果、美術効果とともに、心の色香を表現してくれてるようでしたけど、・・・普通にエロっぽかったので、嬉しかったところ。
ほんとにこの作品、少女の下半身が好きですねぇ、ワタクシも大好きなので、とっても嬉しいです。(笑)
久しぶりに出てきたミズキちゃんのふくらはぎなんかも、少女の薫香がたちこめてくるようでしたし。

そして公衆電話のシーン。
だんご大家族のテレカは・・・なんか唐突でしたので、少しひきましたけど、その落ちていく数字がすごかったですね。
会話に対して数字の速度が速かったので、そんなに遠方に来てたのか?・・・とか一瞬思ってしまいましたけど、あれは携帯だから、でしょう、たぶん。
テレカとか公衆電話とか、もう使わなくなって何年も経つので、かなり感覚が麻痺してました。(^_^;
当然数字がゼロになったときの会話がどうなっているか、がポイントでしたけど、計ったようにいいタイミング。
しかも数字は見えないヒロの方からでしたしね。
めったにない公衆電話を使った、というのも、最後にヒロが場所を特定できる要因にもなってましたし、いい演出、いい構成だったと思います。

この公衆電話、デザインの形が砂時計にも見えました。
なにか暗示的で、そういうのもよかったです。
一度つながって、それから切れようとしているときに、男の方から関係修復を求める、ということについても、少しばかし思うところや邪推もあるのですが、とてつもなく下品な方向へ行きそうなので、自粛しておきます。
個人的な感想記録とはいえ、一応公開してますので。(^_^;
あと、雨宮優子が珍しく長ゼリフでしたので、そろそろここにもスポットがあたってくるのかしらん?
・・・メインになることはなさそうですが・・・まだわかんないかな。(^_^;
ということで、今回はべったりとヒロ−みやこ、景の関係で見せてくれましたので、次回は千尋かな。
千尋の小説展開の方が気に入ってますので、期待してますよん。
エンドイラスト、あぼしまこさんでした。なかなかキュート。

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