けっこう早い段階でネタバレがされてましたので、衝撃度合いはゆるかったですが、それでもそこそこ程度には問題性のある場面が呈示されてました。
しかしああいうエンディングでいいのかなぁ、とはちょっと思いましたが・・・
りんの親権の問題とか、レイジの経済能力とか、いくつか疑問点も無くはなかったのですが、とにかく一応事が荒立つことなく、うまくまとまった、とは言えそう・・・ですかね。
そもそもまだ原作が終わってなくて、けっこうレイジの凶悪な一面が描かれてたりするので、この1クールで〆なければいけない、というのには、相当のハードルの高さを感じはするのですが・・・。
感想としては、かなり無理やりおさめた感じです。
難しいですね、こういう問題性の高い素材を扱う、というのは。
りんが宝院先生の背後に立っていたときといい、今回の鋏のシーンといい、暗示はするけどつっこまない、というスタイルも、どうだったかなぁ、という気もかなり・・・。
ということで、あまり否定的なことは書きたくないので、気になった点あたりを拾っていきます。
まず、黒ちゃんが美々を調教しているところ。
青木先生がまだMだということを頑なに信じていて、振り向いてほしい美々は、黒ちゃんの性的罵倒表現を一生懸命記録。
・・・親が見たら泣くぞ。(笑)
本作の後半、この2人、おっぱい先生はかなりの息抜きになってました。
これがなかったら、もうどうしようもない空鍋的展開になっていたように思います。
そのおっぱい先生、ラストで白井先生を恋のライバルと認識・・・なんで九重を認識できないのかが不思議ですが、こっちはレイジ君とは逆に、完全にアダルト脳なのかも知れません。(笑)
それにしても、宝院先生ご自慢のおっぱいが、青木先生を篭絡できる日は来るのでしょうか。
まぁ、青木先生のペド属性はそれほど高くはなさそうですから、身辺が落ち着いたら攻略できるのかも知れませんけど・・・、その時間が経てば経つほど、りんが成長し、自分は老けていきますからなぁ、難しいところです。
そのりんちゃん、いろいろなことを乗り越えて最後に到達した、青木先生への認識。
「初めてのおとな」「初めて好きになった人」
制作側の意図の合わせてこう〆ておきます。
教職経験者としては、いろいろ言いたいこともあるのですが・・・。(^_^;
けっこうクセはあったけど、作画それ自体は崩れませんでしたし、DVD版でなら、いい鑑賞ができるのかもしれません。
購入したもんかどうか、正直かなり悩んでいるところだったりはしていますが。(^_^;
最後に。
いくつか否定的なことも書いてきましたけど、基本的スタンスとしては、キライな作品については、視聴していても書かない、という方針です。(放映の遅れ等で書けないときもありますので、書かないイコール嫌いな作品というわけでもありませんが)
したがって、不満点であっても、なにがしかの記録を残してるのは、好きな部分がいくつかはある、ということです。
したがって、表現方法としては、罵倒しているようにしか見えなくても、ここで取り上げる以上は、なにがしかの好意をもっている、ということは記載しておきたいと思います。ちょっと弁解くさいですが。(^_^;
ということで終わりました。
菅沼監督、やっかいな題材で批判も多かったろうとは思いますが、お疲れさまでした。
これにめげることなく、次回作を期待していますよ。