KBS組・・・ゴーストでまくりだったんですが、今回はリアルで見てたので、こっちを先に記録しておきます。いやぁ、良かった。(^_^)
前後編、その魅力を存分に発揮していただけたようで、すばらしい展開、ちょっと感動いたしました。
以前「これなら『まりあ・ほりっく』の方をやってほしかった」みたいなことを書いてしまいましたが、撤回します。すみませんでした。(^_^;
こんな面白い展開なら言うことありません。
残念なことに、作画自体は前回の第5話の方が秀逸だったと思いますが、今回も決して悪いデキではなかったですし、これくらいなら十分桶です。
前回の村長親子の、頑迷ではあるけどそれほど腹黒くはなさそうなところとか、ジェンフープのラストの引きあたりから、村人たちの方になにか非があったというオチではないだろう、と思ってましたけど、まさかララウェルがすべての凶因というのは、少し予想外でした。
原作とか読んでる分には、あの展開、ああいうムードは普通だったんでしょうか、ともかくアニメで初めて見る身としては、今までけっこう女の子を大切に描いていたようなところがあっただけに、それに少し引きずられてしまってました。
今回、それ以外にも苗字トランプとか、ラゼルのすごい過去とか、見所はテンコ盛りだったんですが、とりあえず、4歳の頃からの殺人狂でした、というララウェルから書いておきたいと思います。
墓場で拾われたらしいこと、そして4歳から人を殺すすべを知っていたこと、その衝動がとめられないこと、まさに生まれながらの血の宿痾、業の深さを感じさせてくれる展開に、食い入るように見つめさせていただきました。
しかもこの声が清水愛さんの幼女系キュートヴォイスだつたわけですから、その効果たるや絶大でしたしね。
4歳の幼女が人を殺す、というのですから、それは力技ではなく、毒とか特殊な器具とか、いずれにせよそこそこの知能が必要とされるでしょうから、血のなせる業、というだけでなく、そっち方面の知性も既に目覚めていた、ということでしょう。
現在8歳でしたから、4年間に7人の殺人・・・この中に村長父子は入ってないでしょうから、それを入れると9人、かな。
こういう反社会的な宿縁で生まれてくる美しい子供、というのは、もう設定だけでゾクゾクしますね。
悲しいことに、ゴーストでまくりのKBSで視聴してましたので、村長の息子が殺されて、誰かが走り去って行くあたりが、不鮮明でよくわからなかったので、ひょっとしたらなにか勘違いがあるのかも知れませんが、一応ララウェルの言ったとおりと仮定して、すばらしい物語だった、という感想は記録しておきたいと思います。
さて、もうひとつ、これはシリーズ全体に関わってくるんでしょうけど、ラゼルの出自、というか、過去。
旅に出されたのは、ひょうきんな義父の気まぐれか、というような第1話の出だしでしたけど、そうではないのかな、あれ見てますと。
突然ララウェルが言い出したあのセリフ。
「もう一度尋ねたい、私と同じ人殺しのあなたに」
いやぁ、ドキッとしたところでした。
既にこの段階で、ララウェルの殺人が語られ、そして自滅しようとしていたのはわかってましたから、もうネタは出尽くして、あとはこの悲劇の幕がどう下りるのか、って気分になっていたところへ、あの質問。
・・・・しかも、ラゼル、否定しないし。(^_^;
これは、ラゼルがララウェルに寝物語で語って聞かせたからというではなく、ララウェルが同じ匂いを感じ取ってああ言った、てことなんかなぁ、まぁ、その方が面白いので、そう解釈しておきます。
実母殺しかぁ、こっちも14歳で思い宿命を背負ってますなぁ。
ただし、ラゼルの場合は、殺人狂の血がなせる業、というのではなさそうでしたが。
この過去は、この後の話の中で展開されるのでしょうか、1クールにも満たないようなので、少し心配ではあるんですが、アニメ誌の予定とか見てますと、第10話あたりで、再びラゼルの過去が取り上げられるみたいですから、一応このモティーフはちゃんと処理してくれそうです。
それにしても、その直前、第9話の作監が藤井まきさん、第10話がキャラデの小林利充さんと、ものすごいラインナップで、これは、俄然目が離せなくなってきた、という感じです。
それにしても今回の話、すばらしかったです。
脚本協力に原作者が入ってる、というのが良い方に作用したみたいでした。
来週のSUNでの放送では、バシバシキャプチャしまくる予定。まぁ、ハリコはしませんが。(笑)
それと一応触れとかなきゃいけない、苗字トランプ。
なんかいきなり出てきたので戸惑いましたけど、ギャグと解釈していいんですよね?
・・・実際面白かったですし。(^_^;
「鈴木さんばっかりやー、鈴木多すぎー」
「うおぉぉ、長嶋のフォーカードだぁ」
・・・爆笑させていただきました。
さりげなくはさまれてたわりに、けっこう秀逸でしたな。それにしても、マイケル田中がカードごとに表情が変わってるのって・・・。
しっかり「great」とか「bad」とかで分けられてるし、たまらんなぁ。(^_^)
第1話のジェットコースター的出だしで、けっこう目をくらまされてしまったこともあって、ややノーマークになりつつありましたけど、これはしっかりついていかなくてはいけない、と思ったし第。
つうか、これはちゃんとDVD買わんといかんなぁ、とまで思い始めています。
原作がすごいのか、さすがは今川脚本なのか、ちょっとよくわかりませんが、とにかく、中盤に来て俄然面白くなってきました。
次回、「花が咲いたら」。。。