悠二とザロービの腹の探り合い、悠二の意図を知って苦悶する田中の心理。
いやぁ、面白かったです。
ドンパチ超能力をはじけさせるだけでなく、こういうかけひきの妙味、進むか退くか、信義に答えるか否か、好きな人をどう守るか・・・いろんなものが見え隠れするすばらしい脚本だったと思います。
まず、田中とオガちゃんから。

田中に手を取られて、どっきどきのオガちゃんが、めっちゃ可愛いかったんですが、緒方はこの中で状況を知らされていないほとんど唯一の人、それでも友人の危機になんとかしようと思い立ったり、その人間的な心情が、結果的に田中の心にある決意を引き出してくる要因となったりで、知らないがゆえに引き立つ、人間性の魅力みたいなものもありました。
そして、田中。
街中での悠二の目撃、その悠二がうった芝居の意味。
「知らせたいけど、知らせていることが悟られてもいけない」しかも「何もしらない緒方を巻き込んでもいけない」という配慮まで。
その真意を知り、結局は、恥をしのんででも、ことの報告に行く姿。
いやぁ、実に男らしいといいますか、あんた、漢だよ。(^_^)
マージョリーも、いったんは佐藤同様に指示を出しかけるものの、田中の行動を知って、そして清秋祭のときに言っていた「真竹、このうめあわせはするから」ということばの実行。
みんなナイスやねぇ、田中も緒方もマージョリー姐さんも、とにかく人間としてカッコいいよ。
・・・マージョリーさんは、人間とはいえんけども、(^_^;
一方、この芝居をうった悠二の側。
ある程度、トモガラとフレイムヘイズの戦い、組織みたいなものもわかっていきたので成立するいろいろな推理。
そして直前で看破する力。
こっちはこっちで、その知力が光っていました。
ヴィルヘルミナの療養食に「返って悪化せんか?」とつっこみを入れるアラストールとか、「おまえ、イェーガだな」と悠二につっこまれて、ドキッとなるザロービのコミカルな動きとか、前半のまんが的な素材を適度にはさみつつ、進行する、悠二と田中の心の動き。
物語作品として、実にうまく組み立てられてましたし、しかもわかりやすく面白かったですし、とっても満足度が高かったです。
そして、ラストはザロービの作戦を見抜き討滅する悠二、遠距離攻撃をしかけるビフロンスをたたくシャナとヴィルヘルミナ、という的確かつ動きがわかりやすいバトルモードをしこんで くれてのシメ。
清秋祭での、途中からヘカテーが乱入してくるサイキックバトルの面白さもすばらしかったですが、今回の駆け引きを含んだバトルも、実に面白くて、ぐんぐん引きずり込まれてしまいました。
作画も良かったんですが、なんといっても今回はシャナのぱんつですね!(笑)
茜色の封絶の中で、切り込むシャナ。

遠距離攻撃に対するヴィルヘルミナとの協同による空中戦。
そして、すばらしいぱんつアクション!(^_^)
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ストーリィもうまく組み立てられましたし、適度なコミカルさもありましたし、シャナのぱんつもありましたしで、もう言うこたーござんせん。
スカートを翻しつつ、臀部から突っ込んでいくシャナの勇姿には、ただただ感嘆でございましたな。
ということで、久しぶりにシャナが一番可愛いくて一番カッコよくて、という後半でございました。
もちろん、これをサポートしていたヴィルヘルミナさんもなかなかよろしゅうございました。(^_^)
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布分身千人の包帯アクション、よろしいですなぁ、なにげに胸の形もくっきり浮き上がってましたし。(^_^)
さて、いよいよ次は壊刃・サブラク!
ヴィルヘルミナとの因縁も見ものですね。