ガマ令嬢・・・川浪葉子さん。
なんかひさしぶりに聞く名前です。
『ゴッドマーズ』と『ボトムズ』では大変世話になりました、とかそんないらんことをいくつか思い出してしまいましたけど、まだまだご健勝のようでうれしい限り。
さて、前回、あんなに苦労していた水神さまが、石油でもって一発でやられてしまう、という肩透かし。
解決方法がわかってしまうと、案外簡単に片がついてしまい次の局面に映る、というのは、水木漫画にはよくあることですので、らしいといえばらしいんですが、続いているのに、まったく別の話のような展開でした。
英国帰りの紳士が幽霊列車に乗せられて、頓珍漢な脱出方法でお陀仏になってしまう、という流れは、作中でも言われてたように
「教養だの学歴だの、なんの役にも立たない」というけっこう深いテーマが適度なペーソスに包まれていて、なかなか痛快だったところ。
昭和30年代で、教養と学歴、というと、なによりまず大手塚のことであり、定期的に収入を得られるマンガ雑誌の編集者だったり、ということもあったでしょうし、いろいろと遅効性の毒が効いてるな、と感じてしまったところ。
ガマ令嬢の方の正体は結局語られてませんでしたけど・・・、あれでおしまいかな?
デザイン面でのパロディ風味も含めて、やや残念な気もしますが。
ていうか、アニメ版・ベティ・ブープでいいのかな、ちょっと自信がありませんが。
あっけなく溶かされてしまうニセ鬼太郎、ねずみ男の体内に入り込んで脳を操作する目玉おやじ、人狼だった紳士、次々と変わっていく幽霊列車の乗客、結局は廃車の幻覚だった幽霊列車等、不気味なモティーフもけっこうありましたけど、好きだったのは、脳に入る目玉おやじかな。
カラダの中からくすぐられているような、なんともいえない不気味さがステキでした。(^_^)
次回は・・・また地獄流しかな?
9話の霧の中のジョニーがけっこう楽しみなので、その前フリがあるかも・・・。
昨日、墓場鬼太郎見ました。
鬼太郎がとにかく不気味でした。
何かこのプロトタイプの鬼太郎は、ゲゲゲとは違って悪い奴だといわれていますが、それでも妖怪思いのいい奴なんじゃないでしょうか。
確かにあの墓場鬼太郎は不気味です。朝の鬼太郎はもはや萌アニメに近くなってしまいましたが、こっちは妖怪の怖さが凄く伝わってきます。
次回も見るようにしたいです。
というわけで、トラックバック失礼します。