「壊刃サブラク。強大なる紅世の王!」
「依頼を受け、標的の抹殺を請け負う殺し屋!」
「貴様の相手はこの私、万条の仕手ヴィルヘルミナ・カルメルであります!」
ヴィルヘルミナ、かっちょえーーー。(^▽^)
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『灼眼のシャナ』は、バトルアニメでも学園アニメでも萌えアニメでもなく、伝奇アニメ、という認識ですけど、それでもバトル・モードに入ったときの面白さは、群を抜いてますね。
今回は、ほとんど全編にわたって、ヴィルヘルミナとサブラクの死闘、死闘、死闘!
茜色とは、サブラクの炎の色。
その炎の中で繰り広げられる、万条の仕手と、不死身とも思える耐久力、強大な力を有する壊刃との戦い、もう、すっげー面白かったです。
あまりにも強大な敵・サブラク。炎の色は茜色。そしてその強さは・・・。
1. 予兆することが不可能。したがって不意打ちを得意とする。
2. 初撃でも致命傷たりうるが、それにもちこたえたとしても、傷口を広げる自在法・スティグマにより、体力を消耗させる。
3. 無尽蔵とも思える剣戟の数々。
4. 本体もフレイムヘイズと互角以上に渡り合えるほど強い。
5. あたっていないのではないか、と思えるほどに強力な耐久力。
ほとんど反則級な、攻めるによし、守るによしの強大な力。
しかし万能というわけでもなく、つけいることのできそうなスキとしては、
1. 知覚範囲が1人。つまり多方面攻撃はできない。
2. 予兆のできない不意打ちによる初撃は最初の一撃のみ。
・・・今回語られてたのはこのくらいかな。
難敵を相手に、しかも悠二を抱えながらの空中戦+逃走戦。
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ロングスカートで飛び回るもんですから、足がチラチラ見える悦痴さは、前回のシャナのパンチラとは違った趣がありました。(笑)
ともかく、ヴィルヘルミナさんの、手駒の多さと言いますか、戦法の豊富さもかなり魅せてくれたところで、包帯を強い鞭のようにたたきつけたり、剣のようにつきさしたり、束ねて壁のようにしたりと、千変万化の戦いぶり。
はてはドリルにしたり、散らして爆発させたり、悠二のカラダを作ったりと、すばらしい技の数々。
いやぁ、見ててあきませんでした。ものすごい戦いでした。
しかし、サブラク曰く「一番早く体制を立て直した」ヴィルヘルミナではありましたが、それでも初撃により傷は負ってまして、どんどんその傷口が広がり、体力を消耗していきます。
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こんな必死の戦いを展開するヴィルヘルミナさんは始めてなんで、もうそのバトルモードのすばらしさに、ただただ呆けるように見てました。
今回、ほとんどヴィルヘルミナ対サブラクだったんですが、いくつか背後でも進展はあったので、そこいらへんも簡単に記録しておきます。
まず、合流する吉田一美。

悠二に会いたい一身でしたが、その途中見つけた、深い手傷を負ったシャナ。
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お互い、悠二に対する心を語り合ってましたが、とても援護に回れる状況でもなく・・・。
一方のマージョリーも初撃を食い、スティグマにより、傷口を広げられてました。

こっちはこっちで、佐藤との間で深刻な話。
「アウトローになりたいって言ったけど・・・私が死んだらどうするつもり?」
シビアですねぇ、マージョリーの手助けがしたいから、アウトローになりたい、でもその動機であるマージョリー本人がいなくなっても、その覚悟があるのか、という問いかけ。
ここまででしたけど、けっこう暗い影を漂わせてました。
ヴィルヘルミナとサブラクの戦いが激しく、かつスピーディで面白かっただけに、合間にはさまれるこういうやりとりが、ぐっと奥行きを広めてくれますね。
どんな攻撃もはね返し、ついにヴィルヘルミナを追い詰めるサブラク。
なんとか悠二は逃がしたものの、スティグマにより体力を奪われ、絶体絶命のヴィルヘルミナ、というところで幕。

時間が経つのを忘れてしまう面白さ、かっこよさで、いかにも正統的な少年アニメを見せてもらっているようでした。
こんなにかっちょいいバトルアニメって、ひさしぶりです。
暗い色相の中で展開するシチュも良かったし、過去の因縁、思惑なんかもチラチラはさまれてましたし、最高ですね。
今回、蚊帳の外だったシャナも次回、参戦のようですし、予告のマスクが凛々しくかつキュートでしたので、来週も相当楽しみ。

あー、ちょっと興奮して、まともな文章ではなくなってますが、それくらい感動いたしました。
うん、今回はすばらしかった、の一語ですね。