「ぼくは摩央ねーちゃんが好きなんだ」
光一、サイテー。(^_^;
第2クールに入って、第1クールのときとは見違えるばかりの、若い男女の心の機微、全身を使って表現される、時に本人さえも気づいていないいろんな所作、そういった心の襞が実に繊細に描かれてまして、恋心の切なさ、悲しさ、不安、喜び、ときめき等、すばらしい演出で見せてくれてたと思ってましたが・・・ラストに来てあれはなぁ。。。
結局、結美一人が泣いて、皆、幸せになりました、みたいにも見えなくなかっただけに、かなり残酷なラストでもあったと思います。
「もう摩央ねーちゃんを傷つけたくないんだ」
それで、結美ちゃんを思いっきり傷つけたわけですか・・・なんだかなぁ。
その一点以外は、今回もいいデキだったんですけどねぇ・・・。
そんなわけで、まずその光一の裏切り行為から。(笑)
摩央とであった結美、摩央から、
「おねーちゃん卒業」
「バトンタッチ」と言われ、握手して、しっかりと抱きしめられます。
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これで、儀式が終了・・・だと思ったんですが・・・。
肝心の光一が、摩央の方にいってしまうという、裏切り行為。(笑)
ここで決着をつけて、光一も摩央も、幼年期から新しい道へと踏み出していく、そういう歩みを示してくれてもよかったのになぁ。。。。
子供の頃のピュアな気持ちを大切にしよう、というメッセージも理解できなくはないのですが、同時に人は成長もするわけで、そこでこの摩央の「おねーちゃん卒業」というセリフがしっかりと生きてくる、と思ったんですけどね。
もっとも、この段階ではあの結末になるとは知らなかったので、
「ああ、摩央ねーちゃんは実は光一ではなく、結美ちゃんを狙ってたのかー」とか能天気なことを考えてたりしてたのは内緒です。(^_^;
キャンプファイヤーで、摩央の姿を見つけて突然立ち上がる光一。
それを見てすべてを悟ってしまう結美。

そして呼び出して告白。
「ごめん、やっぱり摩央ねーちゃんの方が好き」・・・なんかひどすぎるなぁ、ここまでひきずってきて。
仮にここで結美に行ってしまったことによってできる摩央の心の傷より、ここで生まれた結美ちゃんの心の傷の方がよっぽど大きいと思います。
でも、健気な結美ちゃん、バトンタッチ、と、摩央から渡されて手で、光一に握手を求めました。
摩央に返す、という意味だったのでしょう。
・・・・こんなときにまで、そんないい子にならなくてもいいのにね、結美ちゃん。泣いてもいい場面だったと思うよ。
光一と付き合い始める以前の、雑務を押しつけられてたりしてた弱さを思うと、結美のこの失恋は、今後の人生の上でも尾をひきそうに感じさせるだけに、傷ではすまないくらいに、悲しく痛々しいものがあったりします。
まぁ、ことさら全部丸くおさまるハッピーエンドにしてくれなくてもいいんですが、その割には、結美にとって悲劇だ、というのが、きれいきれいに隠されすぎ、みたいなのが、気に入りません。
その結美を捨てて、自分の前にやってきた光一を見て、摩央・・・。

ここで叱らない、ということが、光一に対しての気持ちが本当だったこと、身のうちにある女の気持ちが、結美ちゃんへの不実よりもまさってしまっていたことを露見させてしまいましたけど・・・。
まぁ、摩央はまだいいかな、光一ほどにはひどくないと思います。一応自分の中で清算はするつもりでしたからね。

光一の行動にイマイチ納得できないのが、摩央の告白を受けてから大きく気持ちが変わってきてしまってたことで、あの辺に自主性のなさ、みたいなのも感じてしまうからなんですが・・・、まぁ、とにかく、結美ちゃん、可哀想、でございました。
あんな思いやりのねーヤツなんかスパッと切って、新しい恋を見つけてほしい・・・とは思うのですが、明日夏にはいいエールになるでしょうけど、結美ちゃんの性格考えたら、・・・やっぱりかわいそうです。
勇気をもらった、といって、いい思い出にはしようとしてましたけど。
とまぁ、この一点に不満はありましたが、それ以外はなかなか良いエンディングでした。まずは、もうひとつの柱、一輝の恋から。
突然約束を破ってしまい、逃げてしまう、瑛理子。
明日夏の気持ちを知ってしまい、自分が同じ人を好きになってしまう恐怖・・・。
好きになる、というその気持ち自体への不安、そしてその好きな人に自分がどう投影されているのか、という思い。
そういったもろもろすべてのことが
「こわい」・・・の一言で表されていました。
うん、瑛理子の触れるだけで壊れてしまいそうなくらい、繊細な、切ない恋心・・・けっこうグッときたところ。
ブランコに乗っていたところを明日夏に見つかってしまうのですが・・・。
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このときの、膝から脛にかけての肌の柔らかさが、とっても感動的でございました。
瑛理子は、胸のヴォリュームでは明日夏に完敗ですけど、その繊細な心とよくまわる頭、そしてこの脚部の魅力は、明日夏以上ですね。
明日夏の方は、しっかりと友人として一輝を見れるようになっていたようで、こっちの3人は、しっかりと成長していますね。
というわけで、光一ルートがかなり納得できないものになってたこともありまして、こっちの一輝ルートの方はうまくまとまったように思います。
ようやく屋上に瑛理子を発見した一輝は、
「逃げても逃げても追いかけるから」と、ステディ関係になってなかったら、かなりあぶないストーカー発言ではありましたが、瑛理子に足りない、関係を力でひっぱっていってくれる行動力、それがしっかりと見える発言でもありました。
好きあっていれば、この発言も、想いの深さですから、かえって頼もしく、逞しく感じているのではないかなぁ、男性視点かも知れませんが。
そんなわけで、こっちのキスシーンは、良かったなぁ、と思いつつ見てました。(^_^)
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というわけで、ワタクシの脳内ヒロインは最後にきて、瑛理子さんに決まりました。
一輝くん、大事にしてやろうね。
強い物言いとは裏腹に、その内部にはとってもデリケートな感受性をたたえてるんですから。
さて、それ以外の気に入ったシーンなんかを落穂拾い的に拾ってあきますと、まず一輝・妹、菜々。

大好きなおにいちゃんが、どうやら真剣に瑛理子とつきあっているらしい、と察知して、この表情。(笑)
えーと、本当に兄に恋していたんですかね、この娘は。(^_^;
まぁ、スポーツマンだしなぁ、それに近い目で見ちゃうのは仕方ないかなぁ、原画のささやか暴走みたいに見えなくもなかったですけど。
祇条深月お嬢さま。

可愛い化け猫になって耳をピコピコ動かしてましたけど・・・全然怖ないやん、これやったら。
むしろ抱きつかれてしまうんじゃないかなぁ、なんて思ってしまったり。
どうでもいいですけど、ホラーハウスに訪ねにいくシーン・・・横にいた半魚人みたいなのって、ダゴンですか?(^_^;
前回、突然のフラグ立ちを見せてくれた恵と柊・・・まさかこうなるとは思いませんでした。(笑)
もう絵に描いたようなツンデレ発動でした、栗生恵嬢。
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規律規律といってますけど、この娘も、情は深そうな感じです。
木津千里さんというより、銭形巡に近いのかな、とか思ってしまったり。
さて、ラストを飾るのは、もちろん、メイドな川田先生。

まさか今回もやってくれているとは思わなかったので、感動いたしました。(^_^)
それにしても、高校2年生の教え子の前でくるくるっと回って見せたり、完全に勘違いしているようです、この先生。
うれしいのでもっとやれ、といいたいところですが、最終回なんですよねぇ、残念なことに。
とはいえ、ラスト2話でとんでもないプレゼントを用意していただけましたので、嬉しゅうございました。(^_^)
ということで、簡単に総括。
ラストの光一ルートで若干の不満はありましたけど、第2クールに入ってからの、心の機微を些細にすくいとってみせる、芝居の数々、コンテ、演出のデリケートな見せ方、そのあたりには大いに満足しています。
学園モノなので、それほど派手な展開はなかったですけど、心の動きを人物の動作でどう表現するか、という点では、おそらく今期放映作品中、最高のものだったと思います。
残念なことに、作画がついていってないことが多かったので、トータルで見て一番、とはいえませんが、佳作だったのは間違いないと思います。
ということで、学園モノの正統派に近い感覚で楽しませていただきました。
レビューをアップした時には怒りが収まらず、いろんなブロガー様のコメントで怒りをぶちまけてしまったのらりんはうすです。ちょっと反省…
悪い作品ではなかっただけに結美がバッドエンドとは驚きました。結美はゲームの「顔」でもあったわけですから、何のフォローもなかったのはやっぱり残念ですね。
アニメキミキス最終回、レビュー記事はこれまでで最高の数でした。
手厳しい意見から寛大な意見まで様々。
その中でもかなり共通していたのが
「公園で一人の結美」
のシーンの記述。
正直私も一番こたえたシーンでして、よりによって思い出の公園に一人はあまりに切なすぎるラスト。
だって次の日転校ですからね。何にもフォローがないまま終わってしまいましたしね。
これに「忘れないで」が流れるんですからキツイのなんの…
アニメより切なかったのがアニメHPでのキャストコメント。
日野君と涼ちゃん、あみっけに同情してしまいました。
P.S
TSさんが記事で実に鋭いご指摘をされてます。(http://hibizakkan.blog.shinobi.jp/Entry/329/)
SIZさんは24話レビューのほか総括記事も掲載されてます。
(http://danceofeternity.blog76.fc2.com/blog-entry-974.html)
(http://danceofeternity.blog76.fc2.com/blog-entry-975.html)
TB、コメントありがとうございます。TBの方はいつも送り返しているんですが、どうもFC2とAmebroは相性が悪いのか、反映しませんが、読ませてもらっています。
公式サイトでの声優さん達のコメントは事前に読んでましたので、見る前にだいたいの見当はついてたので、それほどはらわたが煮えくり返る怒り、とまではいきませんでしたけど、ドラマトゥルギーとして見た場合、あきらかに一貫性が欠けてた、というのは感じたところです。
というのも、一輝サイドの話からでも、妹の菜々のストーリィからでも、幼馴染ではなく、新しい出会いを選び取っていく、みたいなテーマが見えてましたからね。
その意味で、摩央が光一でもなく、甲斐くんでもない方向へむかっていく、というのはテーマに沿ってたように思いましたし、甲斐くんが失恋をひきずるでもなく、自分の未来を選択していく、というのもそのひとつだと思えましたし。
一人、光一だけが逆流しちゃったんですよね。
思うに、この展開は途中で変更があったのかな、と思っています。あきらかにここだけ浮いてますしね。
シナリオ制作時期と逆算される時期に、多方面のメディアミックスが展開されだして、現時点では違いますが、そこでの一番人気がその頃瑛理子と摩央ねーちゃんっぽかったこと、それで、変更が行われたのかな、という推測しています。
私自身は上にも少し書きましたが、全て丸くおさまるハッピーエンドでなくても、ドラマとしてのテーマ、あるいは一貫性があれば悲恋で終ろうが、ヤンデレ殺戮エンドで終ろうが、わりと納得する方なんですが、この最終回の光一ルートに限定しては、それがなかったですから、ちょっとどうだったかなぁ、と思ってしまうところです。
ただまぁ、このルートが強烈でしたので、目を奪われてしまいますけど、それ以外の細やかな描写は、秀逸なものが多かったですから、たしかに光一ルートは欠陥だったような視聴感になってしまいましたが、映像表現としては、むしろ肯定的にとらえている方です。






















