録画してたの忘れてました。
なんとも不思議な世界、不思議な造形だったんですが、妙に既視感のある風景、キャラクター。
大阪時代の手塚SFのようなタッチ、キャラクターと、70年代松本零士SFにでてきたような社会階層、そして極度にサイパー化してしまった世界。
地下から脱出して、みたいなモティーフがありましたので、あれなんか最近のグレンラガンの出だしみたいなところもありましたけど、世界観の徹底、という点ではこっちの方がより練られている印象です。
記憶のデータ化、肉体の即物化で、攻殻あたりの連想も入りますが、キャラクターが極端にデフォルメ化された信号状態ですので、画面からはその共通性はあまり感じません。
とまぁ、モティーフや構成設定の類は、いろんなSF要素がごちゃまぜに入ってきている感じでしたけど、極度に属性信号状態になっているシンプルなキャラクターの造形が、あまりそういう関連性を感じさせない効果を出してます。
とにかく奇妙な味わいのある第1話でした。
造形のシンプルさ、ということもあってか、アクションシーンでの動きは実に派手に動いてまして、人物だけでなくいろんなものが動く動く。ただそんなに長くは続きませんが。
物語に関してはまだ始まったばかりでなんともよくわかりませんでしたけど、記憶をデータ化してやりとりする中で、記憶がなくなっているカイバ、という存在をどうとらえるか、あるいはそのボディにあった示唆性に富む記号が、そのボディになにかの秘密性みたいなものを付与している、しかしそれが売買の対象になっていたこと、この辺がポテイントなのかな、まだあんまり整理できてませんが。(^_^;
社会意地をしようとする体制と、その中で儲けをたくらむ勢力、謎の組織・・・。
カイバとポポ以外の人物もまだはっきりしなかったのですが・・・。
途中で出てきたあの大阪弁の兄弟は、この世界観を説明するためのもの、でいいんですよね?
まさかアレがレギュラー化するも思えませんでしたが。
ともかく、予想以上の奇妙さでした。
今後の展開を待ちたいところですけど、・・・設定説明はたぶん今回で終わりでしょうなぁ。。。