アリソン編の終了と、リリア編のスタート。
見終わってまず思ったこと・・・桑島さん、すげーなぁ。
話数を分けて出てくるのなら、まだ印象の度合いも時間差があるので影響は少しは薄くなるのでしょうけど、同じ話の中で、少女時代のアリソンがいて、それを継承するわけですから、相当難しいと思うのですが、かなり水樹さんの声質に近づけてました。
水樹さんとは声質が相当違うと思われるだけに、最初この配役を聞いたとき、かなり無理があるんじゃないかなぁ、と感じてたんですが、桑島さんの技術を過小評価していたようです。
『ソウルイーター』のメデューサ、『マクロスF』のナナセ、『カイバ』、そして本作のアリソン母と、相当違う役どころを自在にやってらっしゃる感じで、あらためて感心しているところです。
作画も今回は、エフェクトとか、微妙な影の表現とかが丁寧で、とっても綺麗に仕上がっていました。
きらきら光に輝くアリソンの金髪も、描線と色の配置だけでうまく見せてましたし、コンテのタイミングともども、いい演出だったと思います。
シナリオも、会話のタイミングをうまくはずしたりして、いい按配だったんですが、原作ではどうだったかなぁ・・・ちょっとそういう細かいことは忘れてしまってるんですが・・・。
アイカシアがヴィルに話を切り出したときの「ただし・・・」
アリソンが病院で名前を呼ばれるところ。
だいたい前後関係で状況はわかるつくりにはなってましたけど、あえて描かない、というのは、物語に詩情みたいなものが漂ってきますね。
もっとも、1話の中で娘・リリアが登場するところまでやってしまいましたから、おめでたをはっきり言葉でいわなかった効果はそれほどでもなかったかな。
アリソンの姓にシュルツが入ってたので、籍には入ってたんでしょうけど、そういうところを省略してたのも流れとしてはよかったですね。
ただ省略されてたので、「することはしてたんだなぁ」という感想も少しわいたことは事実ですが。(笑)
「愛してる」のセリフも実に効果的。
今まで朴念仁の描写が多かっただけに、ヴィルの心情が迫ってくるようでした。
猫舌の見せ方なんかも、隠しているけど、全然隠してない、みたいで、ほほえましいつくりです。
NHKくささ、ととれないこともなかったですけど。
ということで、リリア編スタート。
話数展開見てますと・・・メグ編も入るのでしょうか。『メグとセロン』は読んでないので、まったくわかりませんが。(^_^;