いやー、めでたい。(^_^)
最初に買ったのは、第2巻が出たときだったかなぁ。イラストに騙されて、っていう口でした。第1巻が出たときに既にかなり挿絵にひかれてたんですが、どうやら全2巻らしい、と、その頃噂があったので、ちょっと待とう、と思い、2巻が出てから買ったわけです。(その後、続刊されて、現在4巻まで)
はっきり言って、ラノベは「連帯惑星ピザンの謎」の頃からイラスト買いしてまして、けっこう痛い目も見てるんですが、(あ、クラジョー・シリーズがそうだ、ってわけではありませんが)この銀盤に関しては、鈴平氏のイラストも素晴らしいけど、内容も決してそれに負けてない、面白い内容でした。
全体のプロットって言うより、個々のキャラと競技シーンの見せ方が実にうまい。一応、これ書かれた段階では、新人さんで、これがデビュー作らしいんですが、ちょっとそうは思えないほどうまい。フィギアスケートなんて素材は、文章で表現するのは無理がある、と先入観としてはあったわけですが、難なくクリアしてる感じです。特に、第1巻ラストの「ウェイトレス・プログラム」、こいつは圧巻でした。実際見てみたいと思いましたもの。
ただ、動画がしっかりしてないと目もあてられないだろうから、アニメ絵で見たいなぁ、と思いつつ、ちょっと無理だろうなぁ、という気もかなりありました。従って、アニメ化決定と聞いても、実は嬉しい反面、不安もかなりあります。タズサやリア・ガーネットが見れるのは嬉しい、でもウェイトレス・プログラムはしっかり動画で動かしてほしい、というそんな気持ちなのですよ、ああどうなるのかなぁ、どきどき。
簡単にあらすじなど。
[第1巻:16歳の美貌のスケーター、桜野タズサ、そのへらず口が禍して、マスコミには嫌われ者。トリノ五輪の予選を目前にしたある日、そのタズサにカナダ人ピートの幽霊が取り付いてしまう。巻末のウェイトレス・プログラムの描写は神業。]

[第2巻:マスコミと世論の全てを敵に回して、いざ、タズサは世界の舞台へと向かう。ロシアの天才少女リア・ガーネット、アメリカの性悪女ドミニク、イタリアの美少女ガブリエラ。タズサの華麗にして狡猾な戦いが。ピートと一緒に始まる。14歳の天才少女、リアとの食事、高級ホテルへのおさそいは、もうどっきどき。これもライト百合の一種?]

[第3巻:17歳になった、孤高のプリンセスフィギュア・桜野タズサ。ひょんなことからペアに挑戦することに。相手はアメリカ人の19歳、オスカー・ブラックパール。相変わらず、ドミニクと狡猾な戦いが続く中、タズサの乙女チック回路が暴発寸前。はたしてタズサの恋の行方は?]

[第4巻:桜野ヨーコ、12歳。ノービスクラスのスケーター、でもまだ1度も優勝したことがない。それなのに偉大なる姉・タズサのために、マスコミの注目はいつも一番。ライバル来夢との力の差ははっきりしているのに、なんとその来夢がタズサの指導を受けに来たもんだから、ヨーコの心中は穏やかではなくなっていく。]