キッズ組+原作未プレイ組。
第1話で、星来がフィギアだったり幻想だったりと、意識の境界をうろつくような描写でしたけど、今回、拓巳くんにとって、現実の境目がわからなくなってくる、という展開になってまして、この妄想の見せ方、テーマとしての捉え方にけっこう引き込まれます。
サイコホラーみたいな位置づけでいいのかな、ともかく、ラストで優愛が言っていた、「予知能力」「将軍とは自作自演」というあたり、そこで切れたのでそれが真実なのかどうかはまだ判断できませんが、すこぶる心理的な重圧感をもって迫ってくるところがなかなか面白いです。
特に、優愛にせよ、梨深にせよ、客観的な描写というより、かなり拓巳の目を通して描いているようなところがあるので、事実と妄想の境目が渾然としている、というのがいいですね。
第1話では、吉野さんのしゃべり方がけっこうイラついたんですが、この常軌からいささかはずれた視点で、かなりの主観を交えながら進んでいくストーリィとしては、かなりあってるな、と思い始めていたりもします。
しかもキャラはかなり萌絵の方に傾斜してますし、けっこう好きな要素が多くなっています。
とりあえず、キャラだけは回顧しておきます。
・梨深。
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このキャピッとした感じが実在の姿なのか、それとも殺人現場で見た姿がほんとの姿なのか。
両者ともに、かなりの拓巳フィルターがかかっているような表現でしたので、実際はどうなのか、という描写が待ち遠しいですね、ないかもしれませんけど。(^_^;
中の人はヲタエリ画伯。
・妹・七海。

現時点では、いちばん ブレが少ないキャラ。
家族ということもあって、妄想したくても妄想に入れないキャラ、ということかな。
もっとも、この「可愛い妹」の存在そのものが虚構の妄想、という可能性もありますが・・・。
妄想癖のヒッキー・ヲタのわりに、こんな可愛い妹が、しかも適度に兄に感心をもっていてくれる、という点で、虚構妹の可能性も少し感じてしまうのですが・・・・。
中の人、ういさん。
・楠優愛。問題の人。

ヲタに理解があって、拓巳くんを全肯定し、豊かな胸を押し付けてきたり、すべてを受け入れてくれるような母性、優しさを演出してくれてましたけど、やはり裏がありました。
拓巳くんの心が動きかけたこととか、知り合ったのが客観的にみても最近であろうこと、なんかから考えて、これはけっこう実像に近い感じかな。
ファイルを見られて、サッと表情が変わり、自分の仮説を述べだすあたり、適度に怖くてよかったですね。

彼女がどういう情報を求めて接近してきたのか、まだはっきりとしないところもありますが、
「予知能力」「自作自演」ということを持ち出してきたあたり、迫力がありました。(^_^)
中の人は、たかはし智秋さん。
ということで、グラフィック的には美少女アニメ、内容はサイコホラー、みたいな感じで、すこぶる快適、というか趣味にあってます。
先行地域から激しく送れてますが、存分に楽しめそうなんで、記録はしっかりと残していく予定。