シュタインの狂気イメージ、霧の中を歩き、夢とも幻ともつかぬ、デスサイズ、マリー、メデューサのイメージと次々出会っていくさまはなかなか秀逸。
霧の幻想状態が、頭にかかったもやをも暗示してましたしね。
その情景のあいまいさが、現実とも夢の中とも違う、あいまいな領域を表現してくれてましたし。
やっぱりシュタインの狂気がモティーフになると、美術背景とかが俄然生きてくる感じですな。
そしてもうひとつ、そのシュタインを誘う、魔女メデューサの少女ヴォイス。
メデューサが話の中心に来たとき、毎回書いてるような気がしますが、今回も桑島さん、最高。
かわいらしい少女の姿を見せながら、その顔の下に死よりも怖い毒を隠し持っている妖艶さ、美しい恐怖、そういったものが、愛らしく語られる背後にしっとりと迫ってくる、可憐な魔性、そういったものが声にしっかりと乗っていまして、なんか聞いているだけでビンビン伝わってきますな、魔女メデューサの特性が。
今回はこの2つに尽きるのですがねその他、面白かったところを落ち穂拾い。
・メデューサ陣営。
エルカ、フリーがすっかりメンバーとして描かれてましたので、陣営というスタイルが強調されてきたもよう。
とはいっても、アラクノフォビアのような一枚岩って感じではなさそうですが・・・
・魚を焼くブレア。
メデューサとは別の意味でかわいいかったです。(^_^)
・椿ちゃんの胸。
なんか今回、ちょっとうれしいふくらみでした。それだけですが。(笑)
・シュタインの少年時代。
こっちは半場友恵さん。『GGG』の命ちゃんですね。
シュタインに語りかけてくるメデューサの誘惑の言葉。
「偽りの皮膚を脱ぎ捨てて、肉体の引力に身を任せろ」・・・感覚的で良いセリフでした。
そしてそれにたいして「それは魔女だ」といって制止する半場シュタイン。
シュタイン自身だとして、幼年期なのか、別人格なのか、はっきりしないあいまいさのままさまよわせる演出なんかもよかったですな。
狂気の相には、こういう静かなあいまいさが常に流れているもので、その意味でもシュタインの描写らしかったところ。
・この辺の原作はまったく知らないので、次の展開がどうなるのか、普通に楽しみです。
ブレアに久々の出番があって、ちょびっと嬉しかったです。
ぜひ次は入浴猫でお願いしたいですな。
テーマ:SOUL EATER -ソウルイーター- - ジャンル:アニメ・コミック