フルイチ君の変貌ぶりに驚きました。
今までハルを見つめる視線が、少しずつ険しくはなってはいたものの、今回、アキユキと再会する前から、ムシケラ使いに対して「卑しい人間だ」と嫌悪感を隠さなかったり、ハルに対して
「待ってるの、好きだろ」
「女はすっこんでろ」
・・・と、かなり攻撃的な口調で言ってましたので、今までたまってたものが、一気に胸の中から決壊してあふれてきた、って感じでした。
しかし、フルイチ・・・あんまりハルに対して恋情的なそぶりは見せてなかったのにね。
ということで、今回はハルの出番が多くて、たいへん良かったです。(^_^)
主人公の幼馴染だし、恋人だし、ハルがヒロインでいてほしいんですけどねぇ・・・。
ハルが状況に翻弄される少女なのに対して、ナキアミはその出自も含めて運命に翻弄される少女ですから、立ち位置としてはナキアミがヒロインというか、女性側の中心人物、という扱いになるのはわかるんですが、ハルの方がルックスもいいし、「人として」の少女の存在感があるし、けなげだし、いろんな意味でハルの方がはるかにひきつけられます。
後半で変わってくるのかなぁ・・・。
ともあれ、橋の上でのハルとの再会、変わってしまったフルイチの熱情に浮かされたような敵意、そういったものがいろいろとせめぎあってアキユキにふりかかってくる、良い情景でした。
あそこで、ナキアミが追いついて関わってきて、プチ修羅場状態になるのかな、と少し期待したんですが、そんな萌えラブコメみたいな展開にはなりませんでした。ちぇっ。(笑)
腕章を返そうとして返せなかったハルの想い、上官から頬をうたれた痛み、もっと深いアキユキと語らえなかった痛み、いろんな感情が切々と伝わってきましたし、やっぱりハルが「恋人」として立ち回ってくれているときは、本作、名作になりますね。
今回は、ハルが可愛いかったし、健気で切なかったし、信じることと、現実とのギャップの差なんかも見せてくれましたし、とっても良かったです。
雷魚とかっていう、新キャラが出てきましたけど、背中になにやら背負ってたせいで、胴体の真ん中から首がのぞいているような変わったデザインになってました。
・・・ウルトラ怪獣のペスターかと思ってしまいました。(^_^;
次回はまたザンパニ号に戻るみたいなんで、ルックス面では、今回ほどには期待できないかな。(^_^;