MBS組、ということで、先行地域とちょうど1週遅れなんで、先行地域は既に次の2年時合宿も終わっているようですので、簡単に・・・。
梓、経験者だったんですね。
楽器の場合、経験者かどうか、っていうのはけっこう重要で、たしかにギターくらいですと、十代後半からでも間に合うことはありますが、小4からしている、という梓がうまいのは当然ですね。
しかし、その梓が感動したと言い、実際弾かせてみると梓と同レベルにうまかった、という唯に関しては、いままで練習とかで苦労していた描写が最初の頃を除いて少ないので、あんまりそのへんの、楽しくて一生懸命やってたら、高校入ってからだったけど、うまくなった、というのがかなり薄いですね。
そういう描写がなくもなかったのですが(試験中にギターを弾いていたこととか)、そっちがメインではないので、あんまりそういった好きで上達したっていう印象がうすいです。
作品としては、たぶんそっちの方に主眼がないからだろうとは思いますが・・・。
ましてや、「一人一人は欠点もあってイマイチだけど、4人とそろうとどうしてこんなに良い曲になるんだろう」というのは、フィーリングだけで片付けていい問題ではない、と思うんですけどね。(^_^;
つうことで、見ていた目的、音楽によってつながる心、という感性が、やや物足りなかった今回でした。
反面、梓や澪、唯なんかのキャラクターはよく描けてたと思います。描けすぎてた、というべきかな。(^_^;
合奏の楽しさ、なんかですと、気がついたら朝になっていた、なんてのを十代前半の頃に経験しているので、もう少し、そういう熱病のような音楽の魔力も見せてほしかったです。作品の方向性とはかなり異なるのはわかりますが。
とはいえ、概ね満足はしています。
音楽の魅力や、音楽によってつながる心がちゃんと描けていても、人物の描写や魅力がうすっぺらな音楽系アニメ、ってうのも過去にありましたので、それならば、音楽の魔力が削られてでも、キャラの魅力を見せてくれる方が数段良いですからね。
そっちの観点では、澪だけ冷静に全体を見てる、というあたり、真ヒロインであると同時に、物語の中の芯、という点があらためて強調されてました。
ややバランスを欠きつつあるような気がしなくもないですが、澪、好きだから、結果オーライ、ということで。(笑)
次回、また合宿で、悦痴いシーンが多いそうなんで楽しみにしておきます。