アトリ復活。
ミホといかにもな、仲良しさんぶりを見せてましたので、あきらかに復活して暴れまわる伏線だと思ってましたけど、予想通りそうなりました。
今後、ミホとどういう関係になるのか、けっこう楽しみです。
ミホとの交流を出してきたのですから、15年後のミホともなんらかのつながりがあるのかもしれません。
残りの竜騎兵達もいろいろと動き回ってまして、物語が複線化してきました。
こういうのって、話にふくらみが出てくるからいいですよね。
前半では、カラスとそれ以外、という図式が少しずつこなれてきたようです。
クイナについては、前回削られたところに金属性のマスクをしてましたが、あれはもう再生しないみたいですね。
素粒子によっては再生するのかもしれませんが、クイナは扱いを知らないみたいですし。
ただ、その相が、かなり無機的な感じがしたのに、器官としての機能については影響がなさそうでしたので、内実というのはあんまり関係ないように見えます。
ここいらへんは、もう既に語られたこととして処理されてしまうのかなぁ、けっこう興味あるんですが。(^_^;
コサギは・・・アトリの復活をいち早く見破ってましたけど・・・なんかえらく可愛い性格になってきつつありますね。
まだ好戦的ですから、可愛い、というのとはちょっと違うかもしれませんが。
あと、トビとカラスは今回顔だし程度ですか?
トビはちょっと面白そうなことしてましたけど、子供の目には「手品のおにいさん」なのかなぁ。(笑)
函館世界側では、篠原の側の描写が少ないので、なんとなく自分の利益のために危険なことしてる悪いヤツ、くらいにしか認識できないのですが、その利害関係をもう少し丁寧にやってほしいところです。
今後出てくるのかもしれませんけど、これだけ緻密に描写してきているのに、そこらへんが抜けてるので、どうも人物像がうすいように感じます。
経済的利益と、自身の会社を通じた名声、みたいなものはぼんやりと見えてきますが、内田らの言う危険性に対する認識がうすいとしても、なんかそれだけでは強引すぎる気がするんですけどねぇ。
他の作品なら、あの程度でも十分なんですが、本作は、細かいところまで凝ってるので、悪いヤツの描写ももう少し丁寧にお願いしたいです。
一応主人公のハルカ。
よくわかってるいい娘、なんですが、小2の時の記憶って、さすがに覚えちゃいないでしょう、普通に。
ここで大事なのは、引っ越したのがハルカの側だ、ってこと。
出ていく側には大きな変化なんで印象も強いけど、留まっている方は変化が少ないので、印象はうすまります。
わたしゃ何度も転校したことがあるから、わかります。(^_^;
まぁ、お母さんの方は覚えてたみたいだし、ハルカって、あんまり勉強してる風でもないのに、けっこう頭はまわる方みたいですから、理解はしてたようでしたけどね。
それにしても、毎度のことで、第1話からずっと変わらないのですが、美術がすごいですねぇ。
今回の、あの路面電車の駅で、懐かしい顔を見つけてハルカが近寄っていくところ、あまりに背景が綺麗なので、ほーっ、と関心してしまいました。
ハルカの、現在の「場」を確認して、今回は一応了。
次回、ハルカが再びラクリマへ行って、大きく動くようです。
ふむ、どういう変化が起こるのか、期待したいところです。