ルシル、フェリスの恐るべき過去と、その両親の秘密。
「愛」を知らない妹フェリスと、「愛している」という兄ルシル。

ただ血の宿痾に従って兄妹を鍛える両親。
けっこうぞくぞくする展開でした。
それについて気になったところ、いくつか。
・両親は兄妹婚?
・・・比喩でいったのか、それとも違う事例を出したのか、一言だけだったので判断しかねますが、優れた血の継承、という点を考えるとけっこうありそう。
・ルシルの愛。
世間で言う「愛」とはかなり違うもののように見えますが、額面通り、今のところは見ておくべき、かな。
・イリスのギャップ。

上の2人に比べて、ギャップを強く感じるイリス。
これはイリスに才能がなかったので普通に育てられた、ということか、それとも血縁ではないのか・・・性格が、幼いということを考えてもかなり違うので、けっこうギャップを感じます。
・ルシルの制約。
ローランドから出られない理由があるのではないか、と見ていたライナですけど、たぶんあたってるんでしょう。
だとすると、この血の宿痾と関係があるのかどうか。
ともかく俄然物語に深みがでてきました。
ライナが老執事と思しき人物に、フェリスが何年苦しい訓練三昧の日々だったかを聞いていた、という勘の良さを見せてましたので、ルシルの制約についても、案外正鵠を射ているように見えますが・・・。
まるで調教師の母。

中の人は伊藤美紀さんでした。
その母の下で4年前まで続いていた、容赦のない訓練の日々。
「愛」を知らず「喜び」を知らず、罵倒され続け名から繰り返される修練の日々。
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しかし、この発育した肢体は、14歳前後のものとは思えませんな、上背も既に相当あったようですし。(^_^;
訓練というより、エロい調教というか、お仕置きというかの徴候で、見ている側としては、たいへん嬉しい練習風景でした。
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実際、胤を仕込もうとした描写がありましたので、悦痴な調教だったのは確かなんでしょう。
できれば母親の方ではなく、父親の方がやってほしかったですが。
父の方は子安さんでございました。
それにしても思い通りにならなかったら、「女」の機能の方を利用して、みたいな感じで、かなり鬼畜な親でしたな、この両親。
フェリスの無類の強さと、そこに到達するまでに見てしまった深い闇・・・。
後半のポイントになりそうで、楽しみ楽しみ。
一方、コメディパート。(笑)
フェリスとライナのじゃれあいを「ミルク・ヴィジョン」で見て興奮するミルク・カラード。
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こういった闇とコメディの部分のはめこみバランスがなかなか良いですよね、本作。
続いて幼女パート。
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ククとイリス・・・良い感じでおじゃる。
ククの出番はもうそれほど多くなさそうですが、こんな風にスポット的に使っていただけることを希望しておきます。
キファ、衣装を代えて、新たな出陣。
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ミルクと同じようにライナを見つめているキファ、同じように外からの手によって運命をもてあそばれているようなのに、この明るさの違い。
どういう局面で再会するのでしょうか。
短パンになってしまったのは、個人的にややマイナス。(^_^;
フェリスが既にスパッツぽいのを着用しているので、仕方なくのヴァリエーションかなぁ、まぁ、大腿部が遠慮なく鑑賞できる、というメリットの方をとっておきたいと思います。(^_^)
誕生会のパーティを伝えに来て喜びのミルク。
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しかしその背後で仕組まれたこと、このすぐ後で起こるであろう失意、そういった影が色濃く出てました。
こっちも、笑ってばかりではいられない、という局面になってくるんでしょうね。
いろいろと暗い影が降りてきて、好みの方向になって参りました。
コミカルな団子娘のかっこうを回顧しつつ。
