ざくろのエピソードはひとまず中断して、今回はどんどん利劔に惹かれていく薄蛍の物語。
ニンゲンにおびえる薄蛍の前に立って歩き、目をあわせないようにする配慮。
無口だけどとっても優しい軍人さん。
女子視点での理想像の一端・・・なのかもね。
そんな利劔に心がどんどんひきよせられていき、自分の気持ちにドギマギしてしまう薄蛍、乙女チックで可愛いかったですね。
接触テレパスな能力を持ち、それについて恐れたり、嫌悪したりすることなく、しっかりと手を渡して、心を読ませる利劔。
よくあるESPものの、凡人と超人との間の軋轢なんかとは、まったく違う風景でございました。
ただ、接触テレパスと言っても、薄蛍の側では、感知するだけなので、その念の量が大きすぎると、逆に中に流入してしまう、という諸刃の剣でもあるわけです。
ここが「テレパスとしての万能さ」をある程度セーブしていて、良い物語になっていたのではないか、と。
まぁ普通に利劔さんの淑女の扱い方のカッコよさ、スマートさにほれぼれしてしまう展開ではありましたけどね。
「無口だからその方が助かる」なんて、言ってましたし。
ゲストキャラとして、折屋の女主人と、鬼っ子の麦がでてきたんですが、この麦が野中藍さんのきゃわいい声で、見た目い以上の可愛いらしさを出してくれてました。

事件の背後に、またもやざくろを狙う影が見えましたが、狙っているのはざくろだけで、他の者達にはそれほど関心がなかったもよう。
これがこの話の裏側の軸なんでしょう。
刀の魔力にとらえられて、麦に斬りかかり、あげくに利劔の手にケガを負わせてしまう薄蛍。
このときの、魔にとらわれた目と、泣きながら治療をする顔、対照的で良かったです。
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うん、可愛いよ、薄蛍。
次回は、双子と丸竜くんのお当番かな。