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前回を受けて、マミとキュゥべえによる、魔法少女と魔女の説明から。

魔法少女がどうやって生まれ。何と戦うのか。
マミとキュゥべえによって語られたことを振り返ってみますと、まず、魔法少女。
・キュゥべえによって、なんでも一つだけ願いが叶えられる。
・その願いと引き替えに、キュゥべえが魔法少女にしてくれる。
・魔法少女は魔女との戦いを義務づけられる。
・その魔女との戦いは、死と隣り合わせの危険なものである。
絶望や悲しみをもたらす魔女を退治することが、魔法少女の務め、だが魔女は人には見えず、奥深いところにじっと隠れている、ということ。
そして魔女と魔法少女の対立軸。
・願いから生まれた魔法少女。
・呪いから生まれた魔女。
ところが、この対立軸のさらに下に、魔法少女同士でも、魔女退治の見返りを求めて抗争があって、ほむらがまどかを狙っていたのも、まどかではなくキュゥべえが目当てで、それはまどかを魔法少女にするのを阻止するため。
・・・だいたいこんなところだったんですが、魔法少女の説明がマミとキュゥべえ側からのみもたらされていたこと、
まどかがほむらに対して「ほんとに悪い子なのかなぁ」と感じていたこと、
マミの態度がときどき上から目線の時があって(学年が一つ上なのでそのせいかも知れませんが)ちょっと冷たく感じることがあるなど、ひょっとしたら、この敵対関係って、将来逆転するんじゃないだろうか、なんか不安もありますね。
マミが自殺しかかったOLを助けたり、ほむらが攻撃たところを救ってくれたのは確かなので、魔女側とか、敵対する、とかっていうのは、現時点では考えにくいですし、思わせぶりなだけで、そっちへは行かないようにも思うのですが、どうも2人の表情を見てると、マミとキュゥべえによって語られた以上のことが、背景にありそうな気分にさせてくれます。
さしはさまれるカットにも意味深なものが多くて、提示されている情報をどこまで心にとどめておくべきか、かなり悩ましい、それゆえ感じるだけでなくあれこれ予想する要素も提供してくれる、そういう面白さは十分にありますね。
全体的にはそんなところでしたけど、場面としても、奥行きのある深いものがありましたので、そのあたりも少し・・・。
○命をかけるほどの「願い」
まどかがママに聞いたのは「命をかけるほどの」という部分がなかったので、きわめて現世的な望みが語られてました。

・役員を2人ほどとばしてもらう。
・社長に引退してもらう。
対して、さやかの考え。
・世の中には、命をかけてでもかなえたい望みを抱えている人達がたくさんいる。
・そういうのが見つからない私たちは幸せバカなんだ。
ここで、病床のイメージがはさまれてたんですが、あれって一般的な意味でそういった望を抱えている人なのか、それともさやかの関係者なのか・・・。
OPでもさやかの横に立っている男子のイメージがはさみこまれているので、奥深い設定があるのかも、と
勘ぐってしまいますが・・・。
キュゥべえが「たいていの子は二つ返事だ」と言ってたことにも呼応してますし、この辺、実に深いですね、加えて暗示的ですし。
キュゥべえにとって、魔法少女が使い捨てのアイテムのような、そういう可能性も感じるんですが、さすがにそこまではしないかな。
魔女と同様、キュゥべえも人には見えない、という共通項を持っているのもひっかかりますし。
○マジカルマスケット銃。
銃器には詳しくないので、虚淵氏がtwiiiterで書いておられたことで知ったのですが、第1話での、マミが銃で一世射撃していた場面。

あそこは、マスケット銃が単発だったため、そういう描写になってしまったとか。
でも、そういった情報を頭に入れて見てみますと、前回同様今回も、あの無数に出てきたマスケット銃の描写のうまさ、面白さがバシバシ伝わってきますね。
そのあたりを中心に、今回、マミの色っぽさが目立ったバトルを回顧しておきます。
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まず単発で発射されたマスケット銃、その後、棍のようにして振り回した後、サッと投げ捨てて、つぎは魔法で、次々と召喚。
帽子を一降りして現れさせたり、スカートから取り出したり。
マミの魔女退治につきあう、というか半分見学のような形でしたので、バトルはほとんどマミ主体。
しかしそれに先だって、準備をしてきたのはさやか。
カフェで金属バットを取り出してました。(^_^;

カフェで、こんなのを高々とかざしたら、通報されそうな気がするのですが。
ともかく魔女探索にむかう、マミ一行。
ソウルジュエルという、魔女と戦うための徴、そして魔女の所在を知る宝具のようなものに導かれて、ある廃ビルのようなところへ。
そこで、魔女に心を捕われ、投身自殺をしようとしていた女性を救出。
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マミさん、肉感的ですなぁ。
お乳も中3とは思えない発育っぷりですし、太腿もぱっつんぱっつんです。
一方さやか持参の金属バットは、マミによって
さて、今回のヴィジュアル的な見せ場は、このマミのバトルだったんでずか、次々と繰り出されるマジカルマスケット銃で、使い魔を撃退しつつ、魔女(人型ではなかったですが)に迫るのですが、途中、触手にとらえられてしまい、たいへん悦痴い場面に。
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マミの肉感的なボディが、触手に捕われてつるし上げられるんですが、このとき、豊満なお乳が、重力の影響をしっかりと受けてるんですよねぇ。
・・・ミニスカは反重力スカート状態でしたけど。(^_^;
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いやぁ、すばらしかったですね、ここの胸のふくらみが、さかさに吊されたことによって、顔の方に引っ張られている描写。
マミの豊乳さが、しっかりと確認できるすばらしい場面だったのではないか、と。
もっともこの程度は計算のうちだったのか、あっさり倒してしまいましたが。
しかしここで魔女が「人とは思えない姿」で現れていたことも、けっこうひっかかりますね、なにか意味があるのか、仕掛けが潜んでいるのか。
こういったところも含めて、マミの側からだけ与えられている説明に、少し疑念がわいたりするところでもあるんですけど。
たとえば、魔女は魔法少女のなれのはて、とかね。
今回、犠牲になりかかった、お乳なOLさんも簡単に回顧しておきますが・・・。
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OLが廃ビルに入っていくとき、そしてマミ達が魔法回廊にはいっていくときと、壁にドイツ語で落書きみたいなのがしてあったんですが・・・、いかにも落書きっぽくて、全部は読み取れなかったのですが、一瞬でしたし、そんなに意味はないのかも。
『ef』のときも、似たようなこと、してましたしね、あのときは落書きではなく、背景として使ってたようでしたけど。
余裕があったらそのうち訳しておきます・・・誰かがもうしているでしょうから、それにのっかるかも知れませんが。(^_^;
その他、気になった場面を簡単に見ておきますと、まず、仁美さん。
朝、普通の人には見えないキュゥべえを通じて、テレパシーで行進することがわかり、驚くまどかとさやかの様子に気づいて、
「2人で目配せをして、目と目で語り合う仲になってしまった」と、かなりダメな方向に誤解。
さやかが「それは、ない」としっかり否定しているのに、すっかりそっちの世界へ。
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これはたぶん、その様子を見て、自分の心の中にあったことを反映させているんでしょうなぁ、仁美ちゃん。
まどか-さやか間ではなく、仁美の方に、相当な百合願望があるめのではないか、と。(^_^)
そしてもう一人、今回はバトルには参加しませんでしたが、その視線が恐ろしいほどモノを言っていたほむらちゃん。
朝、教室で見かけたときには、わざわざ振り返ってまどかを凝視。
そして屋上ではまどか、サヤカに接近しつつ、その様子を見守っているマミの視線に一瞥しながら、近寄っていく、視線の迫力。
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今回は寡黙なほむらちゃんでしたけど、存在感はビリビリ伝わってきます。
マミとほむら、まどかをとりまく強烈な外側の個性、そして背景にはまだまだ隠されてことがありそうなこと、等、第2話に入っても絶好調なドラマ構成でした。
ほむらの言っていたこと、幸せを失うかもしれない、ということ、そのことが、今後どういう形でまどかの上にのしかかってくるのか。
次回、「もう何も怖くない」・・・悲劇的な方向へはまだ進まず、タメが続く感じでしょうかね。
劇中、まどかが魔法少女のデザインを考えるくだり、エンドテロップによると、中の人が描いたそうな。

赤い色が血だまりを暗示していて、なかなかよろしいですな。(笑)
エンドイラストは、ぱにぽにの氷川へきるさんでございました。

テーマ:魔法少女まどか★マギカ - ジャンル:アニメ・コミック