第5の魔法少女、佐倉杏子、登場。

もっとも、まどかがまだ魔法少女になってませんから、魔法少女としての画面登場順で言うと、ほむら、マミ、さやかに次いで、第4の魔法少女、かな。
中の人は野中藍さんでした。(^_^)
マミの死を巡って前半はクールダウン、と言いますか、静かな進行。
そして後半、取り乱す上條くん、魔法少女になる決意を固めるさやか、魔女にとりこまれた仁美、魔法少女となったさやかの登場、そして杏子の登場と、後半は矢継ぎ早に進んでいきました。
さすがに前回第3話ほどの衝撃はなかったですが、いろいろと謎がまかれていたり、新たな局面がでてきたりで、お話がグッと進んだ印象。
まだ2回しか視聴してませんので、見落としている点があるかも知れませんが、気になった点を中心にしてピックアップしておきます。
まず、アバン。病室がからっぽでしたので、ちょっとドキッとしましたが、上條君はリハバリだったもよう。

上條君のエピソードはもう少しゆるやかに進行するかと思ってたんですが、かなり急でした。
今回の最大の見どころでしたね。
マミの死に涙がとまらないまどか。

まどかの家庭がどう影響するのか、むしろこっちの方が上條君のエピソードより進展が早いと思ってました。
でもあの目玉焼き・・・なんかとんでもない暗喩でしたね。
黄身がつぶせなかった、というあたりに、マミさんの最後を連想されるものがあったりして、ちょっと怖かったです。
そして授業風景。
![]() | ![]() | ![]() |
ほむら・・・隻眼になってます。(^_^;
まどか、さやか、だけでなく、ほむらも物思いに沈んでいた・・・ほむらの心中について、今回いろいろと想像できる素材が投げかけられたんですが、ある方向性は見えてきましたね。
・言うに言えない事情がある。(契約と関係があるのかな?)
・まどかに敵意があるわけではない。
なんかもっとありそうですけど、まだまだ素材の段階なので、このほむらが何か躊躇しているように見えるところは頭に入れておいた方が良いのかもしれません。
あと、授業、なんですが、中学2年で仮定法をやってるって・・・。
にも関わらず、先生のお話は、結婚適齢期。
「出産適齢期には医学的根拠がありますが、それと結婚適齢期を関係づけてはいけません」
「30歳になっても恋愛結婚はできるんです!」
あなた、中学生を前にして、何言ってんですか。(笑)
今回、ほとんど唯一のギャグ場面でした。
しかし先生、30歳前後やったんか。(^_^;
屋上で語り合うまどかとさやか。
朝語っていた「昨日とは違う知らない世界にいる」ということ、マミの死について、それに続いて「無理強いはできない」といって立ち去りかけるキュゥべえ。
![]() | ![]() | ![]() |
立ち去りかけるキュゥべえ、依然としてうさんくささというか、黒幕くささがぬぐえないんですが、この時点でもまだ、一応業務を淡々とこなしているだけ、という可能性も残してくれてますね。
つまりどっちともとれる、ということ。
この無表情なところと、必要以上のことを言わないため、常になにかを隠している感じを抱かせてしまうこと、この辺が、うさんくささを演出しているんですが、そう見せかけて実は、の可能性も残ってますし、とんでもなく邪悪な正体、という可能性もありますし。
今回にしても、立ち去るそぶりを見せながら、
「それを非難できるのは魔法少女だけだ」
何て、妙なトゲを2人の心に残していってますし。
こういう曖昧さが、実にうまいですね。
ただ、ほむらがキュゥべえを仕留めようとしていた、ということは、依然としてしっかり頭に入れておくべきかもしれません。
キュゥべえが「魔法少女による魔女狩り」っていってるのも、少し不気味ですね。
あえて「魔女狩り」という単語を選んでいることが。
ところで、今回、ラストの仁美とともに、太腿が嬉しかったまどか。

すみません、少女の太腿には反応してしまう体質なもんで。(^_^;
マミのマンションにいって、件のノートをおいてくるまどか、そしてほむらと出会います。
![]() | ![]() | ![]() |
このあたりに、ほむらの本来の素顔が見えているのかな。
強大な魔法少女にならなければ、普通に接していられる、という可能性。
また、まどかが、何故ほむらがマミと対立していたのかを思い出していたこともけっこう重要で、それ自体は解決されてませんけれど、その理由がほむらの隠していること、もしくは懸念していることと密接につながってくるのかも。

夕焼けの中のほむらの表情が、実に雄弁でした。
![]() | ![]() |
魔法少女の死を何度も見てきた・・・というのは、なかなかショッキングな発言ですね。
この世界ではそういう風にして、魔法少女が戦いによって散ってしまうことが普通にある、ということですから。
ほむら「向こうの世界で死んだら、死体はこちらの世界では残らない」
まどか「わたし、マミさんのことは忘れません!」
ほむら「それだけでマミは幸せ」
ほむら「あなたは優しすぎる。その優しさがもっと大きな悲しみを呼び寄せる」
・・・これもたぶん実現するんでしょうね。
そして再び上條君の病室。
ワタクシ的には、ラストの体魔女バトルや、杏子の登場より、ここの場面の方がクライマックスでした。
素晴らしい緊迫感。見事なことばのたたみかけ。
CDを聞かせて、音楽の話をして・・・。
冒頭、ナースらしき人が言ってたことを思い出しますと、この直前に告げられたんでしょうね。

前回の第3話では、オイストラフのCDを喜んで聞いていた上條くん。
ところが、今回は、なんとか元気づけようといろいろと話しかけるさやかに対して
「さやかはぼくをいじめているのか」
「ボクに音楽を聴かせるなんて」
この変化に、少年の絶望、衝撃の深さがうかがえますね。
また脚本の、言葉をつなげていくやり方もうまくて、
励ますさやかに「あきらめろっていわれた」そして魔法でもなければもうダメだ、という言葉を引っ張ってくる、これは聞いていて、うわ、ここでいくのか、と、ドキっとしたところでした。
![]() | ![]() | ![]() |
たぶん、さやかと同じくらいの年齢ですから、少年の絶望は、仕方のないところ。
こうして感情をはき出せるのも、さやかに対する甘えもあったのかもしれません。
もちろん、さやかに命をかける戦いを強要しようとしていたわけでもないでしょうし、そもそもそんなことは知りませんしね。
でも結果的に、さやかの心には、その言葉が響いてしまった・・・。
そしてそのとき、目に映ったもの・・・。
![]() | ![]() | ![]() |
病室の窓辺にたたずむその姿。

どう見ても、悪魔の使徒です。ありがとうございました。(^_^;
キュゥべえ、邪悪な悪魔か、実はそう見えるだけで本当は善意の天使か。
どっちへ舵を切っても、相当な意外性、深みを出してくれそうなだけに、この曖昧さ、ほんとに心憎いです。
あと些細なことですが、「亜麻色の髪の乙女」はピアノ曲だと思うんですが・・・別に良いのかな?
さて、まどかの方も進展がありまして、町でふと仁美を発見。
でも、その首には・・・。
![]() | ![]() |
とりつかれた仁美・・・これはこれでなかなか怖いものがございますな。
多くの絶望した人々の集会につれていかれ、その集団自殺を阻止したがために追いかけ回され、いつしか魔女の空間へ。
![]() | ![]() | ![]() |
ここ、実に幻想的な、そして魔的な空間描写だったんですが、1枚絵として切り出すと、見ようによってはグロくなってしまうので、回顧するのはさけますが、今までの魔女バトルとは少し違ったテイストで、良い情景でした。
ただあのビヨーンと引き延ばされるところは面白かったので、ラインを消したキャラ絵だけ回顧しておきます。

なんか殺されたような絵もあったんですが、幻覚だったんでしょうね。
「私が弱くてうそつきだったから」
うそつきなぁ・・・、ここもひっかかりますね。
普通に見てて思いつく事柄と、まどかがさして言っていることが矛盾しているようにも見えますが、まぁ、今は視聴直後なので、邪推はせずに、少し気になる、という程度にしておきたいと思います。
颯爽登場、第3の魔法少女。
![]() | ![]() | ![]() |
OPからかなり予想はされてましたが、さやかマギカは、剣の使い手で、近接戦闘タイプみたいです。
「青の少女」・・・みたいで、イエローなマミさんや、ノワールなほむらとはまた違ったカッコ良さ。
しかし、マミさんの最後を見ているだけに、これで青にも死亡フラグが立ったのかな、と見えてしまうのが、なんか悲しいですね。
実際、死にそうな感じがプンプンしてますし。(^_^;
救出された仁美ちゃんの太腿が、まぶし美し嬉しい感動でしたので、ここはしっかり回顧しておきたいところです。

お嬢さま、こんなおいしそうなものを隠していらっしゃったとは。
さやかのテレ笑い。
![]() | ![]() |
さやかの全身、これもまたなかなかスレンダーでよろろしいですね。ショートカットにぴったりです。
やってきたほむらに
「転校生、遅かったわね」と、少しブラフぎみに・・・。
やはりマミが目の前で死んだことに、怒りの何割かが向いているのかも、といったところですかね。
![]() | ![]() |
本編部分としては、ここまで、ですね。
空白地帯になってしまった、マミの管轄エリアにやってきた、第4の魔法少女、佐倉杏子を出してきて、おしまい。

なんか非常に好戦的な感じがするんですが・・・。
少なくとも、セーラームーン系統の、仲間がどんどん増えていく式の、新登場・魔法少女ではないですね。
既にマミさんが退場してしまいしまたから、5人そろって魔女にあたる、なんてこともなさそうですし。
それどころか、魔法少女同士でつぶし合い、殺し合いをしそうな雰囲気さえありますし。
そばにしっかりキュゥべえがついてましたし、もうこいつ、うさんくさいなんてもんじゃねーですな。(^_^;
「ルーキーのひよっこにくれてやるのもシャクだよね」
「ぶっつぶしちゃえばいいんだよね、その子」
これ聞いて、全然とめようとしてませんしね、キュゥべえ。(^_^;
![]() | ![]() | ![]() |
血で血を洗う魔法少女バトルになるのかなぁ・・・。
「魔女」の原義からすれば、あながち間違ってはいないんですけどね。(笑)
余裕が有れば、もう少し突っ込んで考えてみたい、とは思ってるんですが・・・。
個別に書くと、はずしたときのダメージがでかいからなぁ・・・けっこうはずすことの方が多いですし。(笑)
エンドイラストは、小林尽さんでした。

テーマ:魔法少女まどか★マギカ - ジャンル:アニメ・コミック