最終回。
なんか激しく遅れてしまいましたが、半年間楽しませていただいた作品ですので、どんなに遅れても記録は残しておきます。
まず、オリジナル展開がとんでもない方向に行ってしまうことをかなり懸念していたのですが、あれなら許容範囲です。
実は、バル・マスケを滅ぼしてエンド、とかそんなことも予想してましたので。
劇場版が決まりましたから、スタオペのときのような無茶はする必要はなかった、っていうのもあるでしょうけど、それでも、フレイムヘイズ対紅世の徒、という図式をしっかり残して終えてくれたことには感謝したいです。
星黎殿の奥深く突っ込んでいったシャナ、なんですが、これでもか、っていうくらいのパンチラアクション。
もう終りだからここらでドバッとやっとけ、と言わんばかりのパンツカットでしたが、どっちかといいますと、破けたニーソの方がそそられましたね、わたしゃ。
どうも最近の絶対領域ってやつは「はいてない」+ニーソになってきつつあるみたいなんですが、飛んだり跳ねたりのサイキックアクションでそれは無理でしょうから、せめて戦いの傷が見える形であらわれる、こういう絶対領域戦闘形態もなかなかにいいもんです。
そのシャナの救出を待つとらわれの王子様(・・・アレ?)悠ニくんなんですが、「器をあわせた」状態でヘカテーに取り込まれ中、そして、中に入ってきた想いに「あ、あ、あ、あ・・・」のヘカテーちゃん。
狙いすぎっちゅうか、エロすぎっちゅうか、いや、たいへんすぱらしい演出でした、ととりあえず言っておきませう。(^_^)
これってアレだね、亭主の帰りが遅いってんで、必死になって探してたら、自分よりも若い女といちゃついてるのを見つけた、新婚間もない若妻の図、みたいな感じですなぁ。(笑)
まぁ、明らかに悠ニクンが
もっとも、もう少し声が少女っぽい声だったら、ヘカテーの姿態とあっててよかったんですけどね。
一方外で対決中の2組のうち、ヴィルヘルミナとベルペオルの戦いはなかなか良かったです。
「もう少しつきあってもらうのであります」
ヴィルヘルミナ、最高。
命をかけて、シャナに目的を遂行させようとする姿・・・ちょっと感動です。
この後、無事に生還したシャナを見て「失礼するであります」といって抱きしめるシーンがありましたけど、こっちの、必死にベルペオルを行かせまいとする姿の方に感動してしまったでございますよ。
その2つの名シーン以外にも、シャナのもとへ急ぐ途中で、アラストール顕現を知って呆然としてしまう姿とか、シャナに対する愛情がいたるところにあふれてて、ヴィルヘルミナにとっても、すごくいい最終回でした、といえると思います。
悠ニを救出した後、ヘカテーが暴走して、バル・マスケはそれぞれに退散していきましたけど、最初見たときは、別に無理に顕現を入れなくてもこの余韻で終って良かったのになぁ、なんてボンヤリ思ってたのですが、それだとシャナの裸が演出できないわけなんですな。
スタッフ、よくわかってます。
うん、そのためだったら、ああいう蛇足っぽいイベントをつけるのも十分うなづけるところです。
後日譚っぽいのも、少々駆け足ではありましたが、この作品らしくてよかったです。
おっぱいアタックのマージョリーさん、恋愛少女になっちゃったオガちゃん、スタッフにすっかり忘れさられてた池くん、そして二回戦宣言の一美ちゃんと、いい味だしてました。
考えてみれば、シリーズ内でのできふできの差は多少あったものの、作画に関しては一貫して高画質でしたし、原作のテイストを原作以上に引き出してくれていたと思いますし(こう言っちゃなんですけど、原作は物語としては面白いんですが、文章はけっこう疲れる文体ですから)かなりの良作の部類だと思いました。
劇場版がどうなるのかわかりませんけど、この作画スタッフを中心にやってくれることを熱望しておきます。