豹馬対小四郎。しかも今回だけでは決着つかず。
この戦いは、陽炎、左衛門、朱絹、天膳へと切れ目なくつながってるから、この決着がつくと一気に終盤へとなだれ込むから、ワンクッション置いたってとこでしょうか。
それにしても、終盤に来てオリジナルの多いこと。(^_^;
原作読んでない人にはどうなんでしょ。普通の進展に見えてるのかなぁ。原作が好きだった人間には、ちょっとここいらへんのペースダウンがもどかしく感じてしまったりします。
終盤に残った忍者の人間模様を扱うのなら、たとえば前半部分で倒れた忍者の人間模様ももう少しはさんでいてもよかったと思う。前半、主役以外だと、弾正とお幻、夜叉丸と蛍火だけだったしね。・・・かといって、蝋斎や念鬼、地虫の人情話とかはあまり見たくないですが。
まぁ、そんな感じで前半第1クールで軽快にとばしまくってたツケがここに出ている感じは否めません。
もっとも、対決そのものは面白かった。尺としては少し短かったけど。にわか盲の小四郎と、真性の豹馬とでは、豹馬の方が上だと思わせておいて、1.豹馬の瞳術がきかない、2.かまいたちで片耳をやられて敵への対応が一つ遅れる、この辺の条件が加味されて、小四郎のかまいたち2撃目がヒットした、というところでしょうか。この見せ方は良かったと思う。
目をつぶされて、鎌を投げまくり、旋風かまいたちの乱れうち、なんとなく「気○○○に刃物」っていうことば連想してしまいました。(^_^;
甲賀方に、天膳の腰巾着、と軽く見られていたわりに、かなり強いですね、小四郎。策略次第によっては、伊賀方で弦之介瞳術に対抗できる唯一の人材だったかもしれないようでし。
それにしても、今回、女っ気がまったくなし。・・・もちろん大奥のバァさんたちは含めません。
せめて弦之介の母(豹馬の姉)くらいは回想なんだから出してほしかったところではありました。
たぶんもう萌え要素の強い女っ気は、ラストの朧までないんでしょうなぁ。陽炎の囚われシーンではそこそこ頑張ってほしい、とは思っていますが。
次回もオリジナル要素がかなり加わりそうですね。